3日に告示された41道府県議選で、無投票当選の比率が、過去最高の21・9%になった。つまり5人に1人が無投票で当選したことになる。

5人にひとりが投票を待たずに、マンセーとやらかす。

これではB級白痴国家である。最近では東京の大手メディアの愚民化が功を奏して、テレビで犬が喋ったりする。すでにバラエティにはペットがやたらと登場している。今に政治家たちがペットを抱いて政治を語るようになるだろう。いずれペットが口パクで、米国や官僚の指示を語るようになるかもしれない。どこかのコマーシャルのように。

ブログランキング・にほんブログ村へ

そのときも多くの日本国民は、へらへら笑っていて、怒らないだろう。

いずれにしても当選すれば、これで4年間安定した高収入が得られる。できるだけ人前で喋らないようにすることだ。恥をかくこともなく、次の選挙も大丈夫だ。

この国で政治家に必要なのは、中学程度の知性だ。「未曽有」は読めるようにしておいた方がいいだろうが。それからネクタイの結び方ぐらいは知っておくことだ。


(維新の党の上西小百合議員が除名処分。維新で比例当選議員である。その維新から除名されたら議員を辞職するのが筋。しかし、辞めない。飯を食うために政治家になったからだ)

なまじい知性や思想があると、議会で浮いてしまう。それだけでB級市民の反感を買って、次の選挙は危ないことになる。「テレビとは違うことを喋った。あいつはアカか」

(以下、メルマガの一部だけ公開します。

有料メルマガのお申し込みはこちらからです。
週3回(月・水・金)の定期配信です。それに、ほぼ週1回の臨時増刊号を加えています。(実質、ほぼ週4回になります)
初回お申し込みの、当月は無料です)


(無料メルマガのお申し込みはこちらからです。ほぼ日曜日ごとの、週1回の配信です)

この国ではバカになるほど、上に可愛がられる。引き立てられる。これは民間も公務員の世界も同じだ。組合でもそうである。

「政治家へのなり手不足」といったすり替えはやめることだ。国民に政治家になる気がないし、そもそも政治への関心がない。

無投票当選で面白いのは、最多が自民党でないことだ。共産党が1位で、前回から36人増えて128人も当選している。笑ってしまうが、とにかく幅広く何年もかけて網をかけておく。すると獲物がかかってくるのだろう。

2位が民主、3位が自民、公明、維新と続く。

ネットで、これなら誰でも当選できそうという意見が出ていた。とんでもない。テリトリーが政治のアンシャン・レジームに割り振られているのだ。

「県政(市政)に不満な人は共産党へどうぞ。日本なんかどうでもいい人は自民党か民主党へどうぞ。創価学会は公明党へ」。無党派の市民が立候補しても、テリトリーは決まっているので、そこに割り込んでの当選は至難の業なのだ。

最近、B級白痴国家の正体がばれたのは、AIIB(アジアインフラ投資銀行)に参加しなかったことだ。これは、関係閣僚が不参加の理由をあれこれ喋っているが、もちろん屁理屈である。米国が不参加を指示してきたので、それにしたがって参加しなかったのである。

中国が設定した、創設メンバーの申請期限の3月末までに、世界約50か国が参加を決めた。参加国は、国連常任理事国5か国のうちの4か国、そして経済協力開発機構(OECD)加盟34か国のうち18か国、東南アジア諸国連合(ASEAN)全10か国が名を連ねた。大成功である。

BRICSには、ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ共和国が入っている。現在の国連の常任理事国がロシア、中国と2か国である。将来の常任理事国候補がブラジル、インド、南アフリカ共和国と3か国入っている。

このBRICSとAIIBとは、ともに米国の凋落、ドル覇権の終焉を物語っている。

リチャード・ハース(米外交問題評議会会長)は、「解体する秩序 ― リーダーなき世界の漂流」のなかで、次のように書いている。

ブログランキング・にほんブログ村へ

「オバマ大統領は「秩序が崩壊しているのではないか」と考える人々の懸念を否定し、「世界はつねに雑然としていたし」、現在の脅威は「冷戦期にわれわれが直面した脅威とは比べようもない」と語っている。

だが、こうした楽観的な見方は間違っている。力あるアクターが増えたせいで、現在の世界の方が冷戦期の秩序よりもはるかに雑然としている。過激派の行動を牽制することに利害を共有する国も少なく、そのためのメカニズムも存在しない。

実際、アメリカの覇権は廃れつつあるが、バトンを引き継ごうとする国はなく、今後、現在の国際システムは雑然としたものへと化していくだろう。国際ルールを守るのではなく、独自の利益を重視する非常に多くの国がパワーセンターにひしめき合い、アメリカの利益や優先課題が配慮されることもなくなるだろう。

これによって新しい問題が作り出され、現状の問題を解決するのもますます難しくなっていく。要するに、ポスト冷戦秩序は解体しつつある。完全なものではなかったが、今後、われわれはかつての秩序にノスタルジーを感じることになるだろう」(『Foreign Affairs Report』2014 NO.11)

この良心的で優れた論文は、わずか4か月前に書かれたのに、早くも厳しい現実は、リチャード・ハースの先を歩み始めた。「アメリカの覇権は廃れつつあるが、バトンを引き継ごうとする国はなく、今後、現在の国際システムは雑然としたものへと化していく」と判断された国際状況は、はるかに早くBRICSからAIIBへと、すなわち米国から中国へのバトンタッチへと歩み始めた。

この底流には、同論文のなかで、リチャード・ハースが、「三つのトレンズが重なり合うことで秩序の解体が起きている」とした、次の3点が存在した。それが、かれの判断を越えた大津波に成長したことを示している。

(1)国際的パワーが非常に多くの、しかも多様なアクターに分散していること。

(2)アメリカの政治・経済モデルのソフトパワーが大きく低下していること。

(3)中東政策を含むアメリカの政策上の選択が、ワシントンの脅威をめぐる判断、約束に関する信頼性への疑問を高めてしまっていること。

その結果、「相当大きなパワーを温存しているにもかかわらず、アメリカの影響力は今や失墜している」とした。(『Foreign Affairs Report』2014 NO.11)

これは良心的な見方であった。世界は盟主なきカオスになった、と米国はいいたかった。しかし、新秩序は着実に出来上がりつつある。それは中国を中心とした世界秩序であり、BRICS、AIIBが形成する秩序である。

まだこれから紆余曲折を経て何年もかかるであろうが、世界の指導者たちは、われらの愚かで幼稚な安倍晋三を除いて、新しい世界の盟主が中国であるとの認識で一致している。

逆にそれは米・日の衰退である。とくに日本の場合は、世襲政治の劣化が酷く、この情勢裏に愚かにも中国敵視、中国封じ込めを唱えている。

ブログランキング・にほんブログ村へ

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信しております。

2011年10月1日より「兵頭正俊の優しさ出前」(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を発行しております。

「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

価格以上の価値があると自信があります。ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、ブログ用に編集してあります。

ブログランキング・にほんブログ村へ