日本にいると、笑い話には事欠かない。
テレビをひねると、朝から晩までバラエティとスポーツのオンパレードである。
たまに真面目そうな番組が入ると、これが真打ちで、洗脳と誘導に満ちている。つまり目覚めて眠るまで徹底した愚民化策のもとにわたしたちは生きている。
その他にも、政治家がお笑いタレントと張り合わんばかりに笑わせてくれる。
放射能汚染水投棄と、軍国主義化で、最大の世界の不安材料になった安倍晋三が、唐突に、シリアのアサド退陣要求をやってくれた。
これはオバマが、かつてアサドに退陣要求をしたことから、それをパクって宗主国のご機嫌を伺ったのである。
しかし、肝心のオバマが議会に伺いを立てたために、すっかり安倍はピエロになってしまった。
そこはポチのことで、安倍もまた退陣要求をすっと引き下げた格好だ。
ただ、いったことはアサドに伝わっているので、外交的なマイナスだけが残った。
お笑いである。
わたしは親米の親中であるが、米国であれ、中国であれ、他国を先制攻撃しようとすれば、批判する。
その根拠は、戦争は政治の敗北の結果であり、軍人が暴力で相手国を従わせる方法など、およそ人間が作り出す営みのなかで最低のものだからだ。
しかも、日本の政治相場でしこたま儲けて去った金融マフィアが、今度は中東の騒乱が作る原油の高騰で虎視眈々と政治相場を作り始めた。
しかも50兆円の米国の軍事産業はこの機会を突破口にイランとの会戦を願っている。
シリアの反政府部隊には、CIAが入っている。その中核となっているのは外人部隊である。民衆の自然発生的な蜂起とはまったく違っている。
ブレジンスキーは、早くからこの反政府部隊は、西側とカタール、サウジアラビア、トルコなどによって、アサド政権を倒すために作られたものだと批判していた。
「小沢真っ黒」キャンペーンを張った日本の御用メディアは、早くも「アサド真っ黒」に走っている。
日本のメディアが安倍晋三よりも確固としているのは、その本質が宗主国のメディアであるからである。
こういうことを、わたしたちはしっかりと押さえておかねばならない。
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