29日にも米国のシリア攻撃が始まる可能性がある。

米国は巨大な軍事産業をまかなっていくために、戦争をやめることができない国になっている。シリアの次にはイランが狙われるだろう。

日本政府もマスメディアも米国のポチなので、わたしたちは米国に攻撃される側に対して、大変悪い印象をすり込まれている。

安倍晋三にいたっては、化学兵器の使用疑惑について、「きちんとした調査で事実関係が早期に明らかにされることを強く望む。国際社会は急いで暴力の停止を実現していかなければならない」と述べながら、「シリア情勢の悪化の責任は、暴力に訴え、無辜(むこ)の人命を奪い、人道状況の悪化を顧みないアサド政権にある。アサド政権は道を譲るべきだ」と述べ、退陣を要求する始末だ。

米国のいうことは先験的に真理であり、従うだけなのだ。ポチの面目躍如である。

これまでも、日本政府は、インド洋で米軍など複数海軍の艦艇に無償で燃料を提供してきた。イラク空輸では米軍から燃料を購入していたことがわかっている。とんだポチぶりであり、これではいくら増税してもたりないだろう。

カーニー米大統領報道官は、27日の記者会見で「アサド政権が化学兵器を備蓄し、その運搬手段であるロケット技術もある」、「化学兵器が実際に使われたかどうか、アサド政権の責任かどうかはもはや問題になっていない」、「国際規範に対する明確な違反にどう適切に対処するかが問題だ」と語った。

早くも戦争の大義名分のすり替えが始まっている。

英国のキャメロン首相は、同じく27日の、英BBC放送で、「軍事介入の目的は、アサド政権の打倒ではなく、化学兵器の使用を抑止するため」と語った。

ここでも大義名分が、過去の「使用の懲罰」から、将来の「抑止」にすり替わっている。

戦争が始まれば、世界は、委託された米国民間会社の、虚構(物語)を通じて戦争を理解する。刷り込みがすでに始まっている。

真相の一端を、孫崎享は次のようにツイートしている。

7月1日のツイート

「シリア:政府と戦う反乱軍の30%が外国人。そして今、これらを西側が訓練し武器を与えている」

6月23日のツイート

「シリア:22日付LAタイムス「米国はヨルダン、トルコにおいて反政府軍に対飛行機、対戦車の訓練を行ってきた」。シリア国民対アサド政権の構図ではない」

5月15日のツイート

「シリア・反乱軍は自分たちだけで動いていない。西側支援。14日ノボスティ「英国は4千万ポンド(約6120万ドル)をシリア反乱側に供給すると英国首相府が述べた」」

イラク侵略のとき、イラクにあるとされた大量破壊兵器は、結局何もなかった。その教訓があるので、米国民はすっかり醒めている。

かりに米国がいうようにアサド側が化学兵器を使ったとしたら、その政府軍を攻撃するのはその化学兵器を破壊する可能性があり、危険なのではないか。

攻撃される側の声を、せめて千分の一でも聞く冷静さを持ちたいものだ。

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