安倍晋三は羞恥心のない男である。外国に出すのが日本人として恥ずかしい男である。

米国を訪問したとき、安倍晋三はCSISで講演を行い、売国奴を象徴するかのように、CSISでの政策スピーチでジャパン・ハンドラーズの名前を連呼した。

「ハムレさん、暖かいご紹介をいただき、ありがとうございます。アーミテージさん、シーファーさん、パウネルさん、グリーンさん、そして今日お集まりの皆さま、ありがとうございます」

この姿が象徴するものこそ「二流国家」なのであり、植民地の姿であり、奴隷国家の総理の姿なのである。

日本の総理は、ジャパン・ハンドラーズの指示で動く二流の政治家なのである。かれの政策の柱はすべて太平洋の彼方からやってくる。消費税増税。原発推進。TPP参加。

外国の要人は、日本首相のこれからの政策を知ろうとするとき、「第3次アーミテージレポート」を読めばすむ。その忠実な実行だからだ。

したがって宗主国の米国も、二流どころの米国の政治家たち(ジャパン・ハンドラーズ)に直接的な日本経営を任せている。このジャパン・ハンドラーズの手先になって竹中平蔵、古賀茂明、岸博幸、高橋洋一らがメディアを走り回っている。

ところで、安倍晋三は、3月16日、自民党本部で開かれた全国幹事長会議で、TPP参加表明についてこう述べた。

1 国益を守る決意だ。あのときの判断は間違っていなかったと思ってもらうような交渉を展開する。

2  アジア太平洋地域の大きな経済圏で日本が主導的な役割を果たし、同盟国の米国とルール作りを行う。日本は主役になるべきだと判断した。

3  コメや麦、牛肉・豚肉、乳製品、砂糖の重要5品目を「聖域」と位置付ける党決議を踏まえ、「美しい田園風景を守っていくのがわたしたちの使命だ。

民主党は無論、自民党が交渉に立っても、交渉はできない。現在のTPP賛成の与党勢力に交渉力はないし、交渉をやる気もない。

もし現在の与党勢力に、米国と国益をかけて交渉する能力があったなら、沖縄の地位協定はとっくの昔に解決していただろう。

いや、能力ややる気以上に、後発国には、現在交渉を進めている10か国と再交渉をするルールがないのである。

TPP参加後発国のカナダ、メキシコは、「既存の合意はそのまま受け入れること」を条件に参加している。さらにその後に参加する日本だけが、どうして新たなルール作りに参加できるのか。

自民党という政党は、誕生の最初から売国官僚の支配下に置かれ、ただ選挙があるためにその売国の実態をカモフラージュして、国民に嘘をついて生き延びてきた。

今回の衆議院選挙でも、自民党議員の6割以上が、TPP断固阻止を訴えたのである。調べればわかるが、この6割は地方の農村票が欲しい国会議員が大半を占めているはずだ。

安倍のTPP参加表明を前にして、どうするのかと思いきや、わずか1時間半で執行部の方針を了承して散会した。

国民を、まして農民をだますのは、自民党の昔からのお家芸であり、家風である。「記者クラブ」メディアさえ抑えておけば植民地の統治はどうにでもなるのである。
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民主党は確かに追いつめられている。前原誠司が安倍晋三に、TPPであまり譲歩するな、国益を守れ、と国会で釘を刺していた。米国のエージェントがオバマのポチに釘を刺したわけだ。救いようのない、光の見えないポンチ絵であった。

本来なら自分たちがやろうとしたことを、嘘つきなら2枚も3枚も上手の自民党にやられて、俺たちはそこまで譲歩するつもりはなかったと、参議院選挙対策をやっているのである。

いずれにしても民主党菅直人によって始められた売国が、野田佳彦によっておしすすめられ、安倍晋三によって完成させられる。一連の動きは売国のキーワードによってリレーされている。

売国の口火を切った民主党の転落先は以下の4つのいずれかだ。

1 自民党

2 日本維新の会

3 民主党に留まる

4 落選組を中心とした政治家廃業

野田、前原グループは、松下政経塾のつながりで日本維新の会に行くだろう。海江田、輿石ら執行部は、民主党に留まる。落選組の大半は政治家を廃業する。

裏切り者のこの顛末は、救いのない日本の政治状況での一抹の光である。

自民党の反TPPの論客は、やはり限界があった。西田昌司、小野寺五典、稲田朋美などは、過去の発言が残っている。論旨は明快で、愛国心に満ち溢れ、説得性さえあった。ところがここに来て急に安倍晋三にお任せである。

かれらはTPPの本質がわかっているだけに、安倍晋三ごときを信じる芝居は悪質であり、国民に対する罪は深い。

もちろん、わたしは西田昌司らの苦渋がわからない訳ではない。安倍晋三がTPP参加を表明した段階で本気で反対すれば、党内での未来は危うくなる。抗議して離党すれば、刺客を差し向けられて政治家としての存在自体が危うくなる。

しかし過去の自民党には、その国益と国民の側に立った、険しい道をあえて選択した政治家が少なからずいたのである。そしてそのように生きねば、政治家の存在理由はないのだ。

国民は投票するとき、政治家の利権と栄達、個人的な安寧を願って投票するのではない。自らの生命と暮らしを守ってもらうために政治家に投票するのである。ここを、はき違えないようにすることだ。

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