1月24日の国会答弁でのこと。民進党の蓮舫とのやり取りで、安倍晋三が「云々(うんぬん)」という漢字を読めず、「でんでん」と読んだ。

「訂正云々(でんでん)というご指摘は全くあたりません」と発言したのである。

こうしてわが国は「でんでん」総理と「みぞうゆう(未曽有の誤読)」副総理とで経営されていることがわかった。世界の「人質」国家に納得がいく人も多いだろう。ジャパンハンドラーが「日本の総理はバカにしかやらせない」といったとか、そのとおりに現実はなっている。

こんなおバカ政治家でも、権力を持たせると、その周りの取り巻きから様々な政策がなされて、「人質」国家を染め上げていく。

最大野党の蓮舫まで、TPPの発効は目途がたたなくなったが、総理には粘り強い翻意をトランプ大統領にしていただきたい、と励ます始末。これで政権交代などできる筈がない。政策がほぼ同じなら、国民は自民党に任せるに決まっているからだ。自民党二軍としての気楽で優雅な野党生活に味を占めているのだろう。

安倍晋三の弱肉強食、優勝劣敗、優生学が、この「人質」日本の弱者に襲いかかっている。

昨年からこの「人質」日本国では、普通の一般女性の間で「パパ活」が流行っている。これはワーキングプア世帯、貯蓄ゼロ世帯の増加で、生活費を足すために、パトロンとなってくれるパパを探す活動のことだ。

現代のパパ活は、本当に驚くほど普通の大学生や専門学生、正規非正規で働く普通の女性たちが手を出す。その背景には男女間の収入差、世代間格差、若い世代の低賃金労働がある。非正規雇用が40%を超え、自立する多くの未婚女性たちの生活は基本的に苦しい。

結婚や出産など長期的な展望が見えなくなった女性たちが、年上の男性から経済的な援助を前提に交際や恋愛をする。普通に恋愛する人もいれば、売買春に近いような関係もある」(「21歳医大生が「売春」にまで手を染めた事情 「月3万円くらい、どうしても足りない」」)

何が「美しい国」であり、「すべての女性が輝く社会」であり、「一億総活躍社会」か。政権が現実から逃げ、幻想に酔っているだけである。

安倍晋三の無慈悲な弱肉強食が染め上げた世相に、福島県から横浜市に自主避難した男子生徒が「賠償金あるだろ」と、ゲームセンターなどで150万円支払わされた事件がある。

これはいじめられた被害者の、加害者への「おごり」であって、「いじめと認定できない」という珍無類の解釈を、1月20日、岡田優子教育長が市議会常任委員会で発言した。

加害者の子どもたちが「おごってもらった」といっているから、いじめではない。第三者委の結論はそれを覆すことなんてできない、というのだ。

要は、いじめ問題に対する認識が浅薄なのだ。よくもこれで教育長など受けるものだ。周りが迷惑しているに決まっているから、一日も早く辞めることだ。

いじめから逃れるために、加害者の子どもたちに被害者の子どもがおごる。このおごりは、いじめではない、とする。これは大人の判断ではない。強い者の側に立った、子どもと同じレベルの、幼稚な判断だ。

福島から横浜に避難してから、「菌」というあだ名をつけられ、被害者の子どもは不登校になった。小学5年生になると、「プロレスごっこ」と称して数人の児童から叩かれる。いじめられる。さらに、ゲームセンターでの遊興費、食事代などをすべて、負担させられた。その度に1回につき5万~10万円もの親の金を、黙って持ち出していた。その合計が「150万円のおごり」であって、いじめではないという。

実は、こんなことが「おごり」だとは、加害者の子どもたちも思っていない。ただ逃げるために嘘をついているのだ。それが間抜けな大人たちに通用したので、びっくりしているだろう。

加害者の生徒たちは、騒ぎから逃げるために嘘をついた。それを見破って、本当のことをいわせるが大人であり、警察とは違った教育現場の仕事なのだ。

大切なのは、全体を見ることだ。被害者の子どもが、自分はいじめられている、加害者の子どもたちが恐い、学校に行きたくない、死のうか、と思ったことが大切なのである。加害者の生徒たちが、おごってもらっていた、というのは、本質ではないのだ。

いじめ問題で顕著なのは、教育現場で加害者の側に立つ教師が多いことである。それが今では行政の側にまで、安倍晋三の弱肉強食が乗り移ってきた。

横浜市教委は、狡猾にも専門委員会の調査報告書を隠れ蓑にしている。

こういった情けない日本であるが、見捨てずに誠実な忠告を続けてくれる米国知識人もいる。

『朝日新聞デジタル』(2017年1月24日)に「「トランプ大統領、悪くない」 オリバー・ストーン監督」が載っている。インタビュアがネガティブなことばかり訊いているが、ストーンは怒らずに丁寧に答えている。

ヒラリー・クリントン氏が勝っていれば危険だったと感じていました。彼女は本来の意味でのリベラルではないのです。米国による新世界秩序を欲し、そのためには他国の体制を変えるのがよいと信じていると思います。ロシアを敵視し、非常に攻撃的。彼女が大統領になっていたら世界中で戦争や爆撃が増え、軍事費の浪費に陥っていたでしょう。第3次大戦の可能性さえあったと考えます

「米国はこうした政策を変える必要があります。トランプ氏は『アメリカ・ファースト(米国第一主義)』を掲げ、他国の悪をやっつけに行こうなどと言いません。妙なことではありますが、この結果、政策を変えるべきだと考える人たちに近くなっています」

――トランプ政権下で、米国の介入主義は終わりを迎えると?

「そう願っています。米軍を撤退させて介入主義が弱まり、自国経済を機能させてインフラを改善させるならすばらしいことです。これまで米国は自国経済に対処せず、多くが貧困層です。自国民を大事にしていません。ある面では自由放任主義かと思えば、別の面では規制が過剰です。トランプ氏もそう指摘しており、その点でも彼に賛成です

「トランプ氏はまともではないことも言います。かつてないくらいに雇用を増やすなんて、どうやって成し遂げられるのか私にはわからない。だがものすごい誇張だとしても、そこからよい部分を見いださねばなりません。少なくとも米国には新鮮なスタイルです」

彼は、イラク戦争は膨大な資産の無駄だった、と明確に語っています。正しい意見です。第2次大戦以降すべての戦争がそうです。ベトナム戦争はとてつもない無駄でした。けれども、明らかに大手メディアはトランプ氏を妨害したがっており、これには反対します。トランプ氏がプラスの変化を起こせるように応援しようじゃありませんか」(「「トランプ大統領、悪くない」 オリバー・ストーン監督」)

今でもトランプを批判する人は多い。確かに100%トランプが正しいと評価している人は少ないのかもしれない。ただ、米大統領選をもう一度思い返すべきだ。

今回の米大統領選は、ヒラリー以外なら誰でもいいといわれた選挙だった。それほどヒラリーは危険な政治家なのである。

そのことが忘れられている。万が一、トランプが暗殺あるいは追放されたら、すぐにグローバリズムもTPPも復活する。そのことを忘れるべきではない。

オリバー・ストーンが、ヒラリーは「米国による新世界秩序を欲し」、彼女が米大統領になっていたら、「第3次大戦の可能性さえあった」と語っていることは、これまでわたしが書いてきたことと同じだ。

トランプがアグレッシブに振る舞っているのは経済的な面であり、軍事的な面ではない。

オリバー・ストーンはトランプが「『アメリカ・ファースト(米国第一主義)』を掲げ、他国の悪をやっつけに行こうなどと言いません」と語っている。むしろ国内の改革にトランプの意識は向かっている。ここを評価しよう。

トランプも人間であり、応援がなくて孤立すれば、敵の軍門に降ることになる。そうならないように応援する必要がある。もしトランプが変節し、ヒラリーと同じ政策に転向したら、そのときは批判に転じればいいだけの話だ。今からトランプの裏切りを前提にして構える必要はない。

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わたしのようにどの組織にも属さず、辛口の政治評論が中心で、どの政党も遠慮せずに批判し、既得権益支配層を批判するばかりか、だらしのない国民をも叱咤し続けて、3千部達成というのは、珍しいのです。

たまにお便りで読者を知ることがあるのですが、わたしの読者は粒よりで、一騎当千のつわものばかりです。これが何よりのわたしの誇りです。

なにぶん歳なので、いつまで書けるかわかりません。それ以上に、狙われているので、ネットから追放される可能性もあります。皆さんのなかにもわたしのツイートをリツイートして、妨害された方がおられるでしょう。共産党からネトウヨまで、幅広い妨害に遭っております。つまり公認左翼と右翼とに怖がられております。

毒にも薬にもならない言葉ではないわけで、妨害はわたしの栄光だと思っております。

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