1月12日はひどい一日だった。宗主国と植民地を襲った、ハリケーン並のトランプバッシング。

トランプ問題は常に大局観をもたねば、「フェイクニュース」(偽情報)のたびに踊らされることになる。

時代は、客観的な真実などどうでもいい「フェイクニュース」“post-truth”(「ポスト真実」)の時代に入っている。

政府がまず国民に対して嘘をつく。米政権によるイラクの大量破壊兵器保持といったデマ情報、イランに対する「核兵器開発」デマ情報を知っているわたしたちは、CIA、FBI、NSAといった米国の諜報機関を信じている人は、もういないだろう。

戦争とテロの危機は「米国軍産複合体・イスラエル・米議会・国際金融資本(米金融ユダヤ)・メディア」利権のために「作られる」のだ。

ロシア政府がネットのハッキングによってウィキリークスを使って米大統領選に介入したという。オバマはご丁寧に、いかにも事実であるかのように駐米ロシア大使館員35人をスパイ容疑で追放して見せた。しかし、これといった証拠をオバマは何ひとつ提示できなかった。

プーチンは大人として対応し、報復の駐露米国大使館員の追放をしなかった。

オバマの「フェイクニュース」の動機は3点ある。

1 トランプ勝利の背後にある米国の貧困問題を隠すこと

2 反ロシアムードの醸成

3 米露中の多極化時代の到来を妨害すること

まさか犬HKが嘘をつくなんて、まさか総理が、まさか朝日が、といっていたら、人生は嘘とだましにまみれて、台無しにされる。

英国のEU離脱、米国大統領選でのトランプ勝利と、その反対を喧伝して、だましてきたのは、大手メディアであった。それが、執拗なオバマ・ヒラリーのトランプ攻撃とスクラムを組んで、オバマの記者会見に露出したのである。

トランプの記者への受け答えの是非といった、技術的問題に矮小化できる問題では、まったくないのだ。

これから、もし暗殺されずに無事に就任式を終えたらの話だが、トランプは、諜報機関の改革に努めることになる。改革のポイントは、次の4点になろう。

1 米国諜報機関の政治力を削ぐ

2 国家自体を嘘で操る規模の縮小

3 政権に仕える諜報機関への改革

4 諜報機関から、むしろ米国内外の現場での情報収集に変革

これから時代は米露中の多極化時代になる。トランプとプーチン、習近平の戦略は、反グローバリズム、反ワン・ワールドにおいて緩やかな共通点がある。

トランプの「アメリカ第一主義」は、TPP離脱に帰結した。もともとTPPは、米国の中国包囲網を狙うアジア・リバランシング戦略の中核に位置していた。この軍事的な本質を、不思議とTPP賛成論も反対論もいわない。しかし、中国は見破っていた。中国の「一帯一路」は、もともとTPPへの対抗策として打ち出されたものである。

トランプの「アメリカ第一主義」は、中国包囲網を捨て去った。さらには露中との対抗軸をも捨て去り、客観的には多極化を宣言したのである。

つまり反グローバリズム、反ワン・ワールドのナショナリズムにおいて、米露中は緩やかな連帯が可能なのだ。現在の、トランプとプーチンの信頼感の根底にあるのはこの戦略である。

フリーメイソン(その中核がイルミナティ)の戦略は、いかにして世界の秩序を破壊し、混沌のもとにおき、ワン・ワールド政府を樹立するかということである。そのためには多極化の米露中が団結してもらっては困るのだ。

トランプ記者会見の大騒ぎを、トランプ対メディアの闘争に矮小化すべきではない。反ワン・ワールド権力とワン・ワールド権力との、ナショナリズムとグローバリズムとの、権力闘争なのだ。

ヒラリーは、米国の支配体制、ワシントンD.Cコンセンサス、シティバンクの代表者だった。オバマの背景にいた権力も同じである。

そういう意味ではヒラリー対トランプの対立は、米国1%と99%との権力闘争なのである。

確かに米大統領選ではトランプが勝った。しかし、ネオコン、CIA、国務省、メディアなど、米国1%の権力はまだ健在である。トランプ陣営よりも遙かに実体的な権力として強力である。

グローバリズム、ワン・ワールド権力に、米国はすでにがんじがらめに縛られている。

『Sputnik日本』(2017年1月12日)に「トランプ氏、オバマ氏のベッドに『黄金の雨』を降らせる!?」との情報は偽物」という記事が載っている。以下、原文にある引用ツイートや画像などは省略してある。( )内は兵頭の補足。

新聞New York Times、CNNテレビ、ウェッブサイトBuzzfeedといった米国のマスメディア、そして欧州の主な新聞すべてが、ロシアの特務機関は米国のトランプ次期大統領について、彼にとって都合の悪い「秘密情報」を持つと(いう)記事を、センセーショナルな見出し付きで掲載した。

新聞などで紹介されたスクリーンショット・レポートによれば、ロシアの諜報部は、モスクワ都心にある超高級ホテル「リッツ・カールトン」の部屋を隠し撮りしたビデオを持っており、そこにはトランプ氏の「パーティー」の様子が収められているとのことだ。特に「秘密情報」の中には、トランプ氏が、オバマ大統領を冒涜する印として、彼が寝たベッドに売春婦達が「黄金の雨を降らせる(放尿する)」よう命じた様子が映っている。

なお「秘密情報」のテキストは、身元不明の人物が米国の政治評論員であるリッキー・ウィルソン(Rick Wilson)氏に昨年11月渡したことが明らかになった。ウィルソン氏は、その情報をCIAに渡した。しかしCIAはそれを極秘扱いとし、自分達の文書に含めてしまった。

(中略)

当然ながらトランプ氏は、自身のブログの中で、すぐにこうした汚い噂を否定した。

「ロシアは決して、自分に圧力などかけようとはしてこなかった。私とロシアの間には、何もない。合意もなければ、金のやり取りも、何もない」

こうしたフェイクは、インターネット新聞Gateway Punditにより真相が暴露された。「筆者」によれば「報告書」は彼の創作物だという。まさにこの人物が、機密印のついた偽造書類をウィルソン政治評論員に渡し、彼が全米的な反ロシア報道の波の中で、それをトランプ氏にとってもロシアにとっても信用を失墜させるための道具に利用しようと決めたのだった。

「ロシアのエージェントら」がトランプ次期大統領の弱みを握った極秘情報を持っているというマスコミ報道は、内部告発サイトWikiLeaksも否定している。

クレムリンは、こうした事の成り行きを「全く馬鹿げた事」と受け止めており「秘密文書」なるものは、その質から言って、安物の紙に印刷された読み捨ての三文小説に等しいとし相手にしていない。

現時点において、ロシアの諜報機関がトランプ氏の「秘密情報」を握っているという物語は、退陣しつつあるオバマ行政府がトランプ氏に対し、主流メディアの支援を受けて展開しているキャンペーンの一つの下品な極みと言っていいだろう」(『Sputnik日本』)

米国のマスメディア、そして欧州の主な新聞すべてが」デマ報道によるトランプバッシングに走ったというところが重要なのだ。これは、ワン・ワールドに向けて洗脳を繰り返しているタヴィストック人間関係研究所支配下の、世界の大手メディアが、敵対者のトランプ攻撃に走ったという意味なのである。

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わたしのようにどの組織にも属さず、辛口の政治評論が中心で、どの政党も遠慮せずに批判し、既得権益支配層を批判するばかりか、だらしのない国民をも叱咤し続けて、3千部達成というのは、珍しいのです。

たまにお便りで読者を知ることがあるのですが、わたしの読者は粒よりで、一騎当千のつわものばかりです。これが何よりのわたしの誇りです。

なにぶん歳なので、いつまで書けるかわかりません。それ以上に、狙われているので、ネットから追放される可能性もあります。皆さんのなかにもわたしのツイートをリツイートして、妨害された方がおられるでしょう。共産党からネトウヨまで、幅広い妨害に遭っております。つまり公認左翼と右翼とに怖がられております。

毒にも薬にもならない言葉ではないわけで、妨害はわたしの栄光だと思っております。

いくら妨害に遭っても、明察の支持者がいて、11月8日にはツイッターのフォロワーが3万人を超えました。感謝しております。

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