トルコ駐在のロシア大使、アンドレイ・カルロフ暗殺について、ヌスラ戦線(現在の名称は「ファタハ・アルシャム)が犯行声明を出した。犯人で、その場で射殺された元警官のメブリュト・メルト・アルトゥンタシュは、ヌスラ戦線の一員だった。

米大統領選で敗北したヒラリーは、夫のビル・クリントンがもともとフリーメイソンであることからもわかるように、もっとも深いところではワン・ワールドのエージェントである。具体的にはジョージソロスが背後にいて、彼女はISISやヌスラ戦線を含むテロリスト集団を使っている。

大きな誤解があるが、もともとシリアで起きていることは内戦ではない。

ロシアがシリアで行ってきた空爆の対象は、(1)米国支援の穏健派反体制グループ、(2)サウジが支援するサラフィ派のアーラー・アル・シャム、(3)そしてトルコが支援してきたアルカイダのシリア支部(ヌスラ戦線)だった。つまり起きているのは、アサド政権打倒を目指す、米国(ヒラリー)を中心とする代理戦争なのである。

途中からロシアがアサド政権支持にまわり、それらのテロ組織を空爆し、アサド勝利に導いた。テロ組織を支援して代理戦争をやっていたヒラリーの、プーチン憎悪はここから生まれている。

つまり、トルコ駐在のロシア大使、アンドレイ・カルロフ暗殺の背景には、代議員投票によって最終的な米大統領選の敗北が決定したヒラリーの陰が揺曳している。

日本でも何かが起きそうだ。安倍は、米国ネオコンのパシリのくせに、南スーダンへの武器輸出禁止の米国提案への反対や、ドゥテルテの中国包囲網への取り込みや、プーチンへの接近など、自分が何をやっているのか、明確に理解できていない。未来への想像力もないままに思いついたことを行動に移している。

その最大の問題点は、貧困層を作ることでファシズムを準備していることだ。

いずれ安倍晋三の、ロシアとの友好関係構築は、米国によって破壊されるだろう。その一端が、すでに南スーダンへの武器輸出禁止で現れている。米国が名指しで日本を批判するのはきわめて異例である。背景には米国が経済制裁を課しているロシアに3000億もの経済協力を打ち出した安倍晋三への警告がある。

これは隷属から自立の道行きではない。そんな高級な政治などではまったくない。日本が、どんどん戦前の、暗愚な日本、欧米の政治に翻弄され、自爆的に戦争に突き進んでいったレールに乗せられていっているのだ。

それでは、安倍政権への批判を強めてきた米国は、トランプの元に団結していくのだろうか。そんな甘い状況ではない。

『Sputnik日本』(12月22日)に「大統領はトランプ氏。だが民主党は敗北を認めてはいない」というタイトルの、フョードル・ルキヤノフへのインタビューが載っている。

第45代米大統領選の結果や衝突、また今回の選挙が今後の露米関係にどのような影響を与えるのかについて、雑誌「グローバル政治の中のロシア」の編集長フョードル・ルキヤノフ氏が「スプートニク」に語った。ルキヤノフ氏は、米大統領選挙の主な結論は、結果の予測不可能性だとの見方を示し、次のように語っている。

「個人的には、もうサプライズは起こらないと確信していた。それは、選挙人が違う結果を出したならば、これは想像することさえ難しい規模の米国の政治的危機を意味したはずだからだ。とはいえ大統領選全体が米国の政治モデルの機能上の重大な問題を露呈させた。

政党は国民の大半が満足する候補者を擁立できないことが明らかとなった。両者の不人気ぶりは稀に見るものだった。もちろん米国の選挙システムは次第に困難を伴う状況から抜け出すだろう。しかしプロセス自体は長く、政治的変動に満ちたものであるかもしれない

民主党は最終的な敗北を認めるだろうか? ルキヤノフ氏の答えは、「ノー」だ。同氏は、米大統領の座をめぐる争いは選挙人投票と1月の就任式では終わらないとの見方を示し、次のように語っている。

トランプ氏は、エスタブリッシュメント(支配階級)の凄まじい怒りや敵意を引き起こしている。そのため恐らく何らかの形でトランプ氏を止めるために、非難、弾劾の試み、同氏の活動の妨害など、あらゆる手段が使われるだろう。この方向性でロシアというカードは攻撃のために意図的に選ばれた。

だが非常に興味深いことに、選挙運動中にあらわれたロシアの脅威への期待は、決定的な役割を果たさなかった。ロシアの脅威というものは、米国の有権者たちを不安にさせなかったのだ。彼らは今この問題を心配してはいないようだ。

そのためまさに今、上層部の戦いが始まりつつある。トランプ氏の信用を失墜させるためのすべての力の動員だ。トランプ氏が仕事をするのは彼のことをサポートしている人たちではなく当局だ。まさに当局のために今トランプ氏の最大限ネガティブなイメージがつくりあげられている。そしてこの場合、そのような種類の出版物やリークが、有権者よりも議員たちに強い影響を与える可能性がある」(「大統領はトランプ氏。だが民主党は敗北を認めてはいない」)

民主党は最終的な敗北を認めるだろうか?という問いに対して、フョードル・ルキヤノフは、「ノー」と答えている。ルキヤノフは、米大統領の座をめぐる争いは選挙人投票と1月の就任式では終わらないとするのだが、わたしも、かりにトランプが就任式を無事に終えても、闘いは続くとみている。

米国そして日本の政治は、1%のエスタブリッシュメントのための政治である。トランプは米国の99%の支持で当選した。この現実は、就任式を終えても変わらないのみならず、むしろそれは99%への公約を守るための始まりにすぎないからだ。

「トランプ氏は、エスタブリッシュメント(支配階級)の凄まじい怒りや敵意を引き起こしている。そのため恐らく何らかの形でトランプ氏を止めるために、非難、弾劾の試み、同氏の活動の妨害など、あらゆる手段が使われるだろう」という分析は、正鵠を射た指摘である。
「あらゆる手段」のなかには「暗殺」も含まれるだろう。

ここでわたしたちは、テロとの闘いを僭称して中東の富を収奪してきた米国が、実は自国の大統領をもテロ殺害してきた、エスタブリッシュメントの国家だった事実に突き当たる。

トランプは最大限の警戒心を働かせなければ、ケネディの二の舞いになる可能性が高い。

現在、米国エスタブリッシュメントが使っている反トランプカードは、中東ではなく、ロシアである。

ところがこのロシアカードが有効に機能しなかった。それほど米国民の経済的困窮が深刻ななっていたからである。

「そのためまさに今、上層部の戦いが始まりつつある」とルキヤノフは語る。しかし、分裂はエスタブリッシュメントのなかだけでなく、99%のなかでも深刻になっている。

ヒラリーを中心とするエスタブリッシュメントが、力を注いでいるのは、メディアを使ったトランプへのネガティブキャンペーンである。

米国有力メディアの殆どが米国1%の側に、つまりヒラリーを中心としたエスタブリッシュメントの側についている。これほど、米国の真の支配者が大統領でないことを証明するものはない。米国を支配し、破壊してきたオリガーキーは、ロックフェラーら国際銀行家(金融マフィア)であり、米国民奴隷化のために作ったタヴィストック人間関係研究所である。この「300人委員会」の創造物が、米国大手メディアを支配しており、トランプバッシングに走っている。

政策発表のメディアを失ったトランプは、なんとツイッターで自分の重要な意見を表明しているのだ。

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わたしのようにどの組織にも属さず、辛口の政治評論が中心で、どの政党も遠慮せずに批判し、既得権益支配層を批判するばかりか、だらしのない国民をも叱咤し続けて、3千部達成というのは、珍しいのです。

たまにお便りで読者を知ることがあるのですが、わたしの読者は粒よりで、一騎当千のつわものばかりです。これが何よりのわたしの誇りです。

なにぶん歳なので、いつまで書けるかわかりません。それ以上に、狙われているので、ネットから追放される可能性もあります。皆さんのなかにもわたしのツイートをリツイートして、妨害された方がおられるでしょう。共産党からネトウヨまで、幅広い妨害に遭っております。つまり公認左翼と右翼とに怖がられております。

毒にも薬にもならない言葉ではないわけで、妨害はわたしの栄光だと思っております。

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