TPPが衆議院で可決された。

肝心かなめの米国が、トランプ大統領になってTPPを離脱する。すると現実問題として、日本以外の国からTPPの解体・解消を申し出る国が出てくる可能性がある。

それであわてた安倍晋三が、就任式もまだ終えていないトランプに会いに行く。こんな国は日本だけである。一国のトップとしてのプライドもなければ見識もない。だいたい、まだ現職の大統領としてオバマがいる。それを差し置いて一国のトップが次期大統領に会う。失礼極まりない。

トランプとの会談で、安倍晋三は間違いなくTPPの話を出す。TPPの再交渉に応じて、米国の要望は丸呑みするから、TPPから離脱しないでくれ、と頼むのだろう。

日本国民のことなど何も考えていない。究極の売国奴である。

TPPに関して、こんなツイートが目にとまった。

「内田聖子/Shoko Uchida

海外の仲間に、「日本は衆議院で今日、TPPを可決した」と報せると、「え? なぜ? 意味ないよ」「国内法の改正をしてしまって大丈夫なのか?」などのメールを次々もらう。説明に苦慮するのだが、みな今日の可決は理解不能(当たり前)。

山本太郎 次の準備してる?

TPP衆本会議を通過後、明日11月11日金、にも本会議で趣旨説明、同日特別委員会を開会。来週月曜から審議を開始する線が濃厚と小耳に挟んだ。衆議院が不正常な状態で送り込んだものをサッサと受取って審議時間を稼ぐお手伝いするつもりか? 30日ルールを言い訳に? 抗う振りぐらいしたらどうだ?

《ひとりごと》
NHKはTPP本会議を中継せずカワイイ投稿動画番組やってるよ。
この公共放送と名乗る局に受信料を払う価値があるのか? これからはビタ一文払わんと考える人もいるだろうな。まずは、そんな人が100万人実行に移したら公共放送を名乗る官邸TVがガラッと変わるだろうな。

保守の皮を被った保身。
与党だけじゃないな。
野党側のふりした与党。
お前らだよ。
TPPは国民が理解しないから、抵抗もそこそこに、また握るの? 誰の為に政治やってんの?
そんな事を公に言うもんじゃない、って?
これ、呟きっていうんだよ。

TPPに賛成で保守?
笑わせるな。保身だろ?
次の選挙で公認もらう為だけに賛成するんだから。
選挙の時には土下座までして、当選すれば手のひら返し。
保守の皮を被った保身のお家芸ですね、わかりますっ(毒)

小沢一郎(事務所)

「開いた口がふさがらない」とは正にこのこと。支離滅裂。理解不能。米国次期大統領が離脱すると宣言し、もはや瓦解寸前のTPP承認を、国民の理解が全く深まらない中で、強行採決。自民党議員は、地元でどういう説明をするのだろう。おそらく地方では触れないのでは。そういうことをしたということ。

孫崎享

TPP衆議院通過、米国が批准しない状況でTPPは発効しない。少し考えれば無意味な行動と解る。それを日本の国会は強行採決で通過させる。「あんた達馬鹿ではないか」という社説があっていいが見渡しても見当たらない。産経は「保護主義の流れを絶つよう米国に求める前提になる」ドン・キホーテ論」

世界的に安倍晋三の白痴政治が知られてきた。礼儀も知らないようだ。普通はオバマに気遣って、まだ就任式も終えていないトランプには会わないのだが。訪米してもヒラリーだけに会って、トランプを無視した礼儀知らずが、ここにも顔を出している。

ワン・ワールド政府に向けた米国系グローバル大企業の米国破壊は確実に進んでいる。もしトランプが暗殺されるとしたら、米国の真の支配層がやることになる。

日本の政界では、TPPを真に理解して反対している政治家は少数である。山本太郎がいうように、ほとんどの政治家は食べるために政治をやっている。国家や理念よりも保身を優先して生きている。

その政治家としての身の丈は、すべて安倍晋三の知性のレベルで動いている。日本の政治そのものが世界の笑いものになっているのだが、それすらわかっていないのだ。

今回の米大統領選で明らかになったのは、大手メディアがグローバル化しており、1%のために仕えるメディアに堕落していることだ。

わたしは日頃から日本のメディアは米国のメディアである、と語ってきた。それが米大統領選で証明された。日本の大手メディアは、まったく宗主国のメディアと同じ動きを示した。メディアスクラムを組んでヒラリーを支援したのである。

開票当日も、すでにトランプ当確を米メディアの一部が打った後でも、犬HKを初め、日本のメディアは殊勝にも打たなかった。宗主国の権力者ヒラリーに気を遣ったのである。

トランプ勝利の余波が続いている。

今回の米大統領選ほど、予想外の劇的な展開を辿った選挙はなかったといわれる。

しかし、誰にとって予想外だったのか。1%にとってだ。

1%に予想外だったということは、貧困白人層やマイノリティが、政治を牛耳る1%にこれまで一顧すらされなかったことを物語る。

米国の支配体制、ワシントンD.Cコンセンサスは、シティバンクの代表者である。この中心にヒラリーはいた。オバマの背景にいた権力も同じである。

トランプの勝利はオバマの失政の結果だった。オバマは任期中に黒人の地位ひとつ引き上げることをしなかった。まして貧しい白人層など一顧もしなかった。その鬱積した貧困白人層の怒りが、ワシントンD.Cの代表者ヒラリーを否定したのである。

ヒラリーはマイノリティの味方を口にしたが、これこそがポリティカル・コレクトネスだった。職業政治家の単なる建前であり、実現されないことを、オバマを見た米国民は知っていたのである。

わたしはトランプを高く評価しているわけではない。かれの評価はすべてはこれからの行動にかかっている。特に政治人脈の薄さが気にかかる。

凋落の米国は、追い詰められている。長年、ワシントンD.Cにいた商売としての政治家では、どうしようもなくなっている。そこで米国民は、ポリティカル・コレクトネスのアンチであるトランプに託したのである。

この結果がどうなるかはわからない。レーガンさえ暗殺されかかったのであるから、4年間、トランプが暗殺されずに任期を全うできたら、その方が奇跡のような気さえする。

『マスコミに載らない海外記事』(2016年11月9日)に「アサンジ: クリントンは、ゴールドマン・サックスとサウジアラビアの歯車(ジョン・ピルガー独占ビデオと書き起こし)」が載っている。

assange

これは、ウィキリークス創設者で編集長の政治囚ジュリアン・アサンジへのインタビューである。インタビュアは、オーストラリア人ジャーナリストでドキュメンタリー制作者のジョン・ピルガーである。

「内部告発者ジュリアン・アサンジが、これまでで最も刺激的なインタビューの一つを行い、そこで、ウィキリークスが今年公表した何万通ものクリントン電子メールから一体何が引き出せるか、彼が要約した」というものだ。

「閉じこもっているエクアドル大使館で25分のインタビュー」だった。

assange-2

紙幅の都合で、引用文は、JA(ジュリアン・アサンジ)のみにした。省略したインタビュアの発言を含めた全文は、後でリンクを張っておくので、そこでご覧いただきたい。

「JA: ヒラリー・クリントンの下で、800億ドル以上の世界最大の武器取り引きが、サウジアラビアとの間で行われました。実際、彼女の国務長官任期中に、ドル価値での、アメリカ合衆国からの武器輸出総計は倍増しました。

(中略)

JA: 私は実際、彼女はその野望ゆえに、生きながらにして食べられるような苦しみを味わっている人に見えるので、ヒラリー・クリントンを人間として、非常に気の毒に思います。文字通り病気になるほど苦しんでいるのです。自分の野望の結果[反応]として気絶するのです。彼女は、人々のネットワークと、特定国とのつながりネットワーク代表なのです。

問題は、ヒラリー・クリントンが、この広範なネットワーク中で、どのような位置を占めているのかです。彼女は中央の歯車なのです。巨大銀行ゴールドマン・サックスや、ウオール街の主要企業、諜報機関や国務省の連中やサウジアラビアに至るまで、実に多くのギアが動いているのです。

彼女は、こうした様々な全ての歯車を相互に結びつけている中心歯車なのです。彼女は全ての中心的代表で、‘全ての’というのは、事実上、現在アメリカ合衆国で権力を握っている連中です。我々が、支配体制、DCコンセンサスと呼んでいるものです。

我々が公表した、より重要なポデスタ電子メールの一通は、オバマの閣僚がいかにして形成されたか、オバマ閣僚の半数が、いかに、基本的にシティバンクの代表者によって指名されているかを示しています。これは驚くべきことです」(「アサンジ: クリントンは、ゴールドマン・サックスとサウジアラビアの歯車

ヒラリーの国務長官任期中に、800億ドル以上の世界最大の武器取り引きが、サウジアラビアとの間で行われた。これが彼女の素顔である。女性だから誤解されがちだが、彼女は「米国軍産複合体・イスラエル・米議会・国際金融資本(米金融ユダヤ)・メディア」のエージェントであり、戦争屋である。

ヒラリーは、「中央の歯車」であって、彼女を中心にして、巨大銀行、ゴールドマン・サックス、ウオール街の主要企業、諜報機関や国務省、サウジアラビアなど、多くの権力ギアが回っている。

ヒラリーは、現在、米国で権力を握っている支配体制、DCコンセンサスを相互に結びつけている中心歯車なのである。

オバマの閣僚も、その半数が、シティバンクの代表者によって指名されていた。これが米国の、そして世界の権力構造の核心なのだ。国際銀行家、金融マフィアが最大の権力者であって、米国政権の閣僚も重要な部署は、かれらから指名されたエージェントが占めるのである。

ヒラリーはまだ強大な権力をもっている。彼女は、ただ大統領になれなかっただけだ。そしてトランプに強い憎悪をいだいているものと思われる。

その憎悪が、彼女がカダフィにしたような形をとらないことを祈らざるをえない。

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