日本が病んでいる。

横浜市神奈川区の大口病院で、入院患者ふたりが相次いで中毒死した。神奈川県警は点滴への異物混入による殺人事件と断定した。恐ろしいことに、事件が起きた4階で、7月1日から9月20日までに48人が死亡していた。しかも8月下旬には1日で5人、9月初めには1日で4人が亡くなっている。

高橋院長は「やや多い。特に土日に多かった」と語った。この発言にも不気味さを感じる。「やや多い」とは何か。

ふたりのほかにも、殺害された人がいる可能性について、高橋は「まったくわからないが、可能性はあると思う」「内部の関係者ということも否定できない」と、まるで淡々と評論家的に答えている。

こういった場合、すぐに警察に連絡をとるとか、内部で調査委員会を立ち上げるべきだったのではないか。病院関係者がどうも変だと思っている状態で、殺人がどんどん進行していたわけだ。国会の「安倍マンセー」騒動を初め、日本中が墓場で花火を打ち上げて興じている。東京オリンピックはその象徴だ。

しかも未使用の点滴10袋ほどに穴が開けられていた。精神的に病んだ人間が病院にいて、無差別大量殺人をやったのではないか。この事件が発覚してからは死者が出ていないのは、そのことを物語る。

こういう事件が起きた場合、外国では政権のトップが国民に向かってメッセージを発するものだが、安倍晋三は、この国の暗部にはけっして目を向けない。失政、悪政の結果と受け取られるのを恐れているのだ。そこから、ありもしない「未来」を、所信表明で何度も叫び、自民党議員の起立・拍手のパフォーマンスを煽る軽挙妄動に走っている。安倍ほど現実から逃げる政治家はいない。

9月26日、安倍晋三が、衆院本会議で、「現場では夜を徹して、そして、いまこの瞬間も海上保安庁、警察、自衛隊の諸君が任務に当たっています。極度の緊張感に耐えながら強い責任感と誇りをもって任務を全うする。そのかれらに対し、いまこの場所から、心からの敬意を表そうではありませんか」と自民党議員を煽った。

すると、自民党議員が前列から次々に立ち上がり、「安倍マンセー」と拍手したのである。まるで北朝鮮である。欧米の先進国で、こんなことをやる国はひとつもない。いかに安倍晋三によって日本が後進国になったかがわかる。

こうやって煽っていると、収拾がつかなくなるのだが、安倍晋三にはそれがわからない。

これからの日本人は、自衛隊のように、米国の傭兵になって戦場で死んでほしい。そこに向かって国民を慣らしているのである。

今回の米大統領選は、民主党ヒラリー・クリントン(68)と、共和党ドナルド・トランプ(70)の間で闘われている。11月8日投票の米大統領選挙に向けた第1回テレビ討論会が行われた。

今回の米大統領候補は、次のような特徴がある。

1 ヒラリーもトランプも、米国内で不人気である。

2 欧米日の大手メディア(1%による洗脳機関)が、ほとんどヒラリー支援に回っている。タヴィストック人間関係研究所がフル回転している。

3 そのメディアを使って、ヒラリー陣営が猛烈なトランプ叩きを連日繰り返すが、ほとんど効果がない。

4 トランプの支持層は、従来の政治家とは違って、多少の失敗では揺るがぬ強固な紐帯がある。

5 欧州を中心に、米国のくびきから脱却するために、根強いトランプ待望論がある。

以上の5点であるが、米大統領選のテレビ向け討論に対して、ロシアはこんな報道をしていた。

「トランプ候補 日本に対し自国の安全保障費を負担するよう提案

米大統領選挙に共和党から立候補しているドナルド・トランプ候補は、日本及びその他の国々に対し、米国の負担をなくすため、自国の安全保障費を支払うよう提案した。

トランプ候補は、次のように発言した-「我々は、日本を守ることはできない。私が言っていることは、彼らは自分達を守る必要があるか、あるいは我々を救い出さねばならないという事だ。我々は、20兆ドルも負担している」。

トランプ候補は「米国は、韓国やサウジアラビアそして日本を守っている。一方彼らは、それに対する支払いをしていない」と指摘した。

先に伝えられたところによると、欧州の多くの政治家は、米共和党候補のドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝つことを密かに期待していると、Politicoが報じた」(『Sputnik日本』2016年9月27日

トランプが、日本に対し自国の安全保障費を負担するように提案するのは、それだけ米国経済がデフォルト直前に至っているからだ。ただ、トランプが同時に挙げた他のどの国よりも日本は米国に金を出している。このあたりトランプは認識不足である。

わが国の「思いやり予算」は、民主党政権時代に、有効期限を、従来の3年から5年に延長した。米国のエージェント前原外相(当時)がやったものだ。5年間、日本は米軍に約1880億円を支払い続けることを決めたのである。

もちろん占領継続の外国軍隊に、毎年1880億円も払い続ける国など、世界にはない。日本だけだ。これで米国は、全世界の外国基地支援の約半分を日本に支払わせている。この金額は、全NATO諸国の1.6倍以上に相当する。

トランプの認識不足は、また、日本の外務省の怠慢でもある。これまでの大統領選を通じて、トランプは一貫して米軍駐留費の日本側負担増を発言してきていた。どうして事実に基づく詳細な説明をし、発言をやめさせなかったのか。

トランプの発言は、全世界に発信されてしまった。最近は政治家の劣化とともに官僚の劣化が目につく。

トランプは、「我々は、日本を守ることはできない。私が言っていることは、彼らは自分達を守る必要があるか、あるいは我々を救い出さねばならないという事だ。我々は、20兆ドルも負担している」というが、この判断は経済効率に偏りすぎている。

「欧州の多くの政治家は、米共和党候補のドナルド・トランプ氏が米大統領選で勝つことを密かに期待している」ということは、トランプもヒラリーも裏の意味を知っておいた方がいい。中露との連携が国益であり、戦争が遠ざかるとあれば、どの国も米軍に出ていってもらいたいのである。駐留米軍こそが、もっとも危険なのだ。

『英国エコノミスト』(2016年9月24日)の、「今は決められない 異常に多数の「まだ決めていない」有権者が、次期大統領を選ぶだろう」という記事が面白かった。

この記事は、米大統領選挙に向けた第1回テレビ討論会の前に書かれたものである。また、『英国エコノミスト』は一貫してヒラリー支持であり、トランプに対してはシニカルであることを考慮してお読みいただきたい。

「11月における主要候補者のどちらにも興味を示さない有権者の割合は、1992年(ロス・ペローが第3党から出馬して19%の票を得た)以降のどの選挙よりも高い。

共和党および民主党の候補者から数千万票を吸い上げようとしているのは、今回はポピュリストの第3党ではなく、気乗り薄と嫌気の強い感情である。多くの米国人は、できれば新しい候補者2人で再出発したいのだろうが、その選択肢はない。

この半世紀で最も不快な選挙運動の後、有権者のほぼ20%が、「まだ決めていない」あるいは「民主党にも共和党にも投票するつもりはない」と言っている。これらの有権者が6週間後にどうするかが、選挙の結果を決める。

生涯の共和党員を含めて、世論調査でのトランプ氏の最近の前進を警戒する向きは、第1回テレビ討論が、クリントン氏が浮動票を勝ち取る良い機会になると見ている。だがそれは、希望的観測かもしれない。選挙運動全体を通じて、2人の候補者は、異なる基準によって評価されてきた。熟達の政治家(屋)として、クリントン氏は洗練されたパフォーマンスを披露すると期待されている。

トランプ氏は単に、多くの人を侮辱しないこと、あるいは激しないことだけで期待を超えることができる。彼をインタビューすることは、急流で魚を素手でつかもうとするようなものだ。彼とのディベートは、それと同じくらいに難しいだろう。

加えて、米国人が政治家にうんざりしているときに、クリントン氏は、彼らが政治に関して好まない全ての事のほぼ完璧な化身である。

トランプ氏は1年以上候補者であり、1億6600万ドルの政治献金を受け、そして選挙運動担当の世論調査員を抱えているにもかかわらず、政治家と見られることを何とか避けている。しかし、まさに1つのチャンスがある――候補者の人柄をめぐる大騒ぎ中でこれまでほとんど無視されてきたもの――彼らの実際の政策――に、来週とその後のテレビ討論会でついに注意が向けられるチャンスである」
英字原文

ヒラリーにもトランプにも関心を示さない有権者の割合が高くなっている。

「選挙運動全体を通じて、2人の候補者は、異なる基準によって評価されてきた」という分析は面白い。「トランプ氏は単に、多くの人を侮辱しないこと、あるいは激しないことだけで期待を超えることができる」という。つまりトランプは議論でヒラリーを打ち負かさなくても、よほどの失敗をしなければいいのだ。こんな奇怪な候補は、確かに米国で初めてだろう。

・‥‥‥‥━━━━━━☆

(メルマガの公開はここまでです。申し訳ありません)

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信しております。

2011年10月1日より「兵頭正俊の優しさ出前」(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。実質、週に4回の配信になります。

優れた情報と、状況の分析・とらえ方を提供します。そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。価格以上の価値があると自信があります。ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

PC用と携帯用をあわせて3000を越える読者に支持されております。

無料で、ほぼ週刊です。

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。