日本のメディアの正体は米国のメディアなので、G20サミットが米日の凋落を露出して終わったことはけっして書かない。

われらの安倍晋三は、G20サミットでオバマに会談を申し込むも会ってさえもらえなかった。パシリと会談する主人はいないからだ。これで、もうオバマの任期中に会う機会はなくなった。

そのオバマも主役を完全に習近平とプーチンに奪われ、フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテには罵詈雑言を浴びせられて、辛うじて会議のキャンセルでメンツを作ろうありさま。

安倍晋三は、あちこちでリオのパフォーマンスを「よかったよ、安倍マリオ」と冷やかされる始末。日本政治の芸能化がついに世界舞台で認知されたG20だった。

それにしてもフィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は脚光を浴びた。やり方は荒っぽいが、麻薬撲滅、オバマ批判、国連の潘事務総長批判には、溜飲を下げている隠れファンも多いようだ。

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ドゥテルテは、インドネシアの首都ジャカルタでフィリピン人の聴衆を前に、オバマに投げつけた「プータン・イナ」は、「この野郎」や「お前」という意味で、「売春婦の息子」という意味ではない、と説明した。また自分の発言は、オバマに対してではなく、自分の犯罪対策が人権を侵害している可能性があるとの懸念を示す米国務省に向けたものだ、と釈明した。

なかなか面白い男だ。安倍マリオのような素直なバカではない。さらに、ドゥテルテは、かれの犯罪対策を批判する国連の潘事務総長を「もう一人のバカ者」と呼んだ。そして「犯罪者掃討作戦はこれからも続ける。わたしにはかれらに対する哀れみは一切ない。わたしの知ったことではない。わたしはフィリピンの大統領であり、国際社会共和国の大統領ではない」と語った。

国連はフリーメイソン(イルミナティ)の組織である。過激な麻薬撲滅策は、国連の背後の権力を怒らせる。その点を抑えて、ドゥテルテの動きを注目する必要がある。

われらの安倍マリオは、G20サミットでオバマに会談を断られた後に、ドゥテルテに会って、中国と戦うための大型巡視船2隻を供与した。これは「日本やフィリピンの地上部隊を含む十分な戦力を前方に配備すれば、米軍は同盟諸国とともに中国の軍備増強を相殺し、平和を維持できる」とする米国防戦略に添ったものである。(マック・ソーンベリーとアンドリュー・F・クレピネビッチの共同執筆「次期米大統領のための新国防戦略 ―― 形骸化した軍事的優位を再確立するには」(『Foreign Affairs Report』2016 NO.9))

フィリピンを中国との戦争に巻き込めると思っているのは、世界で安倍マリオだけだろう。ここでも税金をドブに捨てているのである。

エリック・Cがこんなツイートをしていた。

「戦争になる相手に対する軽蔑の悪口を普通の人達が日常的に言い出す。それに対して反戦の勇気ある人達による政治批判も日常的に出て来る。そうなった時(すでになっている)多くの日本人達はどうするか。大多数の人たちは、自分には関係ない、迷惑な話だと言って普通の日々を過ごす。そして戦争に入る」

日本を愛する外国人からの日本批判。これが非常に的確だ。日本の「大多数の人たちは、自分には関係ない、迷惑な話だと言って普通の日々を過ごす。そして戦争に入る」というが、実際にそうなっていくだろう。これは放射能汚染の問題と同じだ。福島第1原発がまだ収束していないのに、世界に嘘をついてまで東京オリンピックをやる姿に、この国の愚かさ、だらしなさが炙り出されている。

今回の米大統領選は、フリーメイソンの力のひとつがメディア支配にあることを、証明するものになっている。

フリーメイソン支配下の世界の大手メディアは、最初からヒラリー支援に動いている。トランプは最初から否定され、それも執拗で異常なまでのバッシングが続いている。

Trump

トランプ批判は、しかしながら落選運動をやるほどに根拠のあるものではない。逆にヒラリー支援の根拠も、支援に値するほど根拠のあるものではない。

要は、ヒラリーが何はともあれフリーメイソン支配下の政治家であること、そこから彼女への支援が出てきているということだ。

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このメディア支援がなければ、ヒラリーはとっくに予備選の段階で撤退を余儀なくされていただろう。それほど米大統領をこなすには問題のある政治家である。

一貫してヒラリーを評価し、トランプを批判している『英国エコノミスト』(2016年9月3日)が、「彼らはトランプを信じる」を書いている。トランプ支持者に焦点を当てた記事で、相変わらず辛辣だ。

「なぜ共和党の指名候補者は、政策の詳細に関心を持つ必要が無いのか

トランプ氏の世界では、動機が大いに重要となる。フェニックスの共和党本部で、トランプ氏のためにボランティアで電話をかけるダイアナ・ブレストは<トランプ氏はどんな政策でも変えることが出来る。それでも彼女は彼に投票する>と言う。「どんなことがあろうとも、私は彼を許します」と彼女は言う。

共和党の大統領予備選挙では、<一千百万人もの人を放逐することが出来ると言うのは非現実的だ>と叫ぶ共和党の政治家たちに、彼女はそのような赦免を示さなかった。彼女は、政治家と言うものは「ペテン師のような人たち」であり、先行き、良さそうなことを言う、と断言する――「すばやく変わる目」で、自分自身をも裏切るのだとも。

(中略)

トランプ氏は、移民関税執行局の係員を三倍にすると公約した。そして法をかいくぐった犯罪者の強制送還の促進命令の下に素早く行動させるとも。その基準から言えば、彼らがクリントン氏を強制送還しかねないと、冗談を飛ばした(フェニックスでの群集は大喜びで「彼女を留置しろ」と叫んだ)。

大統領としての初日に、彼は、いわゆるニ百万人の「犯罪のけ者」――ギャングメンバー、ビザ期限切れの長期滞在者、生活保護受給者などを特別な標的とした――の追放や告発を開始する積もりだろう。「頑強で、物理的で、高く、強力で、美しい」壁の建設に取り組むと彼は誓約した。

彼の言葉を少し掘ると、現実主義への小さな賛意があった――彼は移民に法執行する場合には優先順位をつける(オバマ政権と同様)と話したが、<違法に入国したものは誰であれ、強制送還の「恐れがない」訳ではないだろう>と付け加えた。

わかり易い英語にすると、彼は千百万人を速やかに強制送還するという公約を溝に捨て、代わりに、恐らく九百万人かそれ以上を、逮捕されるか、又はどのような理由にせよ警察に目をつけられない限り、陰に残すと提案しているのだ。

彼の最も冷然とした政策は、想定移住者を文化的、宗教的に分類することのようであり、米国はどんなグループでもうまく同化出来るわけではない事に正直であるべきだと言っている様だ。我々が「最も成長し、繁栄しそうな移住者」を選択するのは主権者の権利であると彼は宣言したが、それは意味がないのか、あるいは何か恐るべき意味があるのかのどちらかである。それはまた、現実レベルでは実行不可能だ。

トランプ氏の支持者は気にせず、移民やその他、なんでも、彼が言いたいことは自由に言わせるままにしている。彼の実際の政策はそれとはあまり関係がないのだ」(英字原文

トランプ支持者を小バカにしている。しかし、これは、トランプ批判としては、上品で醒めた部類の記事である。その分、辛辣であるが。

ところがトランプの人気が下がらない。メディアに叩かれるほどトランプの人気が出てくるのは、米国民が日本ほどメディアを信じていないからだ。

トランプは嘘吐きというメディアバッシングも、メディアは嘘吐きという醒めた米国民の認識が対象化してしまう。だから何もかもプーチンのせいにするヒラリーの嘘も、それほどの効果を生まない。

日本では何もかも中国が悪い、中国のせいという嘘が、あっという間に国民を洗脳し、作られた対中戦争に国民を導いている。

米日の「軍・産・学・メディア複合体」は、こぞってヒラリーを支援している。それはヒラリーのバックにいるのが米国ネオコンであり、戦争屋であり、フリーメイソンであるからだ。

戦争は、99%の子弟の命を代償に、1%が金儲けをするビジネスである。そのとき、わたしたちが知らねばならないのは、意図的計画的に戦争は始められるということだ。

尖閣の領有権や中東のテロなどは、米日の「軍・産・学・メディア複合体」にとっては何の関係もない。戦争を起こすこと自体が目的である。しかしそんなことをいっては99%が死んでくれないので、仮想の大義をでっち上げる。それが現在は中国と北朝鮮の脅威である。

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