日本維新の会が早くも末期症状だ。

有り体にいえば石原慎太郎の率いる旧太陽の党と、橋下徹の率いる旧大阪維新の会との対立だ。

対立とはいっても内情は一方的に旧太陽の党が旧大阪維新の会を睥睨し、やりたい放題に振る舞っているということだ。

その原因のひとつは、両者の政治的力量があまりにも違いすぎることのように思われる。旧大阪維新の会系の国会議員は、大半が橋下ベイビーズの新人議員である。逆に旧太陽の党系は一騎当千の古兵からなっている。

対等な合流など望むべきもない。

平沼赳夫国会議員団代表(元経済産業相)、片山虎之助政調会長(元総務相)、園田博之国会議員団幹事長代理らは、すべて旧太陽の党の策士たちだ。橋下ベイビーズを顎で使えるわけだ。

橋下ベイビーズからは、次の参議院選挙に橋下に立候補して、早く国会に出てきてほしい、という悲鳴があがっている。

ただ、夏まで橋下徹の入る余地が、まだ日本維新の会に残っていればの話だ。いや、仮に残っていたとしても、旧太陽の党の策士たちにとっては、橋下徹もベイビーズと同じ新人議員のひとりに過ぎない。馬鹿メディアは橋下徹を買いかぶりすぎているのである。

仮に夏まで、もったとしても、早晩、日本維新の会は分裂する。

両党の合流については、これが太陽の党による日本維新の会の乗っ取りであることを、私は早くから指摘していた。

2012年11月18日(日)のツイッターで、わたしは次のようにツイートしている。

「橋下徹の唯一面白かったのは、いい悪いは別にして、がむしゃらにやる点だ。それが慎太郎との出会いで、すべて消された。「適当に」。これが合い言葉になる。太陽の党を吸収したことで、消えたのは実は日本維新の会である。選挙が終われば、そのことがはっきりしてくる。橋下は大阪にいて何もできない」
(引用終わり)

旧太陽の党は日本維新の会を乗っ取るために様々な本音を隠して合流した。この両者が本音で一致しているのは改憲ぐらいであろう。

ところで、ここでわたしの改憲に対する考えを述べておく。

1 まず自明のことを述べるが、永久に変える必要のない憲法などというものは存在しない。時代の変化と国民の要請に応じて憲法もまた変えねばならない。

2 しかしそれは、国民主権と民主主義を重んじる政党の嚮導によって行われなければならない。逆にいえば、現在の既得権益支配層に隷属した「自・公+民・みんな・維新」の政治勢力のもとで行われるべきではない。

わたしがここでいう既得権益支配層とは、米国・官僚・財界・「記者クラブ」メディアのことである。

3 安倍自民党による改憲の動きは、TPP参加後に、我が国を米国の植民地にするための法的整備である。

TPPの本質を、日本の米国化という論者は多い。わたしは植民地化といっている。日本国民は、はっきりいわなければわからないお人よしで呑気な民族だからだ。

人は褒めて良くする面も確かにある。しかしダメにする面もあるのだ。マスメディアが国民を褒めちぎってダメにしているので、その両者のダメさを指摘し続けなければ、わたし自身がマスメディアの一角を担わされてしまう。

自民党の改憲草案では国民の人権が大幅に後退しているのがそれを証明している。言葉はきついが、日本国民を米国の植民地の奴隷と化すのが、自民党の憲法草案である。

既得権益支配層の政治は、米国からいわれて交渉する前に、隷属の現実を国民に隠蔽するために、自ら米国の要請どおりに変更してしまう。

これはポリシーロンダリング(実現したい政策を海外で約束して、「海外で決まった(あるいは国際公約である)から」といって国内法を成立させる)手法より、さらに劣化した卑屈な政治手法である。

たとえば政府の産業競争力会議が、企業が社員を解雇できるルール構築を提言した。これはTPPの先取りである。すでに植民地日本の構造改革が急ピッチで始まっている。
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4 TPP参加後に植民地となった日本の軍隊は、米軍の傭兵となり、世界各地の紛争地域に米軍とともに(あるいは米軍に命じられて単独で)出兵してゆくことになる。

いずれ日本は、紛争地域の反体制運動、レジスタンス運動から嫌われ、恨まれ、ヨーロッパ並みに日本国内でも抗議の爆破活動が行われるようになるだろう。

そうして初めて、日本国民は自分たちがしてしまったことに気づくのである。

5 改憲の目玉は国軍の創出にある。これは米国の要請から出たものである。大幅な軍事予算の削減に踏み切った米国は、駐留米軍の給料も日本に払わせようとしている。その結果、いよいよ米軍は日本から撤退しなくなるであろう。

米国にとっては日本占領の継続と、経費の削減という、うま味を持つのが、自民党の改憲である。

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