東京シロアリンピックの「アスリートファースト」のうそ

敗戦記念日(8月15日)の首相動静を見ると、アホぼん三世こと安倍晋三は、またしてもオトモダチとの酒食に明け暮れていた。

午後3時29分、私邸発。

午後4時57分、山梨県鳴沢村の別荘着。

午後5時50分、別荘発。

午後5時56分、同村の笹川陽平日本財団会長の別荘着。笹川会長、森喜朗元首相、小泉純一郎元首相、麻生太郎副総理兼財務相、加藤勝信厚生労働相、茂木敏充経済再生担当相、西村康稔官房副長官、自民党の萩生田光一幹事長代行、岸田文雄政調会長、日枝久フジテレビ相談役らと会食。

午後9時55分、同所発。同10時2分、別荘着。

優雅な生活である。太平洋戦争で死んだ同胞や、日本軍に殺された外国の死者のことを少しでも考えたら、この日は避けるべきだった。国のトップとはそういう振る舞いをせねばならないのだ。トップの言動、生き様は、それがやがて国全体を染め上げてしまうからだ。

実際、アホぼん三世の「今だけ、金だけ、自分だけ」の政治は、国を染め上げてしまった。

現在、アホぼん三世がやっているのは李氏朝鮮型の奴隷政治である。アホぼん三世と李氏朝鮮との共通点は、縁故主義であり、人治主義であり、陰湿な秘密警察の文化、ファンタジー化する史実、「干す」「冷遇」といった「九族皆殺し」の政争、格差社会容認などである。具体的にはアホぼん三世は統一教会の支配下にあるのだが、その現実については、次のような指摘がある。

岩上安身

ネトウヨと自民のクソサポーターら、のやっていることは、日本を本格的に亡国へ突き進む道。自民はかつてこんなクズの集まりではなかった。完全に世界最大の反日カルトの統一教会に乗っ取られた、と言っていい。日本会議は結局、その手足となる下部組織。

日本をサタンの国と刷り込む韓国のカルト宗教統一教会=勝共連合に長年支えられてきた自民党に、日の丸掲げて愛国心語る資格があるのか。日本会議や神社本庁に愛国心の片鱗でもあるなら、統一教会と同舟できるはずもない。それができるのは、結局は親方米国の言いなりのイヌだからだ。

日本はサタンの国と教え、日本の信者に霊感商法をやらせて日本人から徹底的に金を巻き上げて、韓国へ送金させ、大財閥を築いている、自分は「イエスの再臨」と称する文鮮明教祖の作った世界最大級の反日カルトである統一教会と、日本のエセ保守、エセ右翼はぴったり重なり合っている。

有田芳生

国会議員は統一教会(=家庭連合)に協力するな。衆議院議員、参議院議員。すべての議員室にこの文書と資料が配布されました。国際勝共連合の面々は、しばしば議員会館を回っています。

Yasu

週刊朝日によると、「統一教会」の金起勲(キムギフン)北米大陸会長ら幹部一行が2017年5月7~12日の日程で来日、その際に菅義偉官房長官から首相官邸に招待され、さらには自民党本部で高村正彦副総裁ら幹部と面会するといった大歓迎を受けた事をあきらかにしたのです。

統一教会が日本政治において深刻な理由のひとつは、それが自民党ばかりでなく、野党にも触手をのばしているからだ。それがなぜ問題になるかというと、裏で仕切っているのが統一教会ということになって、政権交代を起こしても同じ反日の政権になってしまうからだ。

旧民主党系の政治家が日本会議に入っているような場合、まず統一教会の影響下にあると考えてまちがいない。前原や長島や松原のような政治家である。まったく自民党にいてもおかしくない政治家たちだ。

日本の危うさ。それがひとつは東京シロアリンピックに露出している。日本のメディアがこの問題の深刻さを取り上げないのは、東京の大手メディアが主催者側の組織だからだ。何としてでも開催して、儲けなければならない立場にある。しかし、外国メディアはさかんに東京シロアリンピックの深刻さを採り上げ続けている。

『Sputnik日本』も、「2020年東京オリンピックが台無しになるかも!? その理由とは」と題して、次のように書いた。

東京五輪が日本で最も暑い時期に行われることに多くの人々が驚い ている。ロイター通信が伝えるところ、 五輪開催時期は国際五輪委員会(IOC) の財源のひとつであるテレビ局に左右される。テレビ局からは数十億ドルの放映権料が入るのだ。7月末から8月初頭には通常、大規模な大会が行われず、 スポーツチャンネルは視聴者を失う。もし五輪をより涼しい10月に移すと、米ナショナル・ フットボールリーグ(NFL)のシーズン開幕や野球の大リーグ( MLB)プレーオフなどに重なってしまう。7月は視聴者が五輪だけに集中する絶好の時期というわけだ。日本にはこの条件に合わせて調整し(東京五輪は7月24日〜 8月8日)、 選手と観客を熱暑から救う手段を探す以外の選択肢が残っていない 。

江戸流の暑さ対策

東京がどのようにして選手やゲストを異常な高温から守るのかについて、前日の記者会見で小池百合子都知事が英国紙The Guardianの記者の依頼に応じて説明した。

都知事はジャーナリストとゲストに対して、自らが環境大臣を務めたときに打ち出したCool Bizプログラムを丁寧に勉強するよう呼びかけた。このプログラムのおかげで公務員やオフィスで働くビジネスマンは夏季にジャケットとネクタイを着用しない権利を手に入れ、エアコンが消費するエネルギーも削減された。しかし、ドレスコードの緩和がスポーツ選手やサポーターを日本の灼熱の太陽から助けてくれるとは思えない。

小池都知事によると、オリンピック期間中、東京と都民にとっての主要な冷房手段は既存のミストスプレーになるという。つまりあの冷風ミストだ。道路のアスファルト舗装を破壊的な太陽光から保護するのは遮熱性舗装である。また、都知事は追加的な対策として、知事曰く効果的な江戸時代の冷房方法を紹介した。知事の説明によると、数百年前から打ち水の伝統があり、市民は夏の間、1日に2回、路上に水をまいてきたという。(「2020年東京オリンピックが台無しになるかも!? その理由とは」

東京シロアリンピックは1964年に一度開催されている。このときは10月だった。

2020年の東京シロアリンピックは酷暑の8月に開催される。

この他、開催が実現しなかった大会もあって、1940年東京シロアリンピックである。

五輪開催時期は、実質的に米国のテレビ局が決めている。テレビ局側から数十億ドルの放映権料が入るためだ。米テレビ局の都合はこうだ。

1 真夏の7月末から8月初頭には大規模なスポーツイベントがないために、米テレビ局は視聴者を失う。それでこの真夏に東京シロアリンピックを開催する。

2 東京シロアリンピックを涼しい10月に移すと、米ナショナル・フットボールリーグ(NFL)の開幕や野球の大リーグ(MLB)プレーオフなどに重なる。

つまり宗主国のテレビの事情によって盛夏の五輪が決まったのである。

打ち水百合子こと小池百合子の「アスリートファースト」とは真っ赤なうそで、「米メディアファースト」だったわけだ。いずれにしても選手と観客を犠牲にした対米隷属は、米国のテレビに対しても貫かれていたわけだ。

打ち水百合子は、マラソンコースを遮熱性舗装したり、打ち水の伝統を紹介した。1964年と2020年の東京シロアリンピックとの違いは、明確である。政治が劣化してしまったのだ。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

メルマガの一部の紹介はここまでです。

申し訳ありません。ぜひ有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』の購読をご検討ください。

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

状況への呟き(2018/1/26)

状況への呟き(2018/01/24)

ときどき、ツイッターに投稿した表現を「状況への呟き」としてブログで公開します。

他の方の優れた「状況への呟き」も紹介します。

今後も読みたいツイートがありましたら、その方のフォロワーになってあげてください。

リンク先に、貴重な情報があるケースが多いので、それも併せてお楽しみください。

新しいツイートが上にきております。

時間とともに増えていきますので、あとでまたお寄りください。

皆さんの思索の糧になりますように。

・・・・・・・・・━━━━━━

・・・・・・・・・━━━━━━☆

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

核兵器は誰も使えない

1 世界最強でも勝てない戦争

今回の衆議院選挙には、政権交代の可能性があった。

ファシズムと戦争を止めるためにも、野党共闘を成功させて、どうしても政権交代を起こさねばならない選挙だった。

しかし、ひとつにまとまるどころか、民進党を4つにも分裂させ、安倍自民党を勝たせた選挙は、ある夜の密議が発端だった。

まず、9月25日に、安倍晋三が28日召集の臨時国会冒頭で衆院解散を表明した。
すべてはここから始まった。
小池百合子も会見し、「希望の党」を立ち上げ、代表に就くと発表した。

そこからすべてをぶちこわした9月26日深夜の密議がはじまる。
集まったのは、小池百合子、前原誠司、神津里季生(りきお)、上杉隆の4人だった。

前原誠司が、民進党の解党と100億円超の資金・党職員の提供を小池百合子に提案する。
それに対して小池百合子は、希望の党に入るには、安保賛成と改憲賛成が前提条件であって譲れないと主張する。
そこで上杉隆が反対派の排除を提案した。
小池氏「「護憲、遠慮願う」前原氏「当たり前」深夜の密談『朝日新聞デジタル』2017年11月19日)

この密議を行った者たちの政界再編成は、共産党に象徴される左翼を排除した、対米隷属の二大政党制、どっちが政権を取ろうが1%に奉仕する大政翼賛体制の構築であって、何か希望があるわけではない。

政権交代といっても自公に代われば何でもいいというわけではない。
同じような国民いじめの政権ができて、交互に政権を担当されたら、たまったものではない。
これは当たり前のことであるが、わたしたちは、どんな政策で政権を担うのか、もっと真面目に政党の政策を検証しなければならない。

さて、今日のメルマガでは、米軍と核の問題を採り上げる。

『マスコミに載らない海外記事』(2017年11月17日)に、面白い記事が載っていた。

ベトナム以降、アメリカの政治家連中は、基本的に、侵略を、意味ある抵抗をする力が全くなく、まして優勢などに決してなり得ないずっと小さな国々に限定してきた。
ベトナム以降のアメリカ軍侵略のリストを見れば(中略)、アメリカ軍が、無防備の国々への攻撃を専門にしていることが良くわかる。

そこに、ソ連崩壊が起き、第一次湾岸戦争や、グローバル対テロ戦争で、アメリカの政治家連中が、明らかに“唯一の超大国”やら“ハイパー大国”という自分たち自身のプロパガンダを信じ込んで、アフガニスタンやイラクに対する全面的侵略を含め遙かに複雑な軍事攻撃に関わった。

これらの戦争は、政治家連中が自らのプロパガンダを信じ込んだ場合に一体何が起きるかのケース・スタディーとして、歴史に残ることとなろう。
倅ブッシュは、侵略が完了するや否や勝利を宣言したが、この戦争は、アメリカが、そこから軍を全く脱出させることができない大惨事であることが、間もなく誰の目にも明らかになった(ソ連人でさえ幾つかの事実から結論を導き出し、アフガニスタンから撤退した。アメリカ人より迅速に!)。
すると、こうしたこと全てはアメリカ軍について一体何を語っているのだろう。
(順不同)

アメリカ軍は他のどの軍よりも巨大、遥かに巨大だ
アメリカ軍には(世界で)比類の無い戦力投射(移動)能力がある
アメリカ軍はハイテクが豊富で、ある種の紛争では非常に有利だ
アメリカ軍はどの国であれ地表から消し去れる手段(核兵器)を保有している
アメリカ軍は大洋と戦略的要衝を支配している

これで、戦争に勝つのに十分だろうか?
実際は、そうではない。
それを理解していて、私が“アメリカ式戦争”(中略)と呼ぶものを戦うことを拒否する敵さえあれば、こうした優位を無効になってしまうのだ。
レバノンやコソボやアフガニスタンやイラクでの最近の戦争が、うまく適応した戦術が、上に列記したアメリカ軍の優位をほぼ打ち消してしまうか、少なくとも、そうしたものが重要ではなくなってしまうことを明らかに示している。

“戦争は別の手段による政治の延長である”というクラウゼビッツの理論をもし受け入れるなら、アメリカは、実に長い間、実際の戦争には勝利しておらず、アメリカ政府にあからさまに進んで逆らおうとする国々のリストは着実に増加しつつある(今やイランと朝鮮民主主義人民共和国のみならず、アフガニスタン、イラク、イエメン、シリア、ベネズエラや、ロシアと中国すら)ことが明らかになる。

つまり、あらゆる威嚇やプロパガンダをもってしても、アメリカは、一部の連中が人々にそう信じさせようとしているほどの手ごわい敵ではないという合意が、アメリカが威嚇し、いじめて屈伏させようとしている国々の間で、生じつつあるのだ」(「彼の評価は正確と思うか?」The Saker)

2 戦争で経済を回す国

第二次世界大戦後、米国が世界に覇を唱えられた原因は、米国がどの国からも攻撃されず、無傷で工業基盤が残ったことだった。
そこで米国は膨大な数の兵器システムや機器を製造できたのである。

別に米国の政治や経済が新しくて優れていたからではない。

「ベトナム以降、アメリカの政治家連中は、基本的に、侵略を、意味ある抵抗をする力が全くなく、まして優勢などに決してなり得ないずっと小さな国々に限定してきた」というあからさまな指摘は、これまでなかったものだ。
最初から米本土への反撃が不可能な小国、発展途上国で、石油などの収奪が可能な国が狙われた。

それだけではない。
ロスチャイルドの銀行がない国、国有銀行をもつ国が主に狙われた。
イラク、リビア、シリア、アフガニスタンはそうである。
今後は、イラン、北朝鮮が狙われることになる。
ロスチャイルドの銀行をおき、金融で永遠に支配するためである。

しかし、現実はそう簡単には運ばなかった。
米国は侵略先から抜け出せなくなったのだ。
「ソ連人でさえ幾つかの事実から結論を導き出し、アフガニスタンから撤退した」のにだ。
これにはひとつ注釈が必要だ。
抜け出せなくなった面と、留まっている両面がある。
小規模な戦闘でいいから、外国に留まり、戦い続けた方が、兵器は消耗し、新たな予算を取りやすいのである。

ロシアのように本気でISISを攻撃されたら、戦争が終わってしまうから困るのだ。

米軍は確かに巨大であり、比類の無い移動能力があり、ハイテク兵器を保有している。
さらに核大国だ。
しかし、これらの優位性が通じない相手、使えない相手にとっては、優位が無効になってしまう。
「レバノンやコソボやアフガニスタンやイラクでの最近の戦争」がそうである。

遡ればベトナム戦争もそうであった。
これまで経験したことのない戦争、出会ったことのない敵に対して、ついに米軍はジャングルに枯れ葉剤まで投下している。
しかし、最後まで核兵器は使えなかった。

実際、「アメリカは、実に長い間、実際の戦争には勝利しておらず、アメリカ政府にあからさまに進んで逆らおうとする国々のリストは着実に増加しつつある」し、「アメリカは、一部の連中が人々にそう信じさせようとしているほどの手ごわい敵ではないという合意が、アメリカが威嚇し、いじめて屈伏させようとしている国々の間で、生じつつあるのだ」。
ただし、日本を除いて、だ。

対米隷属の日本の卑屈さ、米国のイエスマンに徹する主体性のない外交は、いまや世界に見透かされ、笑いものになっている。
するとそれを打ち消すかのように安倍晋三は外国に金をばらまく。
それがまた外国の顰蹙を買う。
これの繰り返しだ。
凋落の米国と心中するつもりである。

中国の壮大な「一帯一路」(=シルクロード)構想と、BRICSの躍進。
いずれ世界はBRICSを中心に回り始める。
独・仏を中軸としたEUも、長期的にはBRICSに接近していく。
安倍の姿勢は、ただ米国待ちの姿勢である。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。
© GIHYO

衆議院選挙総括 ~地獄の選択~

1 仕掛けと愚か者たちの選択

『フィナンシャル・タイムズ』(英国)が、「もしかすると日本人は、自分たちの怒りの声を、投票所ではなく、自殺率で示すことを選んでいるのかもしれない」と書いていた。

そうなのかもしれない。
日本国民は滅多に投票にいかない。
どんなに政権に痛めつけられても、その回答はふてくされたような棄権だ。
その行く着き先を自殺としても間違ってはいないだろう。

自殺だったらまだいいのだが、生きたくても戦地に送り出されて殺されることになるだろう。

せっせと投票所に足を運び、戦争の未来と闘っている国民にとっては、ほんとうに腹立たしい半分ほどの日本人だ。

投票の前日(21日)、こんなツイートを見つけた。

きっこ

金正恩がどれだけバカだとしても、少なくとも安倍晋三よりは知能が高いから、核やICBMの開発は、あくまでも「米国と対等に取引するための手段」であって、本当に他国に向かって発射したら瞬殺されてしまうことは誰よりも本人が一番分かっている。
それを「脅威」だと煽る安倍晋三は本物のバカ。

asuka

きっこさんの言ってる事は確かに世界中も同じ意見です。

ですが少し違うことがあります。

それは日本国民は安部と同じバカだと思われてる事なのです。

英語・韓国語・ロシア語・中国語などのTwitterを読むとわかりますよ。
また今回の選挙にも日本国民は無関心だと言われてます。

確かに金正恩を、統治の困難な北朝鮮の統治者として評価する声は、米国にもある。
その北朝鮮を、圧力と制裁で締め付けようと、世界で唯一わめく安倍晋三を選んだのは、日本国民である。
したがって愚かな国民といわれても仕方あるまい。

Spicaがこんなツイートをしていた。

前提に事実誤認あり。
自民党の得票率はどの選挙でも3割前後。
自民党を選んでいるのは日本人ではなく選挙制度。
選挙に限らず集団の出す結論は「決め方」でどうにでも変わる事は意識すべき。
~ なぜ日本人の多くが自民党を選ぶのか(福田充)

実際、小選挙区制が現在の日本の惨状を生んだ。
これは否定しようがない。

小選挙区制はやめるべきだ。
このシステムでは膨大な死票を生む。
民意が反映されないのだ。
小選挙区制は、世襲のバカ議員が独裁をふるえるシステムである。
このシステムが続く限り、国民の幸せなど最初から眼中にない、飯の食い方としての多数のバカ議員を生み続ける。
それを見下す世襲バカ議員が独裁をふるい続ける。

22日投開票の解散総選挙が終わった。
これで明確に日本は地獄に舵を切った。

この選挙は、戦後、もっとも愚劣で個人的な動機による選挙だった。

国家国政の私物化の果て、モリカケ事件を起こした安倍晋三が、野党の追及から逃れられなくなって、逃亡するために起こした選挙だった。

解散の直前に、米国―安倍―小池―前原の、米日支配層による仕掛けが起動した。
安倍晋三の動機に3点を付け加え、4点とした。

(1)モリカケ追及からの逃亡

(2)民進党解党による野党共闘潰し

(3)対米隷属二大政党制の樹立

(4)米軍が自衛隊を使って戦争ができる体制作り

2 仕掛けと共産党

もちろん本人に理解できて切実だったのは、(1)モリカケ追及からの逃亡だけで、(2)~(4)は背後の大きな権力が考えたものだ。

具体的にいえば、モリカケ事件から政権交代につながる可能性があった民・共・自・社の野党共闘を潰す。
まず野党共闘の母体になる民進党を解党する。
そのために改憲と戦争法(安保法制)で踏み絵を踏ませ、解党を具体化させる。
前代未聞の小池と前原による、民進党内リベラル狩りである。

リベラル狩りはナチスもおこなっているので、小池、前原は、ポピュリズムからファシズムへ大きく踏み出したといえる。

国民にとって衝撃的だったのは、大方の民進党議員がすんなりと踏み絵を踏んだことだ。
かほどさように世界一の歳費がほしかったのだ。
これこそ日本の政治が到達した究極の劣化だった。

これほど国民をバカにした話はない。
日頃は改憲にも戦争法(安保法制)にも反対している。

ところが選挙になると、国民の人気の高い賛成の政党に入って当選を狙う。

世界一高い歳費にありつくために、過去が捨てられたのだ。
このとき、忘れられているのは過去の政策を支持した国民である。

その後は、自・公・希・維の翼賛体制を作るために、かたちだけの二大政党制を作る。
米国にとってはどちらが勝っても米国益に奉仕する政権なので、永遠に日本を奴隷国家として支配できる。

枝野幸男を、わたしは民進党の代表選から支持し、前原誠司を批判してきた。
現在、立憲民主党を作った枝野幸男は見事に開花し、自党の仲間を代表として身売りに出した前原誠司は、すっかり国民の信頼を失った。
民進党は、前原を解任し、除名すべきである。

枝野幸男にいま、もっとも重要なことは、安易に民進党と合流しないことだ。
確かに数は増えるが、結局、中身は元の民進党と同じということになって、国民の支持が急速にしぼむ可能性がある。
希望の党の急速な失速に学ばなければならない。

わたしがもっとも恐れるのは、民進党との合流の結果、改憲、増税に賛成、戦争に前のめりといった議員が多数入ってきて、立憲民主党が以前と同じ鵺(ヌエ)に化けてしまうことだ。

「反対して通させる」。
これをやっていると、前の民進党と同じではないか、という認識が国民のなかに広がる。
目先の数の誘惑に負けると、すっと国民の支持が引くかもしれない。

前原誠司は、代表辞任後に、希望の党に入る。
これで小池、前原の自民党補完勢力の色彩は明確になる。

今後は希望の党から改憲、増税、戦争へとふたりで走り出すことになるだろう。

共産党の志位和夫は、「民進党によって直前に野党共闘が分断され、多大な負担を強いられた。選挙を戦う形が作れていれば、こんなに自民・公明両党の多数を許す結果にはならなかった」「候補者の取り下げによって、当然、共産党にマイナスはあるが、かなりの選挙区で当選を勝ち取る結果になっており、間違いのない判断で悔いはない。今後の国政選挙などに向けて、相互に推薦し合うような本格的な共闘にぜひ発展させたい」と語った。

また、立憲民主党の躍進を喜び、立憲民主党が改憲の大きなブレーキになる、と述べた。
共産党が払った自己犠牲には多大なものがあった。
何とかそれに報いたいと、選挙期間中、わたしは何度もツイッターで共産党への応援を呼びかけた。
多くの識者もわたしと同じ考えで、共産党への支持を訴えていた。
しかし、結果は気の毒なことになった。

三宅雪子がこんなツイートをしていたが、これは無党派のリベラル派を代弁する言葉だろう。

共産党さんの力不足ではないと思います。
今まで野党共闘でいかに共産党さん以外の野党と支持者が共産党さんに甘えてきたかを痛感する選挙でもありました。
深く反省をして互いの利となるように野党共闘を進化させていく必要を感じています。
お疲れさまでした。

次の選挙ではぜひとも共産党を躍進させ、国民いじめの増税、戦争に前のめりの勢力への、防波堤を高くしなければならない。

共産党からはこんなツイートが投稿された。

日本共産党

私たち日本共産党に対して、多くの励ましのコメントをいただき本当にありがとうございます。
全てに返信することはできませんので、ここでお礼を申し上げます。
本当にありがとうございます。

そのお気持ちに応えるべく、政党としての地力をつけて参りたいと思います。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

(メルマガの公開はここまでです。申し訳ありません)

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。
© GIHYO

ポピュリズムからファシズムへ ~安倍 ― 小池 ― 前原ライン~

1 踏み絵の謀略

選挙もついに最終日。

いまから考えても、やはり野党にとって小池百合子と前原誠司による、民進党潰し、民進党内リベラル狩り、モリカケ潰しは痛かった。
これで選挙の闘いの前に最大野党が実質的な解党に追い込まれてしまった。

やってしまったことの罪深さを、関係した政治家たちがわかっていないようだ。
小池も前原も、ケロッとしている。

古今東西、悲劇は必ずトリックスターを生み出す。
前半は建前しか喋らない原口一博であったが、途中から中山なりあき(中山成彬)にスポットが当てられた。

その中山なりあきがこんなツイートをしていた。

10月16日

自民に代わりうるもう一つの保守の党が必要だ、民主党政権の体たらくを見てそう確信した。
小池都知事が新党を結成すると知り、日本のこころで衆院選を戦いたいという恭子代表を、とても勝てない、我々が参加することによって小池新党が保守を鮮明にする党になり、日本のこころの心も生きると説得した。

小池代表に頼まれ、九州の候補者探しをしていた2日朝、民進党丸ごと希望の党へというニュースに驚き、恭子に電話した。
本当なら我々が新党に参加した意味がない、離党せざるを得ないと小池代表に話してほしいと。
恭子はそうなったら貴方は出られなくなるけどいいのと聞くので、仕方がないよと答えた。

恭子が小池代表に電話したら、ニュースは間違いで、民進党からの議員は憲法改正、安保法案に賛成かどうかチェックする、心配なら恭子さんも加わってと言われ、私は分からないから主人を出すと。
急遽上京した私は誓約書を提案した。
民進党の中には世襲の自民党から出られなかった有能な人材が数多いる。

このツイートから、次の2点がわかる。

(1)小池百合子のなかでは最初から、民進党からの議員に対して、憲法改正と安保法案に踏み絵を踏ませることが決まっていた。

(2)中山なりあきは、小池に誓約書を提案し、その形式が決まった。

最初から民進党議員の選別が小池にあったことは、前原誠司も知っていたと思われる。
民進党の両議員総会の前には、前原は、全員が希望の党に行けるとは限らないと話していたといわれ、それが総会では俄然、調子のいい「言うだけ番長」「口先番長」に変わって、全員が希望の党に行ける、と太鼓判を押したのである。

小池百合子は、この選別は事前に前原にいってある、と発言している。

こうして前代未聞のリベラル狩りが始まったのである。

希望の党に入った民進党議員は、すべて改憲にも戦争法(安保法制)にも賛成したことになる。
なにしろ世界一の歳費であるから、国会議員であることは、思想や信条よりも、そして国民よりも尊いのだ。

ところが小池の「排除」発言から、あろうことか希望の党の支持率が急速に下降しはじめた。
いまや選挙後に都民からリコール問題が浮上している有様だ。

あわてた風見鶏たちは、今度は各選挙区で小池批判まで口にしはじめた。
浅ましいという言葉は、この者たちのためにあるようだ。

さて、今日のメルマガでは、安倍 ― 小池 ― 前原ラインにおける、ポピュリズムからファシズムへの転移について見ていくことにする。

シェリ・バーマンが「民主主義の危機にどう対処するか―― ポピュリズムからファシズムへの道」を書いている。

(シェリ・バーマンは、コロンビア大学・バーナードカレッジ教授(政治学)。専門はヨーロッパの政治と歴史、左派の歴史など)

2 右派ポピュリズムはファシズムへ成長する

もっとも、優位を手にしながらも、ファシスト勢力には自分たちだけで権力を掌握する力はなく、伝統的な保守派と手を組む必要があった。
伝統的なエリートのパワーを温存し、高まる民衆の力を粉砕したいと考えていた保守派はまとまりのある支持層をもっていなかった。
彼らは、自分たちの長期的な目的のためにはファシストの人気にあやかる必要があると感じていた。

水面下で動いた保守派は、こうした思惑からムッソリーニやヒトラーに権力を握らせつつも、彼らを利用し、必要でなくなれば、排除すればよいと考えていた。
だが保守派は、ファシストが同じゲームをしていることにほとんど気づいていなかった。

1933年に首相に任命された直後、ヒトラーは保守派の同盟勢力を排除した。
彼は、ナチスの長期的な革命プロジェクトにとって、保守派が邪魔になることを的確に理解していた。
一方、1922年に首相に任命されたムッソリーニは、自分の立場を完全に確立するまでに、より長い時間をかけたが、ヒトラー同様に、自分をイタリアの独裁者に押し上げてくれた伝統的な保守派の多くを傍流に追いやるか、殺害した。

<現代への教訓とは>

こうしたファシズムの歴史からみて、ルペン、トランプその他の右派ポピュリストについてどのようなことが言えるだろうか。
右派ポピュリストと戦間期のファシストに一部で重なり合う部分があるのは事実だ。
かつての右派の急進派同様に、現在のポピュリストたちも民主的指導者たちを、効率に欠け、民衆の声に耳を貸さず、腰砕けだと批判している。

ポピュリストは「国家を敵から守り、管理できない力によって翻弄されていると感じている人々に目的意識を与えることで、国を育んでいく」と約束し、民衆を宗教や人種で定義しつつも、「人々」のために毅然と立ち上がると表明している。

だが、見事に重なり合う部分があるとしても、ファシストとポピュリストの場合、その違いの方が際立っている。
ファシストとの明らかな違いは、ポピュリストが民主主義を葬り去るのではなく、改革していくと主張していることだ。
民主主義の現状には批判的だが、民主主義に代替する制度を示すことはなく、政府を強くし、より効率的にもっと市民の声に耳を傾けるように改革すると主張している。

したがって、現在の右派の急進派は、ファシストではなくポピュリストと描写するのが適切だ。
彼らは、普通の人々の立場から、腐敗し、堕落し、現実に向き合おうとしないエリートやその制度を批判している。

別の言い方をすれば、ポピュリストは反自由主義的だが、反民主主義的ではない。
右派ナショナリストを含む現代のポピュリストが、権力を握っても、民主体制は続く。
逆に言えば、有権者がいずれ投票を通じてポピュリストを締め出し、自分たちの選択を示すこともできる。
実際、これが民主主義の最大の力だ。
間違いから立ち直ることができる」(『Foreign Affairs Report』2016 NO.12)

シェリ・バーマンは、主として欧米を念頭にファシストの台頭を警告しているのだが、むしろ世界の先進国で最初に極右のリーダーを登場させた日本にこそ、この警告は当てはまる。

グローバリズムと悪政が招いた格差社会、政治への不信と絶望、無能なリーダーによる作られた北朝鮮への脅威、経済の悪化、国際的地位の低下、この閉塞状況がファシズムの土壌であり、すでにその土壌は作られている。

シェリ・バーマンは、この論文で次の6点を指摘する。

(1)ポピュリズムの台頭は、民主主義が危機に直面している現象である。

(2)民主主義の危機への対応を怠れば、ポピュリズムはファシズムへの道を歩み始める。

(3)ファシスト勢力は、最初は自分たちだけで権力を掌握する力はなく、伝統的な保守派と手を組む。

(4)戦前のドイツで、伝統的なエリートのパワーを温存し、高まる民衆の力を粉砕したいと考えていた保守派は、ファシストの人気にあやかる必要があると感じていた。

(5)保守派は、ムッソリーニやヒトラーに権力を握らせつつも、彼らを利用し、必要でなくなれば、排除すればよいと考えていた。

(6)ヒトラーは、ナチスの長期的な革命プロジェクトにとって、保守派が邪魔になることを的確に理解していた。
1933年に首相に任命された直後、ヒトラーは保守派を排除した。

この動きはそのまま日本にも当てはまる。
日本の経済界・学会を含めた保守派は、安倍 ― 小池 ― 前原ラインを右派ポピュリズムの台頭と見ている。
しかし、右派ポピュリズムはファシズムに転換する。
小池、前原がリベラル狩りをやったのは、かれらが両方に足をかけているのを物語る。

日本の場合、安倍、小池、前原とも、民主主義を育て、守っていく気などほとんどない。
手法は独裁であり、そういった意味でも、かれらはファシストの要素をすでに実行している。

欧米のポピュリストが、腐敗や堕落を改革しないエスタブリッシュメントを批判するのに対し、日本の安倍 ― 小池 ― 前原らには、そういった姿勢はほとんど見られない。
これもすでにかれらが半分以上はファシストとして振る舞っているからだ。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

(メルマガの公開はここまでです。申し訳ありません)

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。
© GIHYO

現代に生きるキケロ兄弟の選挙戦術

1 戦争を呼び込む「お前が国難」

望月衣塑子がこんなツイートをしていた。

丹羽氏 「中国が重視するロケット中心の戦争。
最大脅威は日本の原発54基。
1基で広島型原爆の1000倍の放射性物質が。
1ロケット弾落ちれば、日本は広島の1000倍、5か所なら5000倍の放射能。
戦争は絶対に避けなければ

ほんとうにのんきな日本である。
というか米戦争屋に指示されて「圧力」をまくし立てる安倍晋三である。

北朝鮮は、朝鮮半島有事には日本の原発を攻撃することを明言している。

北朝鮮の朝鮮中央通信は2日、「日本の圧力騒動は日本列島に核の雲をもたらす自滅行為だ」と警告を配信した。
共同通信が伝えた。

警告は日本の安倍首相が9月の国連総会一般討論演説で北朝鮮の核・ミサイル開発放棄のため「必要なのは対話ではなく圧力だ」と訴えたことに対する論評。

論評は「一触即発の情勢がいつ核戦争に転じるかは誰も分からないが、いったん火が付けば瞬く間に日本全土をのみ込むことになる」と威嚇した。

日本の安倍首相は9月20日、米ニューヨークで開催された国連総会で一般討論演説を行い、「北朝鮮の核兵器は水爆になったか、なろうとしている。その運搬手段は早晩、ICBM=大陸間弾道ミサイルになるだろう。これをもたらしたのは『対話』の不足では断じてなかった」と述べた」(北朝鮮、日本に警告 「圧力で日本に核の雲」『Sputnik日本』2017年10月3日)

「日本の圧力騒動は日本列島に核の雲をもたらす自滅行為だ」。
中東訪問でわざわざISISを挑発し、日本への敵意を煽ったのも安倍晋三だったが、今回の主役も安倍である。

「一触即発の情勢がいつ核戦争に転じるかは誰も分からないが、いったん火が付けば瞬く間に日本全土をのみ込むことになる」というのは、北朝鮮攻撃の拠点が日本の米軍基地であるのだから、必然なのである。

安倍が国連総会でおこなった「北朝鮮の核兵器は水爆になったか、なろうとしている。その運搬手段は早晩、ICBM=大陸間弾道ミサイルになるだろう。これをもたらしたのは『対話』の不足では断じてなかった」という演説は、政治家としての無能表明以外のものではない。
政治家というのは、外交で戦争を防ぐ職業だ。
対話ではなく圧力で、というのは、無能に無責任と狂気がブレンドされた発言である。

その安倍晋三は、日本国民を怖がっている。
とくに選挙演説のヤジが恐いのだ。
それで10月10日は田んぼに少数の自民党支持者ばかりを集め、厳重な警護のもと、演説を行った。
そのために農家は刈り取りを待たされたということである。
田螺(タニシ)も冬眠に入ったばかり、さぞ迷惑だったことだろう。

さて、その衆議院選挙であるが、今日のメルマガでは、選挙の本質ということについて考えてみたい。

まずわたしたちは、人類がほとんど成長していないことを冷静に認めるべきだ。
いったいイエスを超える人間が現代人の大半であるか。
あるいは仏陀を超える、そしてマホメットを超える人間がいかほどいるのか。

政治の本質もほとんど成長していない。

『Foreign Affairs Report』(2012 NO.6)に「キケロ兄弟の選挙戦術 ―― 現代に生きる古代ローマの知恵と戦術」が載っている。

引用されているのは、共和政ローマ法務官であったクィントゥス・トゥッリウス・キケロの書いた政治論である。
兄のマルクス・トゥッリウス・キケロに向けて書いた手紙の形式をとっている。

<はじめに>

紀元前64年、共和制ローマの弁護士、雄弁家として知られるマルクス・トゥッリウス・キケロはローマの最高権力ポストである執政官に立候補する。
当時、キケロは42歳。
頭脳明晰な彼はすでに大きな名声を手にしていた。

通常なら、貴族階級の生まれではない人物が執政官候補とみなされることはない。
だが、この年の他の候補たちは魅力のない人物ばかりで、少なくともキケロの弟クィントゥスは、うまく選挙キャンペーンを展開すれば、兄マルクスが執政官に選ばれる見込みはあるとみていた。
当時、ローマ市民の男性は投票権を持っていたが、投票システムは複雑だった。

富裕層が大きな力を持っており、選挙で勝利を収めるには彼らの社会的、政治的な後見が欠かせなかったし、選挙には賄ろ、そしてときには暴力がつきものだったが、選挙そのものには秩序があり、一定の公正さを持っていた。
コメンタリオラム・ペティショニス(選挙に関する小ハンドブック)は、クィントゥスが兄マルクスのためにまとめた選挙をいかに戦うかのメモと言われている。

この解釈を支持する研究者もいれば、このメモは誰か他の知恵者がまとめたと考える研究者もいる。

いずれにしても、この手引書の著者が紀元前1世紀におけるローマ政治のかなりの事情通だったことに間違いはなく、ここに書かれていることは現在にもそのまま通用する部分がかなりある。

ここから弟のクィントゥス・トゥッリウス・キケロ(共和政ローマ法務官)が書いた兄への手紙の引用になる。

2 伝統主義の重視、ポピュリズムへの警戒

兄マルクス・キケロへ
The Commentariolum Petitionis
クィントゥス・トゥッリウス・キケロ 共和政ローマ法務官

すべての好意とつながりを動員せよ

その才能、経験、努力ゆえに、あなたは人が自分のものとできるすべてのスキルをすでに我がものとしておいでです。
互いに相手を想う者として、あなたの選挙について、私がこのところ昼夜を問わず考えていることをここにお知らせしたいのです。

まず、あなたが備え持つ強みを認識すること。
・・・数においても多様性においてもあなたほど豊かな支持者に恵まれている候補はそう多くはありません。
公的な地位を持つ人々、商人階級の多く、そしてローマ市民たちもあなたを支持しています。

あなたがこれまで法廷でうまく弁護してきた、さまざまな社会的バックグラウンドを持つ人々のことも忘れてはいけません。
もちろん、あなたを支持している利益集団のことも。
そして、常にあなたの側にいる友人たちだけでなく、あなたを尊敬し、あなたから学びたいと考えている若者たちも力になるはずです。

彼らに有益な助言を与え、一方で彼らに助言を請う。
そうすることで、こうした支援グループがあなたによせる信頼を維持できます。
今こそ、すべての好意を動員すべきです。

何かをあなたに負っている人々に対しても「これまでの借りを返すためにも、自分を応援してほしい」と言うのを忘れずに。
一方、そうでない人々にも「自分を支持してくれれば、恩義に感じ、報いるつもりだ」と伝えるのです。
もちろん、貴族階級の支持、特に、執政官の経験がある人々の支持を取り付ければ、大きな力になります。
仲間入りをしたいと望む人々に、兄さんには「その価値がある」と納得させることが大事です。

こうした特権階級の人々との関係を忍耐強く育んでいくのです。
兄さんと友人たちは、執政官経験者たちに、あなたが伝統主義者であることを納得させなければなりません。
決して大衆に迎合し、便乗するタイプの人物だと思われないように。

「いかなる問題であっても、私が民衆の立場を支持しているようにみえるとすれば、それは、民会(市民集会)での支持を得るための方便だ」と説明するのです。
そうすれば、有力者たちは、あなたのために影響力を行使してくれるか、少なくとも、あなたに敵対的な行動をとることはないはずです。

「すべての好意とつながりを動員せよ」というのは、現代においてもすべての国で政治家が選挙にあたって試みることだ。

弟クィントゥスが指摘した、「常にあなたの側にいる友人たちだけでなく、あなたを尊敬し、あなたから学びたいと考えている若者たちも力になるはず」というのは、今回の小池と前原による、民進党内リベラル狩り、モリカケ潰しでも見られた。
もっともふたりは真面目に若者に向き合ったのではなく、若者を利用したにすぎないのだが。

わたしが、もっとも優れた洞察だと感心したのは、「こうした特権階級の人々との関係を忍耐強く育んでいくのです。兄さんと友人たちは、執政官経験者たちに、あなたが伝統主義者であることを納得させなければなりません。決して大衆に迎合し、便乗するタイプの人物だと思われないように」と書いているくだりである。

重視されているのは、特権階級と伝統主義であり、警戒されているのは、大衆迎合主義である。

弟クィントゥスが指摘した選挙の要諦から逸脱し、急激な選挙民の離反に見舞われているのが、小池百合子の希望の党である。
小池のポピュリズムは足元を見透かされ、見事に支持率が急落しはじめた。

裏で小池は、わたしの公約は市民の支持を得るための方便だ、と1%に説明しているはずだ。
そうして安心させているはずだ。
そうでなければ愚か者である。

しかし、「花粉症ゼロ」を公約に掲げるポピュリズム政策もだが、彼女のポピュリストとしての正体そのものが見破られてしまった。

希望の党のような個人商店の弱さは、トップリーダーの失敗がそのまま政党の支持率下落を招く点だ。
要職を他人に任せ、希望の党の権力を分散化させておけば、このような急激な支持率下落はなかったのである。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

(メルマガの公開はここまでです。申し訳ありません)

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。
c GIHYO

リベラル粛清の深層

1 誰がリベラル派を粛清したか

へどを吐きそうな政治状況が続いている。

その状況も愚劣さと醜悪とがブレンドされていて、いかにも日本的なところが特徴だ。
日本的というのは、実質的な植民地日本の政治状況という意味だ。

今回の衆議院選挙で確実に定着したのは、ネットが、とりわけツイッターが強力な武器になってきたことだ。

いま世界の有力な政治家は、ドナルド・トランプをはじめツイッターで情報を発信する。

だからツイッターをみれば、状況の推移が地上波メディアよりも早く、正確にわかる。
肉声であって編集されていないところが魅力だ。

たとえば10月6日に、都民ファーストへ離党届を提出したあとに、禁じられていたSNSでの情報発信を取り戻し、次の投稿をした音喜多の呟きは状況そのものだ。

おときた駿(東京都議会議員 /北区選出)

自由に発言し、気に入った投稿に「いいね!」を押し、共感したものを好きにRTできる。

素晴らしいことだ。素晴らしいことだ。

独裁者は、すなわち99%の敵は、この恣意的な表現の自由を、もっとも恐れるのだ。

現在の政治状況の中心にいるのは小池百合子であり、前原誠司であり、小沢一郎である。
それから自己犠牲を厭わず野党共闘に邁進する共産党の志位和夫がいる。
さらに立憲民主党を作った枝野幸男がいる。
深刻な状況が必ず作り出すトリックスターが原口一博といったところだろう。

小沢一郎は、素人目にはかすんだ小さな存在になっているのであるが、小沢信者がツイッターのTLを「前原マンセー」「小池マンセー」と派手に叫び回ることで、皮肉なことに、小沢こそすべてのストーリーを書いた隠れ主役ではないかという疑いが多くの人から消えていないようだ。

それに加えて、前原誠司と小沢一郎の、党の壊し方が、瓜二つになっている。
前原が民進党を(1)立憲民主党、(2)希望の党、(3)無所属に壊したとする。
すると自由党も(1)「立憲民主党」、(2)希望の党、(3)無所属に壊している。
両者とも自党からは立候補させない。

代表が無所属で出馬する形も同じだ。
少なくとも小沢は民進党の代表戦に深く関わった。
その支持した前原誠司が代表になり、今回、小池と組んで民進党潰しとリベラル狩りをやったのだから、小沢が、「自分が思っていた形とは違うものになっている」「自分は自民党とは組まない」「小池と前原会談に自分は関わっていない」といっても、これをそのまま信じる人は少ないだろう。

小沢を追放して首相の芽を最終的に摘んだ民進党(旧民主党)への、最後の復讐だったと捉えると、悲劇の壊し屋としての面目躍如である。
そう解釈する人は少なくない。

ただ、わたしは、今日のメルマガで違った見方を提案したい。

小池と前原による、民進党内リベラル狩り、モリカケ潰しは、たんに政治的犯罪であるというだけでなく、歴史に残る政治的犯罪である。
このことを肝腎のリベラル派議員があまり理解していない。

もっとも怒らなければならないのは、民進党のリベラル派議員なのだが、意外に冷ややかである。

今回の小池と前原による、民進党内リベラル狩り、モリカケ潰しの背後には米国戦争屋がいる。
そして米国のエージェントたる小池百合子と前原誠司を使った、日本を戦争のできる国に構造改革する、その一環だとわたしはみている。

ドナルド・トランプは、政権をとってから、すっかり変わってしまった。
わたしがトランプを評価したのは、スティーブン・バノンが側にいて指南していたからである。
そのバノンを元陸軍司令官マクマスターが国家安全保障会議(NSC)から追い出し、トランプがバノンを更迭したあと、トランプは終わったのである。

トランプは米国戦争屋に囲まれてしまった。
しかも軍人政治家が実権を握っている。

米国戦争屋がもっとも破壊の対象として狙うのは、戦争に反対する平和勢力としてのリベラリズムなのである。

G・ジョン・アイケンベリー プリンストン大学教授(国際関係論)が「トランプから国際秩序を守るには――リベラルな国際主義と日独の役割」を書いている。
この論文を手がかりに、今日は日本における極右のリベラル狩りを深掘りしよう。

(G・ジョン・アイケンベリー は、米国の政治学者で、現在はプリンストン大学教授(政治学、国際関係論)。
ジョージタウン大学、国務省、ブルッキングス研究所を経て現職。
戦後秩序に関する論文を数多く発表している)

2 リベラル派としての安倍晋三

<リベラルな秩序の内なる崩壊>

米主導のリベラルな秩序は死滅しつつあるのか。
そうだとしても、本来、このような形で終わりを迎えるはずではなかった。
戦後秩序を脅かす最大の脅威を作り出すとすれば、それは敵対的なリビジョニスト国家であり、米欧はこれに対抗して過去70年の成果を守るために連帯すると考えられてきた。

だが、世界でもっとパワフルな国が、自ら構築した秩序を破壊するような行動をとり始めている。
敵対的なリビジョニスト国家は確かに登場した。
だが、自由世界を驚かせる行動をとり続けているこの国を率いる人物は、ホワイトハウスのオーバルオフィスにいる。

古代より近代まで、大国が築き上げた秩序が誕生しては消えていった。
しかし、通常なら、秩序は外部勢力に粉砕されることでその役目を終える。
自死を選ぶことはない。

しかし、ドナルド・トランプ米大統領のあらゆる直感は、戦後の国際システムを支えてきた理念と相反するようだ。
貿易、同盟関係、国際法、多国間主義、環境保護、拷問、人権と、これら中核課題のすべてについて、彼がこれまでに主張してきたことを実行すれば、リベラルな国際秩序の擁護者としてのアメリカの役割は終わる。

(中略)

アメリカ社会でリベラルな民主主義の価値と規範が軽視されつつあるだけに、トランプのリベラルな秩序に対する挑戦はさらに危険に満ちたものになっている。
大統領は連邦裁判所判事の正統性に疑問を投げかけ、メディアを攻撃し、憲法と法の支配さえほとんど気に懸けていない。
民主的政治に不可欠な、事実、エビデンス、科学的知識、適正評価、合理的な議論が日ごとに軽視されていく。

トランプの主張になかに、この国の政治的伝統の美徳、建国の父たちの叡知、リベラルな民主主義のこれまでの困難な試みとその成果への認識(や評価)を見出すのは難しい。
これらの側面に大統領が触れないことが多くを物語っている。

「なぜ殺人者であるロシアのウラジーミル・プーチン大統領を尊敬しているのか」。
2017年2月にフォックスニュースのインタビューでこう聞かれたトランプは、「何だって、われわれの国が無実だとでも思っているのか」と反論し、250年の歴史をもつこの国の理念と、数世代のアメリカ人が試みてきたモラル上の優位という成果を否定した。

リベラルな民主世界全体が危機のなかにあるだけに、このようなアメリカの政治的展開はさらに深刻な意味合いを伴う。
戦後秩序を構築してきた中道・革新勢力による連立政権の時代は終わりつつある。
リベラルな民主主義そのものが力を失い、極右のポピュリズム勢力の攻勢にさらされている。

こうした問題の元凶を、経済格差を広げ、先進諸国の社会不満を高めた2008年のグローバル金融危機に求める人もいる。
実際、戦後秩序を擁護し、そこから恩恵を引き出してきたのは先進諸国だった。

近年では、欧米の大衆は、リベラルな国際秩序のことを、安定や似たような考えを抱く諸国間の連帯の源としてではなく、豊かでパワフルな特権層のためのグローバルな活動の場と次第にみなすようになった。
この意味では、トランプ現象は、リベラルな民主主義を衰退させた原因ではなく、むしろ、民主体制が衰退した結果とみなすこともできる。

しかし、すでに権力ポストにある以上、トランプがそのアジェンダに取り組んでいくにつれて、リベラルな民主主義はさらに衰退していくだろう。

リベラルな国際秩序を存続させるには、この秩序をいまも支持する世界の指導者と有権者たちがその試みを強化する必要があり、その多くは、日本の安倍晋三とドイツのアンゲラ・メルケルという、戦後秩序を支持する2人の指導者の肩にかかっている。
トランプは、アメリカが構築してきた世界でワシントンが果たすべき責任を放棄しており、彼が戦後秩序に与えるダメージは、時とともにその全貌が明らかになっていくだろう」(『Foreign Affairs Report』2017 NO.5)

多くの読者は、リベラルな国際秩序の存続者として、ドイツのアンゲラ・メルケルとともに安倍晋三の名前が出てきたことで、興ざめされたにちがいない。
しかし、ここがとても興味あるところなのだ。

『Foreign Affairs Report』は、世界の指導者たちに決定的な影響を与え続けている。
同一テーマに関しても異なった角度からの論文が掲載されており、表現の自由の幅はけっして狭くはない。
リベラリズムに関しては擁護の論文が多いように思われる。

そこでなぜ安倍晋三がリベラルな国際秩序の存続者なのか。
その最大の根拠は、トランプが本質的には反ワン・ワールド主義者であるのに対して、安倍晋三が新自由主義のグローバリストであり、ワン・ワールドのなかに生きていることにあろう。
だから、トランプが離脱を宣言したTPPを、安倍晋三は継続する。

あるいはトランプの本音が親ロシアの多極化推進であるのに対して、安倍晋三は、米国が築いてきた戦後秩序、一極支配の推進者であるから、トランプにとっては非常に面白くない政治家なのだ。

リベラル派: 安倍晋三

反リベラル派(極右のポピュリズム): トランプ(米ネオコン)―小池百合子―前原誠司

こう考えると、小池、前原が、一貫して安倍打倒といい、同時に民進党のリベラル派に転向の踏み絵を踏ませ、粛清したのも整合性をもってくる。
ふたりの米ネオコンのエージェントのなかでは、安倍こそリベラルの頭目なのだ。

米国はドナルド・トランプによって自死のなかにある。
それはリベラルな国際秩序の擁護者としての、米国の終焉を意味していた。

米国でのリベラルな民主主義の価値と規範は軽視され、「トランプのリベラルな秩序に対する挑戦はさらに危険に満ちたものになっている」。
それがネオコンと一体となって、日本の安倍攻撃になったのかもしれない。

「リベラルな民主世界全体が危機のなかにあるだけに、このようなアメリカの政治的展開はさらに深刻な意味合いを伴う。
戦後秩序を構築してきた中道・革新勢力による連立政権の時代は終わりつつある。
リベラルな民主主義そのものが力を失い、極右のポピュリズム勢力の攻勢にさらされている」。
これはまさに日本の状況そのものだ。
極右のポピュリズムとは小池、前原であり、ふたりはリベラルな民主主義の破壊に乗り出したのである。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

(メルマガの公開はここまでです。申し訳ありません)

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。
c GIHYO

小池の政党が示す日本の将来

1 ポンコツ・ガラクタだらけの希望の党

今年のノーベル文学賞を英国人が受賞した。

バカな日本のテレビが日本出身とか故郷は長崎だとか、とにかく日本に結びつけるのに必死だ。
これも「日本スゲー系」の、1%への同調圧力が起動しているのである。

こういった洗脳でもしなければ、日本はもたない国に腐敗してしまっている。

日本はどこまで堕ちていくのだろうか。
まるで際限がないようだ。

「問題ないおじさん」の菅義偉が、「答えない権利」を振りかざすなか、望月衣塑子の懸命の闘いが続いている。

わたしは日本国民の不幸の元凶に東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアがあると書いてきた。
真実を伝えないメディア、権力の広報機関としてのメディアが、戦後70年余たって、極右によるリベラル狩りという、異様な事件を現出するまでに日本を腐敗させてしまった。

世の中はミドリのタヌキ一色だ。
小池は10月5日の前原誠司との会見で国政に出ないことになった。
しかし、これはあくまでも5日の段階での発言だ。
あくまでも選挙の結果を見て最終的な結論はだすことになる。

つまりミドリのタヌキは、現在の希望の党に対する支持率の低下からして、過半数は無理だと判断したのだろう。
つまり総選挙後の首班指名では自民党の石破茂を指名する可能性がある。
その後には、自・公・希・維の翼賛体制ができるだろう。

二大政党制、政権交代というのはミドリのタヌキの誘蛾灯、毛針だった。
これがまだわかっていない人たちがいる。

前原誠司という無能で冷酷な詐欺師が、「どんなに批判されても結構だ。わたしは、とにかく安倍政権を終わらせる」とダマシを続けている。

しかし、冷酷な詐欺師の発言を行動が裏切っている。
安倍政権を終わらせるために、もっとも熱心な立憲民主党の枝野幸男らに刺客を立てるのはなぜなのか。
逆に隠れ自民党の野田佳彦らに刺客を立てないのはなぜなのか。
前原には説明ができないだろう。

小池と前原による、民進党内リベラル狩り、モリカケ潰しは、前代未聞の政治事件である。

ミドリのタヌキの正体も次第に暴かれはじめてきた。
都民ファーストを脱会した音喜多駿の暴露によると、「少なくともわたしに関しては、メディア出演は厳しく規制され、事実上出られない状態だった。また新人議員とご飯を食べに行こうとしたら、それは派閥作りの行動だということで、厳しく呼び出され叱責された」ということだ。

これが希望の党が過半数をとり、ミドリのタヌキが総理になったときの、国民の姿だ。

よくミドリのタヌキの判断基準、選択基準がわからないという声を聞く。

なぜなら、たとえば希望の党東京7区候補の荒木章博は、こんな人物だからだ。

〔事実の概要]バドミントン協会役員・熊本市議会議員で妻子あるx男(39)は、実業団バドミントン選手A女(23)に酒を飲ませ抵抗を抑圧してホテルで強姦し、その後も「結婚を前提に付き合いたい」等の甘言を弄して関係を強要した。

A女は、単なる暴力的な性の捌け口として強姦された場合よりは救いがあると考えて被告の言葉を信じようとしたり、恥ずかしさなどから被害を認めたくないとの思いや、選手生命を奪われるのではないかとの驚愕・動揺から、半年ほど関係を続けた。

[判決の概要](中略)

「被告の行為は、刑法上の強姦又はこれに準じる行為というべきものである。

原告との性関係は「被告が意識するとしないとにかかわらず、原告に対し、結婚したい等と甘言を弄し、あるいは自らの社会的地位と影響力を背景とし、原告の意向に逆らえば選手生命を絶たれるかもしれないと思わせる関係の中において、形成され維持されたものであるから、結局、原告は、被告から強姦又はこれに準じる行為によって辱められた上、その後も継続的に性関係を強要されたのであり、被告によって性的な自由を奪われたということができ、しかも、これが原因で恋人と別れた上、バドミントン部を辞め、会社も退職するに至ったのであり、多大の精神的苦痛を被ったといわなければならない

「被告は、原告に性関係の強要を続けたことの自覚がなく、これに対する反省の情が窺われないといわざるを得ない」(熊本市議バドミントン協会事件

2 都ファこそ明日の日本の姿か

つまり、小池百合子は優れた政治家を集めようとはしていないのだ。
小池の支配に従い、文句ひとついわない奴隷が求められているのである。

この奴隷としての「都民ファースト」について、離党した音喜多はこう述べている。

さらに、現在の都民ファとの類似点として、希望の党が民進党からの合流候補者に提出を求めた「政策協定書」と絡めた。

我々も基本方針や誓約書などにサインさせられた。
党の方針に従うようになどと書いてあるが、では党の方針や規約は何かというと、ない、見せられない、でもサインしなさいという。
希望の党の報道などをみていると、党の公約に逆らわない、遵守するようにとされている一方、その公約がない。

しかし今サインしないと公認は出さないとしている。
これは『白紙委任状』を出すことになる。
こういう点は都民ファーストの会と似ていると思う」」(音喜多氏がぶちまけた小池知事批判 「忖度政治を批判していた我々が忖度だらけ」『J-CASTニュース』(10月5日)

党の方針に従うようサインを求められて、党の方針や規約を尋ねると、「ない、見せられない、でもサインしなさいという」。
都民ファーストの政治家たちは、すべてこれにサインしたのだろう。

このていたらくの政治家たちに都民を幸せになどできるはずがない。

音喜多は別のインタビューでこうも答えている。

──都議会のドンと呼ばれた、内田茂氏が牛耳っていた自民党時代の都議会も、情報公開は遅れていました。
そこから改善していないのですか。

かねてから、内田茂さんが所属する委員会では質問ができなかったので、それを変えるべきだと言っていました。

しかし、警察消防委員会などの委員会では、基本的に質問をしないという方針のままだと聞いています。

さらに議員は文書質問もできず、資料要求もやってはいけないという通達がされています。
議員の権限を奪い取っているわけです。
「自民党以下」の状況です。

イエスマンしかほしくない

──小池さんは発信はうまいけれども、組織のマネジメント能力に乏しいという声があります。

小池さんは人を信頼せず、信頼できなくなると、どんどん人を切ってしまうというか遠ざけてしまう。
その結果、お友達内閣のような形になって、似たような能力と思考回路の人ばかりが集まって組織運営をするから、こういうことになるんだろうと思います」(【音喜多駿】小池政治に失望。希望の党は崩壊する(2017年10月6日))

「議員は文書質問もできず、資料要求もやってはいけないという通達」ということになると、小池が盛んにいっていた情報公開と真逆の世界である。
小池は愚民観の持ち主であり、それがパフォーマーとして、受けそうなキーワードを羅列する政治として実現するのだろう。

ミドリのタヌキの銭ゲバぶりも凄い。
都ファは、毎月21万円を議員から徴収していた。
55人で1150万円強である。
ほかにパーティー券のノルマもあった。
これで喋るな、集まるな、意見はいうな、決まり事はどこか上の方の知らないところで決まり、ただ降ろされてくるだけ。
これだったら政治家になった意味がない。

10月6日、音喜多は都ファを離党した。その直後のかれのツイート。

おときた駿(東京都議会議員 /北区選出)

自由に発言し、気に入った投稿に「いいね!」を押し、共感したものを好きにRTできる。

素晴らしいことだ。
素晴らしいことだ。

何だか切なくなってくる。
まるで刑務所から娑婆に出てきた囚人の呟きのようだ。
しかし、これは現実であり、これが現在の日本なのだ。

いずれ外国に移住した日本人は、同じ感慨をもつことになるだろう。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

(メルマガの公開はここまでです。申し訳ありません)

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。
c GIHYO

代表が仕掛けた身売りとリベラル狩り

1 民進党ヌエの正体

田母神俊雄が「希望の党が出来て民進党は解散になる。
小池さんも前原さんも日本の左翼つぶしに是非とも頑張って欲しい。
右と左の二大政党制では国が常に不安定だ。
保守の二大政党制になってこそ、安定した政治になる。
日本のおかれた状況で憲法改正に反対しているような政治家には国民生活を任せることはできない」とツイートしていた。

いまは状況を適格に捉えた優れたツイートがTLにあふれかえっている。
テレビや新聞に書いているどんな政治評論家のご託宣よりも、140字のひとつのツイートが、状況の真実をくっきりと切り取っている。
田母神俊雄のツイートもそのひとつである。

この田母神のツイートを引用して、矢部宏治がこうツイートしていた。

これが今回の「前原・民進党解党事件」と、5年前の「野田・民主党自爆解散事件」の真相&グランド・デザイン。
この右派と称する面々が望む未来は「全ての自衛隊基地が米軍共用となり、自衛隊が海外で米軍の指揮下で戦い、日本が核兵器を地上配備してアメリカ本国の身代わりになる究極の奴隷状態

だんだんミドリのタヌキの正体が明らかになってきた。
この調子でいくと、せいぜい今回の衆議院選挙でメッキが剥がれ落ちるかもしれない。

希望の党は、極右の体制派であるから、公明党とは争わない。
東京の25選挙区のうち、東京12区を除く24選挙区で候補者を擁立するが、東京12区は公明党の太田昭宏が立候補することから除くということだ。
与党の自公政権に、選挙前から配慮した姿勢には、権力と渡り合い、政権交代を目指す姿勢など何も感じられない。

何がリセットかと思う。
選挙後に行われるミドリのタヌキのリセットとは、自公希維の翼賛体制を作り、改憲をやることだ。
日本は、宗主国と同じ戦争で経済を回していく国にリセットされていく。

多くの人がだまされたのである。
いや、いまもってだまされている政治屋がいる。

民進党は、代表選で前原誠司を選出したのだから、いわば自業自得である。
今もって動きが非常に緩慢だ。
前原誠司の解任と除名をなぜやらないのだろう。
また、ミドリのタヌキへの身売り話を白紙撤回しないのだろう。
不思議でならない。
いまの状況でもヌエ的に振る舞っている。

今回の、小池と前原による、民進党内リベラル狩り、モリカケ潰しの責任の一斑は、代表選敗北後に、枝野幸男が副代表に収まり、前原と闘う姿勢を示さなかったことにもある。
長年、一緒に活動しながら前原の正体をつかんでいなかった。

分党を切り出さなかったのも解せない。

一部の自民党議員は、遙かに状況を正確につかんでいる。
閣僚のひとりが野党の混乱をほくそ笑む。
世の中が一瞬抱いた希望は、失望に変わってきた。
民進もこっぱみじん。
労せずして、『一強』に返り咲きだ

市田忠義の情報によると、

こうなったら、もう御党(共産党 注 : 兵頭) に入れるしかない」。
こんなメールや電話がいま殺到している。
今回だけでなく未来永劫支持して欲しいがそんな贅沢は言わない。
戦争か平和か、独裁か民主義か、いまそれが問われている歴史の分岐点。
今回だけでも支持して欲しい。
それが市民と野党の共闘を前進させる道だから」

ということである。

ネットにも共産党支持の投稿は多い。
これからの状況は、戦争か平和か、対米隷属か自主独立か、1%か99%か、政治屋か政治家か、偽物か本物かといった対立軸が正面に出てくる。

現在の状況をみるのに、こんなツイートが参考になる。

2 仕掛けの冷酷さ

岩上安身

細野豪志だけではない。
玄葉光一郎もね。
彼がリスト作成の担当者。
小池に命じられて。
絶滅収容所で、囚人の中からカポという囚人監督が選ばれた。
細野、玄葉は、まさしくカポ。
わずかな利益のために、良心を捨て、仲間を高みからさばいて選別・排除して。
やらせる小池含めて、人間として、どうなんだ。

金子勝

【国民を裏切る者に希望はあるのか】細野前議員は安保法に反対し、国会前でも反対の大演説。
若狭前議員も退席して「反対」の意志表示。
それが、いまや安保法賛成を踏み絵にして民進党議員を選別している。
政治家として見て醜悪ですらある。

矢部宏治

いま起きていることは「2012年・野田自爆解散」の再演。
野田が前原、日本維新が希望へと役者が変わっただけ。
2度の自爆選挙で、共産党以外の反自民勢力は壊滅し、対米(軍)従属を競い合う極右二大政党制が完成する。
次の目的は核の地上配備による中国・北朝鮮との撃ち合い体制の確立=米軍の安全

自由党は存続(森ゆうこ氏談:衆議の玉城デニーさんは自由党に党籍を残したまま無所属で出馬。
参議の4人は自由党のまま)の方針。
民進党は月曜日に前原解任で、分党で事態を収束させてください。
自党の候補者の公認を、他党の党首に選別させる事態など、狂気の沙汰。
責任をとらせるのが当然です。

@iwakamiyasumi @edanoyukio0531 野党第一党の国会議員として、地道に政治活動をして公認を得ていた人たちの権利はどうなるのか(元職・新人・地方議員も)。
前原・小池新党の最大の病理は、自民党をはるかに超えるこの独裁体質。
女閻魔大王の前にひきだされ、うつむいて過去の罪状を読み上げられる民進党議員の姿は、明日の日本人の姿。

振り返ってみると、今回の仕掛けには非情なものがある。

9月28日に、前原が常任幹事会を経て、衆院解散直後に民進党の両院総会に提示した3項目だ。

1 今回の総選挙における民進党の公認内定は取り消す。

2 民進党の立候補予定者は「希望の党」に公認を申請することとし、「希望の党」との交渉及び当分の間の党務については代表に一任する。

3 民進党は今回の総選挙に候補者を擁立せず、「希望の党」を全力で支援する。

随分前から小池とふたりで練られた仕掛けであることがわかる。
ぞっとするような民進党身売り劇、民進党内リベラル狩りだ。

「民進党の公認内定は取り消す」のだから、希望の党の公認を望んだ者は、もう戻ることができない。

しかも希望の党の第一次公認発表には民進党議員は載っていないから、どんどん後回しにされ、最終的に排除されたときには、時間がなくなっている。

「希望の党」との交渉は代表一任としているから、うまくいかなかったときも、小池百合子に文句をいうわけにはいかない。
前原が怒って見せたらそれでお終いである。

「民進党は今回の総選挙に候補者を擁立せず、「希望の党」を全力で支援する」というから、退路をあらかじめ断っている。
異様なのはこの「3」番目だ。
交渉ごとだから、何がどうなるかわからない。
失敗する可能性は常にある。
それをあらかじめ退路を断っている。

これなら断られた立候補者は、無所属での立候補になる。

絵に描いたような民進潰しであり、あとは小池百合子に民進党内リベラル議員を排除させればよかったのである。

仕上げには党内の不満を抑え、完璧に民進党を潰すために、前原誠司が最後まで民進党に残る。

資金が150億もある民進党は、立候補者に供託金600万円と公認料1500万円の計2100万円を支給するから、そこに小池百合子は目を付けたのである。
そのなかの500万円は巻きあげられるようだ。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

(メルマガの公開はここまでです。申し訳ありません)

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。
© GIHYO

前代未聞のリベラル狩りとモリカケ潰し

1 民進・希望の私物化と150億の政党助成金の泥棒

秋晴れの昼間は、人を外に誘惑する。
それで近くを散歩することにした。

風の心地よさ、木々の緑の美しさ、鳥のさえずり、歩きながら背中を日差しが押してくる。
空気のうまさを満喫しながら、ふと吉本隆明のことが念頭をかすめた。

吉本隆明は、常に状況と関わり続けた。
その根底には、読者が、吉本はこの政治状況をどう考えているかを知りたがっているというのがあった。
それに応えたのである。

若い頃に理解したのと違って、それは容易ならざることであった。
状況を語ると、それまでの読者が幾人か去って行く。
これを、わたしはメルマガを出して初めて知った。
物書きとして食っていた吉本には、たいへんなことだっただろう。

書けば読者が減る。
これは政治状況を書く者について回る宿命だ。
だから注意深く避ける表現者もいる。
もっとも狡猾な方法は、どうでもいいテーマには触れるが、大きくて剣呑なテーマは避けて通る方法だ。
ただ、これでは、身過ぎ世過ぎの表現、食べるための表現になってしまおう。
現在の浅ましい政治家たちの、食べるための政治、ミドリのタヌキへの抱きつき方と似てしまう。

この気候のすばらしさに比べて、なんとも浅ましい日本的な政治状況が現出している。

日本的、というのは、リーダーに戦略がなくて、戦術のみで危機に対処する結果、致命的な失敗をすることをいうのだ。
これが太平洋戦争における日本の敗北を決定付けた要因であった。
政治家も軍人も知識人も戦略をもたなかった。

真珠湾を攻撃したあとにどうするのか。
ハワイに上陸するのか。
さらに米大陸に上陸してワシントン目指して進撃するのか。
日本が勝利した場合に、いったい誰が、どのようにして、どのような政策で米国を統治していくのか。
統治するのにいったいどれだけの軍隊が必要か。
その余裕があるのか。

これらのことが一切考えられていなかった。

いわば追い込まれての真珠湾攻撃だったのだが、それを今民進党がやっている。

いまの状況で、もっともだめな考え方は、「とりあえず安倍打倒」といった考え方である。
「とりあえず」といったところで、すぐに選挙は終わる。
もし政権交代でも起きていたら小池百合子の政策が実行される。
日本は改憲から戦争へと走り出す。
これがどうして「とりあえず安倍打倒」なのか。

ひどいのになると、小池の「消費税増税凍結」と「原発ゼロ」を大真面目に信じている。
これはバカな国民を釣るための毛針に決まっているではないか。
こういうのも見抜けないのだったら、政治を語る資格はないのである。

9月28日の段階で、希望の党に前職81人(引退を除く)のうち、7割を超える61人が申請する。

前原誠司には明確な戦略がなく、あるのは、小池と交わした、民進党と民進党内リベラル派潰しだけだった。
国民のことなど毫も考えられていない。

小池百合子が「これは合流ではない、安保法制と改憲で民進党議員を選別し、リベラル派の民進党議員は排除する、政策はこちらで作る」と暴露して、はじめてわかった。
自民党が泣いて喜びそうなモチーフだ。

ところがそのふんぞりかえった希望の党は、できてまだ一か月も経っていない、しかも民進党を裏切り離党したものを中心にできた政党である。
150億ともいわれる選挙資金は民進党にあり、国会議員の数も圧倒的に民進党が多い。

これまで、国家・国政の私物化、身内びいき・縁故主義(ネポティズム)は、必然的に泥棒国家・マフィア国家を実現する、とわたしは安倍政治を斬ってきた。
前原がやったことも民進党の完全な私物化である。
小池も、広義の縁故主義で民進党と希望の党を私物化し、150億もの政党助成金を泥棒しつつある。

2 極右によるリベラル狩り

民進党は、旧民主党政権時の失敗の総括を真面目にやらなかった。
真面目にやっておれば、少なくとも菅直人、野田佳彦のふたりは除名されていた。
これが除名されずに生き残り、野田佳彦にいたっては幹事長に返り咲く体たらくであった。
これで国民から支持されるはずがない。

民進党(旧民主党)は、国民の怒りと、負った深傷が今もってわかっていないのである。
それで野田佳彦がやった自爆解散という党破壊を、今度は前原誠司がやり始めた。

そもそも政党の合流というのは、トップが深夜に会って一晩で決まるようなものではない。
政策のすりあわせがあり、何回、何十回という、地方と中央の会議を経て、疲弊困憊の果てにようやく決まるものだ。

これを前原がやらなかったのは、それだけ小池との密約がまがまがしいものだったからだ。

150億ともいわれる金をもつ、しかも政権をとったこともある野党第一党が、まだできて一月も経っていない政党にお金と議員とを差し出す。
新参者の政党はふんぞり返る。

党と党との合流とは思っていない。わたしどもが入党希望者を選別し、受け入れるのだ

(民進党の前議員の一部を)排除する。絞らせていただくということ。それはやはり安全保障、憲法観といった根幹の部分で一致していることが政党としての政党を構成する構成員としての必要最低限のことではないか

政策は希望の党として作る物であって政策合意を求めて党対党で合流するという話はそもそもない

選別の基準は、安保法制と改憲に賛成するかどうかだ。
つまり、小池と前原というふたりの米国エージェントによる、仲間の安倍晋三を守るための、敵の殲滅作戦をわたしたちはみているのだ。

これだけ堂々と極右によるリベラル狩りが行われた歴史はない。
政治が極端に劣化した日本においてしか見られない異様な現象である。

今回の小池と前原による、民進党内リベラル狩り、モリカケ潰しに関して、ツイッターのTLには優れたツイートがたくさん投稿された。
紙幅の都合でその一部しか紹介できないのが残念である。

「盛田隆二『焼け跡のハイヒール』10月刊行

希望の党、過半数擁立執着せず「まず政策一致」と若狭氏
なーんだ。
「政権交代は目指さない」と明言したも同然じゃないか。

民進党は完全に騙されましたね。
希望の党は、リベラル議員を排除した上で、野党第一党になるのが狙い。
「希維」で過半数は不可能なので、結局「自公希維」大連立政権へ

福島みずほ

小池さんの手法がひどすぎる。
衆議院民進党をなくし、憲法改正、安保関連法推進の踏み絵を踏ませ、屈服させる。
自分が選別し、排除すると言い、生殺与奪権でいじめる。
無所属になって、比例復活を諦めるか、信念を変えて、希望の党に入るかしかない。
政治を人の人生を弄ぶな。

日本維新の会幹事長は、衆院選で希望の党が第1党となった場合の両党の対応について「政権を組むための協議が行われる可能性は否定しない」と述べた。
希望の党と維新の会の連立政権。
大変なことになる。
新自由主義、自己責任のオンパレードになるのではないか。
民進党の人たちはこれでいいのか。

岩上安身

この共産党と社民党の共闘に、自由党の残党(小沢一郎氏は早々と希望へ合流、他はまだ未定とのこと)、民進党のリベラル派の残党が加わるかどうか。
「残党」という呼び方は失礼ではあるが、希望へなだれ込む潮流から自らの意志で降りて、改憲と軍事化に棹さす決断のできる政治家がそもそも何人出るか。

この銭ゲバぶりも凄い。
なんだ、公認申請料って。
供託金とは別か。
それでも当選可能性があるならと、民進前職らは群がる。
みんな各自が持ち出し、バタバタと落選するだろうが、小池は痛くもかゆくもない。
もともと議員ゼロスタートだし、改憲までの季節限定、ぼったくりのエセ「海の家」商売。

小池晃

この2年間、みんなの力で市民と野党の共闘を作り上げてきたんだ。
一握りの政治家による「リセット」なんて許さない。
絶対にそんなことはさせない。
特定秘密保護法のたたかい以来、路上で市民と連帯してきた国会議員ならこのことは肌感覚でわかるはず。
これがわかるかどうかが分水嶺になるでしょう。

中川 均

小池側が用意した踏み絵は、改憲と集団安保に賛成かどうかだ。
反対すれば排除。
民進党から立候補させず選挙資金も出ない。
それが怖くて、多くの議員は踏み絵を踏む。
結果、改憲は暴走。
米国の軍事に引き回される。
こんなの、もし勝っても自民党と同じではないか。
前原は国民を裏切った。
沈黙はだめだ。

それにしても小沢一郎はなぜ尻尾を振る。
こんな情けない小沢一郎など見たくない。
あなたは「日本のこころ」と一緒に動けるのか。
改憲も集団安保も認めてしまうのか。
これまでの主張は何だったのか。
護憲も立憲民主主義も捨ててしまうのか。
何と節操のない。

池田清彦

私は過激なリバタリアンで、社会主義には反対だが、次の選挙では、少なくとも、比例は共産党に投票するしか選択肢はない。
小池のポピュリズムは全体主義への道だ。
安倍と野合して憲法改悪を目指すだろう。
国家は国民の道具だということは、繰り返し強調しなければ、国民は政権の奴隷になってしまう。

きっこ

もはや日本でマトモな政党と呼べるのは日本共産党だけみたいだな。
このままだと、少なくとも比例は日本共産党に入れるしか選択肢がなくなりそうだ。
それにしても、まさか自分の支持していた政党に比例で投票しなくなる日が来るとは思わなかった。

市田忠義

どの時代にも時流に流されず信念を貫いて生きる人がいる。
そのために命を奪われた人までいる。
選挙に勝ちたいがために自己の信念を曲げてもいいのか。
市民連合や公党間の合意を投げ捨ててもいいのだろうか。
屈辱的踏み絵を踏むのか、人間の生き方の問題としてそれが問われているような気がする。

nikku

12)その上で、例えば小沢一郎(なんども言いますが私は未だ支持者です)が止めてくれる、などと「狂信的小沢信者」は語ります。
断言しますが、小沢信者の言うような力は、今の小沢さんや自由党にはありません。
森ゆうこ、山本太郎ら、きちっと市民を代弁できる論客に自由な発言や活動をさせてきた

13)…ところに、小沢自由党の価値はあったのです。
金も地方組織も地方議員もいない、単に個人個人の人気で何とか持ってきた小沢自由党に小池が魅力を感じるはずがありません。
それが支持者であっても現実的な状況分析というものです。
街で聞いてごらんなさい。
何人の友達が小沢一郎を知ってますか?」
(引用終わり)

ツイッターには、引用した他にも、多くの小沢一郎批判のツイートがあった。
それもネトウヨなのではない、コアな小沢支持者からの真面目な批判である。
これは珍しいことだ。
しかも前原誠司を小沢が支持した段階で、多くの小沢支持者が離れていっている。
この深刻な事態を小沢一郎はおそらく知らないのである。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

(メルマガの公開はここまでです。申し訳ありません)

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。
© GIHYO