安倍一族の目指す、李王朝型の格差社会へ

加計孝太郎が唐突に記者会見をやった。それは記者会見をやったというアリバイ作りのための記者会見で、いかにも政商加計孝太郎らしい卑劣なタイミングを狙ったものだった。

その内容は、大阪大地震の混乱時を狙ったものだった。また、ワールドカップ日本戦の当日で、加計孝太郎の記者会見はワールドカップにかき消される計算があった。さらに参加を地元記者に限定するというさもしさ。

会見については、開始の約2時間前の午前9時に、岡山市内の記者クラブにファクスで通告した。地震取材の在阪マスコミも駆けつけたが、なぜか閉め出してしまった。

おそらくこういったやり口は、官邸との入念な打ち合わせがあってのことだろう。想定問答の練習もあったものと思われる。

加計孝太郎が喋ったのは次のようなことだった。

1 愛媛県文書に記載された2015年2月25日の安倍晋三との面会について、「記憶にも記録にもない」と否定した。これまでの佐川宣寿(のぶひさ)や柳瀬唯夫らとまったく同じ受け答えに終始した。

2 加計の獣医学部新設に関する安倍晋三の関与について否定した。「たまたま総理と仲が良かったということでこうなったかと思う」ととぼけた。

3 安倍晋三との面会は「担当者のうそ」として責任をなすりつけ、自身と担当者の処分を発表した。

内容など何もなかった。ただ、記者会見をやったという既成事実を作るためにのみ開いた記者会見だった。このあたり、安倍晋三のやり口と瓜二つである。

当然、多くの批判がタイムラインを埋め尽くした。

市田忠義

加計会見。3年も前のことなので記憶も記録もない。ただ、会っていないことだけは覚えている。
嘘をついたのは部下。前向きにことが進むように、と考えてのことだと思う。わずかばかりの減給。自分は自主返納。記者からの質問が続いているのに会見打ち切り。
双子か三つ子のようによく似ている。

郷原信郎

加計孝太郎は「会見を行うことにしたのは当日朝」と説明したが、学園の理事会が開かれ、事務局長の処分が議題になることは、前日から予定されていたはず。それまで全くやっていなかった会見を、理事会終了後にやることを”当日朝急に思いついた”と言うのか? 敢えて前日に会見連絡をしなかった疑いが濃厚。

古賀茂明

人の心がないのでしょうか? 大阪の地震で関西のマスコミの手が空かないところを狙って記者会見報道ステーションの記者には、地元記者しか入れませんと言って「排除」人が亡くなってるのに、その不幸につけ込むとは! よほど聞かれたくないことがあるというのがよくわかる。

金子勝

【なぜ加計は捕まらない?】加計孝太郎氏が一方的に地元で記者会見を開いて幕引きを図る。だが、事務長が勝手に首相の名を出したのなら、愛媛県と今治市を騙し、柳瀬元秘書官と3度も会って、認可を勝ち取り補助金を騙しとったなら詐欺罪。篭池夫婦を捕まえてなぜ捕まえない? やっぱり会っていたから?

腐敗した縁故主義政治の特徴が色濃く出た記者会見だった。

それは次のようなものである。

1 国家や遵法の精神がきれいにそぎ落とされている。代わりに安倍晋三とその周りの利権を守ることが最優先されていた。

2 悪事の奥の院に安倍晋三がいて、悪事を無罪に導いている。オトモダチは、うそをついて安倍を守る。

(1)加計孝太郎―(安倍晋三)

(2)籠池夫妻―安倍昭恵―(安倍晋三)

(3)伊藤詩織―山口敬之―中村格(いたる)―(安倍晋三)

(4)齋藤元章―山口敬之―(安倍晋三)

(5)大林組―葛西敬之―(安倍晋三)

今回の記者会見は、(1)が露出したものであるが、もちろん安倍晋三は隠れている。籠池夫妻、伊藤詩織は縁故主義の犠牲者であり、トカゲの尻尾切りに遭った者たちである。

3 安倍の縁故主義は、基本的に無能者の集まりで、国民から支持された人格者はグループにひとりもいない。今回の記者会見は、それを象徴するものだった。

4 安倍晋三の政策はことごとく失敗しているのだが、野党とメディアが弱く、やりたい放題の独裁を止めることができない。むしろ、独裁をやらせている。その失敗した政策のひとつが加計の獣医学部新設である。

以上の4点が、今回の記者会見が表出した縁故主義の特徴であった。

バノン解任後、戦争が露出してきた

このページの要旨

現在、加計学園事件には、5つの問題がある。
(1)坪単価の水増し疑惑
(2)建物のウイルス対策が不十分
(3)教育施設には無関係なワインセラーなどの設備
(4)理事長の加計孝太郎が、加計学園に関係する疑惑に一切答えようとせず、逃亡
(5)自民党内で、加計学園の獣医学部新設認可を白紙撤回すべきだとする声
民進党の代表選は、どうやら共産党との共闘をやめるために蓮舫を降ろし、米国エージェント前原誠司を担ぎ出し、自民党との翼賛体制を作ろうというもののようだ。
もし前原が新代表に就くと、日米合同委員会 ― 安倍 ― 山口 ― 神津(連合会長) ― 前原の翼賛体制が作られることになろう。

さて、米国では、バノン解任後、驚喜した戦争屋がトランプに指示して、さっそく21日に、アフガニスタンへの米軍4000人の増派を決めた。
米国のシリア政策が大揺れである。
一貫しているのは戦争継続だけのようだ。
こういった情報が大切なのは、もはや外国への干渉から手を引いていくトランプのオフショアバランシング戦略も、バノンの「アメリカ第一主義」も消えたということである。

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1 獣医学部新設認可すれば衆議院選挙惨敗

田中眞紀子が黒川敦彦と対談している。
たいへん興味をもたれる異色の対談だ。
今後、加計学園事件への田中の参戦があるのかもしれない。

田中にはまだ強力な信者が全国にいる。
その発信力に期待したいところだ。

「【田中眞紀子】加計学園疑惑 建設費水増し請求疑惑※森友とケタが3つ違う! 内部告発で図面流出! 崖っぷち安倍政権! 建築のプロが見ても倉庫に毛が生えたレベル! 7階に謎のワインセラー! 国家戦略特区の疑惑に迫る」

現在、加計学園事件には、5つの問題がある。

(1)坪単価の水増し疑惑

複数の専門家が設計図を見て、本来なら60万円から高く見ても100万円程度の建物が、坪単価160万円で見積もられている。
およそ80億円水増しのぼったくり請求書を、加計学園は今治市に送り、今治市は何の検討をすることもなく、即答で承諾している。

(2)建物のウイルス対策が不十分

「建築エコノミスト森山」が、設計図を見て、「BSL-3実験室の封鎖だけではダメで、建築としてはこの排気・排水・廃棄物の処置が出来ていないと、だだ漏れではダメで、設備的バックアップが重要になるのはいうまでもない」とツイートしている。

このBSL-3実験室では危険なウイルスも扱うので、最大限の安全が求められる。
それが安全対策のない素人の設計になっている。

さらにBSL-3実験室については、ブログ『代替的大陸(だいたいてきたいりく)』が「大きさ ~BLS3の面積が小さい~」「位置 ~BLS3がフロア中央にある~」「設備 ~BLS3に必要な設備がない~」「構造 ~鉄骨造はBLS3に不向き~」といった周密な問題点を指摘している。

 

(3)教育施設には無関係なワインセラーなどの設備がある。

来年4月の開校に向けて、すでに工事は進捗している。
外見から窺ってもあらかた出来上がっている。
いまさら基本的な設計変更はできないだろう。

(4)理事長の加計孝太郎が、加計学園に関係する疑惑に一切答えようとせず、逃げ回っている。
教育者としておよそ相応しくない人物が理事長を務める大学の、巨額の税金が投入される学部新設は認可していいのか、という本質的な問題がある。

(5)自民党内で、加計学園の獣医学部新設認可を白紙撤回すべきだとする声が出てきた。
いくら総理のオトモダチの学部新設とはいえ、政権を賭けるわけにはいかないだろう。

この(5)を決めるのは現在行われている茨城県知事選と、10月に行われる愛媛3区、青森4区、新潟5区のトリプル補選の結果だろう。

このトリプル補選で自民党が勝ち越す可能性は限りなく低い。

補選で自民党が負け越した場合、認可ところではなくなる。
確実に白紙撤回になる。
それどころか安倍退陣に結びつくだろう。

自民党のためには、もはや白紙撤回と安倍退陣しかない。
しかし、それをやっても衆議院選挙で政権を維持できるかどうかは厳しい局面になっている。

森友学園事件も加計学園事件も、ともに安倍政権を直撃するのは、国民がこれは総理の犯罪だ、ということを認識したからにほかならない。
実際、日本では、安倍晋三の身内びいき・縁故主義(ネポティズム)の政治がおこなわれている。

2 バノン解任後、戦争が露出してきた

民進党の代表選は、どうやら共産党との共闘をやめるために蓮舫を降ろし、米国エージェント前原誠司を担ぎ出し、自民党との翼賛体制を作ろうというもののようだ。

有田芳生が「「蓮舫降ろしの密約」内部崩壊した民進党が政権復帰するために」を書いていて、蓮舫の党代表辞任の内幕を暴露している。

これは表面化していない「蓮舫降ろし」だった。
そう判断する根拠がある。
野田佳彦幹事長が辞任することが明らかになったとき、下馬評で次期幹事長にあがっていた議員同士で「打診があったとしても断ろう」という「密約」があった。

「リベラル」と勝手にメディアが名付けている別のリーダーもそうした動きを推進していた。
これでは蓮舫新体制などできるはずがない。
辞任会見で蓮舫氏は人事に着手していたかと問われて否定した。
しかし、それが事実だとしても間接的打診はしただろう。
幹事長のなり手がいなければ、人事の核心が成り立たないからだ。
蓮舫体制は「内部」から崩壊させられたのである。

これが民進党の現状である。
わたしは国会議員になって8年目に入った。
民進党を「内部」から見つめてきて「またか」という既視感がある。
消費税論議では深夜におよぶ激論があった。
選挙総括でもしかり。
それぞれの会合で顔と意見は違えどもどこかに違和感があった。(「「蓮舫降ろしの密約」内部崩壊した民進党が政権復帰するために」

「野田佳彦幹事長が辞任することが明らかになったとき、下馬評で次期幹事長にあがっていた議員同士で「打診があったとしても断ろう」という「密約」があった」とは衝撃的である。
そうやって蓮舫を辞任に追いやり、前原誠司が立ったのだろう。

前原誠司と枝野幸男の決定的な違いは、前原が共産党との野党共闘を見直すとしているのに対し、枝野は受け継いでいる点だ。
前原は、共産党と違って小池新党に対しては秋波を送っている。
枝野は、小池のような自民党の補完政党と協力することはないと明確に否定している。

すると、蓮舫を降ろして前原を担ぎ出し、小池新党とも連携して、対米隷属、1%奉仕の二大政党制がたくまれたのだろう。
かりにそのような明確な意図がなくても、前原代表では、必ずそうなるだろう。

もし前原が新代表に就くと、日米合同委員会 ― 安倍 ― 山口 ― 神津(連合会長) ― 前原の翼賛体制が作られることになろう。

さて、米国では、バノン解任後、驚喜した戦争屋がトランプに指示して、さっそく21日に、アフガニスタンへの米軍4000人の増派を決めた。
トランプ大統領、アフガン駐留米軍増派へ

『Sputnik日本』(2017年8月23日)が「米国、重火器や装甲車を積んだトラック60台をシリア反政府勢力に派遣」として、次のように報じている。

通信社スプートニクがシリア反体制派グループ「シリア民主軍(SDF)」の関係者から入手した情報によると、米国はシリア北部ラッカの作戦で使用するための武器をSDFへ定期的に供与し続けている。

匿名を希望するSDFの代表者は、昨日SDF部隊が米国から新たに重火器や装甲車を受け取ったと伝え、「米国は定期的に重火器と装甲車を我々に供与している。昨日はミサイル、ライフル銃、曲射砲、装甲車『ハマー』を含む重火器を積んだトラック60台が我々のもとに到着した。

その他にも今回我々は、作戦中に増援部隊を移動するためのトヨタのピックアップも受け取った。
武器や装甲車の輸送は、イラク北部経由で自動車道路を使って行われ、その後、ロジャヴァ(シリアのクルド人地域)に届けられ、そこからトラックでラッカ近郊へ運ばれた」と語った。

入手した情報によると、これまでに米国はテロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」からのラッカ解放作戦の枠内で、計1300台のトラックで重火器や装甲車をSDFに届けた。

先ほど、シリア北部ラッカで、米主導の有志連合による空爆で78人が死亡した。
シリア国営サナ通信が伝えた。(「米国、重火器や装甲車を積んだトラック60台をシリア反政府勢力に派遣」

米国のシリア政策が大揺れである。
一貫しているのは戦争継続だけのようだ。
米国はシリア北部ラッカの作戦で使用するための武器をシリア反体制派グループ「シリア民主軍(SDF)」へ定期的に供与し続けている。

「米国は定期的に重火器と装甲車を我々に供与している。昨日はミサイル、ライフル銃、曲射砲、装甲車『ハマー』を含む重火器を積んだトラック60台が我々のもとに到着した」。
もらった当人たちがいっているのだから間違いなかろう。
米国が提供するもののなかには、「作戦中に増援部隊を移動するためのトヨタのピックアップも」あった。

こういった情報が大切なのは、もはや外国への干渉から手を引いていくトランプのオフショアバランシング戦略も、バノンの「アメリカ第一主義」も消えたということである。

米国の、戦争で経済を回していく戦略は、いわば宿痾であり、米国とは戦争のことだといってもいい。

この米国の宿痾は、日本に対してどのように向かってくるのだろうか。

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どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
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ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
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教育力よりも政治力 ~歪んだ政商の学校~

このページは、2017年8月8日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]加計の獣医学部新設を認可すべきかどうか。文部科学省の大学設置・学校法人審議会が揉めているようです。かれらは大学関係者や専門家らで構成されています。つまり政治家ではないのですから、純粋に加計学園の教育を問題にしてもらいたいですね。いったい、加計孝太郎は教育者なのか。何のために学校を作り、拡大に努めるのか。その根源的な問いを問うてほしいですね。[/char]

このページの要旨

大学が学生の国家試験を受けさせない。
理由は、不合格が多いと合格率が下がり、来年度の入試に悪い影響が出るから。
もし合格率が低かったら、対策を打てばいいだけの話だ。
専門の教師たちに対策チームを作らせ、補講などをやってもらう。
そして年ごとに改善を図っていく。
しかし、政商の学校では、世間体を気にし、来年度の応募者を気にして受験させない。
政商の加計学園では、入学後に教育に幻滅して他大学に編入する学生が20%ぐらいいるという。
こんな政商の獣医学部新設を認可してはならない。

2015年4月2日、今治市の職員ふたりが「獣医師養成系大学の設置に関する協議」のために首相官邸を訪問した。
実は、このとき、複数の加計学園幹部が同行していた。
官邸では、認可担当の下村博文文部科学相(当時)までやってきた。
2015年6月、政府の国家戦略特区ワーキンググループ(WG、八田達夫座長)が、獣医学部の新設提案について愛媛県と同県今治市からヒアリングをおこなった。
この会議にも加計学園の幹部が出席していた。
この会議の直後の2015年夏に、早くも加計学園が新設を予定している獣医学部の教員を集めはじめた。
すべては「加計ありき」で進んでいた。

[char no=”2″ char=”芥川”]もし加計の獣医学部新設が認可されたら、この国の教育を仕切る文科省まで腐っていることになります。教育は、その時々の権力者の利権に添って変わるものであってはなりません。加計の獣医学部新設の認可は、安倍の腹心の友を助ける以外の意味はありません。自余の動機はすべてうそです。[/char]

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1 世間体より教育の充実を

加計孝太郎は教育者ではない。
政商である。
その政商の学校の悲惨を、昨日のメルマガで書いた。

細部の裏付けは、優れたツイートを探すのが一番よい。

いるか ツイッター‏

今年の国家試験は半数が受けさせてもらえなかった。
なぜなら、試験を受けて落ちたら合格率が下がるから。
専門学校の人でもサクサク合格しているのに。
入学はさせるが、国家試験は受けさせない、就職の世話もしてくれない。
こんな大学入っちゃいけない!

黒川敦彦@今治で加計問題追及中

税金でFラン大作るぐらいなら保育園を作るべき。
加計学園では入学後あまりの教育のひどさに他の大学に編入する学生が20%ぐらいいるそうだ。
その結果・定員割れで赤字。
文部科学省は何をしてるのか? ここまで世論が収まらないのに8月末加計学園に設置認可を出すようなら文科省自身の信頼が揺らぐ。

大学が学生の国家試験を受けさせない。
理由は、不合格が多いと合格率が下がり、来年度の入試に悪い影響が出るから。
これがほんとうなら、これこそ政商の学校なのだ。

もし合格率が低かったら、対策を打てばいいだけの話だ。
専門の教師たちに対策チームを作らせ、補講などをやってもらう。
そして年ごとに改善を図っていく。
これしかない。

しかし、政商の学校では、世間体を気にし、来年度の応募者を気にして受験させない。

つまり学校のトップが教育者ではないのだ。

政商の加計学園では、入学後に教育に幻滅して他大学に編入する学生が20%ぐらいいるという。
わたしはこれまでそんな話を聞いたことがない。
よほどひどいのだろう。

こんな政商の獣医学部新設を認可してはならない。
文科省も大学設置・学校法人審議会も、若者の進路を、もっと真面目に考えるべきだ。
安倍がいうから仕方がないという保身を、そろそろやめるべきだ。

『AERA dot.』に注目すべき記事が載っていた。

2 教育力よりも政治力 ~歪んだ政商の学校~

いまだ真相究明に程遠い状況の加計学園問題。
中でも最大の謎の一つが、2015年4月2日、愛媛県今治市の職員2人が「獣医師養成系大学の設置に関する協議」のために首相官邸を訪問していることだ。

(中略)

今治市の関係者がこう明かす。

実は、問題となっている訪問には、複数の加計学園幹部が同行していたのです。
加計学園側から今治市に連絡が行き、官邸訪問が実現したようだ。
当時はまだ国家戦略特区の枠組みがどうなるかもわからない段階。
首相秘書官から『準備、計画はどうなのか』『しっかりやってもらわないと困る』という趣旨の話があった。

最初から『加計ありき』を疑わせるような訪問で、萩生田(光一前官房副長官)、柳瀬両氏が国会で頑なに資料、記憶がないと言い張ったのは、詳細を明かせば、それが一目瞭然でバレてしまうからではないのか」

獣医学部の新設は官邸主導で最初から「加計ありき」で進められたのではないか──。

異例のメンバーによる官邸訪問は、そんな想像を抱かせるに十分な状況証拠だ。

だが、話はこれで終わらない。
この日、官邸には意外な人物もいたのだ。
前出の今治市関係者がこう続ける。

面会のため一行が官邸内に入ると、下村博文文部科学相(当時)もやってきて言葉を交わしたそうです。
やあ、加計さん。しっかりやってくれよ』というような話も出たと聞いています」」(速報 安倍政権が隠蔽した加計学園幹部、首相秘書官、今治市の”謀議” 官邸で特区申請前に)

2015年4月2日、今治市の職員ふたりが「獣医師養成系大学の設置に関する協議」のために首相官邸を訪問した。
この事実だけでも十分驚かされる。
地方の課長クラスが、のこのこと出かけていって官邸に入れるというのは、普通はありえないことだ。
国会議員の紹介でもまずムリである。
それが可能だったのは、安倍 ― 加計の特別の関係があり、「加計ありき」で、ことが進んでいたからだ。

実は、このとき、「複数の加計学園幹部が同行していた」。
いつも主導権を執っているのは加計学園であって、今治市ではない。
今治市は、完全にヘビに睨まれたカエルの状態になっているのではないか。

官邸では、認可担当の下村博文文部科学相(当時)までやってきた。
「やあ、加計さん。しっかりやってくれよ」といったという。
もしこの現場を京産大が見たら、その特別扱いを知って、最初から名乗り出なかっただろう。

安倍と下村は、細君同士が一緒に外国旅行をするほどの仲で、いわば家族ぐるみの仲である。
安倍晋三と加計孝太郎とが腹心の友であるから、この日の官邸は、安倍のオトモダチによる「男たちの悪巧み」(昭恵)の場となっていたのだろう。

『朝日新聞デジタル』(2017年8月6日)にこんな記事が載っていた。

政府の国家戦略特区ワーキンググループ(WG、八田達夫座長)が2015年6月、獣医学部の新設提案について愛媛県と同県今治市からヒアリングした際、内閣府が公表した議事要旨の出席者に記載のない学校法人・加計(かけ)学園の幹部が同席していた。

学園の教員確保の見通しをめぐる質疑もあったというが、議事要旨に記載はない。
政府はWGの議事内容を「すべて公開し、透明性が高い」と説明するが、公表資料では十分に検証できない状態だ。

ヒアリングには、加計学園系列の千葉科学大の吉川泰弘教授(現・加計学園新学部設置準備室長)らが出席した。
政府側、提案者側双方の出席者が朝日新聞の取材に認めた。

内閣府が今年3月になってホームページで公表した7ページの議事要旨には、ヒアリングの出席者として八田座長ら計12人が記載され、提案者側は愛媛県の地域振興局長、今治市の企画課長ら3人。
吉川氏らの名前はない。

複数の出席者によると、吉川氏はヒアリングの場で、既存の大学の獣医学教育では、獣医師の新たなニーズを満たしていないなどと述べたという。
政府側の委員からは教員確保の見通しなどの質問があり、吉川氏が答えたという。特区会議に加計幹部 議事要旨に出席・発言の記載なし

この記事がなぜ重要なのかは、「加計ありき」の証拠がまたひとつ増えたということである。

時系列に添って、この日の会議に加計学園の幹部が同席した意味を考えると、ことのひどさがわかる。

○ 2015年4月2日、愛媛県今治市の職員2人と加計学園の複数の幹部が「獣医師養成系大学の設置に関する協議」のために首相官邸を訪問した。
その際、柳瀬唯夫首相秘書官(当時)から「希望に添えるような方向で進んでいる」といわれた」とされている。

驚くことに萩生田光一、下村博文文部科学相(当時)とも会っている。
これはもう認可されたも同じではないか。
かれらは、こんなことをけっして京産大に対してはやらなかったのである。

○ 2015年6月、政府の国家戦略特区ワーキンググループ(WG、八田達夫座長)が、獣医学部の新設提案について愛媛県と同県今治市からヒアリングをおこなう。

このヒアリングで「政府側の委員からは教員確保の見通しなどの質問があったという。
それに対して、加計学園の吉川が答えたという。

この会議の直後の2015年夏に、早くも加計学園が新設を予定している獣医学部の教員を集めはじめる。
つまり、教員を集めるというのは、認可が間違いないということでなければできないわけで、この日の政府の国家戦略特区ワーキンググループのヒアリングで、よほどの確証(言質)をとったのである。

○ 2015年12月24日、安倍夫妻は、加計孝太郎らとともにクリスマスイブに丸の内の会員制ラウンジで会食している。
安倍昭恵が「男たちの悪巧み…」とフェイスブックに投稿して話題になった会食である。
これは獣医学部新設の祝杯の会合だったとわたしはみている。

○2016年1月に今治市が国家戦略特区に指定される。
つまり半年ほど遡る2015年6月の、国家戦略特区ワーキンググループのヒアリングに、今治市とともに加計学園の幹部が同席したということは、今治市の国家戦略特区とは、加計学園の獣医学部新設のためのものだったのである。

○2016年3月24日、京都産業大学が獣医学部新設を提案する。
このあたり、京産大がかわいそうである。
前川喜平が行政が歪められたと怒るのは当然で、すでに安倍―加計のなかで、獣医学部新設は加計に決まっていたのである。

○2016年11月には、まだ今治市との土地譲渡契約前だったが、加計学園は建設予定の市有地でボーリング調査をはじめる。
これはもう決定的な事実である。
まだ、他人の、それも市有地である。
市民の財産だ。
そこでボーリングをはじめる。
こんな大胆な、違法なことができたのは、安倍晋三の了解があったからだ。
それ以外には考えられないことだ。

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わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

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そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

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政商の学校 ~加計の獣医学部~

このページは、2017年8月7日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]加計孝太郎は、教育者ではなく、政商なのですね。しかも加計グループの教育商売は破綻しつつあります。そこで腹心の友の安倍晋三が、国家戦略特区を今治市に作って救済しようとしたのです。つまり加計問題とは、安倍晋三による、国家・国政の私物化の象徴なのです。[/char]

このページの要旨

安倍晋三を国のトップに頂いて、終わってしまっていた国に幾つもの止めが刺されようとしている。
ひとつは警察国家による監視社会の到来であり、ひとつは国家・国政の私物化である。
それが森友・加計学園事件に現実化している。
こういった日本を作ったのは野田佳彦である。
この野田の指揮の下、民進党(旧民主党)は、代表選を1か月も繰り広げる。
これで安倍は息を吹き返すことになる。
国会議員の投票で代表は選出すべきだったのだ。

教育の根本は人作りであるが、そこで金儲けが図られている。
その政商・加計孝太郎の暗躍に、積極的に国のトップ夫婦が関係している。
加計孝太郎にとって、「客員教授」なる存在は、政界やメディアをたらし込む、ひとつの贈賄のようなものだった。
その加計学園の教育内容となると寒々としたものである。
相次ぐ学部・学科の新設で、広大な土地と建設費の無償提供、それに年額約23億円の補助を受け続ける。
問題はその教育内容である。
千葉科学大の危機管理学部環境危機管理学科には、「英語1」や「基礎数学」など大学教育水準とは見受けられない授業科目がある。
まさに「中学生レベルの講義内容」ということだ。
加計グループでは学科新設を繰り返す一方で、14年までの15年間で少なくとも21の学科が募集停止に陥っている。

[char no=”2″ char=”芥川”]安倍晋三の国家・国政の私物化が限界を超えています。周りの議員は、それを知っているのに誰も止めません。むしろ背中を押していますね。結果、前川喜平がいうように行政が歪められました。このまま安倍晋三の独裁が続けば、日本は戦争に突き進むでしょう。いまが正念場です。[/char]

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(暑い日々が続いております。
しかし、あと10日ほどで、ふっと鼻先を秋の気配がよぎるようになります。
そのとき感じるある種の喪失感、寂寞は、あまりの夏の猛々しさからくるのでしょうか。

皆さんも、十分体調に気をつけてお過ごしください。

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1 民進党の1か月に及ぶ代表選

安倍晋三を国のトップに頂いて、終わってしまっていた国に幾つもの止めが刺されようとしている。

ひとつは警察国家による監視社会の到来であり、ひとつは国家・国政の私物化である。
後者は森友・加計学園事件に現実化している。

こういった日本を作ったのは旧民主党であり、とりわけ野田佳彦である。

この野田の指揮の下、民進党(旧民主党)は、代表選を1か月も繰り広げる。
これで安倍は息を吹き返すことになる。

もっと早く野田―蓮舫の自民党補完勢力は、離党者続出、都議選惨敗の責任をとって、辞任すべきだったのである。
それがポストにしがみつき、やっと辞めてくれるかと思ったら、野田は1か月の代表選を画策した。
これ以上、安倍晋三を喜ばす贈り物はない。

暑い最中に、「昔の名前で出ています。あなたが探してくれるの待つわ」とやられたところで、一部の好事家を除いて誰も足も止めないだろう。

この国家の緊急事態である。
安倍晋三が青息吐息になっている状況だ。
国会議員の投票で代表は選出すべきだったのだ。
このあたりが、状況知らずで、国民に寄り添えない民進党のダメなところである。

しかも、国対の「話のわかるお兄ちゃん」山井和則が、またしても自民党の要求を受け、稲田朋美の出ない10日の閉会中審査を承認してしまった。
その後、どや顔で自民党への不平をいう。
いつものお約束の猿芝居である。

本気で闘わなければ国民の支持は集まらない。
国会が静かで、民進党が代表選にうつつを抜かせば、国民は国会に何も問題はないのだと勘違いしてしまう。
野田佳彦を切れないのだったら、民進党は解党した方がいい。
そうしないと優れた人材まで国民の信を失ってしまう。

2 政商の学校

森友・加計学園とも教育に係わる仕事である。
教育の根本は人作りであるが、そこで金儲けが図られている。
その政商たちの暗躍に、積極的に国のトップ夫婦が関係している。

それを追及されると、与党と官僚を動員して、うそと隠蔽でなかったことにする。
そのやり口も、森友学園は切り捨て、加計学園は救済する。
その違いは、安倍晋三との距離の近さから生まれている。

何という三流のクズ国家に日本はなってしまったことだろう。

その加計学園ではどういった教育が行われているのだろうか。

最近、調査能力のみならず、権力を監視するジャーナリズムとしての力が新聞を凌駕している週刊誌が、こんな情報を伝えてくれている。

客員教授の起用について、学園内からは「本当に必要なのか」という声が上がっていた。
中でも、問題視されたのが当時テレビに出ずっぱりだった、あの有名司会者の客員教授就任である。

国民からの税金由来の年額約23億円の補助を受けている教育機関として相応しい行いをすべきであるにも関わらず、学生の教育に直接には関連しない御法川法男(みのもんた)の客員教授就任(略)は、この教育という趣旨から逸脱していることは明らかであろう

(中略)

みの氏の報酬について、学園側は教員らに対し「無報酬」と説明することもあったという。

だが、当のみの氏は小誌の取材にこう語るのだ。

今から6、7年前、加計グループの幾つかの大学で客員教授を務めていたのは事実です。
就任の経緯は覚えていない。
報酬は確か月20万。
でも、1回も講義していません。
客寄せパンダだったんだろうね」(「安倍首相を選挙応援 加計学園「公選法違反」疑惑」『週刊文春』8月10日号)

加計孝太郎にとって、「客員教授」なる存在は、政界やメディアをたらし込む、ひとつの贈賄のようなものだった。
何かあったときはよろしく、月々20万のお小遣いを差し上げましょう、というわけだ。

金に色がついているわけではないので、わたしたちの税金もそのなかに入っているといっていい。

御法川法男(みのもんた)が教育と何の関係があるのか。
なんと1回も講義していないのに、月々20万、年間240万、タダでもらっていたわけだ。

それ以上に高校生にとっては、これは詐欺である。みのもんたの話が聞ける、と思って、受験判断のひとつにした生徒もいたにちがいない。みのもんたも、ここでは加害者なのだ。

この引用した文章の前には萩生田光一にも触れてある。
この安倍の子分、加計の客分にたいしては、同じ加計学園グループの千葉科学大の客員教授として月10万円のお小遣いが渡されていた。

その加計学園の教育内容となると寒々としたものである。

記事はこうも書いていた。

とりわけ学内の反発を押し切り、「事実上加計氏のトップダウンで決められてきた」(前出・元教授)と言われているのが、相次ぐ学部・学科の新設である。

その一つが、千葉科学大の危機管理学部だ。

<危機管理学部は(略)東アジアにおける緊張などの不測の事態に的確に対処出来る専門知識を養成するという、時代の最先端を行く学部と推察しております>
大学の十周年記念誌(14年5月刊)で、同学部をそう礼賛した安倍首相。
だが、実態は全く異なる

文科省設置審の「設置計画履行状況等調査」(14年度)によれば、12年に新設された危機管理学部環境危機管理学科には<「英語1」「基礎数学」など大学教育水準とは見受けられない授業科目がある>として、厳しい「是正意見」がつけられているのだ。

実際、同学科のシラバスを見ると、英語1で学ぶのはbe動詞や一般動詞現在形、基礎数学では不等式や一次方程式。
まさに「中学生レベルの講義内容」(前出・文科省関係者)だ。

「こうした内実に加え、都心から離れた銚子市に位置することから、千葉科学大は長年、定員割れに苦しんでいます。

加計グループでは学科新設を繰り返す一方で、14年までの15年間で少なくとも21の学科が募集停止に陥っているのです」(加計関係者)」

森友・加計学園事件で特徴的なのは、その教育の内容があまり採り上げられないことだ。
それがやっと正面から問題にされるようになってきた。

両学園とも、籠池泰典と加計孝太郎という、強烈なキャラクターによって、トップダウン方式でことが進められてきた。

籠池の場合は、泥臭い、大阪のおっさんの失敗談で、いまは夫婦とも酷暑の獄に繋がれている。
このふたりには安倍夫婦に見捨てられた不憫さがつきまとうのを、どうしようもない。

それに対して加計孝太郎のやっていることは、質量とも遙かに悪質である。

相次ぐ学部・学科の新設で、広大な土地と建設費の無償提供、それに年額約23億円の補助を受け続ける。
問題はその教育内容である。

文春は、同じ加計グループの千葉科学大の危機管理学部を問題にしている。

千葉科学大の危機管理学部環境危機管理学科には、「英語1」や「基礎数学」など大学教育水準とは見受けられない授業科目がある、ということだ。

「同学科のシラバスを見ると、英語1で学ぶのはbe動詞や一般動詞現在形、基礎数学では不等式や一次方程式。
まさに「中学生レベルの講義内容」」ということだ。
なぜなのか。
そうしないと講義を先に進められないからだ。
これは、程度の差はあれ、全国の国公立・私立大学で教師たちが悲鳴をあげている現実である。
これをさらに安倍晋三が壊していく。

「加計グループでは学科新設を繰り返す一方で、14年までの15年間で少なくとも21の学科が募集停止に陥っているのです」(加計関係者)」というのは衝撃的だ。
こんな大学の獣医学部新設に土地と大金を差し出して、今治市はほんとうに大丈夫なのか。
政治は、市民の血税を使って他にすることが、そしてしなければならないことがある筈だ。

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わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
せっかく「プロフィール」を書いているのだから、リンクを張っておきますね。[/char]

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

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交渉録音データでさらに追い詰められた安倍晋三

このページは、2017年8月3日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]野党にとっては、10月の補欠選挙が重要ですね。ここで明確に対立候補を立て、選択肢を与えることが大事です。間違っても横浜市長選の轍を踏まないようにしなければなりません。安倍晋三が青息吐息のとき、民進党の野田―蓮舫は、森友・加計・稲田を棚上げし、長期の夏休みに入り、安倍に一息吐かせることにしました。いつもの安倍が困ったときの野田頼みです。民進党は今が攻めどきなのに、1か月かけて代表選をやります。国民が怒っているのにも気付きません。民進党の支持率の回復は当分ないでしょうね。いつも野田が下げているのです。[/char]

このページの要旨

10月には、自民党議員の死去に伴う愛媛3区、青森4区で衆議院の補欠選挙がある。
もしこのふたつとも落とすと、もう安倍晋三は恐くて解散はうてなくなる。
ずるずると来年の任期満了まで行き、野垂れ死に解散に追い込まれる。
それで、いっそ9月22日解散、10月22日投開票という案が自民党で浮上している。
つまり、愛媛、青森と同日選にしてしまい、影響を受けずに衆議院選挙をやってしまおうというわけだ。
森友学園事件は、籠池泰典ひとりに責めを負わせて、大阪のローカルな問題として安倍晋三は幕を引きたかった。
ところが劇的な展開が起きてしまった。
フジテレビ(FNN)が、近畿財務局と森友学園側の交渉録音を流したのだ。

2016年5月中旬から下旬にかけての近畿財務局と森友学園側の交渉が、録音されたとされる音声データが出てきた。
これで佐川宣寿の「あらかじめ価格について申し上げることはございません」は、やはりうそであることがわかった。
録音のなかで、近畿財務局の池田靖前国有財産統括官(当時)が「(ゴミ撤去費が)われわれが見込んでいる金額より少なくても、われわれは何もいわない」と語っている。
安倍晋三としては、文字通り籠池泰典のしっぽ切りで、すべては大阪で起きたこととして幕を引きたかった。
そして衆議院選挙に突入するつもりだった。
しかし、どうもすんなりとはいかぬ形成になってきた。

[char no=”2″ char=”芥川”]ついに会議の録音が出てきました。これからは、政治の必須のツールとしてレコーダーが登場してくるでしょう。日本の権力者はうそつきばかりで、紙に書かれた記録は証拠になりません。そこでレコーダー・ビデオカメラの登場になったわけです。しかし、これは政治の場でうそが常態化したことを物語るものです。言葉は政治家の命といいますが、ついに安倍晋三はその命を奪ったのです。最高権力者が言葉の上に立ち、言葉を監視する。警察国家の監視社会は、すでに森友・加計学園事件に顕在化しています。[/char]

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1 森友も加計も終わらない

森友・加計学園事件は、大きな動きがあった。
今日のメルマガはその動きを書くが、その前に自民党の動きについて書いておく。

10月には、自民党議員の死去に伴う愛媛3区、青森4区で衆議院の補欠選挙がある。
同日選挙で、10月22日投開票となる見通しだ。

もしこのふたつとも落とすと、もう安倍晋三は恐くて解散はうてなくなる。
ずるずると来年の任期満了まで行き、野垂れ死に解散に追い込まれる。

それで、いっそ9月22日解散、10月22日投開票という案が自民党で浮上している。
つまり、愛媛、青森と同日選にしてしまい、影響を受けずに衆議院選挙をやってしまおうというわけだ。

もうひとつ衆議院選挙絡みで、自民党が焦っていることがある。
森友学園事件である。
ここは籠池泰典ひとりに責めを負わせて、大阪のローカルな問題として幕を引きたかった。

ところが劇的な展開が起きてしまった。
フジテレビ(FNN)が、近畿財務局と森友学園側の交渉録音を流したのだ。

金子勝

【財務省国税庁亡国2】「怪文書」人格攻撃の悪代官スガの特徴は嘘つきで恥知らず。
FNNが報じた近畿財務局と森友学園側の交渉が録音されたとされる音声データの存在をめぐり、調査もせず、逃げ続けマックロだ。
加計から甘い汁の竹下亘はそのパシリ。

冨永格

森友学園による値引交渉の録音記録がフジテレビで流れる。
近畿財務局の池田靖・前国有財産統括官らしき男性が「(ゴミ撤去費が)われわれが見込んでいる金額より少なくても、われわれは何も言わない」と籠池夫妻に話している。

IWJウェブ速報

【速報1】森友学園問題で国有地の正式な鑑定価格が出る直前の2016年5月中旬から下旬にかけての近畿財務局と森友学園側の国有地売却の交渉が録音された音声データをFNNが入手・公開。
交渉相手は近畿財務局の池田靖前国有財産統括官(当時)とみられる。

菅野完

籠池の黙秘権行使は当然の話でしかなくて、諸々漏れ伝わる話だと、検察側は
1)国有地の売買で財務省は何を言ったのか?
2)補助金もらう契約書作るとき業者は何を言ったのか?
3)酒井弁護士はどういう話をしたのか?
を聞いてるらしく、籠池からしたら全部「俺に聞くなよ」って話でしかない。

赤澤竜也

明日にも接見禁止が予想されるため、籠池氏のご令嬢と大阪拘置所へ面会に行ったが、「検事の指示により不可」と言われる。
「逃亡のおそれ」「罪証隠滅のおそれ」が認められない籠池夫妻を逮捕するだけでも行き過ぎなのに、肉親のたった一日の面会すら公権力で圧殺する大阪地検特捜部の冷酷無比さに驚愕。

2 交渉録音データでさらに追い詰められた安倍晋三

この国では、言葉は法的な証拠にはならない。
それはうそつきが多いからだ。
そのことは森友・加計学園事件を巡る国会の審議で明白である。

総理の犯罪を、オトモダチの権力者たちは、まずは言葉を「怪文書」と決めつけて逃げる。
それが「怪文書」でないことがわかると、「公文書」でない、単なる「メモ」だとして逃げる。
複数の証拠が出てきて逃げられないとわかると、そんなことをいった記憶がないと逃げる。

あとは「知らぬ存ぜぬ」で総理の犯罪を隠蔽する。
かくして良心も知性もない、きわめて暗愚な国会が出来上がった。

ここまで権力者がうそつきだとなると、レコーダーが必要になる。
さらにいいのはビデオカメラだろう。
いまは十分相手に気付かれない小型のビデオカメラがあるようなので、権力者との決定的に重要なやりとりは、ビデオカメラで保存する必要が出てきた。

つまり、そこまで日本の政治は、うそつきばかりで劣化してしまったということだ。

これで霞ヶ関文豪佐川宣寿の「あらかじめ価格について申し上げることはございません」は、やはり物語にすぎなかったことがわかった。

2016年5月中旬から下旬にかけての近畿財務局と森友学園側の交渉が、録音されたとされる音声データの一部は、以下で見ることができる。

近畿財務局の池田靖前国有財産統括官(当時)が「(ゴミ撤去費が)われわれが見込んでいる金額より少なくても、われわれは何もいわない」と語っている。
(FNN動画)

安倍晋三としては、文字通り籠池泰典のしっぽ切りで、すべては大阪で起きたこととして幕を引きたかった。
そして衆議院選挙に突入するつもりだった。
しかし、どうもすんなりとはいかぬ形成になってきた。

FNNが森友と財務局の交渉録音をスクープしたことは、事実以上に物語ることがある。
それは、安倍晋三がいよいよゴミ売を除く東京の大手メディアに見切られはじめたということだ。

菅野完の「漏れ伝わる話」は、どう理解すべきなのか。
「国有地の売買で財務省は何を言ったのか?」「補助金もらう契約書作るとき業者は何を言ったのか?」「酒井弁護士はどういう話をしたのか?」と訊く検察は、籠池泰典ひとりをクロにするために訊いているのである。
財務省や業者や酒井弁護士をクロにするためではない。
そこは籠池泰典もわかっているだろう。

もうひとつの加計学園事件である。
今治の獣医学部新設を考える際に重要なのは、学校建設にかかわる問題なのに、加計孝太郎が教育者ではないということだ。

いまも疑惑の説明もしなければ、感謝の言葉ひとついわずに逃げ回っている。

加計孝太郎が学校を作るのは、教育理念の実現のためではない。
単なるビジネス、金儲けのためである。

この認識は重要なのだが、あまり指摘されることがない。

最近、地元今治市での市民の闘いが注目されている。

その中心になっているのが、武田宙大、黒川敦彦などだ。

前号で紹介した、今治市の市議による報告会。
市民が見守るなかで、加計・市長から、議員ひとり1000万円のワイロをもらった「買収疑惑」が明確になってしまえば、告発しないわけにはいかない。
実際、武田宙大が告発した。

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何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
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加計孝太郎の沈黙は許されない

このページは、2017年8月1日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

[char no=”1″ char=”漱石”]自民党も民進党も、気分はもう夏休みですね。両党とも死に体となっていますが、とくに民進党は、課題山積なのに、あからさまな死に体です。安倍晋三が困ったときに、いつも助ける不思議な政党です。[/char]

このページの要旨

横浜市長選は、自公推薦の現職の林文子が3回目の当選を果たした。
これで実質的にはカジノ誘致の進められる可能性が高まった。
3人の候補には、すべて民進党が絡んでいる。
いかに野田―蓮舫の、死に体執行部が、成り行き任せで放棄したかが明白だ。
追い込まれていた安倍晋三は、これで一息つくかたちとなった。
日本には、安倍―山口―神津(連合会長)―民進党「A級戦犯」というアンシャンレジームがある。

加計孝太郎は、広大な土地と莫大な資金をタダでもらうのに、一度も市民の前で説明をしない、メディアの前で国民に説明しない。
ほんとうにこれでいいのか、という思いを禁じ得ない。
よほどプロセスで悪いことをしていて、記者の追及に口を滑らしたらたいへんだ、というので、出てこないのである。
加計孝太郎と同様、かれの息子も教育者には似つかわしくない人物だ。
だから「累計440億円の補助金をもらって、一晩50万円も飲んで豪遊」できるのだろう。
加計孝太郎は、安倍晋三に対して年に1億も使っているというから、カネの感覚がわたしたちとは違うのだろう。
もちろん、安倍への1億は投資であり、その何十倍、何百倍もの利益が転がり込んでくることになっている。
加計孝太郎は、政界のみならずメディアも接待でたらし込んでいる。

[char no=”2″ char=”芥川”]加計孝太郎は、このまま何もいわずにいくのでしょうか。そしてこれがまかり通るのでしょうか。広大な土地と莫大な金をタダでもらいながら、疑惑の説明どころか、挨拶も感謝も一言も述べない。これは大人のすることではありませんよね。ましてかれは大学の理事長ですから、教育者なのです。けっしてこの、人を食った態度を許してはなりません。[/char]

・・・・・・・・・━━━━━━☆

1 横浜を放棄した野田―蓮舫

横浜市長選は、自公推薦の現職の林文子が3回目の当選を果たした。
これで実質的にはカジノ誘致の進められる可能性が高まった。

開票結果は以下の通りである。

林文子(自公推薦・連合支援・民進党一部議員応援・現)当選、59万8115票

長島一由(元・民主党・新)26万9897票

伊藤ひろたか(民進党横浜市議副団長・民進党議員多数応援・新)25万7665票

当選した林文子は、勢いのある政治家、政党を渡り歩くタイプの、風見鶏である。
その点、小池百合子に似ている。

Tokyohelper:石田雅彦

横浜市長選 林文子が市長になったのは2009年8月。
民主党単独推薦だった。
民主党政権と同時に市長になったが、2012年の総選挙では安倍晋三へ擦り寄っている
2013年8月の市長選挙では自民党が推薦
その後は自民党への迎合政策、右傾化教育などを行ってきたというわけだ」

民主党単独推薦から自民党推薦まで、風の流れに沿う生き方。
それなら選挙中はカジノに蓋をして、いずれカジノ誘致に切り替えるだろう。

カジノは文化である。
わたしが、横浜へのカジノ誘致に反対するのは、2016年7月26日未明に起きた、神奈川県立の知的障害者福祉施設「津久井やまゆり園」もひとつの判断材料になっている。

これは刃物で19人を刺殺、26人が重軽傷を負うという、戦後最悪の大量殺人事件であった。
こういった事件を、文化としてのカジノが、再発させる可能性を高めると危惧するからだ。

3人の候補には、すべて民進党が絡んでいる。
いかに野田―蓮舫の、死に体執行部が、成り行き任せで放棄したかが明白だ。

長島と伊藤とに、反自民票を分散化させ、カジノ誘致の林を勝たせたのだろう。

民進党の野田―蓮舫の自民党補完体制は、最後の仕上げとして、次の3点をやっている。

(1)自主投票による横浜市長選の自作自演の敗北

(2)9月に民進党代表選をやることで、8月いっぱいを夏休みとした。加計学園事件追及と稲田出席の日報隠蔽事件の閉会中審査、それに臨時国会を、実質的に返上した。

(3)加計学園の文科省設置認可が8月にあるので、安倍政権が逃げやすい環境を作った。

追い込まれていた安倍晋三は、これで一息つくかたちとなった。

日本には、安倍―山口―神津(連合会長)―民進党「A級戦犯」というアンシャンレジームがあるのだ。

横浜では、市長選と同時に緑区の市会補欠選挙が行われ、民進党の江田憲司の秘書だった宮崎ゆうすけが、自民党候補との一騎打ちをほぼダブルスコアーで圧勝した。
市長選も野田―蓮舫が自主投票にせずに、政権交代の決意をこめて闘えば、勝てた選挙だった。

江田憲司

横浜市長選は残念な結果になりましたが、私の地元、緑区の市会補欠選挙では、私の秘書だった宮崎ゆうすけ君がほぼダブルスコアーで圧勝しました! 自民党候補との一騎打ちでした。

さて、加計学園事件であるが、加計の獣医学部新設の認可は1年延期される可能性が出ている。
この理由は、次の3点だろう。

2 加計孝太郎の沈黙は許されない

(1)獣医学部の教師が集められない

(2)ネットと地上波の、両方のメディアを通じて、加計学園のネガティブな情報が拡散された結果、生徒募集が困難との見通しになった

(3)政治的判断。ここまで問題になって、疑惑が深まるばかりなのに、強引に認可してしまうと、政権への風あたりが強くなり、支持率がさらに急落する

以上の3点であるが、まだ強行する可能性が完全になくなったわけではない。しかし、強行すると、ここまで世論を無視するのかということになろう。世論が厳しくなり、支持率が急落するだろう。

今治市の加計獣医学部新設に反対し、追及している黒田敦彦や武田宙大らが、よく闘っている。かれらと情報を共有し、拡散に努めたい。

黒川敦彦@今治で加計問題追及中

今治市民は、132億7500万円も、加計に補助をするのに、加計孝太郎は、ただの一度も市民の前で説明をしない。
それが全てを物語ってる。
岡山のマンションに潜伏し、公の場に全く顔を出さない。
そんな奴が、まともな大学など作れるわけがない。
ふざけるな。

 

加計役「自分の家族は庶民とはレベルが違う。
俺くらいになったら下々のキミたちとは違うから」2017.7.27文春。
高級クラブAの元ホステスさんの証言。
こういう気持ちだから累計440億円の補助金をもらって、一晩50万円も飲んで豪遊してもおかしいと思わない。
でも悪事は続かないよ。

たった140字以内の表現であるが、多くの本質的な問いがこめられている。

市税から132億7500万円というと、とてつもない巨費である。
それをタダでもらう相手が、一度も市民の前で説明をしない、メディアの前で国民に説明しない。

ほんとうにこれでいいのか、という思いを禁じ得ない。
もし、天皇が自分の理想を実現するために学校を税金で作ったとしよう。
天皇は、その理想と国民への感謝とを国民に対して述べるにちがいない。

加計孝太郎は決して説明しないし、感謝の言葉もいわない。

この理由はひとつしかない。
よほどプロセスにおいて悪いことをしていて、記者の追及に口を滑らしたらたいへんだ、というので、出てこないのである。

「そんな奴が、まともな大学など作れるわけがない」。
つまり加計孝太郎は、いやしくも「教育者」なのだから、この視点からも、かれを追及しなくてはならない。

加計孝太郎は息子の加計役のために獣医学部新設に踏み切った。
その息子の加計役が、「自分の家族は庶民とはレベルが違う。俺くらいになったら下々のキミたちとは違うから」(『週刊文春』2017年7月27日)と語っている。

親と同様、息子も教育者には似つかわしくない人物だ。

だから「累計440億円の補助金をもらって、一晩50万円も飲んで豪遊」できるのだろう。

一晩50万というが、夢のような飲み方である。
加計孝太郎は、安倍晋三に対して年に1億も使っているというから、カネの感覚がわたしたちとは違うのだろう。
もちろん、安倍への1億は投資であり、その何十倍、何百倍もの利益が転がり込んでくることになっている。

また、メディアに関して、黒川敦彦はこんな情報も発信している。

ちなみに毎日新聞は、加計に接待漬けにされているため、加計たたきは出来ません。
毎日新聞のビルに加計が入っていたり、支社長がヘリで加計に花束を届けたり。

毎日新聞も一晩50万円コースですね。
報道人としての誇りを取り戻してもらいたいです。

武田(武田宙大 注 : 兵頭)さんの1000万円ワイロ疑惑の今治市議を告発事件ですが。
UPしたアメブロが大注目でランキング1位になり1日で削除となりました。
市議レベルの抗議ではなく、官邸レベルの圧力によりアメブロが即対応したと推測し、現在アメブロに問い合わせ中です。
引き続き市議会にもプレッシャーかけます。

加計孝太郎は、政界のみならずメディアも接待でたらし込んでいる。
東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアは、情けないほど接待に弱い。
接待されても行かなければいいのだが、いそいそと出かけて行く。
そして魂を抜かれてしまう。

1000万円ワイロ疑惑の、今治市議告発事件が、アメブロで注目され、ランキング1位になった。しかし、1日で削除となった。

ネットへの監視が強まっている。

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この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
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[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
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加計孝太郎に高まる国民の不満

このページは、2017年7月22日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]日本の政治がどんどん劣化していっています。証拠の記録に対して、「記憶にない」で邪悪な過去から逃げる政権。これからはレコーダーに記録しないとダメだ、となるでしょう。つまり日本政治はレコーダーのレベルに退化するわけです。これが、国民が政治家に向き合う重要な武装になり、これも安倍晋三が破壊した日本政治ということになります。かれは諸悪の根源です。[/char]

このページの要旨

議事録公表の動機は、「一校限定は獣医師会の要請」という安倍政権のでっち上げに対して、異議申し立てをするものである。
山本大臣は、例によって、「加計学園という言葉は使っていない」、「四国に決まったような発言はしていない」と打ち消した。
「いった、いわない」の、いつもの繰り返しになった。そうなると、獣医師会側の当日の記録(参加した四人の確認を得ている)と、山本の記憶の、どちらを信じるか、といった問題になる。
国民は、これまでの一連の経緯から記録を信用するだろう。

安倍出席の予算委閉会中審査は、最低でも加計孝太郎の証人喚問で徹底抗戦すべきだった。なれ合いのスシ友国対を止揚すれば、いまの状況なら国民もメディアも野党側についた。
それを野田―蓮舫―山井(国会対策委員長)の自民党補完スシ友勢力が、すぐに自民党の毛針に食らいつき、敗北のレールを敷く。
教育者でもなんでもない、金儲けとしての教育に精を出す加計親子に、1.8ヘクタールもの(36億7500万円相当)広大な土地を、タダでくれてやる。
さらに事業費の半分96億円の補助金までやる。
これでほんとうにいいのか。
愛媛県も今治市ものんきすぎるのではないか。

[char no=”2″ char=”芥川”]今治市は、加計の獣医学部新設が、地元に何の恩恵ももたらさないことに早く気付くべきです。すでに設計から建設からすべて岡山の加計グループの業者です。これは今後を予兆しています。早く悪夢から目覚めるべきです。[/char]

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1 「加計ありき」の議事録

『週刊文春』(7月27日号)に「「加計に決めました」出来レース議事録」が載っている。

2016年11月17日朝9時22分、東京・青山にある日本獣医師会本部。
23階にある役員室では、国家戦略特区を担当する内閣府の山本幸三大臣が、蔵内勇夫会長ら4人の獣医師会役員と向き合っていた。

山本大臣は挨拶を終えるとこう切り出した。

誠に申し訳ないが、獣医師が不足している地域に限って獣医学部を新設することになった

そして、山本大臣は通告した。

四国は、感染症に係わる水際対策ができていなかったので、新設することになった。申し訳ない

獣医学部新設をどの学校法人が担うのかを決める公募が開始されたのは今年1月のことである。
だが、その2か月前に、安倍政権は獣医学部新設を「四国」、つまり加計学園に決めていたのだ。

山本大臣が設定したこの会合は、「加計学園に決めました」という通告の場に他ならなかった―」

安倍政権は、こういった都合の悪いことがバレてしまうと、「記録がない」「記憶がない」で逃げる。
山本も忠実にこの猿の芝居を踏襲した。

(1)なぜこの議事録を獣医師会は公表したのか。
それは、「加計ありき」で示す一番わかりやすい資料であるからだ。
動機の根底にあるのは、「一校限定は獣医師会の要請」という安倍政権のでっち上げに対して、異議申し立てをするものである。

つまり獣医師会はもともと獣医学部新設には反対していたが、安倍政権の圧力に負けて、新設するなら、せめて一校にしてくれ、ということになった。
けっして積極的に要請したのではないことを明確にしたかったのである。

(2)2016年11月17日のこの会議は、もともと会議の前日(16日)に山本大臣の方から申し入れたものである。

(3)当然、大臣がわざわざくるというので、獣医師会は丁寧に会議のメモをノートにとり、翌日、獣医師会側の参加者全員で議事録を確認している。
それが今回公表された獣医師会の議事録である。

(4)山本は、例によって、「加計学園という言葉は使っていない」、「四国に決まったような発言はしていない」と打ち消す。
「いった、いわない」の、いつもの繰り返しになった。

(5)いつもの繰り返しは、もうひとつあった。
最初、山本は山本側のメモがあるといっていたのだが、今朝(7月21日)になって、急にそのメモは廃棄された、と言い出した。

「秘書官が走り書きしていたが、いただいた文書と同じことを先方がいっていたので、途中からメモをとるのをやめた。その後、手書きのメモは廃棄した」。
こんな間抜けな秘書官はいない。
森友・加計学園事件では、登場する政府関係者が、ことごとく間抜けになるというのが特徴である。

(6)そうなると、獣医師会側の当日の記録(参加した四人の確認を得ている)と、山本の記憶の、どちらを信じるか、といった問題になる。
国民は、一連の経緯から記録を信用するだろう。

2 加計孝太郎に国民の不満が高まっている

いまや日本はうそつきだらけになった。
いったいどんなうそで政治家・官僚が切り抜けるか。
それが退屈な見世物になってきている。

野党もそれを知っていて、「またしても国会名物の「記憶にない」が出てきました」としたり顔で呟いたりする。

それならうそをつかせない質問をしたらよさそうなものだが、質問側にもいっこうに進歩が見られない。
国民の欲求不満は日々高まっている。

こうして1日3億円(議員1人当たり1日20万円、衆参750人分で1日1億5000万円が含まれている)の巨費が税金で払われる。
ほかに政党助成金が1日1億円だから、合計で1日4億円も払うことになる。

これだけ国民が税金を払って、どんどん国は悪くなり、生活も悪くなる一方だ。
こんな政治家たちも珍しい。

24、25両日の安倍出席の予算委閉会中審査もまったく期待はもてない。

最低でも加計孝太郎の証人喚問で徹底抗戦し、なれ合いのスシ友国対を止揚すれば、いまの状況なら国民もメディアも野党側についてくる。
それを野田―蓮舫―山井(国会対策委員長)の自民党補完スシ友勢力が、すぐに自民党の毛針に食らいつき、敗北のレールを敷く。

とくに「話のわかるお兄ちゃん」山井和則が弱すぎる。

この男が国対にいる限り、安倍一強は盤石である。

その加計学園に対しては、国民の反感が高まってきた。とりわけ加計孝太郎に対してだ。

『週刊文春』には、加計孝太郎の息子、加計役が、岡山のホステスにいったことば「自分の家族は庶民とはレベルが違う。俺くらいになったら下々のキミたちとは違うから」と語っていました。加計さん(父親の加計孝太郎 注 : 兵頭)はそれを見ても注意することはありませんでした」が紹介されている。

教育は教師で決まる。
教育者でもなんでもない、こんな金儲けとしての教育に精を出す親子に、1.8ヘクタールもの(36億7500万円相当)広大な土地を、タダでくれてやる。
さらに事業費の半分96億円の補助金までやる。
締めて約133億円。
これでほんとうにいいのか。
愛媛県も今治市ものんきすぎるのではないか。

ますます疑惑も膨らんでいる。

加計の獣医学部新設の建築単価は坪150万円となる。
通常の鉄骨造の建築単価から考えても倍近い金額である。

この高額な建築設計を請け負っているのが、加計学園のグループ企業であるSID創研である。
具体的に建設を受注したのは、岡山市のアイサワ工業と大本組。
アイサワ工業は、自民党議員で、岡山1区選出の逢沢一郎の従兄が経営する会社である。

加計孝太郎自身が自民党の支部の要職にあったのだから、加計学園事件は、いわば自民党の利権漁りの様相を呈している。

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何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

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教育にたかる加計のシロアリ

このページは、2017年7月18日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]加計孝太郎には、教育者としての要素がまったくありませんね。これほどの騒ぎになっているのに、記者会見すら開いていないでしょう。隠れていれば、そのうちバカな国民は忘れてくれると思っているのでしょう。かれには山ほど疑惑が出てきて、何も説明しないという人が、大学の学部を増やそうというのですから、これがまかり通ったら、日本はお終いですね。[/char]

このページの要旨

海に流されたトリチウム汚染水は、海面から蒸発し、それが雨になって陸にも降ってくる。
別に福島の海だけが危険なわけではないのである。
トリチウムは、口や鼻、そして皮膚からも吸収される。
血液中に取り込まれ、水や水素として体の構成要素になってしまう。
人体に入ったトリチウムは、ベータ線を出し、細胞の核の中に入るとDNA を攻撃する。
そしてトリチウムはヘリウムに変わり、放射線で人間の遺伝子を傷つける。
その結果、ガン発生確率の高くなることが知られている。

日本の教育には莫大な予算が組み込まれている。
小中では生徒ひとりあたり、年間100万円もの税金がつぎ込まれる。
それは教育や国家の未来のためではない。
官僚と政治家、教育関係の各種の公益法人、教育委員会、県がピンハネするためである。
加計孝太郎にあるのは、学校という容れ物を作った金儲けにあるようで、原点の教育がおろそかにされているようだ。
かれの作った大学の評判は地元で芳しくない。
加計学園グループも経営が困難なようだ。

[char no=”2″ char=”芥川”]加計孝太郎は、自分の大学の学生には、どう説明するのですかね。あるいは、大学の入学式や卒業式では何を語るのでしょう。学生に笑われることになるでしょうね。[/char]

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1 トリチウムの海への放出

東京の「記者クラブ」メディアのなかで、福島からは、もう「放射能」は消えたのかもしれない。
少なくともタブーとしての「放射能」は完成しているようである。

7月15日、福島県いわき市の薄磯海水浴場、四倉海水浴場、勿来海水浴場などが海開きを再開した。

メディアは、もはや「放射能」という切り口で福島の海を扱わない。
どの新聞も、九州や四国の海開きと同じ書き方だ。
いわきの薄磯海水浴場、7年ぶりの再開 震災で津波被害

7年ぶり海開き いわきの薄磯海水浴場

だから日本国民はどんどんお人好しのバカになっていく。
その海へ、東電がトリチウムなどを含んだ汚染水を放出する。

東京電力福島第1原発で高濃度汚染水を浄化した後に残る放射性物質を含んだ処理水を巡り、同社の川村隆会長が13日までに報道各社のインタビューで「(東電として)判断はもうしている」と述べ、海に放出する方針を明言した。

処理水はトリチウムを含み、第1原発敷地内のタンクに大量に保管されているが、風評被害を懸念する地元の漁業関係者らが海への放出に反対している。

東電の経営トップが公式の場で海洋放出に言及するのは初めて。
トリチウム水については、有識者による政府の小委員会が現在、海洋放出を含めた処分方法を絞り込む議論を続けており、川村氏の発言は波紋を広げそうだ」(「東電、トリチウム水は海に放出へ 川村会長が明言、漁業者ら反対」2017年7月14日)

7月6日時点で、福島第1原発で貯蔵しているトリチウム汚染水は、77万7000トンである。
これを海に捨てる。

海に流されたトリチウム汚染水は、海面から蒸発し、それが雨になって陸にも降ってくる。
別に福島の海だけが危険なわけではないのである。
トリチウムは、口や鼻、そして皮膚からも吸収される。
血液中に取り込まれ、水や水素として体の構成要素になってしまう。

人体に入ったトリチウムは、ベータ線を出し、細胞の核の中に入るとDNA を攻撃する。
そしてトリチウムはヘリウムに変わり、放射線で人間の遺伝子を傷つける。
その結果、ガン発生確率の高くなることが知られている。

水道水にトリチウムが含まれるようになると、白血病や脳腫瘍が多発する。
トリチウムは、脳の脂肪組織に蓄積しやすいために、脳腫瘍がもっとも多い。

東電という会社は、つくづくモラルのない会社だと思う。
「高濃度汚染水を浄化した後に残る放射性物質を含んだ処理水」というが、いったい浄化技術は真面目なものなのか。

浄化装置を通してもトリチウムなどは取り除けず、そのまま福島の海に流すことになる。
つまり「浄化」といわれるとだまされてしまうが、垂れ流しに近いものだ。

浄化にカネがかかるとなれば、国民がしらないうちにほとんど浄化する以前の高濃度汚染水を放出しないともかぎらない。

海に放出する作業は、いったい何年続くのか。
トリチウムが消えるまでは100年以上かかることから、日本どころか世界の海産物に多大の影響を与えるにちがいない。

いつもいっているが、日本は原発をもってはならない国なのだ。
管理ができないのである。
世界最大の原発事故を起こしても、国内に対しても世界に対しても、うそばかりついている。
こういう国は原発をもってはならないのだ。

2 教育に群がるシロアリ

ところで加計学園を巡る安倍出席の予算委閉会中審査は、いつ行われるのだろうか。
いや、実際に行われるのか。

日本の教育には莫大な予算が組み込まれている。
小中では生徒ひとりあたり、年間100万円もの税金がつぎ込まれる。
それで政治家を含む教育産業が大儲けしているのだ。

つまり、なぜそんな大金を教育に注ぎ込むかというと、教育や国家の未来のためではない。
官僚と政治家、教育関係の各種の公益法人、教育委員会、県がピンハネするためである。

小中で生徒ひとりあたり、年間100万円などと、それは間違いだろう、そんなに豊かな教育など自分の子供は受けていない、といわれそうだ。
もちろんピンハネして学校現場にはその一部しか降りてこない。

「教育」に群がるシロアリたちが、いかに儲けているかの例を加計学園グループに見てみよう。

倉敷芸術科学大学
土地は無償譲渡で補助金が80億円

千葉科学大学
土地は無償貸与(現在無償譲渡を要求中)で補助金が77.5億円

今治の獣医学部(岡山理科大学)
土地は無償譲渡で補助金が96億円

こうして加計学園の一部を挙げただけで、教育がいかに儲かるかがわかる。

もっとも儲かるのは加計孝太郎だけではない。

一般論として、国有財産払い下げの場合、10~15%のキック・バックが政治家に入る。

利益誘導した政治家も笑いがとまらないということになる。

安倍晋三と加計孝太郎との仲を示す、こんな情報がある。

安倍総理が3年前、加計学園の運営する大学の式典に招かれたとき、「私と加計さんとはまさに腹心の友」と挨拶したのは、すでによく知られた話ですが……」
とは、政治部デスク。

「腹心の友であるだけに加計さんも、安倍総理からゴルフに誘われると、「彼とゴルフに行くのは楽しいけど、おカネがかかるんだよな。年間いくら使って面倒見ていると思う?」と周囲に吹聴するのが常だそうです。

おまけに加計系列のこども園で名誉園長を務めた昭恵さんとは飲み友達。
彼女が熱心に取り組むミャンマーでの学校建設に資金的サポートも行っています」(「逃げ隠れする「加計孝太郎」の疑惑のスイカ」『週刊新潮』7月20日文月増大号)

これまで総理が出席する大学の式典といえば、防衛大学の卒業式と決まっていた。
これをオトモダチ優遇の縁故主義(ネポティズム)で、安倍晋三は2014年5月24日、加計学園グループの千葉科学大の記念式典に出席した。
そして「どんな時も心の奥でつながっている友人、わたしと加計さんもまさに腹心の友だ」と述べたのである。

「「彼とゴルフに行くのは楽しいけど、おカネがかかるんだよな。年間いくら使って面倒見ていると思う?」と周囲に吹聴するのが常だ」ということだが、これは巨額の利益誘導をカモフラージュするために口にしているのだろう。

安倍晋三を中心に、その夫人も含めてオトモダチが集まり、税金にたかるというのが、森友・加計学園事件の特徴である。

権力の腐敗にその夫人が複数絡むというのは珍しい。
これまでなかったのではないか。

これが、じつはうまくまわっていきそうにないのである。

それは、教育の原点は、人作りにあり、教育の力によって優れた若者を育成し、世に送り出すことにある。
そのために大学の経営者がやらねばならないのは、まず優れた教師を集めることである。

世に伯楽有りて、然る後に千里の馬有り。千里の馬は常に有れども、伯楽は常には有らず」(世の中には伯楽(馬を見分ける名人)がいて、はじめて1日に千里も走る馬が存在する。千里の馬となる素質をもった馬は、つねに世の中に存在するが、伯楽はつねにいるというわけではない)。
古今東西、この原則は変わらない。

しかし、加計孝太郎にあるのは、学校という容れ物を作った金儲けにあるようで、原点の教育がおろそかにされているようだ。
かれの作った大学の評判は地元で芳しくない。

加計孝太郎にとって、政権は味方しているが、時代は味方していない。
日本では人も動物も減少しているからだ。
大学は、年とともに入りやすくなっている。
すると必然的に有名大学に生徒は集まり、大衆的な大学は生徒が受験しなくなり、経営危機に陥っていく。

加計学園グループも経営が困難なようだ。

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わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
「こんにちは! 有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します」って、それだけ? あいかわらずぶっきらぼうですね。
若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

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そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

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加計学園救済のための獣医学部認可

このページは、2017年7月13日に更新しました。

『兵頭に訊こう』は、現在の国内外の重要問題について、最新の情報と考え方(批評)を、見やすく、わかりやすいことに注力して発信しています。

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[char no=”1″ char=”漱石”]安倍晋三の政治はオトモダチのための政治ですね。こんな腐敗した政治をよくもやれたものだと思います。と同時に、それを許してきた民進党は猛省すべきだと思います。都議選の総括にしても、両党から責任という言葉が消えてしまいました。日本の政治は、これからさらに腐敗し、劣化していくでしょう。[/char]

このページの要旨

加計孝太郎は、籠池泰典とは違って、徹底的に逃げまくり、疑惑への説明を拒否している。
しかし、ことは国会でも何度も問題にされ、96億円もの巨額な税金が支払われる大学新設に絡む問題である。
利益を受け取る加計孝太郎が問答無用で済む筈がない。
加計学園グループは20以上の学校を有しているが、採算が取れているのは岡山理科大くらいしかない。
他の千葉科学大や倉敷芸術科学大は定員割れが続き、赤字が慢性化している。
その結果、岡山理科大の黒字で補填せざるを得ない有様だ。
15年の3月から、岡山理科大と倉敷芸術科学大のキャンパスを担保にして、日本私立学校振興・共済事業団から50億円を超える借入をしている。
実は、この利息の返済を、来年の3月から始めなければならない。
もし、来年の4月に獣医学部を新設できず、補助金はもとより学生から入学金や授業料が入らなければ首がまわらない事態に陥ってしまう。

[char no=”2″ char=”芥川”]安部一強といわれる国会は、民進党に責任があります。安部が、国家・国政を私物化したと批判されますが、民進党の蓮舫も党を私物化しましたね。野田の幹事長就任がそうです。[/char]

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1 はじめに

『Sputnik日本』(2017年7月11日)に「コーヒーでがんや心臓病の死亡リスク減少 米研究チーム」が載っていて、おもしろかった。

コーヒーは肝臓の機能に好影響を及ぼして免疫機能を高めるほか、がんと心臓病による死亡リスクを下げる。
16年間行われた2つの実験がそのような結論を出した。

科学誌『Annals of Internal Medicine』に掲載された1つ目の実験には5万2100人以上が参加。

明らかになったところ、コーヒーの摂取量が多いほど、がんや脳卒中、心臓病そして血流の問題による死亡リスクが低かった。
さらに、コーヒー愛好家にはより健康的な肝臓と強い免疫機能が確認された。

2つ目の実験はハワイ大学と南カリフォルニア大学ケック医学校の研究チームが実施し、21万5000人が参加。
結果は1つ目の論文と似たものになった。
1日最低1杯のコーヒーを飲む人の死亡リスクは、コーヒーを全く飲まない人より12低く、3杯のコーヒーでは18下がった。

驚くべきことに、カフェインの有無は重要ではない。
大事なのは、コーヒーが多くの抗酸化物質とフェノール性化合物を多く含んでいること。
それががん予防などに重要な役割を果たすのだ。

当然、合成でない天然のコーヒーで、高品質の種である必要がある。
しかしコーヒーそれ自体が寿命を延ばすということではないとチームは強調する。
しかし、コーヒーは早期の死の原因となる多くの疾病の進行から身体を守る。(「コーヒーでがんや心臓病の死亡リスク減少 米研究チーム」

わたしたちの食生活にもコーヒーは深く入ってきている。
このブログの来訪者の皆さんにも、コーヒーを毎日、飲んでおられる方も多いだろう。

生活習慣にもなっていて、何十年も体に入れる食べ物、飲み物には、十分こだわりをもちたい。

とくに親のこだわりは子供に受け継がれることが多いので、ちょっとしたことも大切なのである。

わたしもコーヒーは毎日飲んでいる。
わたしが飲んでいるのはペルーコーヒーだ。
粉で購入し、お湯を注ぐだけだ。
砂糖、クリープは入れず、いわゆるブラックである。

このブラックのおいしい飲み方をお伝えする。たまにはこういう試みもお許し願いたい。

まず蒸留水を鉄瓶で沸かす。
鉄瓶を使うと、鉄分が補給されることは誰でも知っているが、じつは味が実にマイルドになる。

南部鉄瓶の広告に、コーヒーがマイルドになる、と書いてあったので、半信半疑でネットで購入し、使って見た。
広告の通りであった。

それからクリープを使わなくなった。
かえって鉄瓶が作ったまろやかさを、人工的なクリープの味が消してしまう。

砂糖は若いときから使っていない。

鉄製の調理具は鉄分を補給してくれるので、実にいいのだが、欠点がふたつある。
重いのと、錆がくることだ。

重いのはどうしようもない。
ただ、片手でもてない重さではないし、その欠点をおぎなう大きなメリット(鉄分の補給)がある。

錆は、鉄の宿命だ。
ただ、対処の仕方がある。
ときどき食用油で内部を吹いてあげることだ。
わたしは1週間に一度ほど、熱に強い「米油(こめあぶら)」で拭いている。
米油自体が体によい油なので、そのまま洗わずにコーヒーを沸かしても大丈夫だ。
味は変わらない。

これから何十年も水を飲み続ける若い方々は、ぜひ鉄瓶を常備されることをお勧めする。
もちろんお茶の味もまろやかになる。

引っ越しの度に、若者が鉄瓶を後生大事に持ち歩く。これは最高にクールではないか。

さび止めの食用油の補給を忘れないように。
鉄瓶のなかに小さじ1杯ほどいれて回してもよい。
フタと注ぎ口への油の補給もわすれないように。

さて、『週刊新潮』(7月20日文月増大号)に「逃げ隠れする「加計孝太郎」の疑惑のスイカ」が載っている。

2 困難な加計学園グループの経営状況

記者が加計孝太郎の隠れ家を探し当て、突撃インタビューを試みるもムリだったようだ。

加計孝太郎は、籠池泰典とは違って、徹底的に逃げまくり、疑惑への説明を拒否している。

それが個人的で些末な問題だったら、それでもいいかもしれない。
しかし、ことは国会でも何度も問題にされ、96億円もの巨額な税金が支払われる大学新設に絡む問題である。
利益を受け取る加計孝太郎が問答無用で済む筈がない。

まして加計孝太郎は大学の理事長である。
教育者なのだ。

安倍晋三といい、加計孝太郎といい、成熟した大人の感じが少しもしない。

安部は閉会中審査が終わるまで外国から帰ってこないし、加計はメディアから逃げ回っている。

ふたりとも国民はバカだから、ここをやり過ごせばすぐに忘れると思っているのである。

『週刊新潮』には、これまでわたしたちの知らなかった新しい情報が入っていた。

(民進党の宮崎岳志衆院議員)文科省は、十分な準備期間を取って「再来年4月開校」というスタンスだったのに、「総理のご意向」として、萩生田官房副長官らが介入し、「来年4月開校」をごり押ししたわけです。

京都産業大も獣医学部の新設を目指していましたが、断念した理由の1つは開校が間に合わないということでした」(同)

つまり、開校時期の条件も、加計学園のためだけに設定されたという。
とすれば、なぜ、加計理事長は「来年4月」にこだわったのか。

『今治加計獣医学部問題を考える会』の武田宙大共同代表が指摘する。

加計学園グループは20以上の学校を有していますが、採算が取れているのは岡山理科大くらいしかありません。

他の千葉科学大や倉敷芸術科学大は定員割れが続き、赤字が慢性化している。
その結果、岡山理科大の黒字で補填せざるを得ない有様です

少子高齢化の波には逆らえず、経営に翳りも見え始めた。
そのうえ、多額の借金も抱えているという。

15年の3月から、岡山理科大と倉敷芸術科学大のキャンパスを担保にして、日本私立学校振興・共済事業団から50億円を超える借入をしています。
実は、この利息の返済を、来年の3月から始めなければならない。

もし、来年の4月に獣医学部を新設できず、補助金はもとより学生から入学金や授業料が入らなければ首がまわらない事態に陥ってしまうかもしれないのです」(同)

教育者というよりも、政治権力者と結託して一儲けを企む、まさに「政商」。
だからこそ、説明責任などどこ吹く風なのか。

わたしの若い頃と違って、最近は週刊誌だからといって軽く見ることはできない。「記者クラブ」メディアが失った調査能力と権力監視能力が、深掘りの情報をわたしたちに与えてくれる。

わたしたちはその情報を全体につなぎ、さらなる深掘りをすればいいのだ。

加計孝太郎が経済的に窮迫していたとしたら、安倍晋三がなぜ加計の獣医学部新設を急ぎ、加計学園救済のために京産大を排除したかも、整合性をもってくる。

加計の獣医学部は、これから巨大な税の金食い虫に化けていく可能性が出てきた。

 

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わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

[char no=”10″ char=”与謝野晶子”]そうです。
何を書くか、よりも、誰が書くか、ですね。
どんな位置にいる、誰が書くか、が大切なのです。
それは、ほんとうのことを言えるかどうかの違いになってきます。
この位置は、競合する表現者には同じステージで真似できない強みになるのですね。
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若い人たちは、あなたのことを何も知らないのだから、もっときちんと自己紹介しなくちゃ。
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また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

[char no=”9″ char=”太宰”]わかりやすいというのは、論理的ということね。
その論理も、説得する論理ではなく、納得させる論理でなければいけないのだろう。
それでどうしてもある程度の長さが必要になる。
ぼくが長編を書いたのも、そのためさ。
[/char]

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

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前川喜平の願い

このページは、2017年6月3日に更新しました。

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[char no=”1″ char=”漱石”]政敵をやっつけるのに、日本では女性や金銭問題を持ち出します。菅義偉には、ぜひ出会い系バーにいってほしいですね。そこには学費を稼ぐために女子大生や高校生も来ています。そこで、菅たちが破壊してしまった日本の現実を、ぜひ見てほしい。菅義偉もまた、小遣いを渡したくなるかもしれない。菅義偉の、前川喜平に対するゲスの勘ぐりの根底には、自分たちがやってしまったことへの 無知がありますね。[/char]

このページの要旨

文科省から流出した「総理のご意向」文書に対する官邸の姿勢は、とんでもない人物がやっていると、人物破壊を企て、信頼を殺ぐものであった。

籠池泰典、前川喜平、ジョセフ・ケナタッチと都合の悪い人間は人物破壊を企てられる。
問答無用ということになる。
これは政権が内容的に答えられないことを物語っている。

文科省が長年、獣医学部の新設を認めてこなかったのには理由がある。
犬、猫、牛、豚をはじめ動物の数は年々減っており、獣医師の供給不足は起きていなかった。

石破茂地方創生相時代の15年6月には、政府は獣医学部新設の「4条件」を閣議決定している。
新設は既存の獣医学部で対応できないニーズに応える獣医師を要請する場合に限る、といった内容だ。

文科省は、獣医学部新設の過程で、安倍晋三の身内びいき・縁故主義(ネポティズム)の政治に押し切られ、「赤を青と言え」といわれ、調査では「黒を白にしろ」といわれてしまった。
今、政権中枢からの圧力が強くなり、官僚の自立した仕事が崩れつつある。

[char no=”2″ char=”芥川”]籠池泰典、前川喜平と大きな犠牲を払って、本気の闘いを見せてくれました。しかし、民進党は、お約束の「反対して通す」スケジュール闘争で昼寝しています。安倍―神津(連合会長)―野田―蓮舫翼賛体制を代えなければ、国民は救われませんよね。民進党にも優れた人材はいるのだから、過去との決別を図るべきです。
党首討論? あれは安倍晋三が危なくなったので、民進党が宣伝と弁明の機会を安倍に与えてやったわけですね。[/char]

・・・・・・・・・━━━━━━☆

1 はじめに

5月24日夜、安倍晋三は赤坂の日本料理店・古母里に、テレビ朝日の早河洋会長と篠塚浩報道局長を呼び出し、酒食をともにしている。
メディアの嘘頼みの政権である。
追い詰められてくると、メディアに加計学園を採り上げないでくれと頼むしかない。

ただ、現代は政治もメディアも国民に監視される時代である。
この酒食ひとつとっても、国民に監視されている。
今後、テレビ朝日の報道姿勢が大きく変われば、この日の酒食が問題にされよう。

メディアも、屈辱を葬るときだ。
国民に寄り添い、真実を勇気をもって報道すれば、腐敗に満ちた安倍政権はもたない。
権力者には、たとえ1杯のコーヒーもごちそうにはならない、という欧米のジャーナリストのポリシーを採り入れるべきだ。

現在の日本で、安倍批判はタブーになっている。
これでは民主主義が育たない。
安倍の邪魔者はメディアに叩かせ、脅しがかかる。(籠池泰典、前川喜平)

質問さえ許されない。
国連の特別報告者で、「プライバシー権」を担当するジョセフ・ケナタッチが質問すると、逆上して質問には何も答えず抗議する。
今後、おそらく拠出金をなくすか減らすかするのだろう。

基本的に問答無用の政権である。
とりわけ批判を、子供のように嫌う。

文科省から流出した「総理のご意向」文書に対する官邸の姿勢は、とんでもない人物がやっていると、人物破壊を企て、信頼を殺ぐ手法を採った。

例えば逆恨みの動機とか。
しかし、前川喜平の次官辞任は自分から申し出たものであり、省内で惜しまれた辞任であった。

「総理のご意向」文書の場合、告発の動機は本質的な問題ではない。
文書が本物かどうかが大切なのだ。

この文書は、安倍政治の正体を剔抉している。
すでにこの文書で、官僚や政治家が独裁者としての安倍晋三を怖がっており、日本の行政が歪められていることが明確になっている。

2 石破4条件

前川喜平は今年1月まで文科省事務次官だった。
つまり「総理のご意向」文書の真相をもっともよく知る人物である。

前川はこの「総理のご意向」文書を、昨年(2016年)秋に、担当の専門教育課から説明を受けたときに示されていた。

前川は『週刊文春』の取材に対して重要な証言をしている。

暗黙の了解として、この件は今治市と加計学園の問題という認識は共有されていました。
何しろ今治市と加計学園は従来の構造改革特区制度を利用し、これまで15回にわたって獣医学部の新設を申請し、全て却下されていましたから。

もちろん、文科省が長年、獣医学部の新設を認めてこなかったのには理由があります。
犬、猫、牛、豚をはじめ動物の数は年々減っており、獣医師の供給不足は起きていなかったのです。

石破茂地方創生相時代の15年6月には、政府は獣医学部新設の「4条件」を閣議決定しています。
新設は既存の獣医学部で対応できないニーズに応える獣医師を要請する場合に限る、といった内容です。

一見、門戸を開いたようで、現実には高いハードルです。
以来、新設を巡る議論は止まっていました。
ところが、 16年8月に大臣が代わり(首相のイエスマンの山本幸三 注 : 兵頭)、話が動き始めたのです。(「『総理のご意向』文書は本物です」文科省前事務次官独占告白」)

石破茂が地方創生相時代の15年6月に、政府は獣医学部新設の「4条件」を閣議決定している。

この国家戦略特区における獣医学部新設の「4条件」とは、次の通りである。

1 既存獣医師養成でない具体的な構想

2 ライフサイエンスなどの獣医師が新たに対応すべき具体的需要が明白

3 既存の大学・学部では対応困難

4 近年の獣医師需要動向

実は安倍晋三が総理になってから、暗黙の5条件目が付加されたことがわかる。
それは「総理のご意向」があれば前記の4条件がすべてクリアされるという無茶苦茶な条件だ。

それで総理の「腹心の友」加計孝太郎が身内びいき・縁故主義(ネポティズム)の恩恵に与ったのである。

3 身内びいき・縁故主義(ネポティズム)の政治

今治市と加計学園は、従来の構造改革特区制度を利用し、これまで15回も獣医学部の新設を申請し、却下されてきていた。
ということは、それほど新設許可の理由が薄弱だったということだ。

その理由のひとつとして、前川喜平は、「犬、猫、牛、豚をはじめ動物の数は年々減っており、獣医師の供給不足は起きていなかった」ことを挙げている。

それ以来、新設を巡る議論は止まっていた。
しかし、舞台裏で安倍晋三と加計孝太郎との間で、ゴルフや食事の合間に認可のための策が練られたと、わたしは考えている。
そして山本幸三が認可の使命を帯びて登場したのである。

前川は『週刊文春』でこのようにも語っていた。

はっきり申し上げて、(「総理のご意向」文書は 注 : 兵頭)確認作業などするまでもなく、存在している文書です。
にもかかわらず、後輩たちは『記憶にない』『共有ファイルにない』と答えざるを得なかった。
その苦衷は察するに余りあります。

獣医学部新設の過程で『赤を青と言え』と言われ、調査では『黒を白にしろ』と言われてしまった。
ただ、松野大臣は『存在しない』ではなく『確認できない』と発表しました。
ギリギリのところで踏ん張ってくださったのだと思っています」

(中略)

加計学園は今年3月、文科省に獣医学部の認可申請を完了している。
前川氏は最後にこう締めくくった。

「行政というのは司(つかさ)、司が責任を持って、判断を下すことで成り立つもの。
ところが今、政権中枢からの圧力が強くなり、それが崩れつつあるのが現実です。

加計学園の獣医学部は今後、文科省の責任で設置審査を進め、8月ごろに最終結論を出すことになる。
圧力に屈したなどと言われないよう、公平公正な審査をして欲しいと思っています」

加計学園の獣医学部新設を巡っては、37億円相当の市有地が無償譲渡され、総事業費の半分の96億円を愛媛県と市が負担する。

さらに、開学すれば、助成金など多額の公金が流れることになる。
そもそも獣医学部新設は本当に必要だったのか。
「総理のご意向」で行政が歪められたことはなかったのか。

国会、メディアによる徹底検証が必要な時である。

文書は存在するし、前川喜平は嘘をついていない。
こういう判断力が日本人からほんとうに失われてしまった。
何かというと証拠、エビデンスという。
それがなければゴミ売りのようにゲスの勘ぐりをやって始末する。
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