選挙になると、わが国では、例によって5大全国紙が選挙の予想を流す。今年も、参議院選挙での自・公の圧勝予想を紹介していた。

日本の場合、滑稽なのはメディアスクラムを組んで、どの新聞社も同じテーマを、ほぼ同じ見出しで報道することだ。かくして国民の勝ち馬に乗る劣情を刺激し、かつ自・公批判票は棄権を促されて、自・公の圧勝が誘導・実現されてゆく。

あくまでも自・公圧勝の物語が先ずあって、その物語の現実化に向けて誘導が始まる。実現された自・公圧勝を見て、B層はマスメディアの予測の正しさを実感するのである。

わが国には全国紙の5紙がある。(1)朝日・(2)読売・(3)毎日・(4)日経・(5)産経である。

それぞれ系列のテレビ5局、(6)テレビ朝日・(7)日本テレビ・(8)TBS・(9)テレビ東京・(10)フジテレビを所有している。

したがって、たとえばテレビ朝日なら『朝日新聞』を取り上げて洗脳・誘導を行ったらいいのである。宣伝にもなるだろう。

しかしそれはしない。『朝日新聞』の正しさは、他の4紙がまったく同一のことを書いていることで証明されるのである。だから5紙全てを並べるのだ。

滑稽なことに、この洗脳・誘導の手法は、他の4紙も同じだ。必ず5紙を横並びに掲げ、決して自社の主張が、偏ったものではなく、他と同じものである根拠にしている。

わが国の5大全国紙は、世界の新聞の発行部数で、ほぼ上位を独占している。たとえば、2011年世界の新聞発行部数トップ10を見てみると、以下の通りである。(『産経新聞』だけ外れている)

順位 新聞名

1位 読売新聞

2位 朝日新聞

3位 The Times of India(インド)

4位 毎日新聞

5位 参考消息(中国)

6位 日本経済新聞

7位 The Sun(英国)

8位 Bild (ドイツ)

9位 中日新聞

10位 Daiinik Jagran (インド)

どの新聞も同じことしか書かない。どのテレビも同じことしか語らない。ここから、マスメディアの鵜呑み度70%の国民が生まれた。この70%はそのままB層だと思っていい。

この大切なお客さんのB層を政治家も知識人も批判しない。だからB層は自分を圧倒的な多数派、社会の良識だと考えている。

あまりにもマスメディアの影響力が強いので、B層が変わるとはとても思えないほどだ。しかしB層は批判すべきなのだ。批判されて変わる人もいるからである。

それにしてもまだ5割ほどの浮動票がある時点で、すでに選挙結果が出たような報道は滑稽だった。

すでに自・公の圧勝が決まっているのだから、野党に投票しても無駄、と浮動層を洗脳し、棄権を誘導していたのである。

現在のマスメディアがターゲットとしているのは知識人ではない。 B層である。

国政選挙の帰趨を決めるB層に向けて、政府の広報機関となるのが、かれらの延命戦略なのだ。

消費税増税に賛成しながら、その代償に自らの減税を求める破廉恥な姿勢に見られるように、TPP参加を見越して、すでにわが国のマスメディアは宗主国のメディアに変質している。

かれらにとってTPP参加は、表面上の権力者が日本から米国に、より明確に代わるだけなのであって、奴隷の洗脳支配ツールとして、かれらはまったく自己のミッションを心配していないのである。

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腐った地上波メディアに代わってツイッターやフェイスブックなどのソーシャルメディアが真相を伝えている。少数の孤立した人たちが、必死に真実を拡散している。

たとえば先の参議院選挙については、中西某が、7月7日に次のようにツイートしていた。

「自民党に傾いた流れが止まらない。傾いた、その最大の原因は、民主党の「空菅、間抜け野田」の2人でやった「約束違反の消費税増税」だ。わたしは今まで増税して選挙に勝った政党を見たことがない。それをマニフェスト違反までして、わざわざ増税した。この裏切り行為が自民党への流れを一気に作ったのだ」
(引用終わり)

全体を押さえていて見事な分析である。どの全国5大紙もこのようには書けない。なぜなら消費税増税を煽って、民主党壊滅の原因を、A級戦犯とともに作ったからである。

また、小澤祥司の7月5日のツイートも素晴らしかった。

「井戸川前双葉町長「双葉町は45年間原発を受け入れて750億円得た。それで町を失った」他の原発立地自治体の人たちも考えてほしい」
(引用終わり)

東京の放射能汚染についてもわたしたちの状況認識に寄与するのはソーシャルメディアである。そのいくつかを取り上げてみる。

ブログ『泣いて生まれてきたけれど』が、「「東京には人が住めない」ということを知らずに多くの人々が無防備に暮らしている」と題して、いくつかのツイートを紹介している。(2013年1月18日)

@cmk2wl

「東京の状況は、チェルノブイリのときのキエフと同じようなものだと言える。
あのときも、ウクライナ政府はキエフの汚染を認めるわけにはいかず、プルトニウム汚染地図では汚染はちょうどキエフ市の手前で止まっていた。
首都を避難区域にすることができないから、どうしても汚染の事実を認めないのだ」

@rebirth_japan

「キエフと同じ線量の東京が30年後、どうなっているか、考えただけでも恐ろしい。
戦後60年以上経って、責任を取る人がみんな死んでから、事実が公表されたように、震災後、60年以上経ってから、福島の子供を助けなかった菅が責められても、意味がない。
いや、日本が存続している思うのは傲慢か」

@kucyan

「去年この言葉に散々野呂さん叩きしてたクズ達は何処に消えた!!⇒【野呂美香さん】私は東京の汚染土はチェルノブイリで例えるとキエフ程度と思っていろいろ比較していましたが、違うそうです。
東京はまさしくチェルノブイリ級の汚染で、福島はその桁一つ上の汚染であり、人類未体験レベルであると」

@higurasi21

「父がガイガーもって福島県を旅行。
葛飾より会津やいわきの方が線量が低かったと。
福島を汚染地域のアイコンに仕立てて、しらばっくれてる他県のホットスポットに暮らす人々は福島の人々よりも無防備に被爆しているのではないかと思う。オリンピックとか言ってる場合か?」

@sendagiwalker

「知り合いに2人も急性骨髄性白血病が出ている。
本来なら10万人にせいぜい5人未満だ。
確実に死の影が忍び寄って来ています。
首都近郊でも誰にでも息をするだけでも危険だというこの環境をどう回避するんか岐路に立たされている」

@rochimiho

「バンダジェフスキー博士、カルディコット博士とも「東京は住めない」と明言していました…」
(引用終わり)
http://amba.to/129SVzl

人が住めない東京に世界の若者を呼び集める。その野蛮な行為に、世界の良心的な学者、ジャーナリストは驚いている。もし東京開催に決まるようなことがあれば、その声が世界中から起きるだろう。

ただ、東京安全神話は、国際原子力ロビーや日本原子力村、日本のマスメディアによって支持されている。したがって批判の声はリアルでは封じられ、ネットによってしか伝えられないだろう。

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