昨日のメルマガで、3月27日に、古賀茂明が政権批判で報道ステーションを降ろされたことを書いた。

これがたいへん重要な事件だったことは、ネットの関心の高さにも表れている。その関心は、けっして一テレビ番組のスキャンダルから生まれたものではない。なぜなら安倍政権は、メディアを支配することによって成立する政権だからだ。

メディアさえまともなら、この嘘とでっち上げで成り立つ幼稚な政権は、とっくに崩壊している。

これほど政権とメディアが統治で一体化した例はない。日々、政権によってメディアは監視され、対策が練られ、直接にメディア幹部に圧力が加えられる。その結果、日本のメディアは、今や「権力の監視」どころか、権力と寝る、権力の犬に成り下がっている。

(2015年3月30日。報道ステーションで古舘伊知郎が、実質的に菅官房長官に降伏する。古賀茂明の発言を「未然に防げなかった」と)
(2015年3月30日。報道ステーションで古舘伊知郎が、実質的に菅官房長官に降伏する。古賀茂明の発言を「未然に防げなかった」と)

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日本の既得権益支配層は、政治の世界では、右に自民党、中道に公明党、左に共産党を選挙で利用しながら、この国の権益を守っている。

メディア対策として、同様に既得権益支配層は、右に読売、産経、日経、犬HK、中道に毎日、左に朝日を配置し、日々、国民を洗脳・誘導し続けている。しかしながら、日本のメディアの正体は、敗戦後、一貫して米国のメディアにすぎない。ただ、購読者の棲み分けをして、朝日はリベラル左派を気取って購読者を獲得しているだけなのである。

今回の、古賀茂明が政権批判で報道ステーションを降ろされた事件で、朝日並びに既得権益支配層が一番痛かったのは、朝日のリベラル左派という虚構が失墜したことである。

(以下、メルマガの一部だけ公開します。

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すなわち、表面はリベラル左派、実態は既得権益支配層による、左派への洗脳・誘導装置というダブルスタンダードが、白日のもとにさらけ出されてしまった。

古館がテレビでリベラル左派としての虚構を「誠実に」振りまいている間に、水面下では政権批判で官邸に嫌われた古賀茂明降ろしが進行していた。

それに対して、人事に影響力をもつ古舘伊知郎は闘って止めなかった。水面下では権力の恫喝を受け入れ、画面では「誠実に」特定秘密保護法に疑義を唱える。この偽善を生きているのが、商売としてのリベラル左派なのだ。

このダブルスタンダード、言行の不一致が、これまで正面切って批判されることはなかった。今回も生贄が古賀茂明でなかったら、表面化することはなかっただろう。それで古舘伊知郎は慢心し、事態をなめきっていた観がある。

ネットには、ことの本質をついた優れた短文や長文が、いくつも投稿されている。傷ついた偽善を恢復すべく、古舘伊知郎は、しばらく政権批判の「誠実さ」を強化せざるを得ないだろう。すなわち偽善はさらに深化するのである。

『リテラ』が「さらに続報! 古賀茂明が『報ステ』放送中・放送後のスタッフとのやりとりをすべて明かした!」という記事を書いている。これが非常に関心をそそられる内容になっている。

事件の概要は昨日のメルマガで書いたので、ここでは『リテラ』のポイントだけをまとめる形で紹介する。

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1 古賀と古舘がやり合って、いったんCMに入った。CM中に番組の幹部Wがきて、「打ち合わせに無いことをしゃべるな」といった。

2 それで古賀は、「それでは、わたしはこの番組のなかでは打ち合わせたこと以外しゃべれなくなってしまいました、って、(CMのあと)最初にそれをいってから、わたしはしゃべりますから」といった。

3 古賀は、「いいたいことを全部いいたい。しかし、喋っていけないのだったら、何でいわないか説明しなければならない。Wは名前を出さないで、裏で圧力かければすべて済むからいい。しかし、自分は名前出してやっている。だからWも正々堂々といえると思っているのだったら、名前をいっても何も困らないでしょう」といったら、「それは困る」とWはいった。

4 結局、番組の幹部Wが、何を心配しているかというと、「圧力がかかった」とか、あるいは「いうなとかいった」とか、そういうことをいわれることだけを一生懸命気にしていた。

5 古賀は、古舘のことを悪くいうつもりはなかった。それなのに古舘が急に怒った。それが、ちょうど古舘プロの佐藤(孝)会長の名前が出たときだった。古舘は、それでも「正しいものを作っている」とかいった。

6 古賀は、「そのプロデューサーを更迭しちゃってどうするんですか」と話した。古舘は「更迭じゃない」といった。

7 Mプロデューサーは、もう去年の暮れか年明け早々には異動をいわれていた筈だ。古舘はそれを知っていた。一方、局側は、それを3月26日木曜日まで隠していた。
後ろめたかったからだ。

8 古舘は古賀に対して、前回出演したときに「自分はわざと知らないフリをしてきました」と謝ってきた。Mプロデューサーが代わるとか、コメンテーターの恵村順一郎が代わるとか、古賀も出さないということは、もちろん、知っていた、しかし、古館は、テレビ局側にはわざと聞かないで、知らないフリをした、と。自分は単なる出入り業者に過ぎないから、とか古館は卑下していた。

9 古舘の、番組人事への事実上の影響力はすごく大きい。古館自身、これまでもそれを行使してきた。それなのにかれはMプロデューサーも恵村も守らなかった。だから古賀のところに謝りに来たのだ。

10 楽屋に来て、古館は「本当に古賀さん申し訳ありません」と頭を下げた。古舘はもう更迭や降板を認めていた。古舘は、そういう方だったんだと扱うしかないな、と思った。要するに闘う人間ではなくて、ただ、自分の保身だけの人間なんだということだとわかった。

11 それなのに27日の生放送中に古館は、いかにも自分が闘っている、こんなに自分はがんばっているみたいなことをいい、かつ、Mプロデューサーは更迭じゃないといい、公共放送を使って、自分の立場を守るためにいわば嘘をいった。

12 番組の最後の最後で、古舘が「一部承服しがたいことがあった……」とかいった。あのときは、最後に、お詫びの原稿が古舘のところに回ってきた。古館は、最後終わるぎりぎりでそれを読んで、番組が終わりというのを狙った。つまり、古賀が反論できないようにした。

13 古館は、全然いっていることとやっていることが違う。

14 放送が終わったら、スタジオに番組幹部らが来て「おかしいじゃないですか」とずっといいながら、古賀が楽屋に戻るのにもついてきた。楽屋から出ると、通路の真ん中に仁王立ちした報道局長がいた。通路を通さない感じだった。かれはおそらく古賀にきっちり抗議したと、周りに分からせようというのもあるのか、「何であんなことをいうんだ」「あれはおかしいじゃないか、ニュースの中身と関係ないじゃないか」とかいいながら、地下のハイヤーの乗り口までついてきた。

古賀が「あなたの仕事はこういうことが仕事なの? 違うでしょ、なんでMプロデューサーを更迭したの?」と訊いた。すると、報道局長は「更迭じゃない」と最初は言い張っていたが、古賀が「じゃあ、なんでMプロデューサーを代えるの? Mプロデューサーを守るのがあなたの仕事でしょ」といったら、報道局長は途中から黙ってしまった。

15 朝日が訴訟してくるかどうかは、わからない。しかし、可能性はある。だから、訴訟になっても絶対に大丈夫だというだけの証拠を揃えて、発言の内容もその範囲を絶対に超えないように事前に一言一句考えてきた。相手の出方も複数のシナリオを考えていた。

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