このページの要旨

現在、加計学園事件には、5つの問題がある。
(1)坪単価の水増し疑惑
(2)建物のウイルス対策が不十分
(3)教育施設には無関係なワインセラーなどの設備
(4)理事長の加計孝太郎が、加計学園に関係する疑惑に一切答えようとせず、逃亡
(5)自民党内で、加計学園の獣医学部新設認可を白紙撤回すべきだとする声
民進党の代表選は、どうやら共産党との共闘をやめるために蓮舫を降ろし、米国エージェント前原誠司を担ぎ出し、自民党との翼賛体制を作ろうというもののようだ。
もし前原が新代表に就くと、日米合同委員会 ― 安倍 ― 山口 ― 神津(連合会長) ― 前原の翼賛体制が作られることになろう。

さて、米国では、バノン解任後、驚喜した戦争屋がトランプに指示して、さっそく21日に、アフガニスタンへの米軍4000人の増派を決めた。
米国のシリア政策が大揺れである。
一貫しているのは戦争継続だけのようだ。
こういった情報が大切なのは、もはや外国への干渉から手を引いていくトランプのオフショアバランシング戦略も、バノンの「アメリカ第一主義」も消えたということである。

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1 獣医学部新設認可すれば衆議院選挙惨敗

田中眞紀子が黒川敦彦と対談している。
たいへん興味をもたれる異色の対談だ。
今後、加計学園事件への田中の参戦があるのかもしれない。

田中にはまだ強力な信者が全国にいる。
その発信力に期待したいところだ。

「【田中眞紀子】加計学園疑惑 建設費水増し請求疑惑※森友とケタが3つ違う! 内部告発で図面流出! 崖っぷち安倍政権! 建築のプロが見ても倉庫に毛が生えたレベル! 7階に謎のワインセラー! 国家戦略特区の疑惑に迫る」

現在、加計学園事件には、5つの問題がある。

(1)坪単価の水増し疑惑

複数の専門家が設計図を見て、本来なら60万円から高く見ても100万円程度の建物が、坪単価160万円で見積もられている。
およそ80億円水増しのぼったくり請求書を、加計学園は今治市に送り、今治市は何の検討をすることもなく、即答で承諾している。

(2)建物のウイルス対策が不十分

「建築エコノミスト森山」が、設計図を見て、「BSL-3実験室の封鎖だけではダメで、建築としてはこの排気・排水・廃棄物の処置が出来ていないと、だだ漏れではダメで、設備的バックアップが重要になるのはいうまでもない」とツイートしている。

このBSL-3実験室では危険なウイルスも扱うので、最大限の安全が求められる。
それが安全対策のない素人の設計になっている。

さらにBSL-3実験室については、ブログ『代替的大陸(だいたいてきたいりく)』が「大きさ ~BLS3の面積が小さい~」「位置 ~BLS3がフロア中央にある~」「設備 ~BLS3に必要な設備がない~」「構造 ~鉄骨造はBLS3に不向き~」といった周密な問題点を指摘している。

 

(3)教育施設には無関係なワインセラーなどの設備がある。

来年4月の開校に向けて、すでに工事は進捗している。
外見から窺ってもあらかた出来上がっている。
いまさら基本的な設計変更はできないだろう。

(4)理事長の加計孝太郎が、加計学園に関係する疑惑に一切答えようとせず、逃げ回っている。
教育者としておよそ相応しくない人物が理事長を務める大学の、巨額の税金が投入される学部新設は認可していいのか、という本質的な問題がある。

(5)自民党内で、加計学園の獣医学部新設認可を白紙撤回すべきだとする声が出てきた。
いくら総理のオトモダチの学部新設とはいえ、政権を賭けるわけにはいかないだろう。

この(5)を決めるのは現在行われている茨城県知事選と、10月に行われる愛媛3区、青森4区、新潟5区のトリプル補選の結果だろう。

このトリプル補選で自民党が勝ち越す可能性は限りなく低い。

補選で自民党が負け越した場合、認可ところではなくなる。
確実に白紙撤回になる。
それどころか安倍退陣に結びつくだろう。

自民党のためには、もはや白紙撤回と安倍退陣しかない。
しかし、それをやっても衆議院選挙で政権を維持できるかどうかは厳しい局面になっている。

森友学園事件も加計学園事件も、ともに安倍政権を直撃するのは、国民がこれは総理の犯罪だ、ということを認識したからにほかならない。
実際、日本では、安倍晋三の身内びいき・縁故主義(ネポティズム)の政治がおこなわれている。

2 バノン解任後、戦争が露出してきた

民進党の代表選は、どうやら共産党との共闘をやめるために蓮舫を降ろし、米国エージェント前原誠司を担ぎ出し、自民党との翼賛体制を作ろうというもののようだ。

有田芳生が「「蓮舫降ろしの密約」内部崩壊した民進党が政権復帰するために」を書いていて、蓮舫の党代表辞任の内幕を暴露している。

これは表面化していない「蓮舫降ろし」だった。
そう判断する根拠がある。
野田佳彦幹事長が辞任することが明らかになったとき、下馬評で次期幹事長にあがっていた議員同士で「打診があったとしても断ろう」という「密約」があった。

「リベラル」と勝手にメディアが名付けている別のリーダーもそうした動きを推進していた。
これでは蓮舫新体制などできるはずがない。
辞任会見で蓮舫氏は人事に着手していたかと問われて否定した。
しかし、それが事実だとしても間接的打診はしただろう。
幹事長のなり手がいなければ、人事の核心が成り立たないからだ。
蓮舫体制は「内部」から崩壊させられたのである。

これが民進党の現状である。
わたしは国会議員になって8年目に入った。
民進党を「内部」から見つめてきて「またか」という既視感がある。
消費税論議では深夜におよぶ激論があった。
選挙総括でもしかり。
それぞれの会合で顔と意見は違えどもどこかに違和感があった。(「「蓮舫降ろしの密約」内部崩壊した民進党が政権復帰するために」

「野田佳彦幹事長が辞任することが明らかになったとき、下馬評で次期幹事長にあがっていた議員同士で「打診があったとしても断ろう」という「密約」があった」とは衝撃的である。
そうやって蓮舫を辞任に追いやり、前原誠司が立ったのだろう。

前原誠司と枝野幸男の決定的な違いは、前原が共産党との野党共闘を見直すとしているのに対し、枝野は受け継いでいる点だ。
前原は、共産党と違って小池新党に対しては秋波を送っている。
枝野は、小池のような自民党の補完政党と協力することはないと明確に否定している。

すると、蓮舫を降ろして前原を担ぎ出し、小池新党とも連携して、対米隷属、1%奉仕の二大政党制がたくまれたのだろう。
かりにそのような明確な意図がなくても、前原代表では、必ずそうなるだろう。

もし前原が新代表に就くと、日米合同委員会 ― 安倍 ― 山口 ― 神津(連合会長) ― 前原の翼賛体制が作られることになろう。

さて、米国では、バノン解任後、驚喜した戦争屋がトランプに指示して、さっそく21日に、アフガニスタンへの米軍4000人の増派を決めた。
トランプ大統領、アフガン駐留米軍増派へ

『Sputnik日本』(2017年8月23日)が「米国、重火器や装甲車を積んだトラック60台をシリア反政府勢力に派遣」として、次のように報じている。

通信社スプートニクがシリア反体制派グループ「シリア民主軍(SDF)」の関係者から入手した情報によると、米国はシリア北部ラッカの作戦で使用するための武器をSDFへ定期的に供与し続けている。

匿名を希望するSDFの代表者は、昨日SDF部隊が米国から新たに重火器や装甲車を受け取ったと伝え、「米国は定期的に重火器と装甲車を我々に供与している。昨日はミサイル、ライフル銃、曲射砲、装甲車『ハマー』を含む重火器を積んだトラック60台が我々のもとに到着した。

その他にも今回我々は、作戦中に増援部隊を移動するためのトヨタのピックアップも受け取った。
武器や装甲車の輸送は、イラク北部経由で自動車道路を使って行われ、その後、ロジャヴァ(シリアのクルド人地域)に届けられ、そこからトラックでラッカ近郊へ運ばれた」と語った。

入手した情報によると、これまでに米国はテロ組織「ダーイシュ(IS、イスラム国)」からのラッカ解放作戦の枠内で、計1300台のトラックで重火器や装甲車をSDFに届けた。

先ほど、シリア北部ラッカで、米主導の有志連合による空爆で78人が死亡した。
シリア国営サナ通信が伝えた。(「米国、重火器や装甲車を積んだトラック60台をシリア反政府勢力に派遣」

米国のシリア政策が大揺れである。
一貫しているのは戦争継続だけのようだ。
米国はシリア北部ラッカの作戦で使用するための武器をシリア反体制派グループ「シリア民主軍(SDF)」へ定期的に供与し続けている。

「米国は定期的に重火器と装甲車を我々に供与している。昨日はミサイル、ライフル銃、曲射砲、装甲車『ハマー』を含む重火器を積んだトラック60台が我々のもとに到着した」。
もらった当人たちがいっているのだから間違いなかろう。
米国が提供するもののなかには、「作戦中に増援部隊を移動するためのトヨタのピックアップも」あった。

こういった情報が大切なのは、もはや外国への干渉から手を引いていくトランプのオフショアバランシング戦略も、バノンの「アメリカ第一主義」も消えたということである。

米国の、戦争で経済を回していく戦略は、いわば宿痾であり、米国とは戦争のことだといってもいい。

この米国の宿痾は、日本に対してどのように向かってくるのだろうか。

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与謝野晶子与謝野晶子

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