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このページの要旨

犬HKのクローズアップ現代で、8月22日放送予定の「加計学園・問題の設計図による積算」が、安倍官邸の圧力で放送中止になった。
腐った日本を象徴する今治市の獣医学部新設。
この設計図には、最上階の7階に「ワインセラー」(ワインの貯蔵室)「冷蔵ショーケース」「ビールディスペンサー」などが書かれていた。
現在行われている民進党の代表選も、この腐った日本を深化させることになりそうだ。
ところで宗主国はさらに深刻になってきた。
とうとう米大統領首席戦略官・上級顧問のスティーブン・バノンが解任された。
かれが米ネオコンのシリア攻撃、北朝鮮攻撃などに反対してきたことは確かだ。

終末論の状況が米国を覆っている。
米大統領選では、トランプもヒラリーも終末論でやり合った。
トランプは、ヒラリーに勝利することによって、第三次世界大戦の可能性を遠ざけたのである。
そのことが、米国では正当に評価されていないようだ。
確かにヒラリーは嫌われていたが、彼女の背景に「米国軍産複合体・イスラエル・米議会・国際金融資本(米金融ユダヤ)・メディア」が存在することはあまり認識されていなかった。
そのためトランプ勝利の貢献があまり評価されていないということもある。

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1 米日ともカオスの状況へ

こんなツイートを見つけた。

岡山博

日本は不思議な国だ。

・断層の有無は地質学者ではなく電力会社が決める。

・公聴会は開くだけで、方針には絶対に生かさない。

・法律を使うか殺すかは、法律ではなく役人が決める。

・嘘を言い、忘れた人ほど出世する。

・損害与えた責任者を罰しない。

・重要裁判は、官僚が結論決めて、裁判官が判決する。

要は腐った日本というのだが、犬HKのクローズアップ現代で、8月22日放送予定の「加計学園・問題の設計図による積算」が、安倍官邸の圧力で放送中止になった。
自分が国民に知られたくない悪いことをしていて、それを放送しようとしたメディアに圧力を加えて、国民に知らせるな、という。
しかもそれがまかり通る。
これが現在の日本である。

これまで自分が知っていた日本政府と、まったく違うので、たまさか悪夢を見ている感じに襲われる。

他方、森友学園事件の籠池夫妻は、エアコンなしの猛暑の獄で、取り調べという名の見せしめが続いている。こういうところが日本の司法が中世だと、外国から批判されるところだ。歳もとっているので、さぞかし辛いことだろう。

腐った日本を象徴する今治市の獣医学部新設。
この設計図が流出した。
この設計図には、最上階の7階に「ワインセラー」(ワインの貯蔵室)「冷蔵ショーケース」「ビールディスペンサー」などが書かれていた。
大学の建物にワインセラー!

今治の現地で闘っている黒川敦彦によると、「BSL3のウイルス研究ラボ6坪より、ワインセラーのあるパーティルームの方が大きい」ということだ。
ため息が出る。
こんなバカ国家になるのにわずか数年だった。
この日本人の軽さ、節操のなさは相当なものだ。

わたしは以前から加計孝太郎は教育者ではないと批判してきた。
それが、大方は税金で建てる建物、しかも危険なウイルスを扱う建物にワインセラーを設置する。
パーティーや宴会は外でやるべきだ。
赤い顔をした酔客がキャンパスをふらつくだけで、学生は自分の大学に誇りを失う。

現在行われている民進党の代表選も、この腐った日本を深化させることになりそうだ。

日本は、宗主国と似て、きわめて終末論的な状況になってきた。
民進党の前原誠司と枝野幸男との代表選がおこなわれている。
下馬評は前原誠司が高く、このまま前原が勝てば、自民党に加えて、小池新党(都民ファーストの会)、民進党、と極右の政党ができる。
小池新党と前原民進が野党として連携すれば、極右の二大政党時代がはじまるわけで、もはや世界の終わりという感じになる。

ちなみに前原が代表になると、共産党との野党共闘は見直し、消費税増税には賛成し、小池新党との連携も検討と明言している。
枝野は、野党共闘は基本的にやる方向といい、消費税増税は反対、自民補完勢力の小池新党とは連携せずと明言している。

ところで宗主国はさらに深刻になってきた。
とうとう米大統領首席戦略官・上級顧問のスティーブン・バノンが解任された。
バノンはトランプのことを思って自発的な辞任だと語っているが、実質的な解任である。

バノンは、古巣の保守系メディア「ブライトバート」に復帰して、「われわれがともに闘い、勝利を収めたトランプ政権は終わった」、「わたしはホワイトハウスを去り、トランプ氏のために、かれの反対派に対する戦争を始める」、「わたしはいま、自由になった。武器を再び自分の手に取り戻した。反対するものは徹底的に潰す」と宣言した。

バノンが「徹底的に潰す」と考えているのは、議会(とりわけ民主党)、「フェイクニュース」(偽情報)のメディア、トランプの娘婿クシュナーや軍出身のマクマスター大統領補佐官(安全保障担当)などであろう。

この間のトランプによるバノン解任の経緯については、さまざまな関係者の説明が紹介されているが、反トランプ、反バノンのものが多く、あまり当てにしない方がいい。

バノンは多くの誤解に囲まれた思想家だった。
かれが米ネオコンのシリア攻撃、北朝鮮攻撃などに反対してきたことは確かだ。

かれの唱える「アメリカ第一主義」とは、オフショアバランシング戦略と重なっており、外交・安全保障政策でできるだけ外国へ干渉しない方針に貫かれていた。

バノンが解任された後、トランプは米戦争屋に取り囲まれ、早速、その影響が8月21日に、アフガニスタンへの米軍4000人の増派発表となって現実化した。

これからはバノンの語る言葉が、解任の理由とトランプ政権の状況を知るためにきわめて重要になってくる。

今日のメルマガは、バノンが去った後の、トランプ政権について、考えてみよう。

アリソン・マックイーン(スタンフォード大学准教授(政治学))が、「アメリカ社会を分裂させた終末論 ―― ドナルド・トランプに政治的に向き合うには」を書いている。

2 米日を覆う終末論の状況

終末論的世界ビジョンはアメリカ政治には古くから存在する。
こうしたビジョンは主に次に指摘する三つの社会現象を生じさせる。

第1は(新約聖書の最後にある予言的聖典)「ヨハネの黙示録」が初期のキリスト教徒に促したように、「政治参加から手を引くこと」だ。
黙示録は、精神の健全さを気に懸けるのなら、悪魔と取引してはならないと警告し、このアドバイスを受け入れた初期のキリスト教徒は政治の世界への参加を諦め、「新しいエルサレム」を待ちわびた。
現在、先行きを悲観するリベラル派はカナダヘ移住するか、アメリカからの分離独立を求めている。

第2の態度は「諦め」だ。
終末論者は、世界は地獄に落ちると考えつつも、もはや打つ手はないと諦めている。
サフロン・オニールやソフィー・ニコルソン・コールのような社会科学者によれば、気候変動をめぐる終末論に接した人々も、これと同じ諦念を示す傾向がある。
絶望的な警告は、人々を行動へ駆り立てることはなく、敗北感にまみれさせ、前向きの活動から遠ざける。

こうして反トランプ勢力は窮地に陥った。
終末論的懸念ゆえに、トランプが提言する政策の危険をますます深刻にとらえ、反対派は今後の課題に立ち向かっていく気力を失いつつある。

(中略)

第3の態度は、世界を善と悪で区別し、自分とは意見の違うものを敵視し、最終的な正義のために暴力に訴えてでも実現しようとする「終末論的世界観」を明確に受け入れてしまうことだ。
こうしたビジョンがかつてヨーロッパで宗教戦争を引き起こし、現在はイスラム国(ISIS)を戦闘に駆り立てている。

これと似たレベルの二極化が今回の米大統領選挙キャンペーンでも生じた。
2人の候補はともに終末論的なレトリックで相手を攻撃した。
フロリダ州オカラでの集会で、トランプは彼の支持者たちに「誰もが理解しているように、ヒラリー・クリントンが大統領になれば、われわれの国はほぼ完全に崩壊する」と語り、パームビーチでは、今回の選挙は「最後の審判」であり、「われわれは文明史における十字路に立たされている」と語っている。

クリントンと彼女の支持者たちも、こうした荒涼とした予測に、運命論的なメッセージで反論した。
彼女は、ニューヨーク・タイムズ・マガジンとのインタビューを「私は、あなたと終末世界を隔てる最後の砦だ」と不吉な警告で締めくくっている。

ニュースサイトのスレート・コムはそのコラム「トランプの終末論ウォッチ」で、馬にまたがった4人のトランプを描き、それに濃淡をつけることで、トランプが大統領に選ばれる確率、つまりは(半ばジョークとはいえ)「世界の終わりを告げる指標」として表示してきた。

キャンペーンが後味の悪い結末へと近づくにつれて、メディアも芝居がかった表現をするようになった。
タイムマガジンは人々を安心させる一方で不安を煽るかのように「終わりは近い」というヘッドラインを用いた」(『Foreign Affairs Report』2017 NO.1)

日本ではほとんど語られないが、米国にはトランプと終末論を重ねて論じる論文がとても多い。
『Foreign Affairs Report』でもいくつも見てきた。

アリソン・マックイーンは、米国政治に古くから存在する終末論的世界ビジョンは、三つの社会現象を生じさせるという。

(1)「ヨハネの黙示録」が初期のキリスト教徒に促したように、政治参加から手を引いてしまう。
将来を悲観するリベラル派は、現在、カナダヘ移住するか、米国からの分離独立を求めている。

(2)将来の米国を地獄に落ちると考えつつも、もはや打つ手はないと諦める。

(3)世界を善と悪で区別し、自分とは意見の違うものを敵視し、最終的な正義のために暴力に訴えてでも実現しようとする「終末論的世界観」を受け入れる。

トランプの終末論は、以上の3点の社会現象を生んでいるという。

アリソン・マックイーンによると、米大統領選でトランプとヒラリーはともに終末論的なレトリックで相手を攻撃した。

たとえば「フロリダ州オカラでの集会で、トランプは彼の支持者たちに「誰もが理解しているように、ヒラリー・クリントンが大統領になれば、われわれの国はほぼ完全に崩壊する」と語った。
また、パームビーチでは、今回の選挙は「最後の審判」であり、「われわれは文明史における十字路に立たされている」と語っている」。
間違いなく終末論的な攻撃だ。

一方、ヒラリーも「ニューヨーク・タイムズ・マガジンとのインタビューを「私は、あなたと終末世界を隔てる最後の砦だ」と不吉な警告で締めくくっている」。
こういった角度からの米大統領選は、これまで日本人は知らなかったものだ。だから日本のメディアはこういった切り口からの米大統領選を一切報じなかった。

トランプは、ヒラリーに勝利することによって、第三次世界大戦の可能性を遠ざけたのである。
その功績はとても大きい。
そのことが、米国では正当に評価されていないようだ。

確かにヒラリーは嫌われていたが、彼女の背景に「米国軍産複合体・イスラエル・米議会・国際金融資本(米金融ユダヤ)・メディア」が存在することはあまり認識されていなかった。
そこからトランプ勝利の貢献があまり評価されていないということもある。

ただ、政権からバノンを解任したことによって、トランプは戦争屋に取り囲まれ、ヒラリー無きヒラリー政権に変質する可能性が出てきた。

トランプの終末論が現実味を帯びてきた。

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与謝野晶子与謝野晶子

そうです。
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太宰太宰

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