安倍昭恵が名誉校長になる、今年の4月に、豊中市に開校予定の「瑞穂の國記念小學院」(安倍晋三記念小学校)問題が、ネットでは集中的に採り上げられている。

この騒動は、様々な意味で、とても状況的である。まず、東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアが、採り上げない。

また、内容が不合理で、理不尽で、腐敗している。

森友学園とか、自称右翼の教育関係者は、何かといえば教育勅語を持ち出す。日本人としての誇りを持たせ、教育勅語で養い育てる、という。しかし、日本人としての誇りは、現実が自然に生み出すものだ。別に言葉から生まれるものではない。

今回の安倍晋三の朝貢も、『ひるおび』で、米民主党の議員の感想として「トランプのケツの穴にキスする」ような外交と暴露されたばかりだ。また世界のメディアの報道は同工異曲のものが多かった。これで日本に誇りなどもてるのか。

また、「瑞穂の國記念小學院」の敷地は、相場の9割引きで手に入れている。誰だって安倍昭恵が名誉校長になる小学校だから、官僚も便宜を図ったと受け取るのが自然だ。なぜ9割も安くなったのか。1割引ならまだしも、他のどのような理由も国民を納得させるのは無理だろう。

いっていることと、やっていることとが、あまりにも乖離し過ぎている。

安倍昭恵は、「普通の公立学校の教育を受けると、せっかくここ(塚本幼稚園。「瑞穂の國記念小學院」と同じ森友学園が経営している。 注 : 兵頭)で芯ができたものが、( 公立の 注 : 兵頭)学校に入った途端に揺らいでしまう。日本を誇りに思える子どもたちがたくさん育っていってほしい」と発言している。

教育破壊が急速に進んでいる。公教育に的が絞られているようだ。いずれFTAで、これまで隠されてきた「新サービス貿易協定(TiSA)」が出てくる。水道など公共サービスが一挙に民営化されるのだが、公教育も民営化され、天皇あるいは国家のための教育が強制されてくる。

日本破壊を進める米日1%では、現在、トランプを貶めることが流行っている。

それだけ米国の裏権力は強大だった。わたしには、今もトランプが生きていること自体が不思議な感さえする。

暗殺された米国大統領、リンカーン、ガーフィールド、マッキンリー、ケネディらの時代と違って、強大化したメディアを使えば、トランプの政治的抹殺が可能であり、その戦術が選択されたのかもしれない。

メディアは人を殺せる。政治的社会的に葬ることができる。そこまで肥大化し強大化した。日本での最近の例では小沢一郎や笹井芳樹、小保方晴子がそうである。いや、国民全体が洗脳され、奴隷化され、メディアに「殺害」されてしまった。

『マスコミに載らない海外記事』(2017年2月18日)に、早くもトランプへの挽歌が載った。タイトルも「トランプ大統領: 安らかに眠りたまえ」という。

Paul Craig Roberts が、トランプ大統領の誕生を喜び、評価していただけに、悪意のある文章ではない。それだけ状況は深刻だということだ。

ドナルド・トランプは大統領の権力を過信していたのだろうか? 答えはイエスだ。
トランプの主席顧問スティーブン・バノンは政治的に未熟だろうか? 答えはイエスだ。
この二つの質問に対する答えから、トランプは、彼の手には負えない状況にあり、大きな代償を支払うことになるだろうと結論できる。

代償は一体どれほど大きなものなのだろう?

ニューヨーク・タイムズは、アメリカ“諜報機関が、トランプ選挙運動が、選挙に影響を与えるためのハッキングや他の取り組みで、ロシア人と結託していたかどうかを知ろうとしている”と報じている。

元国家安全保障局(NSA)スパイのジョン・シンドラーは、同僚の諜報機関幹部が、陰の政府が、トランプに対する核戦争を宣言したので“彼は牢獄で死ぬことになるだろう。”という電子メールを彼に送ってきたと、ツイッターで書いた。

そうなる可能性はある。

第二次世界大戦の終わりに、軍安保複合体は、戦争と戦争の脅威に由来する利益の流れと権限は、平和の時代のために手放すには、あまりに巨大すぎると判断した。

この複合体は、弱く未熟なトルーマン大統領を操って、ソ連とのいわれのない冷戦へと進ませた。ウソが作り出された。騙されやすいアメリカ国民は、国際共産主義は世界征服を目指していると信じたのだ。スターリンは、レオン・トロツキーや世界革命を信じているあらゆる共産主義者を粛清し、殺害したのだから、このウソは見え透いていた。スターリンは“一国社会主義”を宣言していたのだ。

どこに行けば、おいしい生活ができるか知っている学識経験者連中は、この欺瞞に協力し、貢献した。(「トランプ大統領: 安らかに眠りたまえ」)

最近はトランプを素人だ、無知だというのが流行っている。それは米日の既得権益支配層が、トランプの改革をそのように印象づけたいのである。

日本で小沢・鳩山の政権交代が起きたときもそうであった。素人だ、無知だという声が東京の大手(「記者クラブ」)陰謀メディアを中心に一斉に起きた。

この非難は乗りやすいのが特徴だ。しかし、ひとつの重大な視点を隠している。それなら玄人の政治とは何なのかという視点だ。自民党の政治には、どのような間抜けが大臣になっても、素人という非難は起きない。

つまり既得権益支配層のいうままのクズ政権は、清濁併せ呑む玄人政治であり、既得権益をひっくり返す政治は素人だといっているのにすぎないのだ。

革命に混乱は必至である。混乱の起きない革命などあり得ない。「人は右、車は左」といっていたところに「人は左、車は右」と宣告するようなものなのだ。当然、混乱が起きる。素人だ、無知だというバッシングが起きてくる。ただ、革命側は、アンシャン・レジームの反撃を事前に見越して、人事で準備しておかねばならない。

政権交代後に、鳩山由紀夫は閣外に小沢一郎をおくことで、米国を司令塔とする反撃の強さを読み誤った。副総理として迎え入れ、すべての反撃を小沢一郎に迎え撃たせるべきだった。

鳩山の場合は、一党で圧倒的多数派の上に立っていた。それに比べて、トランプは遙かに脆弱な基盤の上に立っている。苦悩に満ちた出発になった。

トランプ政権内部にねじれがある。ひとつはワシントンDC派であり、もうひとつはニューヨーク派である。トランプが生き残り、歴史に残る改革をやれるかは、このニューヨーク派にかかっている。その一角のフリンが葬られた。次はバノンが狙われている。

米国の裏権力は、トランプ政権のワシントンDC派、その中心のペンス副大統領に実権を集める。4年間トランプを叩き続け、4年の短命で、あるいは弾劾裁判でそれ以前にもトランプを葬るつもりだ。

「元国家安全保障局(NSA)スパイのジョン・シンドラーは、同僚の諜報機関幹部が、陰の政府が、トランプに対する核戦争を宣言したので“彼は牢獄で死ぬことになるだろう。”という電子メールを彼に送ってきたと、ツイッターで書いた」。米国の裏権力は、こういった革命的政治的な革命を二度と起こさせないためにも、徹底してトランプの人物破壊をやるだろう。

Paul Craig Roberts は、こうも書いていた。

アメリカを支配している軍安保複合体とウオール街エリートの宣伝屋として機能している印刷メディアも、TVメディアも、アメリカ国民が、でっちあげられた情報以外何も知らずにいるよう尽力している。TVをつけて、新聞を読むあらゆる家庭や個人は、既成支配体制を構成するごく一握りのために役立つ、でっち上げられたウソの現実の中で暮らすよう洗脳されている。

トランプは、この既成支配体制は一介のアメリカ大統領より強力だという自覚無しに、それに挑戦したのだ。

今起きているのはこういうことだ。オバマ大統領二期目に、売女マスコミを駆使した軍安保複合体とネオコンによってロシアとロシア大統領が悪魔に仕立てられている。

ロシアとの接触や、アメリカ・ロシア間のでっちあげられた緊張に疑問を投じる記事を、可能性として反逆罪のような、疑わしい行動にまで結びつけることができる、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、CNN、MSNBCや、その他諸々の管理された売女マスコミの実力によって、こうした悪魔扱いは促進されている。

トランプと彼の顧問連中はあまりに不慣れで、フリン解任の結果、トランプ大統領とロシア諜報機関とのつながりというこのでっち上げを認めてしまうことになるのに考えが及ばなかった。

「トランプは、この既成支配体制は一介のアメリカ大統領より強力だという自覚無しに、それに挑戦したのだ」というが、これは半分だけしか当たっていない。つまり、それがトランプの良さでもあるのだ。もし若いときからトランプがワシントン政治にどっぷり浸かっていたら、今日の革命的な政策を掲げることはなかっただろう。

トランプも米国の裏権力の存在は知っていた。さらにそれより強大な英国の裏権力の存在も知っていた。かれが知らなかったのは、それに立ち向かう勢力の圧倒的な少なさだ。

米国という国家の中の国家CIA、FRB、メディア、それを統括する「300人委員会」を敵に回したら、既成の米国政治家は逃げる。実際、共和党はそのように振る舞っている。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

(メルマガの公開はここまでです。申し訳ありません)

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信しております。

2011年10月1日より「兵頭正俊の優しさ出前」(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。実質、週に4回の配信になります。

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

価格以上の価値があると自信があります。ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

PC用と携帯用をあわせて3000を越える読者に支持されてきましたが、2016年11月6日にPC用だけで3000を超えました。

無料で、ほぼ週刊です。

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。