1 野田首相が党首討論で解散明言

野田首相は、11月14日、自民党安倍晋三総裁との党首討論で、2日後11月16日の解散を明言した。

こんな場面など見たことも聞いたこともない。

前代未聞の、党首討論の場での解散宣言である。公開の場での、きわめて急な「明後日」という期日指定の、しかも他党への解散約束である。

その条件として、野田は「衆議院の定数削減を必ずやると決断してもらえば、16日に解散してもいいと思っている」と明言した。

これで衆院は、16日に解散されれば、憲法の規定で、40日以内に衆院選が行われることになる。すると、11月27日に公示の、12月16日投開票の日程が有力になった。

党首討論では、安倍が野田に、自民党の谷垣禎一前総裁との会談で約束した「近いうち解散」をめぐり、「約束の期限は大幅に過ぎている」と迫った。

これに対し野田は「赤字国債発行に必要な特例公債法案を今週中に成立させること。衆院小選挙区の「1票の格差」を是正すること。0増5減の法改正を今国会で実現させるとともに、来年の通常国会で大幅な定数削減を図ること、などを安倍が確約すれば、「今週末16日に解散してもいい」と言い放った。

もちろんこれは公明党も巻き込んだ出来レースである。

野田は、この日の党首討論で明言することを約束させられていたのである。

哀れな嘘吐き首相の末路である。民主党内は解散反対一色である。身内に反対され、結局は、実質的にできあがっている民・自・公3党の大連立の方を大切にした形になった。

野田が、16日の解散を決断したのは、日本維新の会などの「第3極」勢力の選挙準備が整う前のタイミングを狙ったともいわれている。しかし、それは後からつけた、こじつけにすぎない。

国民の民主党への怒りと絶望は、そんな姑息な策で切り抜けられるといった状況にはない。

いかに他党の準備が整っていなかったからといって、民主党候補だけの選挙区などあり得ない。多くの国民の投票は、民主党候補者以外の候補者に向かうだろう。

身内の信頼を失い、他党にすがりつく首相。解散の専権事項さえ、身内の根回しは出来ずに、他党に向かって、しかも公開の場で約束させられる屈辱。嘘吐きにして裏切り者の首相の幕引きは、憲政史に残るきわめて異様なものになった。
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2 小沢に謝罪しない「記者クラブ」メディア

テレビが腐臭を放っている。ABCの「モーニングバード」。レギュラーゲストが「民主党も自民党も原発推進だし、どの政党に入れていいのか、わからない」と喋っていた。この程度の認識でよく政党や原発をコメントできることだと思う。このレベルが、脱原発に踏み切ったドイツと、踏み切れない日本との差なのだ。

ドイツは、日本の原発事故を見て脱原発に舵を切った。事故を起こした日本が原発を推進するのは、日本政治の劣化を証明するものだ。

米国はドイツには、原発推進しろ、といわない。日本に対してだけ要求するのは、拒否する政治家が政府にいないからだ。国民より自分の利害や保身に生きる政治家を落選させなければならない。

そのドイツから帰ってきた小沢に無罪判決が出た。

小沢有罪だったら、「記者クラブ」メディアは号外を出しただろう。しかし無罪だったので出さなかった。

これがかれらの、番犬としての本質だ。既得権益支配層に都合の悪い政治家は、推定有罪で人権を奪う。メディアバッシングを加えて、巨悪のイメージを国民に振りまき、政治生命を絶つ。しかし無罪になったら、謝罪どころか取り上げもしない。

この人権感覚で、先の戦争でわが国のメディアは、国民を死地に煽動したのである。

小沢控訴審判決は無罪であった。小川正持裁判長は「小沢代表が違法性を認識していなかった可能性があるとした一審の判断は不合理ではない。故意、共謀についての証明は十分でなく、無罪の結論は肯定できる」と明確に語った。

指定弁護士は上告しないと思われる。これは政治謀略裁判であり、小沢がすでに政権与党を離党したからだ。

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