日本維新の会は、もともと昨年末の衆議院選挙に勝つためにだけ野合してできた政党である 。

正体は第二自民党であり、完全な自民党の補完勢力である。野党として存在すること自体が不自然で無理な政党である。さっさと自民党に吸収合併してもらったらいいのだ。

橋下徹は、これまで人寄せパンダとして利用されてきた。政治家としての力などは何もなかったのだから、人気がなくなった時点で捨てられる。

橋下は、もともと石原慎太郎や平沼赳夫を知らない。分裂劇が起きても、海千山千のかれらと張り合うこと自体が無理である。人気がなくなれば、旧太陽の党系ばかりでなく、自民党を初め多くの国会議員が、さっさと橋下を捨てるだろう。

しかし、橋下徹を切り捨てる旧太陽の党系に展望があるかというと、それもないように思われる。日本維新の会は、分裂したところで、橋下派も石原派も、第二自民党としての忠誠を競い合うしか能はないので、早晩消えるだろう。

かれらが一時期でも勢力を伸ばしたのは、消費税増税実施、TPP参加、原発再稼働のために、マスメディアが支援したからである。

そのマスメディアは、小沢一郎の勢力伸張を阻止するために、国民の目くらましとして橋下徹という虚像をでっち上げたのにすぎない。橋下はその気になってしまったが、馬鹿げた自己過信といわねばならない。現在のこの政党の存在理由は、自民党のために特定秘密保護法案を通しやすくしてやることだ。

さて、アイリーン・美緒子・スミスが「水俣と福島に共通する10の手口」を考えついたのは、 経産省前のテントの中だった。

『毎日新聞』(2012年2月27日 東京夕刊)に載ったのだが、それは以下の内容だ。

「水俣と福島に共通する10の手口

1 誰も責任を取らない/縦割り組織を利用する

2 被害者や世論を混乱させ、「賛否両論」に持ち込む

3 被害者同士を対立させる

4 データを取らない/証拠を残さない

5 ひたすら時間稼ぎをする

6 被害を過小評価するような調査をする

7 被害者を疲弊させ、あきらめさせる

8 認定制度を作り、被害者数を絞り込む

9 海外に情報を発信しない

10 御用学者を呼び、国際会議を開く」

だいたい当を得ているが、もう少し掘り下げた方がよかったのかもしれない。つまり「再発防止の国際機関を作り、官僚の天下り先として利用する」ことも採り上げるべきだっただろう。

水俣病といえば、安倍晋三が、10月9日(2013年)に、例によって無教養ぶりを発揮した。

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「首相発言に水俣病被害者反発 「水銀被害を克服した」

安倍晋三首相は9日、水銀汚染の防止を目指す「水俣条約」採択会議の開会記念式典に寄せたビデオメッセージの中で「日本は水銀による被害を克服した」との趣旨の発言をした。水銀が引き起こした水俣病には今も多くの人が苦しんでおり、被害関係者から反発の声が上がった。式典は熊本県水俣市で開かれた。首相は「水銀による被害とその克服を経たわれわれだからこそ、世界から水銀の被害をなくすため、先頭に立って力を尽くす責任が日本にはある」と述べた。

式典に出席した水俣市の認定患者、緒方正実さんは「加害者である国が克服と断言してはならない。水俣病はまだ克服の途上にある」と批判」(『共同通信』9月22日)

水俣病は、何も「克服」などされていないわけだ。

福島第1原発の「収束」宣言といい、国会は嘘吐きの掃きだめになっている。

「水俣病」というのは日本政府の要請で決まった名前である。いつもこの調子だ。官僚や政治家が、失政や悲劇に日本の名前を冠し、「教訓」などと胸を張る。

これまでも「失われた10年」とか「失われた20年」とか、日本の官僚・政治家は、国際会議で胸を張って「教訓」を語ってきた。失政を外国に向けて一片の羞恥心もなく堂々と語る。この調子では「失われた年月」とやらは、100年、200年と続くのである。

外国からは日本ほどバカな民族はないと見られているわけで、今回もしっかり「水銀問題での後進国の支援」とやらを約束させられた。

国内の保障はそっちのけで、来年から3年間で総額20億ドル(日本円で2000億円)をODA=政府開発援助を通じて拠出する。官僚は、これで新しい天下り先を作り、国民の血税2000億円にたかる。金がないなんて嘘である。官僚がたかる金なら幾らでもある。

消費税増税を上げる。そして法人税を下げる。外国には支援と称して金をばらまく。官僚の天下り先がまたひとつできたわけだ。

消費税税収は2010年までで、累計で224兆円もあった。

一方、法人三税(法人税、法人住民税、法人事業税)等の減税が、累計で208兆円あった。大企業のために、国民の消費税が回されたのである。

福祉や社会保障、とりわけ年金のためというと、明日は我が身であるから、国民は反対できなくなる。政府は常に同じ名目を使って増税するのだ。

「水俣条約」もそうである。世界の水銀汚染をなくすために、水俣病の教訓を活かして、世界に貢献しよう、などと建て前を語られると、人のいい日本人はすぐに黙る。それにつけ込んで官僚が大判振る舞いをし、天下り先を確保し、その金にたかる。

3年間で2000億円使い切ったら、外国にさらなる拠出を要請する。そこで官僚が「増税しないと国際公約違反になる」と日本国民を脅す。またぞろ(永遠に)大判振る舞いをする。天下り先は永遠だ。

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