『読売新聞』の4月14日付が「上告中の石川議員、辞職へ…宗男氏長女繰り上げ 」と題して次のように報じている。

「小沢一郎・生活の党代表の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反(虚偽記入)事件で有罪判決を受け、上告中の新党大地の石川知裕衆院議員(比例選北海道ブロック)が5月下旬にも議員辞職を表明する見通しとなった。

同党関係者によると、親しい議員らにはすでに議員辞職する意向を伝えているという。

石川氏は13日、札幌市で開かれた同党の会合で、自身の議席を「鈴木宗男代表や新党大地の仲間のために勝ち取った1議席だ。重みを十分に心得ている」と述べ、近く進退について最終判断する考えを示した。

石川氏が議員辞職すれば、惜敗率で2位だった鈴木代表の長女、貴子氏が繰り上げ当選する。

一方、石川氏は「不当判決に対しては、これからも断固戦っていく」と語り、裁判については今後も上告を取り下げず、無罪主張を続ける考えを示した。

鈴木代表は、有罪判決を早期に確定させて3年間の公民権停止後の衆院選に再出馬できるよう、石川氏に上告取り下げを促している」
(引用終わり)

衆目の一致するところ、鈴木宗男が、我が娘かわいさのあまり、石川知裕衆院議員に引導を渡したのである。

どうやら石川はまたしても間違うことになるらしい。

読売の取材が正確であると前提にした上での話であるが、石川は自身の議席を「鈴木宗男代表や新党大地の仲間のために勝ち取った1議席だ。重みを十分に心得ている」と述べたという。

この認識は全く間違っている。石川の議席は国民から信託されたものである。彼は様々な政策を選挙民に訴え、その結果当選したのである。

それを国民の信託に応えることを途中で放棄して、鈴木宗男や政党の仲間のために勝ち取った議席であるとすり替え、その仲間のために議席を譲る、などということが許される筈がない。

また、鈴木宗男は、石川が有罪判決を早期に確定させて3年間の公民権停止後の衆院選に再出馬できるよう、石川に上告取り下げを促している、という。

これも読売の記事が正確であるとしての話であるが、とんでもない間違いだ。そればかりか、この説得の仕方は、警察などの司法のだましと瓜二つである。

「とにかく君の罪を認めろ。早く認めた方が君の将来にプラスだ」。これは多くの冤罪事件をでっち上げてきた悪魔の囁きである。

鈴木は小沢一郎にかけられた政治裁判の意味を正確に理解していないと思われる。この政治裁判は世界史に残る政治謀略であり、世界3位の経済大国で行われた前近代的な暗黒裁判であった。

小沢無罪判決だけでは十分ではなく、小沢有罪のために引き金として狙われた秘書たちも、無罪にならなければならない。

有罪判決を早期に確定させて3年間の公民権停止後の衆院選に再出馬するなど、この裁判の大切さを理解していないし、選挙民を馬鹿にした説得だ。

国会議員を辞めるのも勝手、出るのも勝手。まるでたとえ3年後であろうと出馬すれば必ず当選が保証されているかのような説得だ。

石川は、いずれ記者会見を開いて進退を明らかにするのだろうが、もし議員を辞職したら、多くの人が、石川なる脇の甘い人物が小沢一郎の側にいたことの、厄災に思いをめぐらすに違いない。

石川の書いた『悪党 小沢一郎に仕えて』(朝日新聞出版)という書名のつけ方に、彼の未熟と甘さがよく出ている。かりに「悪」を古語の意味に通わせても、この小沢像は全く間違っている。この世には、側にいたから逆によくわからないことも多く、長く側にいて全く理解していない人間関係はたくさんある。

まして政治家が、恩人を論じて、このような書名をつけて誤解を振りまくなど、信じ難いほどの甘さである。

まだ裁判途中にある人なので、これ以上は抑制するが、今、石川に大切なのは、森を見ることだ。そして自分を大切にすることである。
ブログランキング・にほんブログ村へ
さて、現在、猛烈な勢いで安倍晋三が日本を売り飛ばしている。

安倍晋三の「日本を取り戻す」の正体は、TPP参加によって「日本を売り飛ばす」だったことがわかる。

日本のマスメディアが真実を国民に知らさない状況では、米国は、日本の国民は英語が読めないか、ネットにアクセスできない国民である、と思っている。

現在、だまされているのは安倍晋三ではない。国民である。

安倍晋三は4月12日に、TPP交渉参加に向けた日米間の事前協議が決着したと発表した。

安倍晋三の未熟な戦略は、安倍政権の長期政権のために日本を米国に売り飛ばすというものである。個人的な野望のために国民と国家を外国に売り飛ばすのだから、そしてそのことはTPP参加後の現実が如実に証明するだろうから、安倍は、日本史上、最低最悪の売国奴として歴史に残ることになろう。

翌4月13日になると、この国特有の劣悪な光景が繰り広げられた。『朝日新聞』は「TPP 車は大幅譲歩 日米合意文書 農産品例外の余地」などと、これまで社説等でTPP参加賛成の論陣を張ってこなかったような、一転して批判的な書き方に終始した。

日本の新聞の中でも朝日は特に責任転嫁がうまいように思われる。消費税増税もTPPも、賛成しておいて、決まりそうになると「これでいいのか」と疑問を挟む。

55年体制で社会党がやった「反対して通させる」の逆バージョンだ。つまり「賛成してケチをつけて責任を免れる」

民主党は消費税増税はやらないと大嘘をついて政権をとった。自民党は国益を損なうISD条項には反対する、といって政権を奪回した。ともに政権を取るには嘘をつく政党であり、だまされる国民も民度が低いのである。

TPPへ参加後の世界では、金がない人は死んでも構わないということになる。なぜなら日本のTPP参加の後に、わが国の世界に冠たる国民皆保険は名前ばかりが残って、実態は空洞化し、実質的に米国化されて、高額医療の世界に変質するからである。

米国系のグローバルエリートの政治には、「国家」「民族」「国益」「民主主義」といった価値軸はない。売国といった究極の姿でグローバルエリートの利権と栄達を図るのが、かれらの論理的な帰結になる。

TPP問題を考えるときに重要なことは、日本人の100%が不利益を被るのではないということである。 1%の国民は利益を得るのである。それがグローバルエリートたちなのだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ
この続きは、

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』 でご覧いただけます。

2011年10月1日より「兵頭正俊の優しさ出前」(月額:840円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信しております。

月・水・金・それに号外と発行しております。

「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

価格以上の価値があると自信があります。ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、この号の続きは読めませんが、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用 携帯用 を2011年8月29日より、配信サイト「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。
ブログランキング・にほんブログ村へ