1 石原慎太郎、東京都を放り出す

2010年9月14日、民主党代表選が行われた。愚かな民主党の国会議員と党員は、小沢ではなく菅直人を代表に選んだ。そして民主党は官僚主導と対米隷属の道に転落してゆく。

代表選の行われたこの同じ日に、捏造された捜査報告書に基づく小沢一郎の強制起訴の発表があった。菅直人への、官僚サイドからの援護射撃である。

石原慎太郎もまた辞任発表を国民の生活が第一の結党記念パーティーにぶつけた。

石原の会見は、25日午後3時に始まって47分に終わった。国民の生活が第一の結党記念パーティーを待っての、いじましい辞任発表。国民の生活が第一の、結党記念パーティーは前からわかっていた。石原慎太郎の辞任劇は、この日にぶつけたものである。

それで25日の御用メディアは、国民の生活が第一の、結党記念パーティーを隠せることになった。石原は国政を放り出して都知事へ。今度は都知事を放り出して国政へ。要は、行き詰まったら、この男は放り出すのだ。

選挙までの国民の生活が第一隠し(以下、生活隠し、と略称する)と、選挙での国民の生活が第一が獲得する票の争奪。これが石原慎太郎・橋下の、仮想の第3極の正体である。

消費税増税に石原慎太郎は賛成している。みんなの党と橋下は反対。(橋下は最近、また「反対」に変わった)。これから石原慎太郎は消費税増税を口にしないことになろう。そして選挙では、消費税増税反対の「第3極」として、同じ消費税増税反対の国民の生活が第一の票を食う。それがこの仮想の「第3極」の使命だ。本質は第1極と第2極しかない。その激突だ。

この辞任会見を見たバカなテレビのコメンテーターが、第3極の結集と囃していた。何をもって第3極といっているのだろう。石原慎太郎の政策は第1極だ。民・自・公プラスみん・維新が第1極である。それに対抗する第2極が国民連合。国民の生活が第一、社民党、新党きづな、新党大地・真民主、減税日本などで構成される。第3極などないのである。

これほどまでに、国民の生活が第一の、消費税増税の凍結・廃止、脱原発、TPP反対が、既得権益支配層は恐いのである。

ところで石原慎太郎の辞任会見の内容は、明治以来の中央集権体制の打破とか、どこか小沢一郎をパクッた内容であった。

石原が急に改革派の素振りをし始めたのには驚かされる。

息子を総理にするために米国にヨイショして尖閣紛争を起こす。自民党にまでヨイショして新党を抑える。しかし、息子が総理になれなかったものだから、今度は新党で横から応援する。これがどうして官僚制の打破なのだろう。息子は、官僚のサポートがなければ何もできない程度の政治家であることは、衆目の一致するところだ。

しかも知識人を装って、辞任会見では憲法問題に吉本隆明の共同幻想などを持ち出していた。石原は吉本の共同幻想論のモチーフがわかっているのか。吉本の共同幻想論はマルクスの理解なくしては把握できない。第一、生前に吉本とは何の思想的な接点もなかったではないか。

しかも毛沢東の矛盾論まで辞任会見では飛び出してきた。まるでとりとめのない老いの繰り言を聞かされているようだった。

東京オリンピックの後始末はどうするのだろう。息子が総理になれなかったものだから、もはや自民党に遠慮することもなく、新党に向かう。石原はわが国の官僚と同じく国民のことなど考えてはいないのだ。

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