毎年思うが、歳月は歳をとるごとに、人間に対して残酷になる。スピードを速め、変化をもたらさないのである。

小さい頃、月曜日の遙か彼方に土曜日と日曜日は屹立していた。そして1日のなかにも小さな波乱の物語が幾つもあって、その1つひとつがとても大きく、目を大きく見開いて見つめたものだ。

小学校校庭の栴檀の木。その大きな根元で繰り広げられる土や蟻たちの変化の物語。学校からの帰り、切り立った崖を走り抜ける風たちの、強弱の物語。先生が、嫌いなあの子に近づく足音の胸騒ぎ。……

今は、驚くことは何もない。昨日のコピーが今日に渡され、そのコピーが明日に受け継がれる。しかもスピードは早くなり、何の変化もない。これを政治の世界でやったのが今回の選挙だ。

この国は致命的に老い(亡国)を深めている。

昨日のコピー(消費税増税、原発、TPP)を受け取らず、明日には今日と違った内容(消費税増税廃止・凍結、脱原発、TPP参加反対)を送らなければならなかったのである。

それは果たされなかった。しかも昨日のコピー(自民党政治)が今日に渡されてしまった。せめてそのコピーを明日(参議院選挙)に渡すわけにはゆかない。

この国の民度は低い。これは、政治家はいいにくいだろうから、わたしはこれから何度も発言してゆくことにする。

知識人も、著作の発行部数があるから、民度の低さには触れない。

たまに東洋医の内海聡のような存在が正直に、日本民族の現在を剔抉してくれる。

2012年12月29日のツイート

「東電や政府に正面きって怒る人はほとんどいない。原発を推進した自民党を糾弾する人もほとんどいない。差別はダメだといいながら、今や福島の差別は酷い。消費税をあげられようとしてもしょうがないと受け入れる。嘘だらけのテレビ報道を本気で信じていて洗脳されるのが大好き」

「気骨あるジャーナリストなんていやしない。国の借金を国民の借金にすり替えられているのに気付いていない。年金、健康保険料、NHK受診料、車検、たばこ、酒の税その他もろもろ、ただのピンハネだということに気付いていない。イヤ、気付いているのにそれを奴隷根性で払っている」

「沖縄はかわいそうといいながら、自分の土地に基地が来るのは嫌がる。その割に自分の国はアメリカに守ってもらおうとする。中国や韓国が日本の買い占めを進行させているが、それも無視。ロシアが領空侵犯してきてもどうぞどうぞ。生活保護で生活しながらパチンコしている人間がなんと多いこと」

「原発で大学教授の本性がここまで暴かれたのにまだ信じる奴隷たち。傷つきもしない世界だけが、あるべき世界だと本気で信じる甘えん坊。募金、義援金がピンハネされていることさえ気づかない日本人。働いて過労死しそうでも休むのではなく、自殺しようと考える」

「製薬会社の餌食になるのをむしろ好み、薬漬けになるのを求めようとする薬中の集まり。政教分離と言いながら新興宗教ばかりの政党と、利権まみれの政党とそれを応援する人々」

「いまだテレビ番組がバラエティ番組ばかりなのは、おかしいと思わないのだろうか。今の日本人には誇りなど存在せず、それを維持するための努力も状況改善もめんどくさいらしい。日本人は働きアリであり奴隷といわれても仕方ない存在。誰かに従い、誰かが目標や指示を示してくれなければなにもできない」
(引用終わり)

これだけ正直に、しかも正確に民族の現在をくりぬいてくれることは嬉しいことだ。

このような自分の姿を、日本国民は、鏡に映したことがないのである。

自分たちの民度の低さをそもそも知らないのだ。

それは当然で、圧倒的に日本の情報空間を支配している「記者クラブ」メディアが、内海聡の剔抉したような姿を隠しているからだ。

民度の低い国民にすべく、日々、洗脳しているからだ。
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外国の若者たちは、日本の若者たちを評して幼稚だという。しかし日本の大人も幼稚だ。

世の中の流れが政権交代になり、メディアが囃すと、それに乗って投票所に赴く。

しかし、菅直人と野田佳彦によって、自民党とまったく同じ2大政党時代に変質させられると、民主党のその裏切りに怒って、今度は棄権する。これが幼稚だというのだ。

あなたは演じる人、わたしは見る人ではない。あなたもわたしもやる人なのだ。

そのやる人が、唯一のやるべき投票を捨てることは、子供たちの未来を捨てることに繋がる。

怒りの受け皿はあったのである。消費税増税廃止・凍結、脱原発、TPP参加反対の、日本未来の党を中心とした国民連合がそうだった。

棄権した国民は、ここに目を向けなかった。裏切った民主党ばかりにこだわってしまった。

自民党にも背を向け、巧みな既得権益支配層の、低投票率が期待できる年末投票日設定と、メディアの誘導に乗せられて、棄権を選択した。これが幼稚だというのだ。

メディアの問題が、単なる情報の問題ではなく、政治の問題であり、国家の問題であるということに、多くの人が気付いてきた。今回の衆議院選挙はそのことを決定的に示した。

もちろんメディアは利口に付き合い、むしろ利用したらいいのだ、という考えが昔からあることは知っている。

しかし、問題はそれでこの国の様々な課題が解決するのか、と問うべきだ。

たとえば明治以来の、官僚支配の中央集権体制の改革に、「記者クラブ」メディアをうまく利用できるだろうか。

官僚は、財務省(国税庁)・総務省を通じて「記者クラブ」メディアをも支配している。そして何よりも現在の「記者クラブ」メディア自体が、官僚と同じ既得権益支配層なのである。

うまく利用するといった戦略は不可能なのだ。

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