野党の国会議員などから、状況の潮目が変わったという楽観的な見通しも出てきている。安保法制審議のことだ。そうなればうれしいのだが、わたしは懐疑的である。

ひとつは安倍晋三という、「カルト党首」(英国のプレジデント誌)にして、徹底した1%(無国籍の株主・グローバリスト)の味方の、頭の悪さにある。

現在の日本は、おばかに権力を与えた状態にある。何をするか、常識では推し量れない状況が続いている。

現在の安倍晋三の政治は、日本国民のための政治ではない。米国のために政治をやっている。たとえ政権を手放してでも、安保法制や改憲をやる、その方が米国に評価される、といった思い込みに基づいて政治は行われている。

だから、常識が通じないのだ。

(世界は安倍を消し始めた)
(世界は安倍を消し始めた)

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『Togetterまとめ』の、「国家安全保障担当内閣総理大臣補佐官 礒崎陽輔 集団的自衛権について10代の若者に叱られる」が、話題を呼んでいる。

2015年6月9日、礒崎陽輔が「集団的自衛権とは、隣の家で出火して、自主防災組織が消防車を呼び、初期消火に努めている中、「うちにはまだ延焼していないので、後ろから応援します。」と言って消火活動に加わらないで、我が家を本当に守れるのかという課題なのです」とツイートしたことが、そもそもの発端である。

それに対して、10代の若者「ほなみ」が「バカをさらけ出して恥ずかしくないんですか。分かりやすく解説じゃなくて都合良く解説お疲れ様です。その説明全部論破されて終わりますよ。集団的自衛権と個別的自衛権の違いを勉強してください。議論はそこからです」と批判した。

やめておけばいいのに、礒崎陽輔は大人げなく「それは、私におっしゃっているのですか。「バカ」とまでおっしゃってくれていますので、是非あなたの高邁な理論を教えてください。中身の理由を言わないで結論だけ「バカ」と言うのは、「××」ですよ。お待ちしています」とかみついた。

「ほなみ」が「まず例えが下手。戦争と火事は全く別物だし(笑)。戦争は火事と違って少しでも他国の戦争に加担すれば、自国も危険に晒す。当たり前だろ。しかもその解説は個別的自衛権で十分対応可能です。集団的自衛権と個別的自衛権を勉強してくれないと議論できません」とツイートした。

「ほなみ

火事と戦争を同等にして例えるのがまずおかしい。わかる? 火事には攻撃してくる敵がいない。戦争は殺し合い。それに少しでも加担すれば危険なのわかるよね? それが分からないなら本当に脳みそ腐ってんじゃない?

火事は消化すれば解決する。殺し合いは必要ない。戦争は違うよね? 殺し合って何万人何十万人何百万人が死んでくんだよ。それに日本が加担するってことだよ。バカって図星すぎてカチンときたのかな?(笑)

例え話は同等の物で例えないと例えにならないんだよ。わかりますか? あとその自衛権の行使は個別的自衛権で対応可能だよって。そこ勉強しろよ。

礒崎陽輔

個別的自衛権は、我が国が直接武力攻撃を受けないと、行使できません。だから、それまで、他国が我が国を守るために戦ってくれている中で、指をくわえて見ていていいのですかという話です。もう少し上品な言葉を使いましょうね。

ほなみ

日本を守る戦い?は? 大丈夫かこいつは。日本を守る戦争はいつ始まるのでしょうか。アメリカに言われるがまま集団的自衛権行使容認しよーとしてる今の日本で本当に日本が守れるとでも?(笑)バカすぎてつらい。こんなんが政治家でいいのか。

やばい。頭悪いし、中学生でも論破できるレベルの政治家。バカって言われて図星すぎて言い返して結果どんまい(笑笑笑)

どの国がどんな理由で日本を守る戦いをしているのでしょうか。そしてどの国がどんな理由で日本を守る戦争をする原因を作るのでしょうか。日本に何かあるなら日本に攻撃するでしょう。それは個別的自衛権で十分。んで? 他に何か?」

引用文は、句読点の打ち忘れなど、明らかな間違いは兵頭の方で訂正してある。また、「笑」には、地の文と判別しやすいように( )を付けたことをお断りしておく。

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読んで暗い気持ちに陥ったのは、内容もさることながら、「なほみ」の方が、プロの政治家より論争の駆け引きに長(た)けていることだ。

国家安全保障担当の内閣総理大臣補佐官がこれで、中国やロシア、それにイスラエルやウクライナ、中東の政治家と交渉できるのだろうか。不安になってくる。

この幼稚な政権が、現在、強行採決に向かってひた走っている労働者派遣法改悪は最悪なものだ。

これまでの日本国民の労働環境を一変させ、若者から未来を奪うものである。

1%(無国籍の株主・グローバリスト)のために、99%(食べるのに必死の貧困層)をさらに貧困な生活環境に追い込み、経済徴兵制へと追い込むものである。

企業が同じ業務で派遣を使える期間は、その劣悪な労働環境に留意して、原則1年間、最長でも3年間としてきた。これを、人さえ代えれば企業は派遣社員をずっと受け入れ可能にする。

その結果、1%(無国籍の株主・グローバリスト)は、派遣労働者を3年で「取り換える」だけで、いつまでも使い続けられるようになる。3年間派遣で我慢すれば、正社員に採用されるといった希望は消えることになる。

しかも、さらに過酷なことは、何年も派遣労働者である人物を消すために、3年経(た)ったら配置転換をする。A部門からB部門へ。さらに違う会社へと。つまり1%にとっては、安い派遣労働者を使える人的、期間的制限がなくなるわけだ。

また、自分は正規雇用、正社員だから関係ない、と思っていたら大間違いだ。正社員から、低賃金の派遣への置き換えが進む。拒否したら解雇や派遣への格下げが宣告される。

反日の日本破壊が実行され、究極的には「正社員ゼロ」社会を目指す。

これでますます若者は結婚できなくなる。少子化が進み、年金の未来などまったく考えられていない。

1%(無国籍の株主・グローバリスト)の人口削減の狙いが実現されることになる。

正社員の椅子にしがみつくために、賃下げも長時間労働も飲み込むことになろう。

いくつかのツイートを見てみよう。

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「山井和則

6月12日(金)の衆院厚労委員会は与党の強行で労働者派遣法の審議がセットされた。10時から12時は安倍総理入り質疑。1時5分から3時5分は塩崎大臣質疑。その後、あるいは質疑途中で強行採決になる可能性が大。審議不十分での強行採決はダメ。

平野 浩

維新の党の労働者派遣法採決への協力はいただけない。自民党に何ら譲歩させることなく、成立をアシストしている。これを進めたのは大阪選出の議員である。松野代表と執行部は何をしているのか。維新の党にいる小沢系議員が反発している。こうなったら、大阪を切り捨てるしかないだろう。

三宅雪子

重苦しい朝。まさかの派遣法改正案採決。その代償とされている同一労働同一賃金推進法案についても、与党は「骨抜きにした」と成果を主張。結局、派遣法改正案採決と同一労働同一賃金推進法案の大幅な緩和と野党分断とまんまと3つを持っていかれた形。結局、誰トクとなったらまぎれもなく与党である。

もし、派遣法改正(改悪)案採決と同一労働同一賃金推進法案のあの修正が政治的なバーターだとしたら、納得しがたい。何しろ、その交換条件に与党側が大喜びなのだから。第一次公認に関しての民主党の気配りのなさ(次の衆議院選挙で、民主党が発表した公認候補のうち4人が、維新の現職と競合していること 注 : 兵頭)は怒って当たり前だが、国民には全く関係のない話。政局と政策は分けて考えるべきだ。

金子勝

衆院厚生労働委で、維新が裏切り、労働者派遣法が12日に通過する。これは3年で社内異動させれば、派遣労働を永久化するだけでなく、同じ職場でフルタイム派遣でやってきた人たちは3年で首切り。例えば、コールセンターのオペレータ―などは失業です。

岩上安身

重要! 必読です! ぜひ、お読みください! RT @okasimon1: (再掲)【IWJブログ・特別寄稿】3年でクビ!? 正社員ゼロに!? 密かに進む労働者派遣法改正の策動を突く(中西基弁護士・非正規労働者の権利実現全国会議事務局)」

維新の裏切りは、この政党の未熟さから、起きたことではない。もともと自民党二軍として、維新は生まれた。そのミッションは、政局で野党を分断し、自民党の勝利に貢献することだ。それが露出した姿を、現在、わたしたちは見ているのである。

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