1 「安倍官邸 — 電通 — ネット監視会社 — ネトウヨ(アルバイター)」のシステムが起動

伊藤詩織の『Black Box』を採り上げて、考えたことを5回のメルマガで配信した。
また、その都度、メルマガの一部ではあるが、ブログ『兵頭に訊こう』にも掲載した。

11月10日 狩りの日 (1)

11月12日 伊藤家の誇れる長女 (2)

11月13日 どんでん返し (3)

11月15日 中世の日本司法 (4)

11月17日 「準強姦」と安倍側近との接点 (5)

11月12日(日曜)は、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』でも配信し、またわたしのブログ『兵頭に訊こう』にもその都度アップしていたから、わたしが伊藤詩織の『Black Box』を書いていることは多くの人が知っていた。

そして11月15日に次のツイートをした。

横綱の日馬富士の傷害事件。
これは横綱の権威を汚したとか、進退の問題ではない。
態度が気にくわないとビール瓶で頭を殴り、さらに素手で30発、マイクに灰皿でも殴り続け、骨折・入院させた傷害事件である。
6週間の診断。
横綱を辞めたら一件落着ではない。
安倍政権下で無法者が増えている。

新聞記事の情報を元に書いた、このなんでもない普通のツイートが、14時間で7600リツイート。
11月19日の段階で1万回のリツイートを超えていた。
もちろん日馬富士の暴行事件に関心があってリツイートしているわけではない。
お仕事の人たちを使って、その筋が指示して、わたしをくさすためにリツイートしていたのである。

ちょうど東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアに広告費を支払って懐柔していく手法のネット版である。

1万回というと、驚くムキがあるかもしれないが、ワンクリック○円のアルバイトを稼いでも仕方がないから、複数のアカをもった個人が何百回もリツイートしまくっているのである。
あるいはその手のソフトを使っているのかもしれない。
すると荷担した人数はごく少数になる。

わたしにこの事象を採り上げられる方が、よほど影響力は拡大するので、こんな浅はかなことはやめるがよい。

中央で最初に指示した者は、日馬富士の暴力事件を「安倍政権下で無法者が増えている」と結びつけたことにいきり立った(喜んだ)のである。
ここに飛躍があるというのである。

人を批判するときは、その最深の高みで批判しなければならない。
こんな低みで批判すれば、バカにされるだけだ。
よほどわたしが苦手だったとみえる。

それで少し総括しておくことにする。

(1)140字のツイッター制約のなかで、ある種の省略、抽象化、飛躍は仕方がない。
さらにいえば、たとえ長大な論文でも、自明の前提が執筆者にあって、いちいち頭の空っぽな連中に、このエビデンスは、といった書き方は誰もしないのである。
また、日本の短詩型の文学は、この省略、抽象化、飛躍の卓抜によって輝いている。

(2)「安倍政権下で無法者が増えている」という状況については、わたしは森友・加計学園事件を中心に、伊藤詩織の『Black Box』も含めて、これまで何百のメルマガを書いてきている。

安倍晋三による国家・国政の私物化、身内びいき・縁故主義(ネポティズム)は、必然的に無法者の跋扈する泥棒国家・マフィア国家を実現する。
これがわたしの認識の原点にある。

ツイッターでは、わたしは原則的に、自分のフォロワーに向かって書いており、そこでは「安倍政権下で無法者が増えている」は自明の前提なのだ。

日本が人権無視の無法状態にあるのは、世界的な認識になっている。
おりしも、国連人権理事会の作業部会は、11月16日に、日本に対して3回目の、218項目もの勧告を発表した。
そのなかに、福島第1原発破壊に関する言及があって、安倍政権の被災者の命を守らない政策が批判されていた。

それを受けて、「国際環境NGOグリーンピース」が「2017/11/14 国連人権理事会の対日人権審査で、福島原発事故被害者の人権問題に懸念 ーー日本政府は勧告の受け入れを」という声明を出した。

2 官邸が恐れる伊藤詩織の『Black Box』

グリーンピース・ジャパンのシニア・グローバル・エネルギー担当のケンドラ・ウルリッチは「ドイツとベルギーは、原発事故の被害を受けた女性と子どもの権利の保護について、日本政府に対して厳しい質問をしましたが、日本政府はきちんと答えませんでした。

日本政府は、自らが署名している国際的な人権条約を守らず、福島の女性と子どもたちを犠牲にしています。
女性と子どもは、社会的、経済的な弱者であるだけでなく、放射線の影響を受けやすく、日本政府は、今すぐに、被害者とりわけ女性と子どもの人権侵害の状況を是正すべきです」と訴えました。

福島原発事故によって、国際的な公衆被ばく限度である年間1ミリシーベルトを上回る量の放射能に汚染された地域への帰還は、多くの人権問題を伴います。
日本政府は、2017年春にいわゆる「自主避難者」への住宅支援を打ち切り、2018年3月には、避難指示が解除された地域の賠償も打ち切ります。

これにより被害者は、経済的な理由によって、汚染された地域に自らの意思に反して戻らざるを得なくなる可能性もあります。
このような方針は、日本が締結している複数の人権に関する条約に違反しています。

ポルトガル、オーストリア、ドイツ、メキシコは、日本政府に対して、原発事故被害者への経済面、健康面そのほかの支援の継続を正式に勧告しました。
ドイツは、年1ミリシーベルト基準を帰還政策で採用するよう求めました。
これは2012年に来日した健康の権利特別報告者の報告にも沿っています。

国際民主法律家協会(International Democratic Lawyers)代表で、国連人権理事会担当の弁護士ミコル・サヴィア氏は「国際社会は日本政府に対し、原発事故被害者の人権、特に女性や子どもの権利侵害に対処するよう要請しています。

私たちは、日本政府が勧告を受け入れ、その帰還政策を改めるよう強く求めます。
被害者は、住宅支援や賠償の打ち切りによって、汚染地に帰るか、貧困に直面するかという選択を迫られています。
これは国際的に見ても人権侵害にほかなりません」と語りました」(「国際環境NGOグリーンピース」)

これが安倍政治に対する世界の共通認識だ。
福島に対して恐ろしい人権侵害、人体実験が行われている。
それを東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアが批判しないために、国民は無知の加害者にされている。

(3)わたしに、もっとも関心があったのは、わたしに対して「安倍官邸 — 電通 — ネット監視会社 — ネトウヨ(アルバイター)」のシステムが起動したタイミングである。
それは、間違いなく、伊藤詩織の『Black Box』を書き始めたからだろう。
それだけ官邸お抱えレイピスト山口敬之の「準強姦」もみ消し事件は大きいのだ。

ここでは無法者は山口だけではなかった。
政治・検察・警察・「記者クラブメディア」といった権力が、打って一丸となって山口無罪に動いていた。
「記者クラブ」メディアが関わらないわけだ。

政権とメディアといえば、『Black Box』には、知人のジャーナリストが詩織に対して、「政府サイドが各メディアに対し、あれは筋の悪いネタだから触れないほうが良いなどと、報道自粛を勧めている」と語るのが紹介されている。

また、伊藤詩織は、「検察審査会の結果が出た後、何人かのジャーナリストから、次のような「噂」を聞いた。

防犯ビデオの映像を見たけれど、彼女は普通に歩いていた。
タクシー運転手の証言には、彼女が自分で吐いたものを自分で片付けていた、とあった。
だから、彼女には最後まで意識があったんじゃないか」。
そういう声があって不起訴相当の議決が出たのだ、と話している新聞記者がいる、と」書いている。
要は合意を洗脳しているのだ。

もう5回も書いたので、ここでは細部は語らないが、『Black Box』を読んだ者は、タクシー運転手がその逆のことを語っていることを知っている。
まったくのデマである。
官邸サイドとメディアとが一体となって、不起訴相当の正当化をデマによって謀っているのだ。

以上の3点を総括しておけば、いまのところ十分だろう。ここで兵頭をやっつけておかないと、国会で伊藤詩織の『Black Box』でも取りあげられたら適わない、と思ったにちがいないのである。

日米両国とも極端な格差社会に向かっており、それを批判する力もメディアから奪われている。

メディアの退廃と国民の不幸とは、同時並行して進んでいる。

・・・・・・・・・━━━━━━☆

※メルマガのご案内

こんにちは!

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信している兵頭と申します。

2011年10月1日より『兵頭正俊の優しさ出前』(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を配信しております。
実質、週に4回の配信になります。

わたしの強みは、商業ジャーナリズム、「記者クラブ」メディアから自立していることから、政権にも企業にも遠慮なく真実を語る位置を確保していることです。

わたしは若い頃に吉本隆明の『試行』に作品を発表していました。
この『試行』自体が、そのような問題意識に貫かれた同人誌でした。
位置のとり方の大切さはわかっております。

また、教師をやっていたことから、わかりやすく表現することには通じており、多くの読者の方からわかりやすいという声を聞いています。

優れた情報と、新しい状況の分析・とらえ方を提供します。
そして、「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

確かに、わたしはテレビなど晴れがましい舞台には出ておりません。

しかし、わたしの書いた文章は、グーグルの検索でもあちこちで上位に出ております。

ツイッターでは3万を超えるフォロワーに支持されており、無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』は殿堂入りを果たしております。

価格以上の価値があると自信があります。
ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用と、内容は同じ 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。
(体調を崩したとき、それに正月や5月の連休、お盆には、お休みをいただきます)

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、メルマガの一部であり、ブログ用に編集してあります。
© GIHYO