わたしたちを取り巻いている政治状況は厳しい。しかし絶望も諦めもできない条件のもとにわたしたちは生きている。

それは、福島原発事故という、世界史に残る、そして地球的な規模で環境を今も破壊し続けている事故を起こした同時代に生きているからだ。

つまりわたしたちは、おのがじし、後世代によって、もっとも批判さるべき大人たちである。

もちろんわたしは、原発に反対し行動しなかったということで、すべての大人には責任があり、だから大人の世代は汚染された食品を食べろ、とはいわない。

この種の思想は、社会的人間の生活のありようについて、考察が乱暴すぎる。

責任を問われるべきは、日本に原発推進を命じた米国であり、それに唯々諾々と従ってきた、自民党を中心とする政治家・官僚・財界・学者・マスメディアといった、いわゆる原子力村の住民たちである。

一般の庶民は、原発の危険性どころか、いつ54基もの原発が日本列島を囲んで建設されたか、知りもしなかったのである。

わたしたちの生活の現実は、朝起きては急いで家を飛び出し、職場で、働き、闘い、夜はくたくたになって帰宅する。1時間テレビを見られたらいい方で、死んだように布団に潜り込む。

とにかく過酷な労働環境のなかで、原発の危険性など、日常の思考に入ってこない現実になっていたのだ。

第一、「記者クラブ」メディアが国民に知らせないように洗脳・誘導しているなかで、どうして責任など負わなければならないのだ。すでに原発は収束し、安全だと思っている人が多いのである。

このような思想は、ストイックに見えて、狡猾な自己正当化に結びつく。国民全体を加害者にし、責任を負わせることによって、逆に原子力に関わった人間すべてを相対的に免罪するのである。

もちろん、敬愛すべきわたしのメルマガの購読者諸氏は、消費税増税廃止(凍結)、反(脱)原発、TPP参加反対の行動をとられたと思う。後世代も、正しくそういった人々がいたことを認識するものと思われる。

批判さるべきは、賛成して「民・自・公・国+みん・維新」の、対米隷属で既得権益支配層に仕える第1極の政治家であり、それに投票した人たちである。

子供たちに、後世代に大きな責任を背負うべきはその人たちである。

ただ同時代に生きているから、そのように1%の原子力村の住民と、99%の国民とを分けられるのであって、何十年か後の世代は、大きな批判の投網で一括りにするであろう。

ところでわたしたちは、政党を通じて、政治的にこの状況を打開しなければならない。

今のところ、生活の党、社民党、共産党、みどりの風等が、わたしたちの希望を実現してくれる可能性をもっている。

そのひとつの、生活の党の第1回定期大会が、本日(1月25日)に開かれた。

わたしが生活の党に注目するのは、体制から出たリベラリズムの、改革の政党であるからである。端的にいうと、もっとも早く政権をとる可能性がある、改革の政党であるからだ。

既得権益支配層から見ると、それだけ危険な位置をこの政党は占めており、いかに小粒であっても狙われ続けるということになる。

今回の惨敗の結末は、当落を超えて相当に精神的に堪えたと思われる。しかし、団結心は強く、本気度はかえって強まっているようだ。

定期大会の前日(24日)、小沢一郎は、『ニコニコ動画』のブロマガ「夏の参院選は反転攻勢の第一歩」のなかで、要旨、次のようなことを語っている。

日付けは1月24日で、この日は、生活の党結党大会の前日になることから、ほぼ最新の小沢一郎の考えを知ることができる。

1 今夏の参院選で、自・公が参議院でも過半数を獲得し、さらに自・公にすり寄る勢力を加えて3分の2以上の圧倒的多数となると、自・公は憲法改正だけではなく、何でも思う通りにできる政治状況ができる。

2 安倍政権では、国内の複雑な諸問題と国際的な緊張・変化にうまく対処できるのか大いに疑問である。

3 好き勝手にやらせないために、私たちは夏の参院選を、私たちの反転攻勢の第一歩にする。

4 現在の生活の党の状態は、民主党と自由党の合併前の状況に戻った形である。私たちはその厳しい状況の中で、政権交代を目指して頑張り、3年半前に政権を獲得した経験がある。

5 日本維新の会には、自民党の古い体制につながる、あるいはそれに協力する姿勢がみえる。これでは、日本維新の会と候補者を一本化するのは難しい。

6 それ以外の政党で、自民党とは一線を画する、自民党とは違う政治の実現を目指すという政党の間では、候補者の統一は可能だ。

7 たとえば民主党やみんなの党と、同じ戦列に並んで候補者を立て、選挙戦を戦うことは可能だと思っている。
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さて、本日(1月25日)、東京千代田区の憲政記念館で、10時から生活の党の定期大会が開かれた。

注目は、反転攻勢の戦略がどのように語られるか、である。権力にすり寄る維新は論外として、民主党・みんなの党にどう対応するのか。

党大会に先立って両院議員総会が開かれた。そのなかで森ゆうこ前代表が、両院議員総会で辞意を表明し、小沢一郎を新代表に推挙した。

続いて開かれた大会で、出席議員の拍手で小沢の代表選出が承認された。

定期大会で新代表が小沢一郎に決まり、それを受けて小沢の挨拶があった。

この挨拶のなかで、小沢は新代表を引き受ける悩みを語っている。これは珍しことだ。

衆議院選挙の惨敗を受けて、小沢としても内心忸怩たるものがあって、どうしても触れざるを得なかったのだろう。

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