1月28日の甘利記者会見は、現在の日本の政権と記者クラブの蜜月を露出するものであった。

記者会見は、さながら甘利明の「ゲスの極み」の独擅場と化していた。多くの国民が、いや野党も含めて心の隅で気の毒な人だ、甘利は悪い人じゃないと思ったことだろう。

記者会見を見ながら、まだアホノミクスが生きており、TPP交渉が、国益を守った優れた交渉だったとみなされている会見場の雰囲気に、すっかり驚かされた。せめて日本が世界で一番遺伝子組み換え作物を食べさせられており、今後、TPPによって雪崩のように危険な作物が入ってくるという危機感ぐらい会見場にあるかと思ったが、何もなかった。

(「秘書のせいとの責任転嫁は、わたしの生き様に反する」。ああ、気持ちいい。ゴイムを相手の「ゲスの極み」の記者会見)
(「秘書のせいとの責任転嫁は、わたしの生き様に反する」。ああ、気持ちいい。ゴイムを相手の「ゲスの極み」の記者会見)

国を売って、犠牲の人を演じきれるということは、それだけ東京の大手(「記者クラブ」)メディアが無知で堕落しているということである。国民は真実を知らされていないのだ。

売国が完成した時点で、自分たちの堕落の正体を体現していた秘書たちを処分すれば、甘利明自身は、ダメな秘書をもった気の毒な犠牲者、愛国の国会議員と見せかけることができる。

売国奴の目的は正反対のところにあり、TPPで国を売り、最後の調印者から自分の名前を外すところにこそあった。愚かなゴイム、支配下に置いたメディアをだまして、すべては甘利明の思うように展開している。

確かに議員辞職したところで、すぐに選挙はあり、簡単に復帰してくるだろう。

それでも、野党は甘利明を議員辞職に追い込まなければならない。「小選挙区だから、怪しい奴とも付き合う必要」などと、もっとも怪しい男にけむに巻かれて引き下がるのでは、あまりにも酷すぎる。そのためには参考人招致が必要だ。甘利明の2人の秘書、それに一色武の参考人招致はどうしても実現しなければならない。

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それにしても、甘利のふたりの秘書はヤクザそのものだ。

甘利の政策秘書・鈴木陵允「あんたたち、俺たちの顔立てるっつったよな、わかんなかったの?」(UR職員に対して)

甘利の公設第1秘書の清島健一「大臣もこの案件については知っているんで、こっちもちゃんと返事を返さなくちゃいけないんですよ」(URの総務部長を呼びつけて)

こういった言葉、恫喝、手法は、日頃の延長上に出てくるものだ。そして、もちろんこういった「政治」を秘書がやっていることも、甘利明を含めて複数の支持者たちは知っていたのである。 国政にかまけて知らなかったなどけっしてありえない。「大臣もこの案件については知っている」からこそ、大臣室で一色に甘利は会ったのである。

一色武が情報を持ち込んだのは東京の大手(「記者クラブ」)メディアではなかった。この一色の判断は正しいであろう。もし東京の大手(「記者クラブ」)メディアに情報を持っていけば、自民党にそのまま情報が筒抜けになり、逮捕されていた可能性が高い。

自民党は、徹底して米国による日本支配のための政党である。甘利明で国を売り、今度はミスターATMの石原伸晃である。いくらでも好きなだけ日本国民の財産をあげます、ということなのだろう。

(自民党のミスターATM 「金目でしょ」)
(自民党のミスターATM 「金目でしょ」)

米国は、日本の富(税金)を収奪し続けるつもりだ。そのひとつは、日本を軍事国家にして永続的に米国製兵器を買わせ続けることだ。そのための尖閣諸島であり、中国脅威論なのである。

『JBpress(日本ビジネスプレス)』(2016年1月27日)に「衝撃のシミュレーション「中国は5日で日本に勝利」 米ランド研が警告、米国は尖閣に関わるな」という記事が載っている。一度は読んでおくべき論文なので、今回、採り上げることにした。

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「軍事問題におけるリアリズムの観点からの分析で知られる米ランド研究所。彼らがシミュレーションを実施したところ、日本は尖閣諸島をめぐる中国との戦いにおいて5日間で敗北し、手も足も出なくなるというのです。

そして、彼らの出した結論は、「不毛の島」(尖閣諸島 注 : 兵頭)を巡る日中の争いは最終的に米中戦争を引き起こす可能性が高いので、米国は無視するべきというものでした。

このシミュレーションを取り仕切ったのは、ランド研究所の上級アナリスト、デヴィッド・シラパク氏です。彼は中国の軍事問題やウォーシミュレーションの権威として知られています。

シラパク氏は30年以上も米国の将校と外交官のために精緻なシミュレーションを作成してきました。昨年発表した、中国のアジア各地の米空軍基地への攻撃能力の増大についての彼も関与した報告書は、日本の安保研究者の間でも高い評価を受けています」

最初にわたしの方で種明かしをしておくが、これは日本に高価な米国製兵器を延々と買わせ続けるための論文になっている。しかし、状況判断とプロセスは的確である。非常にリアルで洗練された、優れた論文であることはまちがいない。さすがはランド研究所の上級アナリスト、デヴィッド・シラパクである。

米ランド研究所の出した結論は、尖閣諸島を巡る日中の争いは最終的に米中戦争を引き起こす可能性が高いので、米国は無視するべきというものである。

米国は日本を助けない。このことは、何度も『兵頭正俊の優しさ出前』で書いてきた。それが米国のシンクタンクのストレートな提言として出てきたのである。

このあと、5日間で日本が中国に敗北するまでのシミュレーションが続くのだが、紙幅の都合で割愛する。非常にシリアスな展開が書かれているので、購読者の皆さんは、ぜひとも読んでいただきたい。メルマガの終わりにリンクを張っておく。

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5日間の日中戦争のシミュレーションのあと、ランド研究所は、5つの結論を導き出す。

「第1に、同盟には「巻き込まれる」という危険な面もある。

第2に、対日防衛義務の多くは履行するのは難しい。ミサイル防衛は不可能ではないが、中国の膨大なミサイル保有量を考えれば難しく、日本は脆弱である。

第3に、中国の大軍拡および彼らの新しい戦争方法は全てを変えた。今の中国には現代的な海軍、多数の強力な弾道及び巡航ミサイル、効果的な空軍、洗練された無人機がある。10年前の日本ならば単独で尖閣諸島を防衛できただろうが、今や時代は変わった。

第4に、今や米空母は中国の対艦ミサイルに対して脆弱な存在である。

第5に、日米中におけるナショナリズムは事態を悪化させ、政策決定者の選択肢を奪うという意味において非常に強力であり、致命的な存在である。

そして、シラパク氏は「米国が日中間の尖閣諸島をめぐる戦いに関与することは、特大の戦略的な失敗でしかない。尖閣諸島における危機管理の最高の手段は、無視することなのかもしれない」と結語します」

こういった直截で正直な、国益に沿った見解をわたしは好む。日本人に、もっとも欠けているものだ。「第1に、同盟には「巻き込まれる」という危険な面もある」などとは、なかなか日本人にはいえないものだ。しかし、正直な意見でもあるのである。

「第2に、対日防衛義務の多くは履行するのは難しい」とする。そして「ミサイル防衛は不可能ではないが、中国の膨大なミサイル保有量を考えれば難しく、日本は脆弱である」とする。しかも「今や米空母は中国の対艦ミサイルに対して脆弱な存在である」のだから、日本は米国を頼っていてはダメである、もっと米国製兵器で軍備拡張をしなければならない、という展開に、少なくとも単純な日本安保村は辿り着く。

重要なのは、「第5に、日米中におけるナショナリズムは事態を悪化させ、政策決定者の選択肢を奪うという意味において非常に強力であり、致命的な存在である」と分析していることだ。これは一度ナショナリズムに火がついてしまうと消せなくなってしまうということである。

そう考えると、「米国が日中間の尖閣諸島をめぐる戦いに関与することは、特大の戦略的な失敗でしかない。尖閣諸島における危機管理の最高の手段は、無視することなのかもしれない」という結語は正しいだろう。

と同時に、日本にとっても正しいのである。だから日本の先哲も尖閣を棚上げしてきたのだ。これからの日本は護憲の立場に立ち、平和国家を守るのが正しい。それが賢い選択であり、戦略的な成功に結びつく。

衝撃のシミュレーション「中国は5日で日本に勝利」

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