(謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

たったひとりの男の登場で、かくも時代が変わるということは、政治家を筆頭に、いかに日本民族の政治的民度が低いかを物語っています。

米国の指示に従って、米軍産複合体と日本軍需産業の金儲けのためなら、日本を攻撃もせず、敬意すら抱いている外国を侵略する時代の幕開けです。

悪い時代ですが、せめて今年が皆様によい年になりますように。

今年もよろしくお願いいたします)

日本国内でも世界でも、偽旗事件などさまざまな謀略が駆け巡っている。その情報は簡単にネットから手に入る。難しいのは、その謀略を見抜いて真相に至るわたしたちの判断だ。

今年の世界は、

(1)プーチンがどのようにシリア問題を治めるか

(2)プーチンの中東政策に米国の新大統領がどのように切り込み、崩すか

(3)欧州の危機(ギリシャ問題、難民問題、英国のEUからの離脱など)をメルケルがどのように裁いていくか

大きく分けると、この3点を巡って展開する。

この3点への的確な評価・判断・見通しをもっていることが何よりも大切である。

また、中国経済の危機、米国・日本のデフォルト、ISISテロのグローバル化、東シナ海、南シナ海での日中の衝突、原油危機などが、上記の3点に深く関わってくるだろう。

国内的には、原発再稼働、辺野古の米軍基地建設、消費税増税、TPP、憲法改悪など戦争に向けた様々な法制度の整備がテーマに上り続ける。このどのひとつをとっても、国民に幸せをもたらすものはない。米日1%のさらなる富の増蓄のために、日本の99%に不幸をもたらすものばかりだ。

今日のメルマガでは、3大テーマのうち、「(2)プーチンの中東政策に米国の新大統領がどのように切り込み、崩すか」のテーマを考えてみる。

今のところ、米国の奥の院(イルミナティ)は、支援する新大統領をブッシュからヒラリー・クリントンに切り替えたようである。米国の選挙戦は、まだ予断を許さない。しかし、少なくともヒラリーが途中脱落することはなさそうだ。したがって、今日のメルマガはヒラリーを採り上げる。

((ヒラリー)「大胆な野望を掲げるイスラム国は、奥行きと能力を備えた集団だ。われわれはこの集団の勢いを食い止め、背骨を折らねばならない。われわれの目的をイスラム国の抑止や封じ込めではなく、彼らを打倒し、破壊することに据える必要がある」)
((ヒラリー)「大胆な野望を掲げるイスラム国は、奥行きと能力を備えた集団だ。われわれはこの集団の勢いを食い止め、背骨を折らねばならない。われわれの目的をイスラム国の抑止や封じ込めではなく、彼らを打倒し、破壊することに据える必要がある」)

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ヒラリー・クリントンは、「封じ込めではなく、イスラム国の打倒と粉砕を」のなかで、次のように書いている。

「イスラム国(ISIS 注 : 兵頭)はイラクとシリアの支配地域、中東を越えたグローバルな関連組織を含む国際テロネットワーク空間、急進派ジハード主義のイデオロギー運動という、相互に支え合う三つの領域で活動している。われわれはこの三つの領域の全てで、彼らを追い詰め、打倒しなければならない。

大胆な野望を掲げるイスラム国は、奥行きと能力を備えた集団だ。われわれはこの集団の勢いを食い止め、背骨を折らねばならない。われわれの目的をイスラム国の抑止や封じ込めではなく、彼らを打倒し、破壊することに据える必要がある。

(中略)

目の前にいる敵との戦争だけでなく、根深いルーツをもつ彼らのイデオロギーとの戦いは長期的なものになり、容易には決着しない。

アメリカのパワーのあらゆる側面を動員し、この世界的な戦いを主導しなければならない。

われわれの戦略には次に指摘する三つの要素が必要になる。

(1)シリアとイラクを中心とする中東地域でのイスラム国勢力の打倒。

(2)テロリスト(のリクルート)、テロ資金、プロパガンダ領域での活動が必要とするテロインフラの破壊、そして

(3)内外の脅威に対するアメリカと同盟諸国の防衛体制の強化だ」(『Foreign Affairs Report』2016 NO.1)

最新のヒラリーの中東政策である。この政策を訴えて彼女は選挙戦に臨むので、当選したらこの政策を実施することになる。というか、より過激なものになる可能性が高い。

ヒラリーは、ISISを、三つの領域で「追い詰め、打倒しなければならない」と明確に語っている。それは、イラクとシリアの支配地域であり、中東を越えたグローバルな関連組織を含む国際テロネットワーク空間であり、急進派ジハード主義のイデオロギー運動である。

ISISの「勢いを食い止め、背骨を折」り、「目的をイスラム国の抑止や封じ込めではなく、彼らを打倒し、破壊することに据える必要がある」と書いている。これは、実質的にはオバマ中東戦略への決別であり、米国戦争屋の期待に大きくにじり寄るものだ。

その戦いは「長期的なものになり、容易には決着しない」というのは、米軍産複合体の利益に合致したものだ。米国が中東に居座り続けることによってのみ、さまざまな権益を得るからである。

(以下、長いのでメルマガの一部だけ公開します。

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ヒラリーの戦略は具体的である。「世界的な戦いを主導しなければならない」とし、その戦略には、「(2)テロリスト(のリクルート)、テロ資金、プロパガンダ領域での活動が必要とするテロインフラの破壊」が必要だとする。

しかしながら、ISISをイラクの米軍監獄で作ったのは、CIA、MI6(エムアイシックス)、モサド(すべてイルミナティの実践部隊)である。したがって指導者バグダディを初め、ISISの幹部クラスは、米国軍産複合体・英国・イスラエル・国際金融資本の指示に従っている。

ISISの最終的な狙いは、シリアのアサド政権打倒(あるいはシリアの混沌)とイラン弱体化(あるいはイランの混沌)である。つまり米国の利権確保やイスラエルの安全がミッションになる。

もちろん、ISISの幹部と末端の兵士たちとの間には、意識の乖離がある。ヒラリーが「急進派ジハード主義のイデオロギー運動」「根深いルーツをもつ彼らのイデオロギー」といったものは末端の兵士のなかに生きているのであって、米国などに育成された幹部クラスの意識ではない。

ヒラリーが「(3)内外の脅威に対するアメリカと同盟諸国の防衛体制の強化だ」といっているなかには、当然、傭兵としての自衛隊が含まれている。

さらに米国の奥の院イルミナティの目的は、中東紛争にロシア・中国を巻き込み、第三次世界大戦にもっていき、その後に世界統一政府を樹立することである。

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そして第三次世界大戦の最大の危険性は、ヒラリーの政策に明確に顕れている。彼女は前掲論文のなかで書いている。

「この目的のためにも、オバマ政権が承認している米特殊部隊のシリアへの派遣を直ちに実施し、より多くのシリア人がイスラム国との戦いに立ち上がるにつれて、特殊部隊をさらに増派していくべきだ。

反体制武装勢力への支援も強化し、地上戦に貢献できる特殊部隊の派遣を含めて、アラブやヨーロッパのパートナーからの支援を、われわれの支援と連動させなければならない。

アサドがこれ以上民間人や反体制派を空爆で殺戮するのを阻止するために、反イスラム国有志連合のパートナーや近隣諸国とともに飛行禁止区域を設定すべきだろう。有志連合メンバー国が地上にいる反体制派を空から支援して安全地帯を形作れば、国内避難民もヨーロッパを目指すのでなく、国内に留まるようになるだろう。

(中略)

(アサドを支援する)ロシアとイランは、「悪辣なシリアの独裁者をいくら支援しても安定はもたらせない」という事実を受け入れるべきだろう。

残念なことだが、ロシアのシリア介入は、むしろ、事態を悪化させている。とはいえ、紛争の解決に向けてロシアが果たせる重要な役割もある。すでにわれわれは、「シリア領土の一体性を擁護し、あらゆるシリア人の権利を守ることで宗派対立をなくし、主要な国家制度を温存することで」シリアの未来を切り開くために、ロシアと強調していく用意があるとモスクワに伝えている。アサド体制を終わらせる政治移行に対する代替策は存在しない」

ヒラリーは、特殊部隊をさらに増派していくべきだ、と書いている。端的にいって、この特殊部隊の政治的意味合いは、米兵の死者をなくして、戦争を遂行する特殊な部隊ということになる。ドローンと同じ発想から生まれている。

傭兵としての自衛隊も、米兵の戦死をなくすために、現地ではこの特殊部隊の指示を受けることになろう。

重要なのは、この論文のなかで、ヒラリーが、「アサドがこれ以上民間人や反体制派を空爆で殺戮するのを阻止するために、反イスラム国有志連合のパートナーや近隣諸国とともに飛行禁止区域を設定すべきだ」と書いていることだ。

これは、もしヒラリーが新大統領になったときに、もっとも不吉で危険な政策になる。なぜならロシアは有志連合に加入しておらず、シリア内にロシア軍の陣地を構えているからだ。もし、米国主導で飛行禁止区域を設定した場合、最悪の場合、ロシアの飛行機は自由に飛び立ってISISなどを空爆できないことになる。

United States (2)

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