99%は棄民の対象。1%だけ幸せになればよい。安倍晋三はそのように考えているのだが、これは外国にも適用される。

これまでシリアからの難民は約400万人にも及ぶ。難民に冷たい日本の悪評は世界に知れ渡っていて、たった60人ほどしか難民申請がなかった。しかも認定されたのは1家族3人だけ。ほんとうに弱者に冷たい国である。

(シリア難民は約400万人。難民に冷たい日本へは、たった60人ほどが難民申請。認定されたのは3人だけ。それでもこのバッシング。企業が宣伝のために渡したのでは? 効果は大いにあったわけだ)
(シリア難民は約400万人。難民に冷たい日本へは、たった60人ほどが難民申請。認定されたのは3人だけ。それでもこのバッシング。企業が宣伝のために渡したのでは? 効果は大いにあったわけだ)

難民に認める場合も、数年待ちにしたりする。とにかく難民に冷たい悪評を立てて、申請希望者が出ないようにしているようだ。

『毎日新聞』によると、「日本政府が昨年認定した難民は11人。審査件数に対する認定率は0・3%で先進国で最低水準。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、昨年の世界平均は27%」ということだから、極端に冷酷である。

はすみとしこの、ヘイトイラストも出るべくして出てきたといえよう。

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広義の難民問題については、とりわけ日本の被曝難民が、すでに多くの国で受け入れてもらっている。その数は増加の一途を辿っている。日本は外国難民を受け入れないが、あなたの国では日本難民を受け入れて、という傲慢と無知に気付くべきだ。

それに今後、自衛隊の海外での戦争が、国内原発への反撃を招き寄せ、大量の難民を生み出す可能性がある。難民問題には、明日はわが身、といった想像力が欠かせないのである。

今日は、中東を背景にしたキッシンジャーを採り上げてみる。

『The Liberty Web』に「対立するアメリカとロシアに、キッシンジャーが苦言」が載っている。

「中東のシリアでは、現在、「アサド政権」「一般市民を含む反アサド武装勢力」、そして「イスラム国(IS)」などが入り乱れて戦闘を繰り広げ、多くの犠牲者が出続けている。

このシリア問題をめぐって、立場が異なるアメリカとロシアに関して、国際政治学者ヘンリー・キッシンジャー元米国務長官がこのほど、米ナショナル・インタレスト紙上で興味深い考えを示した。

(中略)

米露関係がここ数年悪化している原因の1つに、ウクライナにおける対立がある。

2014年2月、当時、親ロシアだったウクライナのヤヌコビッチ政権が、親欧米派の人々の手によって倒された。その後、欧州連合(EU)や北大西洋条約機構(NATO)への加入を提唱する、親欧米政権が誕生したことに対して、ウクライナ南東部に住む親ロシア派の住民が反発。ロシアはこれらの住民を支援するために軍事介入を行った。

これを見たアメリカ側は「プーチン氏は、ウクライナ内戦を口実に『旧ソ連』を再建しようとしている」と分析した。

(中略)

しかし、キッシンジャー氏は米ナショナル・インタレスト紙で、こうした見方に対して異を唱えている。

プーチン氏は『ロシアは西洋文明の一部である』ことを証明するために600億ユーロを使ってソチ・オリンピックを成功させた。そのわずか一週間後に、プーチン氏が率先してウクライナ紛争を作り出したと考えるのは不自然すぎる」「プーチン氏はウクライナ情勢に引きずられて反応したに過ぎない

また、こう指摘する。「問題は、欧米側がウクライナをEUやNATOに加入させようとしたことだ。ナポレオンやヒトラーに侵略されたロシアにとって、ウクライナは重要な緩衝地帯である。ウクライナがNATOに加入し、ロシアの国境までNATOの影響力が及ぶことは、ロシアにとって許容できないことなのだ」。

そしてキッシンジャー氏は、「米露は協力し合うことができるはずだ」という。たとえば、ウクライナを軍事的に「どっち付かず」にすることで、「ロシア軍のウクライナ撤退」と「ロシアの安全保障」を両立させ、なおかつ、ウクライナの主権を尊重することができるというのだ。

また、米露両国とも、イスラム国を脅威と見なしているため、共闘は可能であり、いずれはアサドの退陣を視野に入れた交渉も可能だという。

確かに、アメリカは、いまだに米ソ冷戦時のロシア観を引きずっており、ロシアが取る自衛行動すら脅威と見なす傾向がある。しかし、ウクライナにおけるロシアの行動を「自衛」と見なすことで、両国が協力し合える可能性が出てくる。

米露が、新たな考え方で歩み寄ることは、世界の安定のために必要なことだろう」

(以下、長いのでメルマガの一部だけ公開します。

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ここでキッシンジャーがいっていることは、すでにわたしがメルマガで展開してきたことと基調は同じだ。

ロシアが、強制的に軍事力でクリミアを併合したというのも、ウクライナへ領土的野心があるというのも、西側の創った物語にすぎない。

キッシンジャーは、米露の、対ISIS共闘も、そして将来のアサド退陣を視野に入れた交渉も可能だという。

しかし、それをいう前に、ロシアの、シリア領内におけるISIS攻撃は、シリア政府の許可を受けた合法的なものだということを押さえておく必要がある。しかもロシアは米軍にまでISIS攻撃を予告している。

それに反して、米欧のシリア領内のISIS攻撃は、シリア政府の了解を得ていない無法なものである。西側のメディアは、そしてキッシンジャーも、そのことには触れない。

ロシアは、わずか3日間の空爆で、ISISの40%近い軍事力を破壊した。それは米軍が1年半もかかって実現できなかった成果である。これは、もちろん米軍のISIS攻撃が、攻撃するフリをしたアサド攻撃であり、ISIS支援だったためである。

つまり今回のロシアによるISIS攻撃は、本気の、本物の攻撃であった。その戦果によって、米国のISIS攻撃は偽物の攻撃だったことが暴露されてしまったのである。

ウクライナ紛争を作り出したのも米国であり、ウクライナをEUやNATOに加入させることで、ロシアを追い込んでいったのも米国である。ウクライナがNATOに加入することは、たとえば米国と国境を接したカナダやメキシコに、米国を睨んだミサイルが林立する現実が出現するのと同じである。けっして米国は許容しないだろう。

「米露は協力し合うことができるはずだ」というキッシンジャーの発言を首肯したいが、そうもならないようだ。
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米国には三つの頭がある。

ひとつは大統領と国務省を中心とした、ハレ(晴れ)の頭である。これは対中、対露戦争を忌避する頭であり、米露協調の可能性を語るキッシンジャーもこの頭である。

ふたつ目の頭もハレ(晴れ)の頭であり、それは「米国軍産複合体・イスラエル」である。ジャパンハンドラーはこの頭の日本における手足であるが、このふたつ目の頭に軍事国家の日本も入りつつある。

三つ目の頭は、ふたつの頭の背後にあって、米国を陰で支配し、操っている。それはケ(褻)の頭であり、国際金融資本であり、具体的には、ロスチャイルドやロックフェラーら、シオニズムのグローバリスト、ワン・ワールド主義者、世界統一政府の樹立を志向する頭である。

キッシンジャーの語る、ウクライナを軍事的に中立の状態にして、「ロシア軍のウクライナ撤退」と「ロシアの安全保障」を両立させ、なおかつ、ウクライナの主権を尊重する、という考えを、ふたつ目と三つ目の頭が首肯するとはとても思えないのである。なぜなら、この第二と第三の頭は、ともに戦争をビジネスと捉え、経済を回していく頭だからだ。

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