橋下徹の存在理由が、自公に対立する野党潰し、とりわけ小沢一郎潰しにあることは、これまでもわたしは折に触れて書いてきた。また、欠陥機オスプレイの危険性についても、わたしは早くから指摘してきた。

そのふたつとも現実のものとなって、あちこちで論じられ始めてきた。遅きに失した感があるが、白日のもとにさらされ、お花畑にまで情報が届くのはいいことだ。

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『読売新聞』(5月20日)が「看板政策の「大阪都」構想の頓挫によって、重大な危機を迎えている。早急に体勢を立て直さなければならない」という社説を書いている。もう御用メディアの本性をなりふり構わず顕(あらわ)して、露骨そのものである。

「政権には、是々非々の立場で臨む。現実的な対案を示し、建設的な論戦を仕掛ける。維新の党は、そうした「責任野党」の路線を堅持すべきである。反対一辺倒に陥りがちな民主党との差別化を図ることにもなろう。

松野執行部は、安全保障関連法案への見解をまとめることが急務である。安保環境の悪化を踏まえ、日本と世界の平和を確保するため具体的な処方箋を示すべきだ。

維新は、道州制の実現など、統治機構改革が中心の憲法改正を主張している。国会での改正論議の活性化に向け、主導的な役割を果たしてもらいたい。

維新の党首交代は、政界全体の構図にも微妙な影響を及ぼす。

安倍首相や菅官房長官は、安保政策や憲法改正の考えが近い橋下氏との連携を重視し、大阪都構想にも理解を示してきた。野党間の分断を図るとともに、与党の公明党をけん制する狙いがあった。

ただ、自民、公明両党内には、維新との協力に否定的な勢力が少なくない。一方、民主党は維新との共闘を目指している。

首相は、政権運営の戦略の練り直しを迫られよう」

「「責任野党」の路線を堅持すべき」と、CIAコードネームpodamを、かつてのトップにいただく御用メディアがいう。つまり維新は自民党二軍であり、その路線を堅持しろ、と御用メディアが指示しているのだ。

民主党を「反対一辺倒に陥りがち」と評しているのは、野党を分断するためである。維新も民主党も自民党二軍である。それでも安心できないのは、イデオロギー上の問題ではない。自公も御用メディアも、自民党二軍に既得権益を奪われることへの警戒心のためだ。

御用メディアが、維新の松野執行部に対して、安全保障関連法案への見解をまとめろ、といい、憲法改正で主導的な役割を果たせという。

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日本の御用メディアの本質は、敗戦以来、一貫して米国のメディアである。米国のロックフェラーは電通を抑え、東京の大手メディアを直接間接に支配している。そのため、維新に対して下知するような物言いも自然にできるのだ。

しかし、実はそのような生半可なものでもない。読売の正力松太郎の、CIAコードネームはポダム(podam)であったし、日テレのコードネームはポダルトン(podalton)であった。これはウィキペディアにも書かれている。

CIAは、『朝日新聞』の主筆だった緒方竹虎には、ポカポン(pokapon)というコードネームを付けていた。さらに、元CIA幹部のRobert Crowleyが遺した情報提供者リストには、これも『朝日新聞』主筆の船橋洋一の名前が残されている。

安倍晋三がさかんに東京の大手メディアと会食をやるのは、御用メディアに堕落させる意味もあるが、それ以上に親密な仲間内の宴の様相が濃いものである。

「安倍首相や菅官房長官は、安保政策や憲法改正の考えが近い橋下氏との連携を重視し、大阪都構想にも理解を示してきた。野党間の分断を図るとともに、与党の公明党をけん制する狙いがあった」という、あぜんとする正直な指摘も、もはや政治家や国民をばかに仕切った堕落の顕(あらわ)れである。

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大阪での橋下の敗北を受けて、醜悪な世代間対立の策謀が強化されてきている。

辛坊治郎が、テレビで「タダのバスとか地下鉄の切符を取り上げられたらたまんねー!っていう人たちが、もう圧倒的に反対派の方向にかじをきったというのが、結果」と暴言を吐いた。

まあ、西成区なんかは生活保護が極めて多いところということで、まっ、どっちかっていうと大阪でも、うーん、微妙な言い方をしますけれども、弱者と見られる人が多いところは反対が多数になったと

また、出口調査の結果では70歳以上の男女が共に賛成派よりも反対派が上回っている点を挙げ、「今回、圧倒的にこの結果をもたらしたのはこの層、70歳以上ですから」「大阪のやっぱこれからの世代の人たちはかわいそう」と発言。そのうえでこう言いきったのだ。

「やっぱ高齢者の方で、生活保護受けてて、いまの大阪市のゆるい生活保護基準だから生活保護受けられるけれども、きめ細かい行政で行政単位が小さくなって生活保護受けられなくなっちゃあ困るとか。

それからやっぱり大阪って長年、橋下徹が出るまで、市バスとか地下鉄、高齢者がタダだったやつを橋下徹が一部カネ払わなきゃいけなくなって、それだけでも腹立ってんのに、今後さらに市のタダのバス……若干払ってますけど、タダのバスとか地下鉄の切符を取り上げられたらたまんねー!っていう人たちが、もう圧倒的に反対派の方向に舵をきったというのが、結果ですね〜

そして、「間違いじゃないよな?」と報道局記者に同意を求め、カメラ目線で指し棒を振り回しながら「かならずこう言うとなあ(こういう話をすると)、おかしな反対派からな、おかしなクレームの電話くるんだけど、いいかげんにしろ! お前ら!」と吠えたのだ」(『RITERAリテラ』)

これは、無知なお笑い芸人のよた話なのではない。辛坊治郎といえば、御用キャスターのなかでも際だって下品なことで知られる。剥(む)き出しの権力の腰巾着であり、たしなみのかけらもない。

いずれにしても、かれの発言は完全な放送法違反である。放送の私物化である。

辛坊治郎の、極端なまでに橋下徹陣営に偏った報道の仕方は、公平を定めた放送法第1条並びに第4条違反である。

「第1条 この法律は、次に掲げる原則に従って、放送を公共の福祉に適合するように規律し、その健全な発達を図ることを目的とする。

1.放送が国民に最大限に普及されて、その効用をもたらすことを保障すること。

2.放送の不偏不党、真実及び自律を保障することによって、放送による表現の自由を確保すること。

3.放送に携わる者の職責を明らかにすることによって、放送が健全な民主主義の発達に資するようにすること

「第4条 放送事業者は、国内放送及び内外放送(以下「国内放送等」という。)の放送番組の編集に当たっては、次の各号の定めるところによらなければならない。

1.公安及び善良な風俗を害しないこと。

2.政治的に公平であること。

3.報道は事実をまげないですること。

4.意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること

橋下徹の大阪都構想は、大阪市民によって明確に反対され、否決されたのである。国民にそれを正確に伝えるのが、ジャーナリズムの基本的な義務であるばかりか、法的な義務なのだ。

「放送」は「不偏不党」でなければならず、「放送に携わる者の職責を明らかにすることによって、放送が健全な民主主義の発達に資するように」しなければならない。

ところが辛坊治郎がやったことは、反対が多かった70代以上に注目して、その理由を「タダのバスとか地下鉄の切符を取り上げられたらたまんねー!っていう人たちが、もう圧倒的に反対派の方向にかじをきったというのが、結果」とでっち上げ、侮辱したのである。よほど、引っかけられなかった70代以上が憎かったのである。

これほど主観的で思い上がった発言は、どんな権力の電波芸者でもやらないだろう。

「政治的に公平であること」「事実をまげないですること」「意見が対立している問題については、できるだけ多くの角度から論点を明らかにすること」が法律によって義務づけられている。

辛坊治郎は、70代以上の、反対理由が事実であることを証明しなければならない。もしできなければ、侮辱した大阪市の70代以上の有権者に謝罪し、辞職するべきである。

わたしにいわせれば、70代以上の、安保世代と全共闘世代が中心になって、大阪都構想のうそを見抜き、橋下が勝つと、改憲の動きに弾みがつくことを正確に見破って、子供や孫と、大阪の未来を守ったのである。

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