1 野田と橋下の無責任

現在の選挙は違憲状態で行われている。すなわち、最高裁が、衆議院の議員定数は違憲、と判決を下した状態のまま行われている。

違憲状態は野田の千葉4区がそのひとつだ。

自分の選挙区が違憲状態で、しかも落選しそうだというので、重複立候補して議席にしがみつく。こんな見識とプライドのない、野田のような男は滅多にいないだろう。

しかも民主党の壊滅を見越して、野田は連立の話まで考えている。この人物には非常に卑劣なものを感じる。

つまりこれは野田の品性が色濃く出た選挙であるといえよう。

まず野田は公約をまだ十分に実現できていない。

消費税増税はやらないといって政権を与えてもらったにもかかわらず、国民との約束を裏切った。その裏切りを、「決める政治」と胸を張っている。まことに愚かである。

さらに公約を実現するための時間が、まだ半年も残っている。早々に退散するのは、もともと実現する気がないからである。

いや、野田にはもう一点指摘しておかねばならないことがある。かりに任期を半年残して解散するとしても、自分から国民の信頼がまったく離れ去っていることはわかっているのであるから、せめて辞任して、新しい総理のもとで選挙を闘う。それもやらないのである。

自民党野田派といわれる所以だ。この真骨頂は、まさに壊滅的な敗北が予想される選挙に、自分を党の顔として臨んだことだ。

もうひとり状況のなかに無責任な政治家がいる。

日本維新の会の橋下徹である。

橋下は「日本語だったらベラベラ何も考えずに口から出任せでしゃべれるが、英語はだめ。すべては文科省の責任」(2011年)と記者団に向かって語っている。自分が、英語ができないのが文科省の責任なら、大阪の子供たちを成績が悪いと叱ることもできないように思われる。

橋下には、口から出任せに原発を喋ってもらいたくないものだ。

その橋下が、「普天間の県外移設だって、それこそ原発0にしたって、それを実行する際のデメリットは計り知れなく大きい」とツイートした。11月29日のことである。

だんだん橋下の化けの皮が剥がれてきた。橋下がTPPに賛成する理由がこれでわかる。橋下徹の正体は売国奴だ。

日本維新の会の背後にいる、小泉・竹中と世界観は完全に一致している。他者(国民)のことよりも、自分の個人的な損得で政治をやっているのだ。

平成24年11月29日の日本維新の会の政権公約「骨太2013~2016」には、「原発、30年代までにフェードアウト」と明記されていた。以下の通りである。

「4、エネルギー供給体制を賢く強くする

原発政策のメカニズム、ルールを変える

1:脱原発依存メカニズム(安全規制、使用済燃料の総量規制・乾式中間貯蔵、損害賠償のルール化)

2:過渡期マネジメント(市場メカニズムによる電力需給調整、廃炉、東京電力の破綻処理)

3:電力市場出回戦略(発送電分離、競争市場、再生エネルギー、コジエネレーシヨン)

脱原発依存

結果として、既設の原子炉による原子力発電は2030年代までにフエードアウトすることになる。

最小のエネルギー供給力で最大のパフオーマンスを上げる

新たなエネルギー供給。消費体制における技術・サービスイノペーシヨン

自然エネルギーをフル活用する国ヘ」
(引用終わり)

30日の日本記者クラブ主催の党首討論会で、維新・石原代表は、原発フェードアウト公約を「見直す」と明言した。

橋下も、石原と歩調を合わせるかのように、これは公約ではない、上の文章自体が、「政策実例」に書かれているような言い方をしていた。

ところが、現在の「骨太」から上の文言をこっそり削除していた。訂正の記者会見も開かずに、である。

こういうのがあるのだろうか。大々的にテレビも入った記者会見で公約の「骨太」を発表しておいて、その一部の削除をこっそりとやる。国民の多くは、削除されたこと自体を知らない筈である。
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このいい加減な橋下が、公務に専念せず選挙活動を優先しているのは不当だと、市民グループの住民監査請求を受けた。

それに対して橋下は逆ギレを起こし、反論をツイッターに投稿した。かれの12月3日のツイッターである。

「市長の仕事をもっとしろ! 選挙ばかりするな! とのご意見。選挙や政治がいかにバカにされているかの象徴。仕方ありません。日本の政治はその程度のものだったのでしょう。しかし政治、選挙は大阪市民にとって非常に重要なのです」

「まず大阪市役所は莫大なお金と人を費やして、東京事務所を設けそして市役所職員も足繁、霞が関に通っている。物凄い人件費と交通費がかかっている。大阪坂市の要望を霞が関に汲んでもらうために。しかし要望がかなわないことが多すぎる。市役所の職員がやってもダメなことを選挙で実現する」
(引用終わり)

逆であろう。橋下の選挙活動は、いかに大阪市民や市政がバカにされているかの象徴なのである。大阪市民などこの男に見下されているのだ。

橋下は大阪の市長である。この間、選挙をやったばかりである。大阪市民としては、その市長が公務を放り出して、全国を日本維新の会のために全国を走り回っており、その給料を自分たちの税金で支えている。

当然、面白くはないだろう。大阪市の政務を、大阪に張り付いてやってほしいと思う筈だ。

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