民進党(旧民主党)が政権交代の邪魔をしている。前回はまだ政権を獲ってから自爆による政権返上に走った。今回は政権を獲る前から、野田・岡田らの政権交代阻止が始まっている。

お子ちゃまたちに対しては、米国・官僚・自公・連合あたりからの指示も強まっているのではないかと思う。そこで持ち出された口実が、共産党や小沢アレルギーである。

何のための、誰のための野党なのか。

滑稽なことに、集会や講演でも、もっとも国民のアレルギーが強いのは民進党(旧民主党)である。それが自分のことは棚に上げて、お前と組むと票が減る、とうそぶく。何とも鼻白む光景だ。

最近は、参議院選挙では選挙協力するが、衆議院選挙ではやらないと、とんちんかんなことを口走りだした。その理由は衆議院選挙は「政権選択選挙」であるから、というのである。よほど1%からの制止がきついのだろう。

民進党(旧民主党)のヘタレは深化している。しかし、民進党にも優れた人材は少なくない。問題は、そういった政治家が、一部の例外的な政治家を除いて、執行部(民主党壊滅のA級戦犯)批判をしないことだ。

だからますます民進党は国民に見限られる。あるいは批判しても、自公を守っている東京の大手(「記者クラブ」)陰謀メディアが報道しない。だから大方の民進党のイメージは、A級戦犯で塗り固められている。

元民主党副幹事長の篠原孝が、「民進党結成で快進撃―野党結集を拡大し、小沢・亀井に援軍を頼み、政権奪取を目指す― 16.03.31」を書いている。長いので一部しか引用しないが、読者の皆さんは、ぜひ全文を読んでいただきたい。

「私は13年2月5日のブログ「民主党の再生は野田首相の議員辞職と党名変更から始まる」で党名変更を言い出したが、多分1番最初に言い出したと思っている」

「私は2013年の参院選に向けて、例によって提案ペーパーを書き、31の1人区を5野党統合して闘えば、いくらでも勝てることを表で示して関係者に当たった。民主と維新、みんなが統合すれば13勝18敗。生活、社民まで含めた統合なら25勝6敗であった。ところが、幹部が動かず実現できず、その結果1人区は、民主0、非自民が岩手の平野達男と沖縄の糸数慶子の2人だけ、比例区でも7人という、大惨敗を喫した

「その後14年末の総選挙に際しても維新との統合でどれだけ勝てるか、また11ブロックで共闘したら8~9議席増えることも示した。私は後で知ったが、私の提案ペーパーを持つ細野豪志議員多数が、海江田代表に野党共闘を直談判したが聞き入れられなかった。その時の国政選挙担当代表代行は岡田であり、その後の代表選の討論会では維新と統合しようとしたとして細野を攻撃(口撃?)したのである」

執行部の陣容を一新し、変わったぞということを国民にわかってもらわなければならない。つまり常識的には代表選が一番である。しかし、岡田‐松野両代表が、代表は岡田さんでいき、代表選は参院選後ということを確認事項の6番目で決めている

「3月27日にはそれに従って、岡田克也民進党初代代表が選出され、新党の人事は、山尾志桜里政調会長が目新しいだけの平凡なものに終わった。代表代行と目されていた松野頼久前維新代表は一切役職には就かず、江田憲司代表代行となり、民進党は長妻昭、蓮舫と3人の代表代行を抱えることになった」

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「2007年の参院選、小沢代表は1人区を農業者戸別所得補償を引っさげて田舎だけを回り、29の1人区で23勝6敗となり、大勝利をあげた。私は当時ネクスト農林水産大臣として小沢の選挙戦術を垣間見るにつけ、舌を巻いた」

「田や畑を背景にビール箱の上に乗って、農家のおじさん、おばさんを前にしてマイクを握る小沢代表の姿がいつもTVに映し出された。これにより農民に民主党の農政の目玉がすっかり焼きつけられた。こんなことが出来るのは小沢しかいない。今反TPPで32の1人区を徹底的に回れば、07年以上の勝利が可能となるというのに、小沢と同じ感度のいい幹部はいない

新聞報道によると野党選挙協力のリーダーシップをとり続ける志位和夫共産党委員長も、小沢と亀井静香のアドバイスを受けているという。亀井も自社さきがけ政権を演出した政界再編・政権交代の仕掛け人である。2人と縁もなく考え方も違う志位委員長のほうが素直に耳を傾け、同じ自民党だった岡田代表が2人を遠ざけているのは、もったいない話である。

社会党左派と組むという大胆な仕掛けを造った亀井、いわゆる農林族でもないのに農業者戸別所得補償の有用性を理解し、それを引っ下げて選挙に臨むという政治勘を持つ小沢の2人は、日本の政界にとって貴重な存在である」

私は既に民主党の再生には野田首相の議員辞職が必要と述べた。なぜなら野田前首相こそ羽田元首相の「政権交代後の第1回目の総選挙を勝ち抜き、自民党を10年近く野党の立場に追いやり、日本の政治を変える」という重要な使命を、強引な政権運営と愚かな解散で打ち砕いた張本人だからだ

「小沢を民進党に入れるべきでないというのなら、野田はそれ以上に新・民進党にいてもらいたくない政治家である。民主党の名前がいかに嫌われているか、新名称の世論調査で知ったはずである。しかし、それ以上に政権交代を無にした民主党の幹部に対する拒否感が強いこと肝に銘じなければならない

私は、安倍首相は07年の政権の挫折の原因を見極め反省し、学習していると思う。それにひきかえ、我が党の幹部は相変わらずお友達人事(メリーゴーランド人事)を繰り返し、失敗を他人のせいにしている。反省が足りなすぎるのだ」(「民進党結成で快進撃―野党結集を拡大し、小沢・亀井に援軍を頼み、政権奪取を目指す― 16.03.31」)

篠原孝のような優れた政治家が、その他にも民進党には、いるのである。ところが旧民主党破壊のA級戦犯たちが、押さえ込んでいて、執行部人事をたらい回しにしている。

安倍晋三がオトモダチ人事で組閣すると思えば、二軍の民進党も同じ手法で、A級戦犯で人事をたらい回しにしている。批判を嫌うのも、総括を嫌がるのも、1%に顔を向けるのも、共通した文化だ。

日本では、何とも緊張感のない選挙直前の状況が繰り広げられている。岡田ら民進党幹部のどこにも、世界が第三次世界大戦の前夜にあるといった危機感はない。だから共産党が嫌いだの、小沢が嫌いだのと、のんきにうそぶくのである。

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ジョン・コールマンは書いている。

「アフガニスタンにおける米国政府の所業が米国憲法に抵触するのではと疑う米国人は皆無に等しい。ブッシュ政権の対アフガニスタン政策の是非を問う国民投票も信任投票もおこなわれなかった。

プロパガンダも洗脳も信任投票は必要ない。ツインタワーを攻撃したハイジャック容疑者の誰1人としてアフガニスタン出身ではなかったという事実は、米国民に完全に忘れられている。国民の75%は「アルカイダ」が実行し、彼らがアフガニスタンで暮らしているといまだに信じている。

洗脳の結果、タリバンとフセイン大統領が共謀してあの惨劇を実行したと信じている米国人が75%を占めているのだ!

サダム・フセインがタリバン指導層とまったく無関係であることを米国民は知らない。

なぜ米国人はなすがままになっているのか? 政治屋が嘘をつき、共謀し、隠し、言い紛らし、あやふやにして国民を騙し続けるのをなぜ許しているのか?

ウッドロー・ウィルソンが米国民を羊並みに扱ったやり口を肝に銘じよう。ホワイトハウスの芝生の上で草を食む羊たちを飼っている理由を問われたウィルソンはこう答えた。「羊を見ると国民を思い出す」(『タヴィストック洗脳研究所』)

米国のアフガニスタン侵略、イラク侵略とも米国憲法に抵触しているのだが、それを疑う米国人はいない。それはメディアがブッシュ政権の所業を正しいと洗脳し続けているからだ。

9.11は、タリバンとフセイン大統領が共謀して起こしたのだと信じている米国人が、75%を占めている。しかし日本では、もっと多いだろう。9.11も3.11も偽旗事件だと考えている人はまだ少ない。大抵は、犬HKという、陰謀論を否定してみせる1%陰謀論の洗脳にしたがって、9.11はテロリストの仕業だと考えている。

「サダム・フセインがタリバン指導層とまったく無関係であることを米国民は知らない」。日本も同じだ。安倍とその背後のプロンプターも、「羊を見ると国民を思い出す」と呟いていることだろう。

それは民進党も同じだ。新党の代表選をやらずに岡田と松野の間で、新党の代表は岡田でいき、代表選は参院選後と決めたのは、危機感が皆無であることを物語っている。国民のことよりも岡田の保身が最優先されたのである。

宗主国は戦争で経済を回す国である。植民地の総督も日本を戦争で食っていく国に変えようとしている。野党には戦争を止める力がない。というか、民進党にはひとりのプーチンもいないので、その問題意識自体がないのである。

ところで、宗主国での大統領予備選が佳境に入っている。この選挙は、凋落の帝国で行われているのが、最大の特徴だ。

核安全保障サミットに出席しているオバマは、米国企業とイランの石油取引で、ユーロ建て決済を許可した。

オバマが、「我々は無条件でドル決済をするよう要請はしない。欧州の諸機関を通じての活動も十分可能だ」と発言しているが、これほど米国の凋落を物語るものはない。

こういうのは、これまでの米国からは考えられぬ譲歩である。そこまで追い詰められているということだろう。(『Sputnik日本』(2016年4月2日))

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凋落の宗主国大統領予備選は、ドナルド・トランプ、バーニー・サンダース、ヒラリー・クリントンの3人を中心に展開している。

米国の99%にとって、もっとも福音をもたらすのはサンダースだろう。しかし、植民地日本にとっては、米軍の撤退、辺野古の米軍基地建設中止、対等の外交関係の建て直し、といったドラスティックな展開が期待できるのは、トランプになる。

もっとも日本と世界に災いをもたらす可能性が高いのはヒラリーになる。米国の戦争屋、ワン・ワールドに支持されているのはヒラリーだ。

米国内でも、ヒラリーに対する警戒心は、知識人のなかで広がっている。オリバー・ストーン監督が、ヒラリーを汚職で告発した。

オリバー・ストーンは、民主党表にはサンダースがよい、という考え方だ。

「彼(バーニー・サンダース 注 : 兵頭)は、少なくとも、財政上の分別から、外国に対する我々の干渉を縮小し、部隊を故国に帰し、憎しみのために何兆ドルも費やさず、お金を自国民や学校そしてインフラに投じて、祖国を守ろうと試みる心積もりのある唯一の候補者だ。

また国政における汚職に反対する唯一の候補者でもある。

一方クリントン候補は、汚職にまみれている」(『Sputnik日本』(2016年4月3日))

興味深いのは、ロシアのヒラリーへの姿勢だ。明らかに好ましい政治家、交渉相手だとは見做していない。

ロシア連邦保安庁(FSB)は、ヒラリー・クリントンを、テロ支援者警戒リストに入れている。それはヒラリーの大統領選挙資金の大口献金者に、パキスタン諜報部(ISI)の幹部で、テロリストへの巨額の資金援助を行っている人物がいたためである。

ロシアは、ヒラリーの行動と交友関係に「重大な懸念」を示している。これでヒラリーは警戒リストに入った初めてのアメリカ政府要人ということになった。(『日本人のための海外記事』2016年1月23日)

ヒラリーの背後には、イスラエルや米国の戦争屋、ワン・ワールド主義者がいる。もし彼女が大統領になったら、プーチンとの対決は避けられぬだろう。

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