状況は酸鼻を極めてきた。

安倍晋三がダブル選挙勝利のために、消費税増税10%を先送りする。政策の大幅な変更である。しかもみずからアホノミクスの失敗を認める先送りになる。それでノーベル賞受賞者を使った。つまり権威のある他者(ノーベル経済学受賞者)を利用して消費税増税10%先送りを喋らせた。

一国の最大の経済政策変更を、外国の学者に訊いて決める。恥も外聞もないとはこのことだ。しかも教えを請うた学者の本国は、デフォルト寸前である。母国を救えなかった学者が、どうして外国を救えよう。それに自分がただ政策変更に利用されているだけだとわかっていた筈だ。それでもやってくるか。

自民党議員のスキャンダルが止まらない。世間の常識すらない人間が政治家になっていることが、はっきりとわかる。

もう少しメディアがまともだったら、自公政権はとっくに倒れている。それがぬけぬけと政権を維持しているのは、東京の大手(「記者クラブ」)メディアが権力を監視しないからである。また、民進党(旧民主党)がだらしないからだ。

鳩山由紀夫が、「民主党は互助精神と人間味に欠けていた」と語っている。

「民主党に最も欠落していた部分です。小沢(一郎)さんのときとかトップに立つ人間が危うくなったとき、みんなで助け合おうとしない。次は俺だ、としか考えない。私欲にかまけて行動し、互助精神と人間味に欠けるのは民主党のカルチャーだった。そういうところが、国民から嫌われたのではないでしょうか。(民主党創設者の)私は民進党の結党大会に呼ばれていませんが、松野(頼久)君はよく訪ねてきてくれます。

政調会長に就く山尾志桜里さんは清新なイメージで、大変期待しています。山尾さんを前面に出して、国民に温かいメッセージを出せるような政党になってほしいと願っています」

民主党創設者だけあって、民主党の党文化をよく知っている。民進党(旧民主党)はなぜ自分たちが嫌われるかがわかっていない。だからいつまで経っても修正することができない。

今は民進党山尾志桜里(しおり)に攻撃がかかっている。

狙われているのは、すでに訂正済みの、山尾の資金管理団体の寄付問題と、使ったガソリン代の問題だ。つまりこの程度のことしか、あらがなかったということだろう。

しかし、おそらく民進党は山尾を守らないだろう。団結して反撃することをしない。すぐ個人の問題に矮小化して逃げる。小沢一郎の場合がそうであった。この素人集団には政治謀略という概念自体がない。どんなに真っ白であっても、敵は真っ黒に描いて攻撃してくる権力闘争というものがわかっていないのである。

だから小心翼々とした、岡田克也のような人物が民進党では受けるのだ。この岡田が山尾志桜里について「調査して説明することが求められている」「(進退に影響するような)大きな問題だと現時点では思っていない」と述べている。いかにも岡田らしい対応だ。また、別の閣僚経験者は「1年に230万円分もガソリン代を使うわけがない」と自公を喜ばせるようなことを記者に向かって語っている。

岡田は、「山尾議員には待機児童の問題を採り上げてもらって、感謝している。民進党の大切な人材であり、今後は党として対応する。名誉棄損に類することがあれば裁判も辞さない」といわなければならなかったのである。「(進退に影響するような)大きな問題だと現時点では思っていない」などと評論家のようなことをいうのではない。

若い山尾にスポットライトが当たって面白くないのかもしれない。あるいは、「次はおれの出番だ」と思ったのかもしれない。このお子ちゃま政治ではとても自公には勝てない。

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この民進党(旧民主党)の体たらくに、室井佑月がこのように書いている。

野党を見ていると、本当に勝つ気があるのかと歯がゆくなります。あまりにもケンカが下手すぎる。

新しく「民進党」ができても、岡田さんとか枝野さんとか、主要メンバーは結局、民主党時代に幅をきかせていた人たち。でも、彼らはこれまでずっと自民党に負けてきたんでしょ? 安倍さんと考え方の近い「自民党2軍」のような人たちもたくさんいるけど、それで自民党1軍と戦って勝てるわけないじゃない。

もっと、相手が嫌がることをしていくべきですよ。岡田さんは裏方に回り、国会質問で安倍さんをタジタジにできる山尾志桜里さんや蓮舫さん、辻元清美さんのような若い世代をリーダーに立てたほうがいい。年功序列ではダメですよ。

前首相の野田さんなんて「私の足を引っ張った(小沢一郎)元代表さえ来なければ」なんて、まだ小さなことにこだわっている。勝つためには「小沢さんも共産党も、自民党が嫌がるからフルに活用してやる」って、それくらいの気迫が必要なんじゃないの?

民進党の議員たちは、連合だとか安倍さんに近い考え方の支持者だとか、ホステスで言えば自分の「太客」ばかり気にしているように見える。でも、世論調査では無党派層の多くが原発反対、安保法制反対だったじゃない。そういう声をすくい取るのが政治家の役目じゃないの? 数の上でも圧倒的に多い無党派層を取り込まないと、選挙には絶対勝てないですよ。

次の選挙も惨敗したら、今度はもっと窮屈な社会がやってくる。早く考え方を変えてほしいです」(「民進党に「岡田さんは裏方に」「年功序列ではダメ」」(『週刊朝日』2016年4月8日号)

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わたしも、次の選挙では山尾志桜里(しおり)を野党の顔にして闘わねば、とても自公を打ち負かすことはできないと考えている。

エドワード・バーネイズは『プロパガンダ』のなかで書いている。

「リーダーとして成功するため、優れたアイデアが大衆の元に根付くためには、恵まれた土壌が無くてはならないのはたしかに事実である。しかし、リーダーとなる人物の側も、それなりの、その豊かな土壌に植え付けるための種子を自分の中に持っていなくてはならない。

別の言葉で言い換えるなら、それは互いが他方を必要とし合っているという話である。政治家の側に確固たる自らの主張があっても、それを意識しているか否かにかかわらず、大衆の側がそれに耳を貸さなければ、プロパガンダは何の役にも立たないのである

岡田克也には大衆的な人気がない。つまりかれは、リーダーとして成功するための、必須の条件を欠いている。「リーダーとなる人物の側も、それなりの、その豊かな土壌に植え付けるための種子」が必要なのだが、かれにはそれがないのだ。

いくら岡田が街頭で安倍政権を批判しても、国民は、同じ穴の狢が何をいうか、となる。

実際、集会でも、民進党(旧民主党)には国民の支持が集まらない。

「snoopy and woodstock

3.29国会前抗議に登壇した民進党枝野幹事長に対しその場の空気は冷ややかで、歓迎の声も拍手も起こらなかった。むしろ「野党共闘、しっかりやれよ!」という叱咤の怒号が飛んだ。他党への声援との間のあまりの温度差に唖然。党支持率これだったか。

この手のツイートは多い。しかし、鈍感な岡田・枝野は、衆議院選挙は「政権選択選挙」だから、参議院のように野党共闘はしない、と語っている。要は、お子ちゃまたちは野党協力がなくても国民の支持が民進党に集まっている、と勘違いしているのだ。危機感など微塵もない。

それにしてもゲス政治が止まらない。

「Kaoru Kusaka,No War!

最近のアベノハラスメント1
・「JA暴行」山田俊男(参院議員)
・「育メン不倫」宮崎謙介
・「19才女性飲酒強姦」徳田毅(国交省)
・『ベトナム買春』西村康稔(内閣府副大臣)
・『女子大生ラブホ4万円20回』佐田玄一郎
・「黙れ!ばばあ」平井卓也

安倍政権、まともではない」

自民党ゲスは深化する。最近は、まだ立候補の段階で、スキャンダルが出てくるようになった。これは恐るべきことである。

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類は友を呼ぶ、という。ゲス議員のたまり場の自民党に、すっかりゲス乙武洋匡は安心した。そして5人の女性と不倫をする、五体満足の上を行くゲスとして、自民党にじり寄った。

しかも乙武は三股をかけていた。

乙武は、「日本を元気にする会」(代表・松田公太)との間に、参院選出馬の「誓約書」を提出していた。

それを反故にして自民党へ走ったわけだ。さらに旧民主党とも出馬に向けて調整を続けていたというから驚く。もし自民党から東京選挙区に出馬していたら、「日本を元気にする会」の松田と、旧民主党の蓮舫とぶつかっていたことになる。(「三股“ゲス出馬”乙武洋匡の本音 自民党で仕事なんて「ヘドが出る」」(『週刊朝日』2016年4月8日号)

この乙武洋匡には、異常な冷酷さを感じる。かれは、もっとも障害者を守る思想とは遠くにいる人間であるようだ。

この乙武が、20代後半の女性と共にチュニジア、パリを旅行したとき、男性ひとりを同行させていた。隠れ蓑である。

この隠れ蓑になった男は、「元気会」のシンパということらしい。ここまで尽くして裏切られたとあっては、「元気会」も怒り心頭だろう。逆にいえば、ここまでやってもらったら三股などやれるものではない。普通の神経ではない人間が、ぞくぞくと自民党を目指している。

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