大阪府知事と大阪市長のダブル選の結果は、やはり、という結果だった。恥ずべき低投票率で、橋下維新の知事と市長とが生まれた。

原発も政治も、抵抗する気力も知力もこの国の国民には残されていないのかもしれない。

わたしは、これまで何度も、この国は滅びつつあるのではなく、すでに滅んでいる、滅ぼされてしまった、と語ってきた。もちろん山河はあり、人も存在しつづけている。しかし、それは死せる国家(植民地)であり、死せる国民(家畜)という意味であった。

それが大阪でも実証されたようだ。この国の人間は、抵抗しながら滅びるということをしない。政治に絶望したら棄権するのだ。いや、それはまだいい方で、棄権する殆どは、絶望もせず、ただ何も考えずに、遊びに出かけたり、テレビに笑い転げたりしていたのである。

大阪ダブル選挙開票結果(上位2名のみ)

知事選

投票率 45.47% 開票 99%

大阪維新 松井一郎 2,016,043票 得票率64.0%

自民 栗原貴子 1,050,450票 得票率33.3%

市長選

投票率 50.51% 開票 99%

大阪維新 吉村洋文 595,127票 得票率56.4%

自民 柳本顕 406,286票 得票率38.5%

「市長選については、吉村氏が大阪維新を母体とする国政政党「おおさか維新の会」支持層の96・9%を固めた上、自民党の30・3%、民主党の25・7%、公明党も20・5%を取り込んだ。さらに「支持政党なし」の無党派層も45・3%が吉村氏に投票した。

一方、自民党推薦の柳本顕氏は、自主支援した共産党支持層の74%、民主党の65・7%、「自主投票」とした公明党の72・4%に浸透したが、自民党を64・8%しか固め切れなかった。無党派層も44・5%で、吉村氏に及ばなかった。

知事選でも松井氏が、おおさか維新支持層の96・4%を固め、自民党では46・7%も浸透した。その半面、自民党推薦の栗原貴子氏は、共産党の71・8%、民主党の70・5%、公明党の70・1%を取り込んだが、自民党については50・9%にとどまった。

大阪市長選の出口調査では、5月の住民投票で大阪都構想に賛成したか反対したかについても尋ねた。その結果、賛成した人は56・3%、反対した人は41・6%だった。賛成した人のうち91・2%が吉村氏に投票し、反対した人のうち79%が柳本氏に投票していた。(『産経ニュース』)

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維新の吉村(市長)、松井(知事)とも、奇怪なことに自公と無党派で勝たせてもらったといえる。自民党本部は、表向きは自民党候補を応援していたが、本音は維新支持だった。だから選挙に安倍も菅も大阪に行かなかった。橋下に勝たせて、中央での改憲に弾みを付けること。市長選で自民党票の3割が敵の維新に流れ、また、知事選にいたっては5割近くが維新に流れたのは、党本部の本音を知っていたからだ。

それにしても自民党推薦の栗原貴子に、自民党の50.9%しか投票しなかったというのは酷すぎる。共産党の71.8%、民主党の70.5%、公明党の70.1%より低いのである。

そういった意味では、共産党は戦術を間違ったのかもしれない。退潮の止まらない自民党。しかも国政レベルでは維新に勝たせたい自民党。橋下政治を放逐するために、その自民党候補を押し立てても、自民党自身から維新に票が流れていては勝てる筈がない。自民党は改憲のためなら何でもやるのである。

しかも自民党は新聞広告に安倍晋三の写真を載せていた。これで勝てといわれても無理である。わたしは、負けるためにわざと自民党がやったのではないかと思う。

むしろクセ玉を投げるよりも、ここは共産党推薦候補で直球を投げた方が府民もわかりやすかったのではないか。共産党単独の方が、もっと票を伸ばせたように思う。

これで安倍晋三は橋下徹を取り込み、改憲に走ることになる。マイノリティの怨念を植民地支配に利用するのは、宗主国の戦略である。橋下徹は改憲の功績で、安倍退陣後の首相の座を狙うことになろう。

哲学もモラルもない。自分の損得しか考えない。口がうまく、嘘をつくことに呵責がない。天性の詐欺師。これが、今も、これからも、現在の日本で首相になる人物に宗主国が求める条件だ。

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ここで今回の大阪ダブル選挙の結果が、自民党にもたらした成果をまとめておこう。

1 共産党の応援を得ても必ずしも勝てないと、民主党の自民党二軍、岡田・前原・細野らを勢いづかせたこと。

2 橋下維新を自民党二軍として固めることができ、改憲の基礎固めができたこと。

3 今後は橋下維新のカードを得たことで、公明党との交渉がやりやすくなったこと。

4 「政界引退」を表明していた橋下徹の、中央政界進出を確実にしたこと。

5 橋下徹は、改憲賛成、徴兵制賛成の極右イデオロジストである。今後は、橋下の派手なパフォーマンスを前面に出して、安倍晋三の日本破壊の田布施ビジネス、徹底した1%(富裕層)のための政策、政治の仮面を付けた売国の利権企業家ぶりを隠せること。

以上の5点が自民党の成果であろう。

さて、国民は、犬HKを頭目とした東京の大手(「記者クラブ」)メディアに家畜にされている。

当然、厳しいツイートが投稿されることになった。

しかし、大阪だけが悪いのではない。死せる日本の状況は、沖縄を除く日本全国に浸透していると思った方がいい。

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「池田香代子

かつてドイツ人はナチスに熱狂したと言われますが、ナチス党が全有権者の過半数の得票を得たことは一度もありません。人びとが選挙にそっぽを向いて、投票率が下がったことがナチスの勝因でした。投票権を放棄した人びとがナチス政権を支えたと言えるのです。

asuka

@1radi2 @kibori これ日本以外では考えられないほど酷い話なのです。私の国は投票率は、ほぼ100%なのです。選挙に行かないと罰金や選挙権はく奪されますが、国民全体が政治に強い関心があります。ここまでバカな国民だとは思っていませんでした。来年の選挙も行かないと思います。

どん底まで落ちても日本人のバカな体質は変わらないと思いますよ。被ばくの事も日本人全員が被ばくしないと分からないのでしょう。今フロリダが福島の汚染の事で騒いでるニュースが毎日、流れていますが日本人は気がつかないのでしょう。

山本太郎 次の準備を!認証済みアカウント

今日の大阪の結果で、2016年参議院選挙は、現状打破への難易度が上がった。
これは面白くなってきた。
より解りやすく伝えられるように頑張るぞ。しつこく全国廻って横に繋がってくぞ。
来年夏、参議院過半数割れで官邸にひと泡吹かせてやろうぞ。

名もなき投資家

大阪維新がW当選の模様。共産党も大阪自民候補を応援したりするから大阪市民から不審がられたのでしょうね。
でも「大阪自民」と「安倍自民」は別物です。安倍さんは橋下さん支持ですから。これでまた安倍政権は勢いづくでしょう。それにしてもうまい演出をしましたね。

それにしても大阪市民は、大阪都構想は反対といいつつ、W選挙では大阪都構想を掲げる人を当選させるという矛盾を平気でするんですね〜。まぁ投票率は10%も下がったので、意識ある人が行った結果かもしれませんが。
どうなるのでしょうか。おそらく大阪都構想の議論はまた起こっていく気が」

今回の大阪ダブル選挙の結果、安倍晋三・橋下徹という、反日のマイノリティに日本が支配され続ける可能性が高まった。それはこれまで以上に日本の99%が不幸になることと同義である。

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