統一地方選の後半戦が終わった。

それで、総括をするのだが、これまでやってきた「社説風」の総括ではなく、今回はツイッターとコラボレートして、新しい、リアルな選挙総括を試みてみる。

この選挙は、竹中平蔵が「今日は地方選。なかなか盛り上がらないようだが、やはり選挙は民主主義の基本。生活に密着した地方選挙だからこそ、投票に行こう!!」と嗤笑するほどだから、低投票率は最初から決まっていた。

多くの自治体で投票率の戦後最低記録を更新するばかりか、無投票当選も相次いだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ

真面目なツイートでは、おくあきまさおがこんなツイートをしていた。

「有権者や候補者のせいにする前に、マスコミも反省する必要がある。
記者も、どうせ報じないのだから─と選挙になってもどんな人が立候補しているのか?にさえ関心を持っていない。となると、すでに政治歴があるか知名度のある人が有利で、新顔は不利で、新陳代謝は行われない仕組みになっている。

田舎は住民と行政の距離が近いので監視の目が届くが、東京は地方から出てきた人の仮の宿の意識が強く、地元愛は薄く、したがって政治への関心も薄くなる。住んでいる住民は、いつまでたってもお客さんの意識。今の選挙制度はこういう住民のことは想定しておらず、土着の有権者優先の仕組みになっている。

古賀茂明@kogashigeakiさんが報ステで紹介したガンジーの言葉は選挙にも通ずる。
あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。 そうしたことをするのは、世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである

選挙と投票の生々しいリアルを知るには、次のブログを、ぜひご覧いただきたい。期日前投票立会人の貴重な報告である。

「Hiroyuki Fujisiro

期日前投票立会人をやってみたら、「若者は選挙に行かない」が骨身にしみてわかった件 - ブログ仮免許」

外国でも、日本の政治的民度の低さは広く知られている。日本人のひどさは、自分の政治的民度が低いとは思っていないことだ。

今度の選挙についても、わたしの目に触れただけでも、たとえば次のようなツイートがあった。

「tomy dona

海外特に欧米からの私達日本に対する見方が入ってきてます。それも大手メディアは発信してませんが、海外メディアやSNSを通してです。欧米は日本人の投票行動に疑問を呈しています。自分達の生活・民主主義が奪われ戦争への道を進みつつある日本に、何故選挙を通して声を挙げないのかと。

asuka

aいさん コンニチハー(絵文字 文字化けの関係で削除 注 : 兵頭)日本は選挙が始まりましたか?
ラストです。今回も日本人が選挙に行かなかったらママは日本国を出ます。もう帰らない覚悟です。
世界はあなたの国を見ています。

@rinqo ごめんなさい、時差ボケしてます。実は先週からHawaiiに行ってました。世界中から大学生や関係者が集まって研究会に参加していました。ウクライナの事も心配ですが、日本の事をもの凄く皆さん心配していました

ブログランキング・にほんブログ村へ

日本民族は選挙に行かない。その結果、民意を無視した、外国に被害をもたらす政策が実現する。

地震大国の海岸線に、それも一部は活断層の上に原発を建てた。管理能力は最初からないので、外部の様々な要望・警告を無視してきた。自分を知らないので、「安全神話」に酔いしれた。その結果が、福島第1原発事件である。

原発人災を起こしても、国民の多くは選挙に行かない。政権が再稼働に突き進んでも選挙に行かない。雨が降っても晴れても選挙に行かない。なぜなのか。

「卵かけ ごはん(死ぬこと以外かすり傷)

そもそも、いかに民意を反映させないかという問題だらけの選挙制度な訳で…有権者から見放されもはや投票率が過半数を切っている今、誰が勝ったかよりも制度自体の改革を推進しない事には。かりそめ民主主義のイカサマお祭り騒ぎ以下だと思いますけど…」

『朝日新聞』が「港区選挙管理委員会は今回、選挙公報を印象づけようと候補の顔写真をカラーにした。新聞に折り込んでも全世帯には届かないため、マンションでは各戸のポストに啓発チラシを配ることも試みた。だが、区選管の井上茂次長は「管理人がほとんど受けてくれない」と嘆く」と書いていた。

「啓発チラシ」の試みなど何の意味もない。受け取らない管理人の方が正しい。どうせゴミを増やすだけだということを知っているのだ。

いくら呼びかけても、この民族には無駄なのだ。選挙制度そのものを変えなくては、いくら一票の大切さを説いても意味がないのである。

長与町議の堤理志がこんなことを呟いていた。

「選挙で応援していただいた方々に「ありがとうございました」を言えない公職選挙法はなんとかならないのでしょうか。この事は一般的に知られておらず「当選してお礼挨拶もしないのか」と思われてしまいます。(ネット上では問題ないそうで、そこにも矛盾を感じます)」

公職選挙法の古さと愚かさには潰れそうになる。

『朝日新聞』(4月27日)が選挙制度の改革について、こう述べていた。

「憲法学者の水島朝穂・早稲田大学法学学術院教授 低投票率の背景は、国政選挙の場合は制度の問題が大きい。しかし地方選では、短い選挙期間と報道の少なさが影響している。今のままでは有権者の関心は高まらない。

先進国に例をみない極端な選挙運動規制と選挙期間の短縮が繰り返され、町村長、町村議員の選挙は1週間にも満たなくなった。連呼だけのむなしい日本的選挙運動を改善するには、公選法による事前運動や文書配布の過度な制限を見直し、選挙運動の自由を拡大することが必要だろう。

■<考論>外国の事例は 英は戸別訪問が基本

英国の地方議会の実地調査を重ねる自治体議会政策学会の竹下譲会長 英国の選挙運動は戸別訪問が基本だ。候補者が玄関先で有権者に直接、自らの政策を披露する。選挙区も小さいから候補者も少なく、顔が見えやすくなって代表を選びやすい面がある。

選挙カーから名前を連呼する日本の選挙のやり方では、自分の考えに合った候補者を選ぶのは難しい。住民と議員が日常的に切り離されている現状を改めるべきだ。英国のように戸別訪問を解禁し、選挙区を細分化する改革が必要ではないか」

「英国のように戸別訪問を解禁し、選挙区を細分化する改革」程度で、家畜化された国民が投票に赴くとはとても思えない。それにこれでは立候補する人間が変わらない。民族への絶望が足りないのだ。

日本の知識人の改革とは、変えないための改革が多い。

少なくとも政権与党は、この選挙制度を変えようとしない。選挙に民意を反映しないこと。できるだけ国民を家畜化し、投票させないようにすること。それで保持してきた権力なのである。

この家畜化された国民に、知識人が非常に甘い。

その結果、この国はどんどん悪くなり、今やTPPで売国が完成する寸前だ。

これはわたしの持論で、何度かメルマガでも述べたことだが、わが国も、韓国のように投票日を平日にして、その日を休日にしなければ、家畜は投票所に行かない。買い物に行くか、ゴルフに行くか、テレビを見るかだ。

そしてオーストラリアのように義務投票制にして、投票に行かなかった者には罰金を科す。これをやるべきだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信しております。

2011年10月1日より「兵頭正俊の優しさ出前」(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を発行しております。

「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

価格以上の価値があると自信があります。ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、ブログ用に編集してあります。

ブログランキング・にほんブログ村へ