10月28日の『毎日新聞』が「みんなの党:渡辺代表が一転、石原氏との連携に前向き」というタイトルで、次のように書いている。

「みんなの党の渡辺喜美代表は28日のフジテレビの報道番組で、新党結成を表明した石原慎太郎・東京都知事との連携について「まったく妥協しないという意味ではない。基本政策や政治理念が一致すればいい」と述べ、前向きな考えを示した。

渡辺氏は26日の記者会見で、石原新党の核となるたちあがれ日本が次期衆院選公約で消費増税を容認したことを念頭に、石原氏との連携に慎重な考えを示していたが、軌道修正した。

渡辺氏は28日の番組で「(石原氏の掲げた)中央集権体制打破は私たちが言ってきたことと全く同じ」と語り、会談要請があれば応じる意向を表明。石原新党に合流するたちあがれの園田博之幹事長も同番組で「違いを乗り越えて選挙戦をまとまって戦わないと政界再編はできない」と強調した。

日本維新の会の松野頼久国会議員団代表は「中央集権打破、脱霞が関で一致すれば、方向性は見いだせる」と述べ、第三極結集に前向きな姿勢を示した。

一方、民主党の安住淳幹事長代行は同番組で「日本は新しいものを作り、挫折することを繰り返している」とけん制。自民党の菅義偉幹事長代行も「単なる選挙目当ての数合わせはしてほしくない」と述べた」
(引用終わり)

みんなの党が正体を現してきた、といわねばならない。あれほどアジェンダの政党といっておきながら、一転、石原慎太郎との連携に前向きになった。

みんなの党の渡辺喜美代表は「(石原の掲げた)中央集権体制打破は私たちが言ってきたことと全く同じ」と語り、会談要請があれば応じる意向を表明した。

よくも恥ずかしげもなく、こんな嘘がつけるものだ。

石原が国会議員の時代に「中央集権体制打破」など掲げて闘ったことはないし、むしろ1995年4月14日に、突然、議員辞職を表明したが、辞職の理由は隠し子問題を週刊誌に掴まれて、国会議員を辞めたといわれたものである。政治に見切りをつけたのではなかったことは、それから4年後に都知事選挙に立候補したことでもわかる。

わたしはむしろ石原を権力志向の亡者、中央集権体制側の政治家と見なしてきた。これは大方の石原観と一致するものと思う。

日本の政治権力構造は、トップに総理大臣が君臨するハレ(晴れ)の政治装置だけでは理解できない。

ハレ(晴れ)に対するケ(褻)の権力構造が存在していて、これが実質的な日本の権力者である。ケ(褻)のトップには米国が君臨し、実働部隊としての官僚機構がある。ハレ(晴れ)のトップの総理大臣は、官僚の下に位置している。

日本の政治が民意とかけ離れているのは、選挙のない官僚主導で政治が行われているからである。

もし石原が中央集権体制の打破をいうなら、ケ(褻)の体制、すなわち米国と最終的にはぶつかることになる。それが石原にできるのだろうか。隠し子問題で議員を放り出した男が。

石原の中央集権体制打破など、国民の誰も信じていない。信じているフリをしているのは、日本維新の会代表の橋下徹と、みんなの党の渡辺喜美代表のふたりだけであろう。

これは、野合を正当化するために国民に向けられた毛針のメッセージである。

消費税増税反対と「中央集権体制打破」は、切り離せない。密接に繋がっている。慎太郎は、中央集権体制のやった消費税増税と原発推進に賛成している。これでどうやって中央集権体制を打破できるというのだろう。慎太郎と橋下と渡辺は、野合の非難をかわすために、国民に向けて毛針をたれたのである。

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