以前、メルマガでお伝えした小泉純一郎のツイッター騒動であるが、その後、二転三転して、結局、始めることになったらしい。

政治家の事務所というのは、相当にアバウトなところらしい。とにかく本人が始めるということだから、覗いて見ると、本日(1月29日)の午前の段階では、まだ次の3つのツイートだけだった。

1月27日

「やっぱり、やることにしました。スタッフを通してですよ」

1月28日

「街頭で聞いていた人が「寒いからダウンジャケットを着て下さい。」と声を挙げた。細川さんが「二人で着ようか。」と言う。大急ぎで銀座に自分で買いに行った。ホントに温かい。次の三軒茶屋も寒くない。皆さん、ご心配ありがとう! 頑張るぞ」

setouchi

「今日は多勢の声援で胸が熱くなった。「初心を忘れず」と言った途端、衆院選に初出馬した時を全身で思い出した。1か月前までは細川さんと一緒どころか街頭に立つことさえ考えたこと無し。これが運命なのなら、初出馬と同じ気持ちで僕は走る。自由が丘の皆さん、時間が遅れてすみませんでした」

1月29日現在、細川護熙のツイッターはフォロワーが2万6000ほど。それに対して小泉純一郎のツイッターのフォロワーは9万ほどだ。3つの呟きで9万だから、ひとつの呟きが3万である。唖然とする、というのはこういうときの言葉か。

細川と小泉とでこれだけの差がつくひとつの理由は、細川のイラストにある。

担当者は誰だろう。同じイラストが延々と投稿されている。担当者は、政治家は言葉が命だということを知らないらしい。

言葉を中心に投稿すべきであって、それができないのなら、みっともないから止めた方がいいだろう。

もし細川がパソコンが苦手だったり、多忙を極めているのだったりしたら、スタッフが細川の話を入力したり、細川の街宣の言葉を載せたり、聴衆の感想を載せたり、幾らでもやり方はあるだろう。

細川は、おそらく、バカげた同種のイラストが投稿され続けていることを知らないのではないか。

このメルマガを購読されている方で、細川護熙と話せる人がいたら、もっと言葉の投稿を増やすように担当者に指示させてほしい。ツイッターのTLで言葉の投稿を増やすように文句も出ているのだから。
(このメルマガを配信した翌日には、細川陣営のネット対策は大幅に強化されたということである。注 : 兵頭)

細川・小泉の演説はどこも盛況である。逆に舛添要一の演説は、閑古鳥が鳴いている。マスメディアの世論調査の嘘は、この現実を見るとわかる。

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もしかすると、マスメディアによる舛添の圧倒的な支持の高さは、ムサシがその物語を弾く伏線かもしれない。選挙は、現在のところ、細川護熙を、菅原文太、D.キーン、瀬戸内寂聴、吉永小百合らが支持表明している。

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ところがテレビも新聞もいっこうに採り上げない。この国の一般庶民にとっては、テレビが採り上げないことは、なかったと同じことになる。細川選対の方で、何とかテレビに報道させるようにうまい手を考えるべきだ。

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マスメディアの戦術は、以下のようなものである。

1 圧倒的な舛添要一優位を報道して、「脱原発」の盛り上がりを阻止する。

2 細川護熙と宇都宮健児の票を合計しても、舛添要一に足りない物語を作って、選挙を低調にさせ、有権者の棄権を促す。

3 「脱原発」を選挙争点から外す。

ここへきて、気になる複数の主張が出ている。

それは細川と宇都宮の一本化の主張である。今日は1月29日である。2月9日の投票まで、あと11日だ。

わたしは次の理由で、選挙戦に入ってからの一本化には反対である。

1 もちろん、「脱原発」候補者同士の一本化は望ましかった。様々な働きかけがあり、それが実現しないままに、選挙戦に突入し、中盤に差し掛かっている。もはや一本化の時機は失していること。

2 この段階での一本化といっても、現実味があるのは細川護熙が降りることしかない。共産党推薦の宇都宮健児が降りる可能性は皆無だ。

宇都宮健児は、細川護熙が先に立候補して、その後に自分が立候補したら、またぞろ共産党推薦候補の分裂選挙が始まったと非難されるのを怖れて、真っ先に立候補した可能性が高い。それほどの重い立候補なので、一本化に応じることはないのである。

(その後、「世に倦む日日」が、宇都宮健児の出し抜き立候補の事実を暴露した。裏切られ、出し抜かれたのは、落合恵子である。全文はここにある。「落合恵子への都知事選の出馬打診 – 宇都宮健児のフライング」
http://bit.ly/1gsb6J1  )

その結果、上の者(細川護熙)が降りて、下の者(宇都宮健児)に票を集めるという奇怪な試みになり、不条理であること。

3 日本人の政治民度は低く、一部の有識者が考えた、こんな複雑な試みを、都民が短期間に理解して従うことはあり得ないこと。

4 かりに細川護熙が土下座して降りることを発表しても、マスメディアは舛添を勝たせる好機と捉え、細川を無責任として徹底的に叩くだろう。

素直に細川護熙の心情をくんで報道することなどあり得ない。情勢は「脱原発」陣営の大混乱になり、白けた都民の大量の棄権を生むこと。

5 選挙戦では、すでに「脱原発」陣営の人間的な亀裂が深まっている。ここで細川が降りたからといって、細川票がすんなり宇都宮に行く情勢にはなっていない。

都民は軍人ではない。軍隊のようにトップの命令で、向きを変えて進行することはないこと。

6 すでに多くの有名人が、細川護熙支援の声をあげている。この人たちをどうするのか。二階に上げて梯子を外す結果になる。細川は、ここまで来たら、最後まで闘い、支援者の期待に誠実に応えるべきであること。

7 細川が降りるという奇手は、陣営への不信感をもたらし、他の地方選にも悪影響をもたらすだろう。陣営の関係者は、もはや何をいっても信じてもらえなくなる。これはまれに見る愚行になること。

8 不信感はさらに膨らみ、細川護熙とその関係者たちは、最初から「脱原発」陣営の分裂と敗北の仕掛けだったのではないか、舛添要一を当選させる仕掛けだったのではないか、と疑われる可能性が高い。これは小泉純一郎が支援しているだけに容易に信じられることになろう。

9 細川のように、かつて首相まで務めたような人物の、晩年に、このような画策を強いるのはあまりにも失礼であり、残酷すぎる。

hosokawa yakimono
隠居生活から人を修羅場に連れ出しておいて、あまりも細川護熙が可哀想である。人の道にも外れており、文字通り、細川護熙には晩節を汚す行為になること。

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