衆議院選挙後、状況は重くなっている。

それは消費税増税廃止(凍結)、反(脱)原発、TPP参加反対の旗を掲げて闘った政治家、支持者たちを、等し並みに襲っている。

たとえば、孫崎享の次のツイートがそうである。

2012年12月27日
「生活の党:全く残念だ。総選挙前に嘉田由紀子に色目を使わず、森裕子にしていれば全く違った展開になっていたろうに。今となっては風を吹かすのは難しいのでないか。27日読売『「未来」は「生活の党」に…代表は森裕子議員』」(引用終わり)

重いといえば、孫崎の次のツイートも正鵠を射て重かった。

2012年12月25日
「小沢グループの方々へ:早く嘉田氏と離れたほうがいい。一緒になってメリットないのは総選挙結果で明らか。何より小沢攻撃で自分の人気を上げようとしている。25日「嘉田氏、小沢氏に不快感”連絡とれずお隠れに”」百害あって一利なし」

さらに追い打ちをかけるように「株式会社ムサシ」作成の機械による不正な投開票の指摘が、ネットで続いている。それから日本未来の党の分党と、嘉田由紀子代表への批判。生活の党の政党交付金(政党助成金)を巡る議論など。

不正投開票については、小沢一郎の足下の岩手4区の結果が、ツイッターでも取り上げられている。

小沢一郎 78057票未来の比例票 45318票

個人票と所属政党の比例票との、かくも大きな懸隔は、たしかに不思議な現象であり、ツイッターでも開票直後から指摘されている。

小沢の例については、次の2点の理由が考えられる。

1 ムサシによる投開票の不正が行われた。

2 所属政党の日本未来の党がまだ十分に浸透していなかった。

2が理由であれば、次の参議院選挙までには党名も浸透するだろうから、問題はないように思われる。

問題があるのは1の理由の場合だ。不正が行われたのであれば、次回の参議院選挙も同様に行われるからである。

たしかにムサシのなかに投票用紙の肉筆の文字まで読ませる選挙機器(自書式投票用紙読取分類機)があるのには驚いた。

株式会社ムサシのホームページには、自書式投票用紙読取分類機に関するこんな文言があって驚かされる。

「用紙の両面読み取り(業界初)投票用紙の両面(表裏)を同時に読み取る新機能により、予め用紙の向き(天地や表裏)を揃える手間が省かれるため、作業が簡略化し大幅なスピードアップになります。

群を抜いた文字読取精度漢字、ひらがな、カタカナ、これらが混在した文字はもちろん、続け字・崩し字・横書き文字なども、正確にスピーディーに識別します」
(引用終わり)
http://bit.ly/VF6Edl

これが本当だとすると、ムサシのスキャナーの性能は、日本のトップである。

それにしても、わたしはてっきり人間の手で投開票作業を行っているものとばかり思っていた。以前、そのような場面をテレビで見ていたからだ。

このムサシを販売している会社は、1970年(昭和45年)に 選挙用機器(投票用紙計数機)を販売開始している。

コンピューターにある種の「神話」を抱いている人は多い。しかしコンピューターも、人間の創ったプログラムに沿って動く。データの入力も人間だ。この人間が間違えば、あるいは不正を行えば、コンピューターは間違った指示を何千万回だろうと忠実に繰り返してゆく。

しかもこの業務に関して独占状態にある一民間会社が、投開票事業のすべてをこなしている。この見識のなさには呆れる。政治の劣化、ここに極まったという感じだ。

選挙は、人間の理念や欲望、階級対立がもっとも熾烈にぶつかり合う時空だ。ここは、利害の異なる複数の人間による、目視の点検を経た、念入りな作業をやった方がいい。
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わたしは1980年代の中葉、ある高校の入試で、カードリーダーを使った集計作業に付き合ったことがある。結局、プログラムのミスが見つかり、最初から電卓でやり直すことになり、余計時間がかかることになった。

プログラムのミスはなぜ見つかったかというと、あちこちで起きた、この合計はおかしいのではないか、という、採点者の経験からくる直感であった。

プログラムを組んだ教師が間違いを認めて、最初から電卓でやり直すことになった。

人間の直感が、コンピューターの作業を否定した瞬間であった。

コンピューターへの行き過ぎた幻想をもっていると、とんでもない事態になるということだ。

さて、選挙を巡る議論のなかには小沢一郎への疑問(批判)もネット上に流れている。

政治の世界であるから、選挙の勝敗の結果は、指導者への批判、離反を招く。それは必然であり、また当然なので、避けられない。

それに小沢批判なるものは、旧聞に属することで、この国では珍しくも何ともない。

わたしが今号で取り上げたいのは、小沢支持者を軽んじる「小沢信者」なる言葉についてである。この言葉が最近増えてきたように思われる。

これは蔑称なのであるが、作家のなかには、そうだよ、ぼくは小沢信者だよ、と煙に巻く高等戦術を駆使する人物もいる。しかしもっとも小沢に近い位置にいる生活の党の議員たちには、小沢からの自立を口にする人が多い。

もちろん、この「小沢信者」なる蔑称を使っているのは、「裏小沢信者」である。

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