組織はトップが重要だ。国でいえば首相、会社では社長、政党では代表(総裁)。

現在の日本未来の党も、このトップの問題に見舞われている、といっていい。トップがダメで、成功した組織・集団などあり得ないのである。

小沢隠しの嘉田・飯田コンビがわかっていないのは、たとえ小沢を隠しても、既得権益支配層は攻撃の手を緩めないということだ。

これは権力闘争であり、闘って国民の支持を得るしか術はないのだ。

嘉田の小沢隠しの帰結は、小沢を切ることになる。

菅と野田の間違いを、みたび繰り返せば、彼ら以上のバカということになろう。

小沢の苦境と、落選した議員の生活を考えるがいい。それが代表というものだ。

わたしは阿部知子の代表などないと考えている。その理由は次の3点である。

1 党の代表には選挙で勝ち抜いた政治家を選ぶべきだ。それが政党の常道である。阿部知子は比例復活組であり、しかも比例復活が5回目という、選挙にたいへん弱い政治家だ。

こういう政治家を党の顔として、どうして選挙を闘えようか。

2 時代は軍国主義に向かっている。その煽りを食らって社民党が惨敗したあとに、その社民党を離党した人物を、党の顔として再度選挙に臨むなど、あまりにも時代に挑戦的過ぎる。

国民は、日本未来の党は社民党と一緒か、と思うだろう。嘉田には政治センスはなく、ここは代表を降りてもらった方がよい。

3 阿部知子を代表にして、現在、良好な社民党との関係をどうするのか。捨てるのか。嘉田の、地方知事としての限界が露出したのはここだ。少しは国政に携わる政治家の軌跡を読むべきだ。

ところで、12月25日の『NHK NEWS WEB』は「未来 小沢氏の処遇巡り党内対立」と題して、次のように配信した。

「日本未来の党は、24日夜の両院議員総会で、党の役員人事について、嘉田代表が小沢一郎氏を要職に起用せず顧問とする案を示しましたが、小沢氏に近い議員から反発が相次ぎ、小沢氏の処遇を巡る対立が深まっています。

24日夜に開かれた日本未来の党の両院議員総会には、代表を務める滋賀県の嘉田知事と、小沢一郎氏を除く衆参両院の国会議員16人が出席しました。

この中で、嘉田代表は、党の役員人事について、社民党を離れて合流した阿部知子衆議院議員を共同代表に起用し、幹事長に鈴木克昌元総務副大臣を充てる一方、小沢氏と亀井静香氏は要職に起用せず顧問とする案を示しました。

これについて、小沢氏に近い議員からは「小沢氏が要職に就かなければ、党内はまとまらない」といった反発や、「参議院選挙に向けて党を立て直すためにも、選挙の戦い方に通じた小沢氏を共同代表に起用すべきだ」という指摘が相次ぎ、人事案は了承されませんでした。

総会のあと、嘉田氏は記者団に対し、「小沢氏を共同代表にするつもりはない。これはクーデターのようなものであり、絶対に折れずに粘り強く説得していきたい」と述べました。

日本未来の党は、役員人事について改めて協議することにしていますが、小沢氏の処遇を巡る嘉田代表と小沢氏に近い議員の対立が深まっていて、決着までには、なお時間がかかることが予想されます」(引用終わり)

嘉田は、もっとも重要な党所属の国会議員には会議でいわなかったことを、「記者クラブ」メディアを前にして喋る悪い手法を繰り返している。

自分の独裁をふるうのに、小沢を敵視する「記者クラブ」メディアを利用しているのである。

先に「記者クラブ」メディアに向かって喋り、国会議員をむりやり従わせる。これは菅や野田が独裁に使った愚かな手法と同じだ。

自民党が外圧(米国)を利用して党内を従わせるのも同質の手法である。

力のない政治家のやる、非民主的な手法である。今回の森ゆうこたちの動議は規約にそって運ばれている。これは内輪もめといったものではない。意見対立や議論はあるから民主主義なのであって、なかったら、よほど党内が沈滞しているか恐怖政治が敷かれているのだ。
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また、『朝日新聞』(12月25日付け)は「小沢氏共同代表の動議、嘉田代表が拒否 未来の党」と題して、次のように報じた。

「日本未来の党の嘉田由紀子代表は25日、党両院議員総会で旧「国民の生活が第一」出身議員らにより可決された動議を「受け入れることはできない」とする談話を発表した。

談話では、動議は「嘉田代表が提案した(阿部知子副代表を共同代表とする)役員人事案について了承しない」「小沢一郎議員に共同代表就任を要請する」とのもので、嘉田氏は両動議について「代表が動議採決に明確な反対を表明し、当事者である小沢一郎議員が欠席する中で強行に採決された」と批判。両動議の採決結果は無効とし、阿部氏の共同代表案について「撤回することなく、引き続き党内で合意を得られるよう努力する」としている。

嘉田氏は24日夜、記者団に「小沢共同代表を受け入れたら、私の政治生命が終わる。(起用は)社会的な抵抗が大きすぎる」などと述べ、旧生活側の動きにも「小沢さんという首謀者がいないクーデターだ」と不快感を示していた」
(引用終わり)

わたしは小沢一郎に対するこんな酷い発言を聞いたのは初めてだ。これだと「この指とまれ」方式で、全政党に新党への結集を呼びかけたりしなければよかったのである。

国民の生活が第一は呼びかけから外し、「小沢共同代表を受け入れたら、私の政治生命が終わる。(一緒になるのは)社会的な抵抗が大きすぎる」とその時点でいうべきだった。

せっかく呼びかけに応じてくれた、自分より遙かに政治的実績のある、世界的にも著名な政治家に対して、これほど礼を失した発言はない。

嘉田は、小沢を封じて、その勢力だけはごっそりもらおうと思ったのかもしれない。

「記者クラブ」メディアは、面白がって、「内紛」を煽っている様がありありである。これに嘉田がまったく気付かず、まるで身内のように「記者クラブ」メディアに思いを吐露する。政治家としての資質に欠けているのである。

すでに多くの国民とともに、嘉田由紀子もまた「記者クラブ」メディアに洗脳されてしまっている。

嘉田は、12月25日に、フリーランスの田中龍作のところにもFAXを送りつけた。田中のブログ『田中龍作ジャーナル』では、「未来の党・嘉田代表本人のものではない談話が届いた 誰が分裂を画策しているのか」と題して、こう書いた。

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