『日刊スポーツ』(9月12日)が、「越水「人災だ」住民反対押し切りソーラーパネル設置」と題して、次のように報道している。

「鬼怒川から大規模な水害が発生した茨城県常総市で11日、住民の逆井(さかさい)正夫さん(67)が「これは人災だ」と訴えた。同市若宮戸地区では、昨年3月ごろから大規模太陽光発電所(メガソーラー)が建設されたことがきっかけで自然堤防が削り取られた。豪雨による濁流はその場所から越水し、住宅地をのみ込んだとみられる。

近隣住民で最後までメガソーラーの建設に反対していたのは逆井さんだった。昨年3月ごろから常総市、国土交通省の担当者らに鬼怒川氾濫の恐れを訴えた。今回の水害では同市三坂地区の堤防が決壊し、若宮戸地区で越水が発生した。

建設場所は私有地だったが、「生命や財産を失う不安があった。それらを守る権利が国民にはある」と声を上げ続けた。しかし、同年5月には、同市石下庁舎の職員に「何かあれば自己責任で逃げてください」と切り捨てられた。「鼻つまみ者にされたんだ」。役所に味方にされず、逆井さんは地域で孤立していった。

高さ2~3メートルの自然堤防が約150メートルにわたって切り崩された。メガソーラー建設地に自宅が面している遠藤玲子さん(59)は「自然堤防と生い茂った木々のおかげで、2階からでも昔は鬼怒川は見えなかった」という。

逆井さんは「本当に悔しいよ」と憤る。13年11月に病気で亡くした妻幸子さん(享年60)の遺骨は今も自宅にあった。がれきにまみれた幸子さんの車いすを手に「女房を守るためにも堤防を削るなとずっと戦ってきたんだ」と涙が噴き出た。自宅には濁流が流れ込み、妻が大好きだったバラや家庭菜園も全て流された。

近隣住民の50代女性は建設業者に脅されたという。「危ないから山を崩さないでと言ったら『あんまり騒ぐと、ここに住めなくなるよ。いいんですか』とすごまれた」と振り返る。自宅が壊滅的被害を受けた20代女性は「住民一体となって市なり、国なり訴えたい」と怒りをあらわにした。

削られた自然堤防の代わりには土のうが積み上げられただけだった。逆井さんは「危惧していたことが実際に起こった。こうなってからじゃないと、みんな分からねえんだ」と悔やんでも悔やみきれなかった」

昨今は犬HKを頭目とする東京のばかテレビよりも、ネットやスポーツ新聞、それに週刊誌が、行政の間違いを正す。鬼怒川の洪水でも、犬HKは、当初から「洪水スゲー、自衛隊スゲー、こんな豪雨なら仕方がなかった」の刷り込み(洗脳)報道を展開した。

ブログランキング・にほんブログ村へ

圧巻だったのは、御用学者が、10日の犬HKテレビで、「鬼怒川は川幅も広く、堤防の高さも十分だった」と発言したことである。こうしてこの国では、原発と同じように長いものには巻かれろの奴隷根性を植え付けられていく。

宮城県大崎市の西荒井地区では、避難勧告や避難指示も出されないうちに堤防が決壊している。

また、茨城県常総市の三坂町・上三坂地区の住民には、堤防の決壊前に避難指示が出されなかった。高杉市長は記者会見で、具体的な情報がなかったからださなかったと語った。こうなると、災害時に情報を集めるシステムもないことがわかる。何のための政治かとつくづく思う。

情報は、警察、消防、市役所が現地を巡回して集めるのではない。上流の情報を集めるシステムを作り、下流がまだ安全なうちに出さねば意味がないのだ。住民の情報など待っていて何をするのか。しかも上三坂地区などに避難指示が出されたのは、決壊から2時間後というのんきさだった。

こういう問題に99%の側に立って切り込むのがジャーナリズムなのだ。1%の側に立って、文句をいうな、と洗脳するのが、犬HKを筆頭とする日本メディアのミッションになっている。

「生命や財産を失う不安があった。それらを守る権利が国民にはある」という逆井(さかさい)正夫の声は悲しい。ほんとうは国民の生命や財産を守らねばならないのは、県であり、国なのだから。

今やこの国の政府は、米国を守るために自国民の生命を差し出す。自国民が助けて、というと、自己責任ということで棄民する。

だから、9月11日、安倍晋三は、極右の櫻井よしこが司会するインターネットテレビ「言論テレビ」に、のんきに生出演していた。

こんな安倍晋三の正体を洪水が暴いた。

「9月11日

きっこ

安倍晋三、昨日の午後は山口那津男らと安保法案に関する会議を2時間30分も行ない、その次に栃木と茨城の大雨に関する会議をたった16分だけ行ない、その次に麻生太郎らと軽減税率に関する会議を1時間30分も行なった。そして夜は1時間30分の夕食会。この人の優先順位がよく分かる時間配分だ」

安倍晋三の、「今だけ、金だけ、自分だけ」の政治姿勢がよくわかるツイートだ。

(以下、長いのでメルマガの一部だけ公開します。

有料メルマガのお申し込みはこちらからです。
週3回(月・水・金)の定期配信です。それに、ほぼ週1回の臨時増刊号を加えています。(実質、ほぼ週4回になります)
初回お申し込みの、当月は無料です)


(無料メルマガのお申し込みはこちらからです。ほぼ日曜日ごとの、週1回の配信です)

「何かあれば自己責任で逃げてください」という行政の声こそ、この国の1%が99%に対応するときの声だ。端的にいうと、知ったことか、お前たちは黙ってお上に従っておればいいのだ、といっているのだ。

逆井が地域で孤立していく姿も、正しいことをいう人間、改革しようとする人間に、全国で降りかかっている現実だ。

「危ないから山を崩さないでと言ったら『あんまり騒ぐと、ここに住めなくなるよ』と、近隣住民の50代女性が建設業者に脅されている。これも全国にある姿だ。悪と無為とが多数派であり、善と勇気ある言動は常に少数派だ。

「危惧していたことが実際に起こった。こうなってからじゃないと、みんな分からねえんだ」という逆井の悔しさは、日本民族の体質そのものである。ほんとうに考えない。ロボットのように上が決めたことに従う。

(Sheeple(海外が見る従順で自分の意見がなく大勢に従う日本人))
(Sheeple(海外が見る従順で自分の意見がなく大勢に従う日本人))

福島第1原発破壊はその象徴であるが、戦争法も、もし成立したら、この悔しさを生むことになるだろう。

福島原発といえば、豪雨による除染廃棄物を入れた大型袋の流出が、12日現在、240個ほどになった。一部は破損して、中身は空になった袋も見つかっている。流出した袋は今後さらに増えるだろう。

管理できないことに手を出し(原発)、破壊されたあとに、その後始末の管理もできない。この大型袋の危うさは以前から指摘されていた。第一、耐用年数が3年ばかり。その短さ、袋の交換をどうやってやるのか。そういったことはいっさい考えないのである。「今だけ、金だけ、自分だけ」の行政なのだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ

「Fibrodysplasia

ドニエプル川が決壊したら、あたり一面のは放射性セシウムを含んだ泥で汚染されてしまう。今回の鬼怒川の洪水も、結果的には、上流のダム底や川底に蓄積していたセシウムを撒き散らかしたことになるのだろう。淡水での核汚染はそういうことだ。

北丸雄二

洪水の常総市は、水海道駅周辺で日系ブラジル人など中南米からのコミュニティが出来上がっていたという。彼らはだいじょうぶなんだろうか。ポルトガル語などでの情報提供、支援体制も考えなくてはならないんだろうな。

【内部被曝を防ぐN95マスク必要!!】

この洪水で、土壌汚染があふれだしてますよ。
水が引いいて、乾燥すれば放射性物質の微粒子吸いこんで病気が増えるでしょう。
床上浸水した家なんて処分されるべき放射性廃棄物ですよ。
これをかたづけるなんて、ことやりだした住民は、また多くが亡くなってゆくでしょう。

古井丸 友宏

今回の大雨でとてつもない放射能があふれだしましたね。広大な森林に付着していたセシウムや廃棄物置き場や関連施設から住宅地へ流れ出ました。海の汚染は言うまでもなく、洪水が引いた後の土地が心配です。ホットスポットは動いたと思います。自治体は真剣に汚染マップ作りを始めないと

今回の洪水が暴いたもの、もたらした課題の一端を、これらのツイートが示している。ほんとうの深刻さは、日本の行政に解決する能力がないばかりか、取り組む情熱もないことだ。

ブログランキング・にほんブログ村へ

有料メルマガ『兵頭正俊の優しさ出前』を配信しております。

2011年10月1日より「兵頭正俊の優しさ出前」(月額:864円(税込)/配信サイト:まぐまぐ)を配信開始しました。

月・水・金・それに、ほぼ週に1回の号外を発行しております。

「記者クラブ」メディアの情報操作と国民洗脳を対象化し、あなたを現在とは違うステージに招待します。

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

価格以上の価値があると自信があります。ぜひ購読のご検討をお願い申し上げる次第です。

なお、別に無料メルマガ『兵頭正俊の知らなきゃ滅ぶニュースの真相』PC用 携帯用 を2011年8月29日より、「まぐまぐ」から配信しております。

無料で、ほぼ週刊です。

携帯の送受信の制限を考慮して、分割して送信するように改善しました。

ご登録をよろしくお願いします。

なお、メルマガはテキストファイルであり、このブログ掲載の画像などはありません。

また、このブログ掲載の文章は、ブログ用に編集してあります。

ブログランキング・にほんブログ村へ