「フライデー」(7月10日号)が、「安倍首相、支持率急落中にお友達との組閣ごっこ」というすっぱ抜きをやっている。

組閣ごっこの「記念撮影」が行われたのは、今年の3月上旬である。撮影場所は現在の公邸(旧官邸)の西階段だった。秋元康、見城徹ら安倍のオトモダチが、安倍を囲んで組閣ごっこをやった。この西階段は、新閣僚が並んで記念撮影をする場所である。そのときの写真が流出した。

安倍晋三、見城徹(「顰蹙は金を出しても買え」の幻冬舎社長)、秋元康(AKB48総合プロデューサー)が仲良く組閣ごっこの写真に写っている。後列の3人は、ネクシィーズの近藤太香巳社長、GMOインターネットの熊谷正寿社長、損得舎の佐藤尊徳社長である。いずれも安倍のオトモダチだ。

実は、昨日のメルマガで、わたしはこのことを書いていた。しかし、いくら何でもここまで幼稚でおばかではないだろう、と思った。もしこれがガセネタだったら、と案じて、発信直前にその部分を削除した。しかし、どうやら事実らしい。

岩上安身も6月29日のツイートで、この組閣ごっこに触れている。

この西階段でふざけた前列の三馬鹿、そこがどこだかわかっているのか? 馬鹿は馬鹿なりに弁明と謝罪をすべきだ。黙ってることは許されない。わかったか? アベ、ケンジョウ、アキモト。アタマぐらい丸めて出直せ。剃りあげてヒャクタのマネするなよ」

また、『リテラ』にも長い記事が載った。

どうやら事実らしいと思いつつ、まだわたしの疑念は去らない。「一国の総理が、いくら幼稚でおばかだったとしても、こんなことをやるだろうか」という疑念。これは恥ずかしさを通り越して、信じられない、といった類いの事件である。

わたしは日頃から、この国は滅びつつあるのではなく、すでに滅んでしまった国だ、と書いている。そのひとつの証拠が突きつけられたようだ。

(うそで勝ちとったオリンピックに、安倍が有頂天。しかし、1,000年先までオリンピックは無理だ、というのがドイツ紙の見方)
(うそで勝ちとったオリンピックに、安倍が有頂天。しかし、1,000年先までオリンピックは無理だ、というのがドイツ紙の見方)

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6月25日に、自民党の若手議員約40人が開いた「文化芸術懇話会」で、「マスコミを懲らしめるには広告収入をなくせばいい」などの意見が相次いだ。いよいよおごりは頂点に達し、政権末期の様相を呈してきた。

ここにある議員の名前は覚えておきたいものだ。
自民勉強会:出席議員一覧(『毎日新聞』6月26日)

まずいっておきたいのは、「文化芸術懇話会」というこのふざけたネーミングである。まるで「積極的戦争主義」を「積極的平和主義」と呼び変えたような看板である。ぜひとも「メディアを統制して安倍首相を支援する会」とでも変えてもらいたいものだ。

ところでこの問題の扱いには注意が必要である。会議で暴論があって、それに対して自民党が譴責し、処分した、というものではない。

「文化芸術懇話会」の発言は、最初から仕組まれたものである。百田尚樹がマイクをもってしゃべっていたのでわかるとおり、会議の模様を、自民党は外の記者に聞かせたのである。つまりメディアを恫喝して萎縮させ、メディア支配を強化するのが、最初から仕組まれたモチーフだった。

「文化芸術懇話会」には、安倍側近の加藤勝信官房副長官(岡山5区・当選5回)も萩生田光一総裁特別補佐も出席していた。加藤勝信官房副長官が最後までいると、後で会の発言が内閣の問題になる。それで百田の講演会の後に、加藤はそそくさと退席している。

ところが「文化芸術懇話会」の目論見とは違って、あれほど自粛して温和しかったメディアが、反撃し始めたのである。とくに沖縄の地方2紙の対応を完全に読み間違った。反響の凄さに慌てて安倍がやった処分は、

1 木原稔衆院議員(会を主宰した党青年局長。熊本1区、当選3回)は更迭。1年間の職務停止の処分。

2 大西英男(東京16区、当選2回)
「マスコミを懲らしめるには広告料収入がなくなるのが一番」と発言。

井上貴博(福岡1区、当選2回)
「スポンサーにならないことが一番(マスコミに)こたえる」と発言。

長尾敬(比例近畿ブロック、当選2回)
「沖縄のゆがんだ世論を正しい方向に持っていくために、どのようなアクションを起こすか。左翼勢力に完全に乗っ取られている」と発言。

以上の3人の暴言に対して厳重注意というものだった。

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なお、講師として喚ばれていた作家の百田尚樹の暴言は、次のものだった。

沖縄の2つの新聞社(沖縄タイムスと琉球新報 注 : 兵頭)は絶対に潰さなあかん

もともと普天間基地は田んぼの中にあった。そこに商売あると住みだした。そこを選んで住んだのは誰やねん。沖縄は本当に被害者やったのか。そうじゃない

この百田尚樹がツイッターでわたしをブロックしていた。気付いたのは6月28日のことである。わたしはまったく百田の存在を気にしていなかったのだが、向こうではブロックするほど気にしていたらしい。大笑いした。

百田尚樹はもう政治に首を突っ込まない方がいい。恥をかくだけである。講師として喚ぶ方も人が悪いが、面白半分に呼んでいるとしか思えない。おそらく自民党には講師のアホ枠があって、その筆頭に百田が挙げられているのかもしれない。百田も期待に応えておばかの暴言を繰り返すから、劣化した政治が面白がるのだ。

それで百田を講師に喚んで、メディア恫喝の口火を切らせ、続いて廊下の記者たちに聞こえよがしに恫喝を加えたのである。

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この百田妄言に対して、「百田氏発言をめぐる琉球新報・沖縄タイムス共同抗議声明」が出た。

ものを書くのをなりわいとする人間が、ろくに調べず虚像をまき散らすとは、開いた口がふさがらない。あろうことか言論封殺まで提唱した。しかも政権党の党本部でなされ、同調する国会議員も続出したのだ。看過できない。

安倍晋三首相に近い自民党若手国会議員の勉強会「文化芸術懇話会」で、作家の百田尚樹氏が「沖縄の2紙をつぶさないといけない」と述べた。
出席した議員も「マスコミを懲らしめるには広告収入がなくなるのが一番だ。経団連などに働き掛けて」と述べた。気に入らない報道は圧力でつぶすということだ。

国会でこの問題をめぐる質疑が出たが、自民党総裁である安倍首相はおわびを拒否し、発言議員の処分も拒んだ。言論封殺に対する首相の認識を疑わざるを得ない。
百田氏は米軍普天間飛行場について「もともと田んぼの中にあった。まあなんにもない。基地の回りに行けば商売になるということで人が住み出した」とも述べた。事実誤認も甚だしい。

戦前の宜野湾村役場があった場所は現在の滑走路付近だ。周辺には国民学校や郵便局、旅館、雑貨店が並んでいた。さらに言えば琉球王国時代の宜野湾間切の番所(村役場に相当)もここだ。有史以来の地域の中心地なのである。

ここは沖縄戦のさなか、米軍が地元住民を収容所に閉じ込めている間に建設を強行した基地だ。民間地強奪を禁じたハーグ陸戦条約違反だが、戦後も居座った。土地を奪われた住民が古里の近くに住むことを金目当てであるかのごとく言うのは、誹謗(ひぼう)中傷に等しい。

しかも日本復帰までは落下傘降下訓練が主で、今のような運用ではなかった。1974年に滑走路が整備され、76年に岩国基地から海兵航空団が移駐してきて今のような運用になったのだ。62年には既に市制に移行し、75年に人口は5万人を超えていた。市街地に航空団の方がやってきたのである。

この情報は宜野湾市のホームページにある。少し調べれば分かる話だ。百田氏はそれすらせずに虚像を拡散させたのである。軍用地主が「みんな大金持ち」というのもうそだ。極めて悪質と言わざるを得ない。
「沖縄2紙をつぶす」発言について、百田氏は翌日になって「冗談として言った」と述べたが、言い訳は通用しない。言論封殺を望む考え方自体が問題なのである」

認識の間違いにも、訂正してすむ間違いと、謝罪しなければならない間違いがある。百田の犯した間違いは、明らかに謝罪すべき間違いだ。

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