橋下維新は、対案を出して自民党案を成立させる。

東京の大手(「記者クラブ」)メディアは、成立させた後に法案を危惧して見せる。

日本では、結末へのベクトルは予定調和のもとに定められている。

橋下維新は、「同一労働同一賃金法案」のみならず、戦争法案にも自民党に協力するはずだ。自民党二軍としての維新の存在理由は、自民党に協力して強行採決非難をかわす状況をつくってやることだ。

維新の対案は、集団的自衛権行使の要件に、下らぬ文言を付け加えるだけのものだ。

「日本と密接な関係にある他国に対する武力攻撃が発生し、国民の生命、自由、幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある」という政府案に、「日本への武力攻撃が発生する明白な危険が切迫している」との文言を追加することにすぎない。集団的自衛権は違憲だ、という認識は維新にはない。

おそらく「日本への武力攻撃が発生する明白な危険が切迫している」という文言も自民党に骨抜きにされて妥協することになろう。かりにそのまま文言を追加したところで、「明白な危険が切迫している」か否かは、主観の問題である。認識の問題にすぎない。米国の要請されあれば、政権は、外部状況を作り替えるのである。憲法を守らなかった自民党が、維新との修正協議など守るはずがない。それがわからぬほど、維新が愚か者の集団とも思えない。問題は、維新が、とりわけ橋下徹が、それを政治と勘違いしていることだ。

これはあくまで素直に維新を追ったときの分析だ。もうひとつの状況の読み方がある。

これはわたしの読み方であるが、東京で橋下徹が安倍と会ったときの密談で決められたあらすじを推測するものだ。

つまり、今後は、安倍脚本、橋下、松野主演の三文芝居になる可能性もある。安倍が書いた脚本を、橋下、松野が、維新で書いた脚本だとうそをつく。自民党は、その脚本を丸呑みして見せる。それでは反対する理由がなくなったとして、維新は採決に応じる。何のことはない、安倍の書いた脚本通りに維新が芝居を打って採決されるのである。

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これは、表面上は三文芝居である。しかし、1%の戦略と呼応している。この国の1%、すなわちロックフェラーやビル・ゲイツら無国籍の株主・グローバリスト、ジョン・P・ホールドレンの優生学思想を中心とした人口削減主義者たちの動きと呼応している。

99%、すなわち食べるのに必死の貧困層・放射能汚染地帯への帰還・放置や経済徴兵制などによる人口削減の対象者は、悪の予定調和に気付かない。ここでは無知が死と同居している。

この世の戦争には2種類ある。戦時の戦争と平時の戦争だ。

戦時の戦争はわかりやすい。それは戦争法案(安保法制)として準備されつつある。「日本スゲー系」とは1%への同調圧力系のことであり、99%に「日本はスゲー」と叫ばせながら、戦場に送るシステムのことだ。

戦時の戦争が直接的な見えやすい99%殺し(人口削減)であるのに対して、平時の戦争は見抜くのが少し難しい。平時の戦争は間接的な見えにくい99%殺し(人口削減)であるからだ。

I=PATとは、環境への衝撃(I)は、人口(P)、豊かさ(A)、技術効率(T)の積に等しいとする説だ。

「成長には自然の限界がある。人々が豊かになるのは地球環境にとっては悪いことだ」とする説である。エールリヒとジョン・ホルドレンによって確立された。この考えが人口削減主義者たちの根拠になっており、この説を受け継いだネオ・マルサス派によれば、地球環境を救うために、経済成長、技術革新、人口増加を抑えなければならない。

日本の99%はすでに平時の戦場にある。それは放射能被ばくと飢餓と戦う戦場だ。1%はすでに被ばく地帯への帰還と放置政策によって、99%のジェノサイドを押し進めている。最新の政策としては労働者派遣法改悪が衆議院を通過して参議院に送られた。

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55年体制では、社会党が「反対して通させ」た。現在では橋下維新が「対案を出して通させる」。

自民党は、普段は、公明党の「修正」協議用に、消えるべきフックをつり下げておく。すべては茶番劇にすぎない。修正した案が、もともとの自民党案である。合わせる公明党も、すっかりこれに慣れてうまくなった。

政局では、橋下「対案」で切り抜ける。維新は未熟なので、フックに気付かず、自民党案を、より悪く強化してくれる。

与党に公明党、野党に維新を配置して、自民党の戦争法案(安保法制と労働者派遣法改悪)が押し進められている。

このふたつとも通底するものは人口削減だ。結婚できないように追い込む。戦争法案によって戦死に追い込み、労働者派遣法改悪で自殺に追い込む。人口削減は達成される。

労働者派遣法改悪がいかに非人間的な悪法であるかについて、井上伸が「【派遣労働者の悲痛な声2】派遣法改悪は“透明人間”の派遣を切る、早死にできるよう病院行くのやめました」(6月18日)で現場の生の声を伝えてくれている。

この悪法についいては、実際の派遣労働者の声を聞くのが重要である。政治家たちにだまされないためにも必要だ。

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(引用は一部であるが、ディスプレイ上の読みやすさを考慮して改行を増やしてある。また、句点の打ち忘れなどは、兵頭の方で校正してある)

「40代 女性 OA機器操作 現在の職場での派遣期間8年

今回の派遣法改悪で、個人単位3年間になったら、年齢的にもう次の仕事は見つからないと思います。将来ホームレスになるしかないと思います。周りの派遣はみんなその不安を持っています。派遣先企業は、派遣を正規雇用には絶対にしません。

個人単位3年間にすることにより、誰が得するんでしょうか? 政治家と経団連ですか? 消費税増税しても、私達派遣は1円たりとも給料は上がりません。部品扱いなので。なにが楽しくて生きているのか分かりません。早く死にたいです。

正規は仕事しない出来ない人達ばかりで、派遣や協力会社の人達が必死に仕事をして成り立っています。そういう人達がボーナスを貰う権利があるのにと。何故こんなに理不尽な世の中になってしまったのでしょうか。この職場にいるとつくづく日本はもう終わったなと思います。

(中略)

50代 女性 研究補助 派遣労働者として働いて13年

「政府や国会議員に伝えたいこと」なんてありません。国や議員にとっては派遣労働者なんて、どうでもいい底辺の人間なので、派遣労働法改正に真剣に取り組んでいるわけではないからです。政治的な駆け引きのささいな案件に過ぎません。どうでもいい国民から何を言われても別に痛くもかゆくもないでしょう。

それよりも、たったいま同じフロアにいる人達が、毎日一緒に働いている隣の席の人間の処遇にまったく興味がないことのほうが私にとってはとても苦しいです。昨年、父親が死んだときにも忌引きも香典もありませんでした。それを見ていても誰も何もいいません。

来月になれば賞与授与の場に同席させられます。派遣には賞与も退職金もないことを知っているはずなのに見てみぬふりをします。13年同じ企業で働いていますが、この会社の製品は絶対に買いません。潰れたらいいと思っています。派遣法は労働者を分断する法律です。

(中略)

30代 男性 一般事務 現在の職場での派遣期間2年

結婚して子供を産み育てたいと思っていますがいつまで経っても派遣から抜け出せず、おかげで社会的地位・信用がなく、人生設計もロクに立たないので、恋人がいて結婚する気があっても結婚できません(派遣だと女性や世間から結婚相手としては認識してもらえないのが社会の実情)。

言うまでもありませんがローンも組めませんから車も家も買えません。労働者はいろいろなものを生み出し外貨を獲得したりして国を支えますが、人材派遣業を始めとするいわゆる“ピンハネ業”は基本的に外貨を獲得する事はなく、日本の労働者から上前をはねるだけで何も生み出ない、日本に巣食う“寄生虫”と言って差し支えありません。

政府として労働者とピンハネ業、どちらを保護すべきかは明白です。日本にとって百害あって一利なしの派遣法改定を直ちに取り下げる事を求めます

こういった叫び声が、日本中に横溢している。安倍晋三が、美しいといった日本、取り戻された日本が、これである。安倍を退陣させなくては、日本破壊は終わらない。

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