本メルマガの「森友学園のゴミ(その1)」(832号 2017年3月8日)でわたしは次のように書いた。

なんちゃって防衛相の稲田朋美が、かつて塚本幼稚園の顧問弁護士だった件を最初に述べておこう。

この事実をフェイスブックで「国会議員になる前の稲田朋美先生は塚本幼稚園の顧問弁護士だったそうです。驚きました」と公開した「保守の会」会長の松山昭彦が、投稿内容を打ち消した。

松山は、「顧問弁護士だったのは稲田先生の旦那さんの方でした。この場を借りて訂正いたします。お騒がせしました。反日左翼の皆さん、残念でした」と書いた。

この訂正をそのまま信じている人たちが多い。しかし、訂正が正しいとは限らない。うっかり書いてしまった先の情報の方が正しく、あとは打ち消しを稲田側から頼まれた可能性もある。

稲田は、明確に答えずに沈黙している。

登録した顧問弁護士の名前は稲田朋美で、実際は夫が担当していたケース、あるいはその逆、と様々なケースが考えられる。とにかく安倍奴隷政権は、都合の悪いことには嘘をつく。周辺の取り巻きも嘘をつく。これほど言葉の信用できない政権はない。

大切なのは稲田朋美と籠池泰典との付き合いが深いことだ。それは籠池の長男が「稲田朋美氏の初当選から応援していた」と証言していることからもわかる。

あまり安倍晋三周辺の連係プレーを信じない方がいい。

このことはツイッターでも投稿したのだが、塚本幼稚園の顧問弁護士は、稲田朋美ではなく、その夫だったということになってしまった。

しかし、やはりわたしのいったとおり稲田朋美は、しっぽ籠池の顧問弁護士をやっていた。このことをしっぽ籠池自身が「稲田朋美とは旧知の仲」「稲田の主人と稲田朋美と、あとひとりふたり顧問弁護士がいた」と証言している。

「【森友学園問題】籠池泰典氏 緊急独占インタビュー! あの会見で語れなかったこと」
(証言は7分あたりに出てくる)

また、インタビューした菅野完が次のようにツイートしている。

「僕のインタビューに出てくる籠池理事長の証言だけだと信用できんと言うのなら、紙で、裏とったこと証明しておこう。
やっぱりちゃんと、稲田朋美と書いてある

さらに顧問契約も出てきた。

出廷記録まで出てきた。稲田は、2004年12月、森友学園が起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に、原告側代理人弁護士として出廷したことを示す裁判所作成記録が出てきた。もう逃げられないだろう。

安倍晋三、安倍昭恵、松井一郎、稲田朋美、鴻池祥肇と、今は籠池泰典をしっぽ切りして、知らぬ存ぜぬと逃げている。

「今回の森友学園事件はよくないが、籠池泰典さんはよく存じ上げています。教育理念は一緒です」と堂々といったらいいではないか。

自分に都合が悪くなると、同志をすぐに見捨てる。庇わないし、助けない。所詮、この程度の連中が愛国だの保守だのとふんぞり返って政権を担っているのだ。あるいは反中、反北朝鮮を叫んでいるのだ。いざとなったら国民を守る筈がない。

だから南スーダンの自衛隊よりも、自己保身が優先されて、撤退になるのである。わたしたちは、もっと深くかれらを認識し、否定しなければならない。

今日のメルマガでは、深刻な米国の状況を考えてみよう。米国の状況といっても、すでに日本の状況になっているのだが。

『マスコミに載らない海外記事』(2017年3月 9日)に、Paul Craig Roberts の「ワシントンの慈善の仮面は崩壊しつつある」が載っている。

数週間のトランプ大統領体制で、今回も変化は皆無なことが十分明らかになった。

ロシアとの正常な関係は、消滅したわけではないにせよ、棚上げされている。予算と警察国家権力を正当化するため、アメリカの世界覇権を求めるネオコンのイデオロギー的要求のため、敵を必要とする軍安保複合体の物質的要求の方が、熱核兵器大国間の信頼より、ずっと重要だと見なされているのだ。

(中略)

民主的な変化に、ワシントンは強権で反対する。現在、来る選挙で、フランス大統領候補として人気のマリーヌ・ルペンは、ワシントンによって破壊されつつある。

マリーヌは、ワシントンが承認する人物リストにない。その理由は

(1) 彼女はワシントンでも、EUでもなく、フランスの利益のために発言しており

(2)彼女は、GMOに反対するフランス法や、フランスの労働、安全や環境基準から、アメリカ多国籍企業を免除する大西洋横断貿易投資パートナーシップ協定に反対しており、

(3)フランス人は、フランス人であって“ヨーロッパ人”ではなく、欧州連合から離脱したいというフランス世論を支持しており、そして

(4) 彼女が、アメリカ侵略の道具としてフランスを利用しているNATOから、フランスを離脱させたがっているためだ。

(中略)

ワシントンとアメリカ売女マスコミによって作り出されている『マトリックス』の外で暮らしているヨーロッパ内の僅かな人々は、CIAはルペンがフランス大統領になるのを許すまいということで合意している。

彼女はワシントン帝国にとって脅威なのだ。ドミニク・ストロス-カーン同様に、スキャンダルと濡れ衣で、彼女を潰すことができないのであれば、彼女は暗殺されるだろう。「ワシントンの慈善の仮面は崩壊しつつある」

Paul Craig Roberts は、もともとトランプの大統領選勝利を喜んでいた。しかし、現実に大統領になってからのトランプには幻滅したようだ。それは、大統領職に対する、そしてトランプに対する、かれの過剰な期待と信頼の裏返しのようにわたしには見える。

大統領になったからといって、すべてを意のままに決められ、政策を実現できるわけではない。

政治家評価で重視すること。それを、わたしは選挙民との約束実現に、任期の最後まで誠実に努めたかにあると考えている。かりに実現できないことが幾つか出てきても、反対派との力関係で決まることなので、それはやむを得ないとする考え方だ。

ただ、たとえば野田佳彦のように、選挙中に約束した根本的で大きな政策で国民を裏切る。それを語って政権交代を実現できた消費税増税反対を、首相になって裏切り、実現するというのは別次元の問題だ。これは政治家を云々する前に、野田佳彦が人間として最下等の人間であることの証明なのだ。このような本質的な裏切りは、たとえひとつであっても、けっして許してはならないのである。

トランプ政権は、まだ港を出たばかりだ。しかも米国内で権力闘争をやっている最中だ。もう少し、時間を与えてやってもいいように思われる。

「来る選挙で、フランス大統領候補として人気のマリーヌ・ルペンは、ワシントンによって破壊されつつある」というときの、ワシントンDCと、トランプは権力闘争の真っ最中だ。

マリーヌ・ルペンを否定しているのもワシントンDCである。トランプではない。ここを間違わないようにしなければならない。トランプは米大統領であり、したがってワシントンDCの人間である、とはならないところに、現在の米国の複雑な状況がある。

マリーヌは米大統領選の最中から、トランプ支持を表明している。そのことはトランプも知っているはずだ。

マリーヌがナショナリズムに拠ってフランスの利益のために発言しているのは、トランプの「アメリカ第一主義」と同じである。トランプはイギリスのEU離脱を支持している。したがってフランスのEU離脱も評価するだろう。

さらにトランプは選挙中NATOを否定していた。それでマリーヌがNATOからフランスを離脱させたがっても、本音の部分では理解できるはずだ。

ワシントンDCがマリーヌ・ルペンを攻撃するのは、じつはトランプ攻撃と軌を一にするものだ。「彼女を潰すことができないのであれば、彼女は暗殺されるだろう」とPaul Craig Roberts は書く。これはそのままトランプへの予測でもある。

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