謹んで新年のご挨拶を申し上げます。

今年が皆様によい年になりますように。

神戸は晴れていますが、皆さまのところはどうでしょうか。

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昨年を振り返ると、多くの災いがこの国に取り憑いた一年でした。それも政治のトップによって、意図的人為的に日本は断崖へと追い詰められています。

太平洋戦争の場合は、米国によってこの国は自暴自棄の戦争に追い詰められました。今回は、米国のしもべと化したこの国のトップによって破滅へと追い詰められています。

救いの光明は、トランプの登場と、多極化時代の到来です。このふたつとも安倍晋三の逆風になっています。

そのことを今日のメルマガでは展望してみます。

昨年も皆さまにはたいへんお世話になりました。読むのが辛いテーマも少なくなかったと思います。これは状況が暗いのでやむを得なかったのです。お許しください。

国のトップが国民の幸せを願う国だったら、わたしも明るいテーマに終始するか、政治状況そのものを書かずにすんでいたでしょう。好き好んで破邪の剣をふるっているのではないのです。

山谷や横浜寿町のドヤ街で、連日炊き出し活動を行った山本太郎や松戸市議会議のDELI、村上さとこ、雨宮処凛ら。ネットでは年の瀬をゴルフ、映画、高級料理店で過ごす安倍晋三との比較が話題に

その点、ご理解いただきたいと思います。

皆さまにとって、どうか今年が良い年になりますように。

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電通を巡る動きがどうも異様である。犬HKが連続して、昨年末に過労自殺した新入社員の高橋まつりを採り上げ続けている。

電通と犬HKといえば、御用メディアの双璧だ。日本国民を不幸にしている同じ穴の狢である。それが、吹っ切れたような電通批判なのだ。

11月7日午前、厚生労働省は計88人の大所帯で電通本社、中部、関西、京都支社に大規模な強制捜査に入った。しかも異例の早さで立件、石井直社長の辞任にまで発展した。国土交通省の徳山日出男前事務次官が、電通の常勤顧問に就く。技術系の官僚が大手広告会社の顧問になるのは異例である。

これから直属の上司あるいは社長の逮捕にまで発展するかもしれない。

ここまで大規模な動きになったのは、ブラック企業取り締まりのプロ集団「過重労働撲滅特別対策班」(通称「かとく」)が動いたのである。

この問題は、過労死が労働基準法に違反しているとか、「働き方改革」に官邸が利用したといった問題だけではない。電通を官邸・自民党が押さえて、より強力な、米国のタヴィストック人間関係研究所のような洗脳組織にグレードアップする力が働いたものだろう。

いずれにしても電通は、これを機会に、官邸直属の、より強力な洗脳機関にグレードアップされると見ておいた方がいい。

ところで、なんちゃって防衛相の稲田朋美が、29日の午前に、靖国神社に参拝した。8月の防衛相就任後初めてである。安倍晋三のハワイ・真珠湾訪問に同行して、夫名義の軍需関連株22,000株の高騰を図ってきたばかりである。安心したのか、右翼への選挙対策を思い出し、参拝したのだと思われる。

稲田朋美は「防衛大臣である稲田朋美が一国民として参拝した」と、わけのわからないことを記者団に語った。「防衛大臣稲田朋美」と記帳するも、玉串料は私費で納めたと、ほんとうに分かりづらい。

この分かりづらさは、選挙目当ての保守・右翼であって、その真実は対米隷属の売国奴であることからきている。つねに言動が股裂きに逢うのだ。

稲田朋美は、8月の防衛相就任の際、「いかなる歴史観に立とうとも、いかなる敵味方であろうとも、祖国のために命を捧げた方々に対して感謝と敬意と追悼の意を表するのは、どの国でも理解をして頂けるものだと考えている」と述べている。それなら慰霊は、米国兵だけでなく、日本が攻撃し殺害したすべての国の兵士・市民になされるべきだ。米兵と日本兵とだけに限定されるのはなぜなのか。ぜひとも稲田の見解を聞きたいものだ。

ロビン・ニブレット(英王立国際問題研究所所長)は「欧米の衰退と国際システムの未来―バッファーとしての「リベラルな国際経済秩序」」のなかで、次のように書いている。

(ロビン・ニブレットは、戦略国際問題研究所(CSIS)のエグゼクティブ・バイスプレジデントを経て現職)

リベラルな国際秩序を維持したいのなら、民主国家は先ず国内問題に対処しなければならない。生産性と賃金を引き上げ、テクノロジーによって古い仕事が失われても労働参加率を高める方法を模索し、移民を社会に統合する必要がある。

高齢社会を管理し、ヨーロッパの場合、中央からの交付金に頼る「福祉国家」から、もっと地方分権的な「福祉社会」、つまり、地方自治体が管理できる税収を増やし、地元のニーズにあった社会サービスを提供できるように進化させていくべきだろう。

リベラルな政府なら、教育投資を増やし、物理的インフラやデジタルインフラを整備し、サービス分野での起業や成長を妨げている規制を緩和することで、こうした課題を克服できる。

控えめな措置にみえるかもしれないが、リベラルな国際秩序の魅力とその存続は、それが他の秩序よりも優れた配当を社会にもたらせるかにかかっている」(『Foreign Affairs Report』2017 NO.1)

ここには安倍晋三が国内政治でやるべきであって、やらないばかりか、真逆なことをやっていることが挙げられている。

「リベラルな国際秩序を維持したいのなら、民主国家は先ず国内問題に対処しなければならない」。安倍がやっていることは、対米隷属の国外問題ばかりだ。頻繁に外遊しては外国に国富をばらまき、はては南スーダンへの実質的な派兵である。逆に国内問題では、1%を富ませ、99%の貧困をさらに深刻化する政策ばかりやっている。

中国に対抗して、価値観を共有するリベラル国家の連帯をいうのなら、まず国内の格差問題に切り込むべきなのだ。この99%貧困の問題に関しては、安倍政権は無関心で、何の成果もあげていない。むしろこの一年で日本の格差は拡大した。

高齢社会問題には高齢者への増税で対処し、地方分権の問題には逆に中央集権の動きを強めた一年だった。

「リベラルな政府なら、教育投資を増やし、物理的インフラやデジタルインフラを整備し、サービス分野での起業や成長を妨げている規制を緩和することで、こうした課題を克服できる」。安倍晋三がこの一年やったことはほとんどこの逆の政策である。日本の教育予算の対GDP比は、OECD加盟国中最低である。

多くの大学生は、学びたくても親の経済力で諦めるか、多額の利子付き借金を抱えて大学を卒業することになる。

かりに卒業できても、待っているのは非正規雇用の職場である。今や非正規が48%もいる。抱え込んだ借金の返済と低賃金で、結婚できない現実に逢着する。これが安倍晋三のいう「美しい日本」、1%だけが左うちわの日本なのだ。

非正規をそのままにしておいて、「同一労働同一賃金」をいいだした。しかし、かけ声ばかりで企業側は守らなくてもいいことになっている。「同一労働同一賃金」の違法性の立証責任は非正規側にあるとしたうえで、法的強制力もない。

2016年12月19日に、神奈川県が実施したひとり親家庭のアンケート調査では、半数近い46%のひとり親家庭が預貯金ゼロの貧困状態だった。しかも全体の「公共料金滞納」「家賃滞納」も27%にもなっていた。国内問題を改善できない三流政治家が、法の支配だの自由だの段平を振りかざして粋がっている場合ではないのだ。

日本は今やCIAの調査ではGDPが世界43位である。このあたりが案外正確な位置なのだろう。

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5年ほどかかりました。テレビにでも出ていたら、桁が違っていたでしょうが、出なかったおかげでほんとうのことを書き続けてこれました。

わたしのようにどの組織にも属さず、辛口の政治評論が中心で、どの政党も遠慮せずに批判し、既得権益支配層を批判するばかりか、だらしのない国民をも叱咤し続けて、3千部達成というのは、珍しいのです。

たまにお便りで読者を知ることがあるのですが、わたしの読者は粒よりで、一騎当千のつわものばかりです。これが何よりのわたしの誇りです。

なにぶん歳なので、いつまで書けるかわかりません。それ以上に、狙われているので、ネットから追放される可能性もあります。皆さんのなかにもわたしのツイートをリツイートして、妨害された方がおられるでしょう。共産党からネトウヨまで、幅広い妨害に遭っております。つまり公認左翼と右翼とに怖がられております。

毒にも薬にもならない言葉ではないわけで、妨害はわたしの栄光だと思っております。

いくら妨害に遭っても、明察の支持者がいて、11月8日にはツイッターのフォロワーが3万人を超えました。感謝しております。

PC用だけで「まぐまぐ」の殿堂入りという、ひとつの区切りを迎えました。ご報告と感謝を述べておきます」

以上です。

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