太平洋戦争を起こした日本民族の負のDNA。これは学校では教えない。かりに近現代を学校で学んでも、わからない。

それはそうである、わかっていない教師が教えているからだ。

山ほどある太平洋戦争の体験本を読んでも、戦争の過酷さ、非人間性はわかっても、太平洋戦争を起こした民族の負のDNAはわからない。これは書いている著者にも責任がある。本人たちもよくわからずに戦地に送り込まれ、そのまま戦後を送った人が書いている。

太平洋戦争を起こした民族の負のDNA。これを論じるには全体を見渡す力が必要になる。その数少ない著作に鈴木敏明の『逆境に生きた日本人』がある。

以前、鈴木敏明が『逆境に生きた日本人』で採り上げた日本民族の負のDNAとして、(1) 権威、権力に極端に弱い、(2) 変わり身が実に早い、(3) 裏切り者や変節者が多く出る、(4) 団結することができない、(5) 日本人は日本を愛せない、の5点を紹介した。

その後、わたしはそれに(6) 無責任である、(7) 総括(反省)しない、(8)民族として成長しない、(9)共生と自立ができない、(10)安全を犠牲にしてでも金儲けに走る、(11)深く考えるのが極端に苦手、(12)始めたことを途中でやめることができない、を捕捉して状況を論じてきた。

小保方晴子バッシングには、このなかのすべてが顔を出していた。

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(1) 権威、権力に極端に弱い(表面的には、東京の大手(「記者クラブ」)陰謀メディアや文科省、理研が、権威であり、権力だった。そこが笹井芳樹・小保方晴子を否定すると、異常なバッシングが始まった)

(2) 変わり身が実に早い(安倍晋三は、2014年6月に発表予定の成長戦略に、科学技術振興と女性の社会進出促進を盛り込む予定だった。しかし、米国の医・薬・保険業界の危機感を知ると、あっという間にSTAP細胞利用の計画を捨てた)

(3) 裏切り者や変節者が多く出る(これには理研の関係者など事欠かない)

(4) 団結することができない(外国人は、どうして日本人は自国の研究者を、こうも叩きまくるのだろうと呆れたにちがいない。とくにハーバード大は笑っていたのである)

(5) 日本人は日本を愛せない(国民は、自力で生きていけない人たちを国や政府は助けるべきだとは思わない、と考える割合が、日本は極端に多い。「What the World Thinks in 2007」の調査によると、日本 38%、米国 28%、英国 8%、仏 8%、独 7%、中国 9%、印度 8%となっており、あの強欲資本主義の米国よりも10%も多い。この冷酷さこそ、99%を団結させないための、メディアを使った1%の、最高達成のひとつである)

(6) 無責任である(笹井芳樹を自殺に追いやり、小保方晴子からは研究生活を奪ったのだが、どうやって責任をとるのか。もちろん、そんなことは考えたこともない連中がバッシングしたのである)

(7) 総括(反省)しない(これは絶対にやらないだろう)

(8)民族として成長しない(成長しないので、いずれ第二の小沢一郎、笹井芳樹、小保方晴子が犠牲者になる)

(9)共生と自立ができない(日本が、アジアに共生すべき友達がなく、米国から自立できないことは、世界が認めている)

(10)安全を犠牲にしてでも金儲けに走る(これは現在東京オリンピック招致収賄疑惑に顕在化している。金儲けのためなら、外人の被曝など問題にならないのだ)

(11)深く考えるのが極端に苦手(STAP細胞に関して、背景の米国の医・薬・保険業界の大きな力を考えられた者は、ほとんどいなかった)

(12)始めたことを途中でやめることができない(バッシングを始めると、相手の人権を完膚なきまで蹂躙し、自殺か辞職にまで追い込んだ。それを誇らしげに公言した者までいた)

だからわたしは、異常な小保方晴子バッシングのなかで、外国からSTAP細胞の真実が証明されるより他に、この問題に結論が出ることはないだろうと思っていた。

『Business Journal』(2016年4月14日)に、上田眞実が「瀬戸内寂聴が小保方晴子氏に熱烈エール! 「必ずあなたはよみがえります」」を書いている。こういう有名人の励ましは、自分が孤立していない、ひとりではないという、強い励ましになるものだ。なぜなら有名人の背後には多くの支持者がいるからだ。小保方晴子も心強かっただろう。瀬戸内寂聴はいいことをした。

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「瀬戸内寂聴氏(93)が、今月12日発売の「婦人公論」(中央公論新社)に掲載された連載エッセイ「わくわく日より」で、一連のSTAP細胞論文問題をめぐり2014年12月に理化学研究所を退職した小保方晴子氏にエールを送っている。

寂聴氏は作家でありながら得度し、大僧正の僧位を持つ。1958年に自身の体験に似せた主人公の奔放な生き方を小説『花芯』で描き、当時の風潮に逆らったとして世間から激しい批判を浴び、5年間文壇から干された経験を持つ。

寂聴氏は「この一作の不幸な運命の為、かえって60年にわたる小説家の生活がつづいたという大切な作品である」と苦渋に耐えた思い出を語っている。

寂聴氏は小保方氏の文章力に感嘆、本人の写真などを排し文章だけで自身の思いを練り上げたその清冽さを讃え、1月に発売された小保方氏の告白本『あの日』(講談社)を徹夜で通読し、さらに読み返したという。

「婦人公論」編集部によると、この連載は年明けから始まり、「日頃、寂庵さんがお感じになったことを綴ってもらっている」ということで、4回目の4月26日号で小保方氏へのエールにつながったようだ。そして、寂庵氏は小保方氏へのマスコミ報道は「狂気」であると批判。小保方氏に「日本だけが生きる場所ではない。必ずあなたはよみがえります。私のように」と、再生を期待するメッセージで締めくくっている。

小保方氏の代理人である三木秀夫弁護士によると、小保方氏は女性として大先輩でもある大僧正のエールにとても喜んでいるという。

波瀾万丈の人生を体現する寂庵氏の作家人生の支柱となった作品『花芯』は安藤尋監督により映画化が決定しており、女優の村川絵梨主演で8月6日から全国で公開される」(「瀬戸内寂聴が小保方晴子氏に熱烈エール! 「必ずあなたはよみがえります」」

これまで述べてきたように、日本人の悪いクセで、多数派が叩き始めると(日本の場合、東京の大手(「記者クラブ」)陰謀メディアが、米日1%の利権のために、特定の個人バッシングを扇動する)、付和雷同して一緒に叩き始める。小沢一郎の場合に見られるように、それがアンシャン・レジーム(旧体制)の忌諱に触れると、その様は異常になってくる。

深刻なのは、ネットの有力ブロガーが、報酬を得てそのバッシングに加わっていることだ。要はネット上の工作員と同じことを、理論の粉飾を施して始める。見返りは、報酬の他にも職場の出世や講演の依頼やテレビの出演、出版などがある。

この者たちは、たびたび仕事をもらい、ツイッターやブログで特定の個人・集団を長期にわたって攻撃するようになるので、注意してネットをみていると、それが見破れるようになる。このメディアリテラシーも自分のものにしておくことが大切だ。

この者たちを使うのは、巨大な力なので、この者たちがTPPに反対したり、消費税増税、原発に反対したりすることはない。かといって、TPPに賛成したり、消費税増税、原発に賛成したりはしない。たいていの場合は、権力を批判する個人・組織への攻撃である。正体を見分けるのはそれほど難しくはない。

しかし、この者たちが無名の装いで、純粋に「理論」や「正義」の段平を振り回すから、多くの人がだまされてしまうのである。

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