民進党(旧民主党)のお子ちゃま政治が続いている。岡田克也の言動は、口を開くたびに自公との近さが露出する。岡田は語っている。

安倍首相は(2014年に)「リーマン・ショックのようなことがない限り、必ず(17年4月に)消費税を上げます」と言って解散した。17年4月から上げることができないとなれば、これは重大な公約違反だ。したがって、それは内閣総辞職に値する

これは、4月3日に、北海道石狩市で、記者団に語った言葉だ。要は、自民党は言行一致で、消費税増税をやれ、そうすると選挙で民進党が有利になる、という思惑なのだろう。

お子ちゃま政治の意地悪である。そんなことをやられたら国民はたまったものではない。安倍も岡田も、消費税増税など何の痛痒も感じないだろう。しかし、庶民の生活は大変なのだ。この消費税増税の10%を法制化したのは民進党(旧民主党)である。したがって、岡田がいっているのは、自民党とは、結論は同じだが、プロセスが違う、といった程度のことにすぎない。

我々は(景気次第で増税をやめられると定めた)「景気条項」が(消費増税改正法から)削除されても、そのときの経済状況で判断する考え方を維持している。どうするかは党として決めていないが、苦渋の決断だ

何が「苦渋の決断」だ。官僚の天下り・渡りの廃止・禁止になぜ手を付けないのだ。なぜ弱い者から収奪する消費税増税にばかりこだわるのだろう。富める者の脱税や、富める者から多くを取る、富の再配分に、なぜ向かわないのだ。民進党の理念「共生」は、ただのお飾りか。

「今の経済状況、(政府が)行政改革をしていないということであれば、国民が(「増税を再延期すべきだ」と)思うのも無理がない。そういうことをきちんとクリアしたうえで、(消費税を)上げられる状況を作り出すべきだ」

岡田の無能、鈍感が露出した発言である。国民は、行政改革をやったら消費税増税をやってもいい、などとはいっていない。消費税増税をやっても社会保障には使われなかった、生活が苦しい、もう増税は勘弁してくれ、といっているのだ。

それに、選挙の前に、どうして原則消費税増税賛成をいうのだろう。看板を代えただけで何も変わっていないではないか。

民進党は、新しくなったというのなら、消費税増税が景気の浮揚に結びつかないことを再確認して、5%に戻すという減税に舵を切り替えるべきなのだ。そこで初めて国民の信頼回復の緒に就く。

そのためには、民主党壊滅のA級戦犯たち、菅直人、野田佳彦、岡田克也、前原誠司、枝野幸男、細野豪志、玄葉光一郎、安住淳、長島昭久らは、憧れの自公に移るべきなのだ。この者たちが民進党にいて、自民党二軍のお子ちゃま政治を続けるかぎり、民進党の再生はない。日本の再生もない。

選挙直前の現在の状況は、それを明確に物語っている。民進党を新しく生まれ変わった政党だとは、国民は思っていない。旧民主党が名前を変えただけと見ているのだ。それは正解である。政策が変わっていないからだ。

しかし時間もなくなってきた中で、(増税が)事実上不可能になってきているのが現状だと思う。だが、それは先々の世代に負担をかぶせているだけという面もある。国民に本当に申し訳ないことだ。上げられる状況を作り出せていないことも申し訳ない」(「消費増税再延期「内閣総辞職に値する」」『朝日新聞デジタル』4月3日)

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消費税増税先送りで、申し訳ない、上げられる状況を作り出せなくて申し訳ない。自民党の二軍政治を、これほど露骨に表白した言葉も珍しい。消費税増税も、自分たちだったら、もっとうまくやったといいたいのだ。

そういえば、昨日(4月3日)の、犬HK「日曜討論」でも、自民党の高村副総裁に「私ね、2週間くらい前に自民党の国対に「これ(安保法制撤回 注 : 兵頭)審議するの?」と聞いたことがあるんです。そしたら、「一部の民主党議員からは審議しないでくれ」と言って来ている」とお子ちゃまプロレス政治の一端を暴露されている。

岡田は「何を根拠にそんなことを言っているんですか! 失礼でしょ。誰が言ったのか明確にしてください。公共放送で失礼ですよ! 取り消せ!」といったが、深刻なのは、これはあり得る話だと国民が思っていることだ。

高村は「いや、取り消さない。自民党の国対が嘘をついたか明確にしていいですよ」と突き放した。民進党につきまとう胡散臭さ。お子ちゃまたちが、背伸びして政治ごっこをやり、好きなように自公に操られているといったイメージは、さらに増幅しそうだ。

メディアが萎縮して「プロレス報道」に自己規制するように、民進党も「プロレス政治」に走っている。メディアも政治もスポンサーの言うなりだ。

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『リテラ』に「佐藤浩市がテレビの萎縮・右傾化に危機感表明!「このままだとナショナリズムに訴えるドラマしか残らなくなる」が載っている。

俳優がドラマの側から、現在のメディアの問題について述べていて、興味深かった。

(「このままだとナショナリズムに訴えるドラマしか残らなくなる」)
(「このままだとナショナリズムに訴えるドラマしか残らなくなる」)

「「ナショナリズムに訴えかけるようなドラマしか、もう残された道はないんだろうか。冗談ですが、そんなことを口にしたくなるほど、テレビドラマの現状は方向性を見失っていると思う

これは3月30日の朝日新聞に掲載されたインタビューでのこと。タイトルは「方向性見失うテレビドラマ、希望はどこに」。佐藤は、現在のテレビドラマが医療ものと刑事ものに集中し、かつ視聴率も苦戦していることを挙げつつ、テレビドラマの“無害化”を批判している。

お茶の間に届けるテレビドラマにも、かつては映画のようなイデオロギー性をはらむ、偏った番組が放映される余地がありました。それがいつしか、どこからもクレームがつかない安全な方向を向いていく

「これだけ視聴者の裾野の広いメディアだけに、難しさはあるでしょう。でもそうやって現場で自主規制を重ね、表現の自由を放棄してしまっては、自らの首を絞めていくだけです」

つまり佐藤は、テレビドラマも「偏った番組」は自主規制されるなかで、ナショナリズムを煽る内容ばかりになるのではないか?と危機感を口にしているのだ。

さらに、“欧米に比べて日本の俳優には社会的発言が少ない”という問いには、「スポンサーとの関係性」という日本の特異な問題点を述べた上で、「世間もメディアも我々に社会的、政治的発言を求めていない側面もある。この島国では残念ながら、個人が自由に発言できる状況にはないのが現実だと思います」と述べている。

俳優が置かれている立場に佐藤が疑問をもっていることがわかる回答だが、「個人が自由に発言できる状況にはない」という指摘は、いま日本で強まる同調圧力や、多様な意見に対する偏狭な批判の多さを佐藤も感じているのかもしれない」(「佐藤浩市がテレビの萎縮・右傾化に危機感表明!「このままだとナショナリズムに訴えるドラマしか残らなくなる」)」

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誠実で勇気のある文化人・俳優・芸能人の、危機感の表明が続いている。室井佑月が、こういう表明があったときは、できるだけ採り上げて、孤立させないようにしてほしい、励ましてほしい、という要請をしていた。それでわたしもできるだけ採り上げるようにしている。

佐藤浩市は気になる俳優のひとりだ。かれが「ナショナリズムに訴えかけるようなドラマしか、もう残された道はないんだろうか。冗談ですが、そんなことを口にしたくなるほど、テレビドラマの現状は方向性を見失っていると思う」と語っているが、わたしも同感である。

現在のテレビドラマは、確かに医療ものと刑事ものに集中している。それも何年も前の再放送といったものが多い。安倍政権の弾圧にテレビが萎縮し、優れた番組を作るやる気を失っている。最近ではやたらと再放送と外国ドラマが多い。これがファシズムに向かう状況を、隠蔽する役割を果たしている。

ナショナリズムを煽る番組というのは、すでに犬HKで一般的になっている。テレビ界で飯を食っている人間はそれでいいのかもしれない。しかし、それに影響を受け、洗脳される国民が存在するのである。その責任については、まるで考えていないようだ。

これは政治についてもいえる。自分たちが生き残る、政治で飯を食っていくことばかりが優先されて、貧乏に追い詰められる国民の悲鳴は無視されている。

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