現職衆院議員の参院へのくら替え出馬が出てきた。民主党の菊田真紀子衆院議員が、わざわざ参院にくら替えして、こともあろうに新潟選挙区から出馬する。

これは非常に深刻な意味をもたらすだろう。なぜなら、菊田のくら替え出馬は、「生活の党と山本太郎となかまたち」元職の森裕子への対抗を意味しているからだ。ありていにいえば、脱原発(脱被曝、脱1%、脱原発依存、脱人体実験)潰しである。

報道によると、民主党幹事長の枝野幸男(父親は北関東の産廃業界で重鎮)は、記者会見で「(野党の)幅広い結集のためには、野党第一党が候補者をしっかり立てることが必要。党本部としては新潟を最重点選挙区としており、必ず勝ってもらう」と述べた。

民主党政権時代、新党日本代表の田中康夫は「笑止千万!「みんなの力で瓦礫処理」」で、枝野幸男の父親についてこのように書いている。

阪神・淡路大震災以前から、産業廃棄物も一般廃棄物も「持ち出さない・持ち込ませない」の域内処理を自治体に行政指導してきた政府は何故、豹変したのでしょう?

因(ちな)みに東京都に搬入予定の瓦礫処理を受け入れる元請け企業は、東京電力が95.5%の株式を保有する東京臨海リサイクルパワーです。

これぞ産廃利権! 仙谷由人氏と共に東電から献金を受け(朝日新聞1面既報)、父君が北関東の産廃業界で重鎮の枝野幸男氏、同じく東電が重用する細野豪志氏に「李下に冠を正さず」の警句を捧げねば、と僕が慨嘆する所以です。」

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枝野の記者会見を受けて、森ゆうこは次のようにツイートしている。

「本日新潟県4区で出馬し比例復活した民主党新潟県連代表の菊田真紀子衆議院議員が、今夏の参院選新潟県選挙区に鞍替え出馬することが正式に決定された。本人はインフルエンザで会議を欠席したが、代わりに枝野幹事長が新潟県連常任幹事会で経過を説明し了承されたとのこと。

街宣していると、4区の有権者からは、「菊田さんの議席は民主党だけのものでも、菊田さんだけのものでもない」「おらが代議士と思って一生懸命応援して来たのに4区はどうなるのか」「森ゆうこさんにも応援してもらって当選したのにどうしてこんな酷いことをするのか」という声を多数頂いた。

1人区となった新潟県選挙区では野党統一候補の選定が既に始まっており、民主党は、自ら公言していた昨年末までの独自候補擁立が出来ず、先週事実上の擁立断念という話が伝えられ、既に立候補表明している私を含めた三党の候補予定者の中から選定が進むと思われていた。

マスコミは「現職衆院議員の参議院への鞍替えは異例」と報じたが、異例ではなく、異常である。

私も4区有権者の一人であり、この前の衆院選では菊田真紀子さんに投票したし、生活の党新潟県連として彼女を推薦し全力で応援したが、事前に何の連絡もなかった。

菊田後援会の地区会長の1人は、「衆院選で応援してもらって比例復活だけれども再選できた。今度は参院選で森さんを応援して次の衆院選でまた一緒に戦い、今度は小選挙区で当選をと一生懸命頑張ってきたのに、私たちにも何の話も無い」と怒り心頭だった。

民主党は野党共闘をよく分かっていないのではないか。どうやったらこの参院選に勝って安倍政権の暴走を止め、そして衆院選でも勝利を収めて政権交代を果たし、今度こそ本当に国民の生活が第一の政治を実現することができるのか考えているのだろうか。

「原子力村による森ゆうこ潰し」という話を聞いた。
電力関連の人たちが、「野党統一候補に森ゆうこだけは絶対に認めない。森ゆうこだけは潰せ」と圧力をかけていると「それなりの立場の人」から聞いていたことは事実である。

連合新潟は、これもまた異例の速さで、菊田真紀子さん本人が出馬表明もしていないのに、昨日推薦を役員会で決定し、近々持ち回りの推薦委員会で決めて連合本部に申請し正式決定すると公表した。

かねてから主張していたが、改めて、共産党や市民連合も含む「オールにいがた」で野党統一候補を決め、共闘について協議する場を儲けることを提案していくつもりだ。

政治の世界は何があるか分からない。野党が一丸となって国民の声に応えて共闘することが出来ると信じているし、共闘しなければ国会を大政翼賛会にしてしまう。今からでも決して遅くはない

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もともとわたしは、民主党や維新の党を評価も信頼もしていない。選挙協力については、「戦争法廃止の国民連合政府」という共産党の呼びかけに、野党は応じるべきだという考えである。

わたしは、どの政党にも所属していない無党派の立場からいっているのだが、その政策、1%の側の政党という本質からいって、民主党・維新の党は、かりに政権交代を果たしても、99%を裏切ると見てきた。

それが選挙前から出てきた感じだ。

わたしも若くはないので、何はおいても安倍自公政権を打倒することが大切だ、という考え方は、よく理解できる。しかし、それにはひとつの条件がある。民主・維新の政策が、自公の政策とは違って、99%の側に立つものであることだ。国民を幸せにするものであることだ。

しかしながら、民主・維新は、原発、消費税増税、戦争法、辺野古の米軍基地建設、TPPと、大きな政策はほぼ自公と一緒だ。これで政権交代に何の意味があるのか。同じ1%のための政治が続くのである。政党を見るときに、もっと政策を重視すべきだ。この視点が、あまりの自公のひどさに、おろそかになってはいないだろうか。

ただ、好き嫌いでやるのなら、民主・維新もいいかもしれない。しかし、やらせてみて、民主・維新もだめだったから、またぞろ自公に復帰させる。永劫に回帰するこの愚かさを、わたしたちはどこかで断ち切らねばならない。

ところで、民主・維新だけの政権交代は、もっと深刻な事態を招くだろう。それは民主・維新の力のなさからくる。かりにかれらに政権交代を託しても、自公以上の対米隷属、官僚隷属、財界隷属になることに気付くべきだ。それはアンシャン・レジームが、民主・維新に裏切りの政治をやらせて、自公の政権奪還を果たさせるという力学が働くからである。

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先の民主党政権がそうであった。鳩山由紀夫、菅直人、野田佳彦らのやった政治は、あとになるほどその傾向を強めた。野田佳彦にいたっては、政治的無能の結果として民・自・公の3党大政翼賛政治に走ってしまった。世間は野田佳彦を「財務官僚の犬」とまで揶揄した。その結果、民主党は潰れた。

いや、民主党の菅直人と野田佳彦は、民主党ばかりか、日本国そのものを滅ぼした。現在、安倍晋三がやっている悪政の核心的なものは、かれらが手を付けたものだ。「マニフェストなど裏切ってもいいのだ、99%は棄民してもいいのだ」と自民党は、民主党の政治を見て確信したのである。

だからこそ、政権交代には、政治の良心として共産・社民・生活を入れておかねばならないのだ。民主党が共産党を排除するのは、共産党が明確に戦争法を廃止するからである。99%の側に立つ政治であり、人数的にも無視できない勢力であるからだ。もちろん社民・生活も99%を裏切らない政党だが、数が少ないので、民主党は高をくくっているのである。

現在、民主党は、民主党の一人勝ち、あるいは民主党への吸収合併に向けて走り出している。傲慢で無責任であり、危機意識のかけらもない。森ゆうこに対抗馬を立てた例に見られるように、市民連合や野党共闘候補を無視し始めた。

民主党の政策には、異様なほどに高齢者対策が何もない。それは団塊世代以上の落選中の元議員を公認から外したことにもうかがわれる。

高齢者は自民党へ、若者は民主党へと、棲み分けたつもりかもしれない。しかし、これでは政権はとれない。若者のなかには民主党の政治的未熟を知る若者も多いし、公明党や共産党を支持する若者も多い。

「民主党は嫌いだけど、民主主義を守る為」とかいうポスターのいじましさ。民主主義を守るためなら、自民党二軍の民主党よりも、共産党や「生活の党と山本太郎となかまたち」、社民党に入れる国民の方が圧倒的に多いだろう。

様々な集会で罵声を浴びるので、民主党も覚醒した国民に嫌われていることはわかっているだろう。しかし、過去から学んではいない。

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