野々村竜太郎が神戸地裁の初公判で、90回近くも「記憶にない」といった。それでテレビははしゃいでいる。しかし、甘利明も「記憶にない」といっているので、両者とも似たようなものだ。ただ、回数が違うのと、やったことが、野々村は政務活動費913万円の詐欺罪など、罪状がせこいのに対し、甘利は国を売ったという違いだろう。

甘利明の立件に検察が動くとしたら、米国に狙われた、あるいは見放されたことを物語る。田中角栄も小沢一郎も米国に狙われたのである。しかし、官邸周辺の動きを見ると、「はめられた」と憤慨して見せたり、2月4日にニュージーランドで開かれるTPPの署名式に甘利を出席させたりするなど、余裕さえ感じられる。

甘利も、根っからの売国奴で、国益など間違っても口にしない。米国にまなじりを決してものをいうタイプの政治家ではない。米国の怒りを買うようなことをしたとも思えない。

一部に、利用された挙げ句、甘利は用がなくなった時点で捨てられた、というシビアな見方がある。しかし、それはどうだろう。政治の世界では、汚名を帯びて尽くした人間は捨てないものだ。なぜならこれを一度でもやると、売国奴が続かないからだ。手厚く遇してこそ、裏切り者は続くのである。

それにまだ甘利は役に立つだろう。ここにきて、告発した建設会社の一色武を、メディアがダーティに描き始めた。これは特捜が動いたとしても、世間向けのパフォーマンスに終わる伏線である。パンツ泥大臣が辞めないのだから、野党も国民も完全になめきられているのだ。

状況は危機的になっている。のほほんとした国民への生活破壊は進んでいる。餓死が極端な形で拡大するかもしれない。安倍晋三が預金封鎖あるいはデノミ(いずれも国家による国民財産略奪と読め 注 : 兵頭)をやれば、日本は大混乱に陥るだろう。

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あの「安倍さまの犬HK」が、去年の2月16日に「預金封鎖」というこんな映像を手回しよく放送しているのだ。

さすがは犬HKである。政府の借金を、国民の借金というあたり、自民党による政治が悪いのではなく、国民が悪いことにする刷り込み(洗脳)がすでに始まっている。

渋沢敬三蔵相(当時)が「私は焼き討ちを受けると思った。そのくらい覚悟した」という言葉を流すのは、69年前も何も起きなかったのだから、今度も諦めて権力に従え、といっているのである。

以前もメルマガで、銀行には、毎月の引き落とし分といった最低額を残して、預金は引き出しておいた方がいい、という記事を配信した。

それを証明するような記事がある。『長周新聞』(2015年11月13日付)が「預金は山口銀行のものか? 引き出し頼むと警察に通報 犯罪者扱いの本末転倒」と題して、状況を先取りしたような記事を載せている。

山口銀行にお金を預けていた預金者が、口座解約その他の入り用でみずから引き出しに行ったところ、オレオレ詐欺にひっかかったのではないかとさんざん疑われ、あげくのはてに警察を呼ばれて、まるで犯罪人のように事情聴取を受けるということが頻繁に起こり、当事者たちを憤慨させている。

銀行に預けていた自分の金を、本人が自由に引き出すことができないのである。1回の引き出し限度額が設定され、まとまったお金を引き出そうとすると窓口で疑いの眼差しを向けられ、山口銀行の資産を減らそうとする悪い奴のような扱いで通報されるのだからたまらない。

山口銀行が預かっている預金は預金者のものなのか? それとも山口銀行のものなのか? すべての預金者にとって他人事では済まない出来事が起こっている」

オレオレ詐欺の予防のため、というのは口実だろう。

あなたのためだから」というコマーシャルがあったが、今は裏の真の目的を隠して、きれい事で目的を達するのが政権のやり口である。それが日本列島を染め上げている。

6人もの警官が、預金を引き出そうとした高齢者の尋問にやってくる必要などない。この山口銀行の姿勢は、いずれ全国に波及し、預金封鎖に発展する可能性がある。

(以下、長いのでメルマガの一部だけ公開します。

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「下関市に住むAさん(50代)は、山銀に口座をつくって30年以上利用してきた。最近になって複数あった金融機関の預金を整理しようと思い、山銀の口座を解約することにした。9日、預金していた180万円を引き出そうと山銀唐戸支店に行った。

窓口で「本人確認が必要」といわれたので免許証を出したが、「180万円は高額なので一度には引き出せない」といわれた。「では、いくらまでなら引き出せるのか?」と聞くと、「50、60万円ぐらいなら」という。Aさんは仕方なくその日は60万円を引き出し、翌日の仕事の休み時間に追加で60万円を引き出し、3日目の休み時間に最後の60万円を引き出そうとした。

すると3日目、窓口の女性の上司があらわれ、「これほどの額の金をこれだけの短期間で引き出すのは異常だ。何に使うのか?」と聞くので、Aさんが「プライバシーにかかわることをあれこれ詮索されたくない」と断ると、「最近はオレオレ詐欺の被害が増えているので」という。

Aさんが「オレオレ詐欺の被害が増えているのは知っているしそれをなくすために協力は惜しまない。しかし今日は、本人が来て、本人の口座から金を引き出して自分のために使いたいといっているのに、なぜオレオレ詐欺なのか?」と問うと、「本人だといった人で犯罪につながった例が最近もある」といって聞かない」

一番の問題点は、山口銀行に、顧客を大切にする姿勢が見られないことだ。銀行は、顧客から金を預けてもらって成り立っている商売である。その金額によって明らかに接客態度に差を付けているのだが、そのことに銀行が無自覚である。

もし高齢の大企業の幹部がやってきて、180万を引き出そうとしたら、同じ態度で警察を呼んだだろうか。

免許証を出して、本人確認は済んでいる。また、180万円は使途を説明しなければ引き出せない高額ではない。無人のATMでも100万円以上、引き出せる銀行もある。また、手続きをすれば、ATMでの利用限度額をさらに引き上げる銀行もある。山口銀行の対応は、明らかに口座解約防止か預金封鎖の前触れとしか見えない。

Aさんは、結局、3回も銀行に足を運んでいる。かかった時間と費用に対して、銀行は無頓着である。

「何に使うのか?」と訊くなど、いったい銀行に預けた金は誰のものなのか、と思ってしまう。どうして自分の金の使い道を、銀行に説明せねばならないのか。プライバシーの侵害も甚だしい。

オレオレ詐欺を口実に使っているが、現在の日本で、本人が直接窓口にやってきて、免許証を出して、(訊かれたから仕方なく)自分のために使う、と説明する。これ以上の対応を要求すべきではない。

それに、やりとりのなかで、オレオレ詐欺に引っかかっているか、どうかぐらいは見分けられた筈だ。こういった人間力が、日本民族全体から落ちている。テレビに洗脳されて、民族が幼稚になり、考える力を奪われてしまっている。

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「そして「どうしても下ろしたいというのなら、警察を呼ぶから、警察の前で釈明してほしい」というのでAさんは驚き、「ずっと山銀を利用してきたのに、なぜ犯罪人のような扱いを受けないといけないのか。話にならない!」といって席を蹴って帰った」

これは呆れた接客だ。結局、警察を呼ぶ、と脅されることになったのだが、論理的には、銀行はAさんをAさんでないと疑ったことになる。しかし、現在の日本で、公安委員会・警察庁の管理監督を受ける写真入りの運転免許証を上回る本人確認の手段などない。あるいは、Aさんを、オレオレ詐欺にだまされている、と疑ったことになる。

滑稽なのは、それ以前の120万円については、本人だと信じられていて、また、使途は問われずに支払われていることだ。3日目には残高がなくなり、解約に結びつくことが、引き出し拒否の理由だろう。2回目と3回目との違いは、そうとしか思えない。

結局、Aさんは、翌日に再び山銀唐戸支店を訪れ、「口座を解約したい」と伝え、警察が6人もやってくる事態になる。

1階のフロアーの隅で、衆人環視のなかで、6人の警官にとり囲まれて尋問されることになった。

ところが、Aさんがこの顛末を社会に公表するというと、たちまち態度が変わり、残額の60万円を持ってきたという。銀行の目的は、本人確認でも使途でもなかったことになる。オレオレ詐欺の心配ではなかったことになる。銀行だから、公表されたときの損得を計算したのだろう。

Aさんは、「山口銀行には二度と預けるもんか!」と怒るのだが、『長周新聞』にも書かれて、結果的に山口銀行は接客のお粗末をさらすことになってしまった。

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