天木直人がこんなツイートをしていた。

蓮舫議員が台湾の蔡総統と会って日台関係強化へともに頑張ろうと記者団に話したらしい。立憲民主党の対中外交は大丈夫か?  山尾志桜里議員が小林よしのり、伊勢崎賢治、井上達夫らと自衛隊活用の改憲を目指す第三極を模索しているという。立憲民主党の護憲は大丈夫か?

こんなツイート(というか意見)は好まれない。とくに旧民主党関係者への批判は、なぜかフォロワーの減少を招く。これはわたし個人の考えすぎだと思わないでもらいたい。複数の人が早くから指摘していることである。わたしもそんなことがあるものか、と高をくくっていた。しかし、このことは念頭から去らず、気をつけていると、やはり相当な確度で真実だ。野党即民主党、といった幻想が生きているばかりか、野党を批判することは敵を利すると勘違いしているようだ。

あるいは対米隷属の二大政党制のために立民を育てる大きな力が働いているのかもしれない。

政治は絶対無謬の人格者がやっている職業ではない。間違いは人の常であり、間違った路線を歩きはじめた政治家と党は、批判して本来の道に戻していくのが、正しい国民の姿勢である。何よりも大切なのは政権交代のプロセスなのだ。

政権交代のプロセスで批判されなかった政治家は、権力者になった後、批判者を弾圧するようになる。黙らせようとする。聞く耳を持たない。

政治家も、わたしたちが育てていかねばならないのだ。

現在、もっともツイッター社あるいはフォロワーの忌諱に触れるのは、柳瀬の参考人招致を意味なしとして、立民の審議復帰に疑問を投げかけるツイートだ。

これほど正直で正鵠を射た意見はないのだが、これは野党のみか与党も含めて、国会で飯を食っている者たちすべての利権に関わるのである。

蓮舫―台湾に触れるのも、山尾―不倫に触れるのもタブー、野党の審議拒否解除に触れるのもタブーになってきた。

現在の日本は、与党と東京の大手(「記者クラブ」)寿司友メディアを除いて朝鮮半島の緊張緩和を喜ぶ声一色だ。わたしもたいへん喜んでいる。しかし、ほんとうに南北統一は、善意だけで完成されていくのだろうか。今日のメルマガでは、そのことを考えてみる。

『RT』に、「朝鮮半島に平和の兆しが見えているが、アメリカが我を通せば、そうは行かないかも知れない」が載っている。現在の状況で非常に重要な記事だ。

Darius Shahtahmasebiによる記事である。それを『マスコミに載らない海外記事』(2018年5月3日)が翻訳掲載してくれた。感謝して読ませていただく。

アメリカ合州国は、いつでも、少なくとも7カ国(あるいは8カ国)を爆撃しながら、少なくとも他の2カ国あるいは、3カ国を爆撃すると威嚇している国だ。こうした未曾有の侵略行為にもかかわらず、現在どこの国も爆撃していない北朝鮮が、不思議なことに、かならず、世界の安全保障にとって、手に負えない脅威の国だと広くレッテルを貼られている。

(中略)

北朝鮮指導部を“鼻血攻撃”で攻撃する秘密計画の主要立案者の一人だとも言われている前任の国家安全保障問題担当大統領補佐官H.R. マクマスター大将に、ボルトンが置き換わった。マクマスターが、トランプにとっては、どうやら十分タカ派ではなく、ボルトンのように血に飢えた人物によって取って代わられる必要があったことが、多くを物語っている。

(中略)

アメリカは、アメリカ軍が一度駐留を確立した国から去ることはまずない。そもそもそこに駐留する認識可能な法的根拠無しに、アメリカは、シリアの大半の石油豊富な地域を含め、シリアのほぼ三分の一を支配していることをお考え願いたい。

言い換えれば、アメリカは、2015年に、イランと合意した包括的共同作業計画 (JCPOA) と同様の不可避の畳んでしまえる合意を追い求め、究極的に、北朝鮮に、彼らが求めている安全保障を与えないだろう。北朝鮮指導部自身の考え方はさておき、1950年代初期に、北朝鮮の生活を復帰不能なまでに破壊したのはアメリカだった。17年前に行った、主権に対する単独攻撃のよりをもどそうと、アメリカが依然苦闘していることを想起しよう。その文脈の中でこそ、北朝鮮国民の窮状の理解が可能になるだろう。

(中略)

北朝鮮には希土類鉱物を含む200以上の鉱物埋蔵があり、その価値は、10兆ドルにものぼると考えられている。北朝鮮の主要同盟国、中国は現在、中国を、中東、ヨーロッパ、アフリカ、そして、アメリカにとって、全く不利なことに、太平洋さえ結びつける一帯一路構想として知られている途方もないプロジェクトを実現する過程にある。

中国は、どの国でも、彼らが提案している構想に貢献できると、公式に言っているが、アメリカにとって不幸なことに、彼らは100パーセント本気だ。昨年5月、中国は、北朝鮮を、国際協力のため、一帯一路フォーラムに招請した。言い換えれば、中国は、実際あと数年で、アメリカを除外したまま、こうした膨大な資源を活用する“シルク・ロード”を実現するかも知れない」(「朝鮮半島に平和の兆しが見えているが、アメリカが我を通せば、そうは行かないかも知れない」)

祝うには早過ぎるか。知識人はつねにそこで考え続けねばならない。
世界はおかしなもので、とくに日本にいると真実とは官邸が作るものである。犬HKはじめメディアがそれを忠実に広報する。これ以上露骨な洗脳はない。

米国は戦争をしなければ経済が回らない国である。だからいつも世界のどこかで紛争を起こし、戦争をやり続けている。ところがどこの国も爆撃していない北朝鮮が、極悪の国のようにいわれている。これはまことに不思議なことだ。

米政権からマクマスターが去って、ネオコン戦争屋のボルトンに代わった。これは交渉の前には必ず脅しのアドバルーンをあげるトランプ一流の脅しであろう。しかし、ボルトンもそれがわかっているので、唯々諾々とその役割に甘んじるか。ボルトンが戦争屋の牙をむいたとき、トランプが果たして抑えきれるのか。

Darius Shahtahmasebi はとても深刻な考えを展開している。

(1)米国は、米軍が一度駐留を確立した国から去ることはまずない。

(2)米国は、北朝鮮に対して、安全保障を与えないだろう。米国は17年前に行った、北朝鮮への単独攻撃のよりを戻そうとしている。

(3)北朝鮮には膨大な地下資源がある。その価値は、10兆ドルにものぼる。

(4)中国の一帯一路構想のなかに、統一された朝鮮あるいは北朝鮮は入るだろう。するとその豊富な地下資源の発掘、開発に中国の資本が入ることになる。

つまり、日本で考えるように簡単に北朝鮮の核の放棄は実現しないし、南北統一も実現しないだろう。深層に米中の覇権争いがあり、さらに米露の覇権争いがある。

なんといっても北朝鮮は中露と国境を接しているのだ。

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