北朝鮮が2月12日に核実験を行った。

今回の北朝鮮の核実験には、小型化、軽量化され、爆発力も大きい原子爆弾が使われたといわれる。

北朝鮮は、昨年12月には、射程が米中西部まで届く長距離弾道ミサイルの発射実験を強行している。

北朝鮮は日本のほぼ全域が射程に入る中距離弾道ミサイル・ノドンも大量保有(200-300発)している。

今後、北朝鮮は、小型化に成功した原爆をミサイルに搭載する道を進むだろう。

わが国の「記者クラブ」メディアは、またしてもスクラムを組んで、北朝鮮へのさらなる追加制裁で十分な圧力をかけるべきだとしている。

『朝日新聞』(2月13日付)を読むと、もはや日本の「記者クラブ」メディアの断末魔の叫びを聞くようだ。

「北朝鮮のさらなる暴走を抑えるには、追加制裁などで十分な圧力をかけつつ、南北朝鮮に日米中ロを加えた6者協議を再開して、粘り強く打開を探るしかない。

日本は尖閣や竹島をめぐる中国や韓国との対立も抱えるが、ここは連携を強化すべきだ。

相次ぐミサイル発射や核実験には、発足1年の金正恩(キムジョンウン)体制を固める狙いがあると見られる。

米国では対話志向のオバマ大統領が2期目に入った。近く韓国大統領に就任する朴槿恵(パククネ)氏は、北朝鮮との関係改善をめざす考えを示していた。

それなのに、北朝鮮は自ら、関係を前進させる絶好の機会をつぶしてしまった。国際社会で孤立を深め、体制の安泰が図れるはずはない。

北朝鮮と関係の深い中国も、自制を働きかけていた。だが、実験を止められず、就任したばかりの習近平(シーチンピン)総書記にとって手痛い外交上の失点となった。

中国は、北朝鮮の安定のために過度に配慮する政策の限界を認め、姿勢を転換すべきときだ。中国からの食糧やエネルギーを止めれば、北朝鮮にとって大きな圧力になる。

北朝鮮は、核やミサイルの技術、資材を海外から入手した可能性もある。こうした移転を防ぐための国際的な監視態勢の強化も欠かせない。

この分野でも、中国の役割は大きい。」
(引用終わり)

書いている本人も、まさか追加制裁などがあるとは思ってはいまい。もしほんとうに有効な追加制裁があれば、すでに行われているはずである。

米国や中国のみならず、インド、イスラエル、パキスタン、イギリス、フランス、アメリカ、ロシアも核兵器をもっている。北朝鮮にだけ目くじらを立てても、北朝鮮が聞くはずがないのだ。

北朝鮮は、朝鮮動乱以後、絶えず米国の核攻撃の恐怖にさらされて存在してきた。その攻撃から脱出するために核武装の道を追求してきたのであって、せっかく保有した原爆を使わずに滅びることはない。

それに中国の本音は、北朝鮮の核兵器保有を認めるものだ。

2006年と09年に北朝鮮が核実験をしたとき、中国は今回と同じような批判の声明を発表した。ちょっぴり経済制裁の真似もしてみせたが、すぐに中国の北朝鮮への援助や貿易は拡大に転じた。

現在、12年の中朝貿易総額は、08年の2倍以上に拡大している。

しかも尖閣を巡って日本と対立しているときに、中国が北朝鮮を本気で制裁するなど、こういったオプティミスティックな国際感覚には哀れみさえ覚える。

中国に限らず、本気で制裁して北朝鮮を追い詰めたら、北朝鮮がすでに保有している原爆を使わずして敗北することはけっしてない。

それはキッシンジャーも述べていることだ。北朝鮮は必ず使用する。

これすらわからないのだから、国際的な監視態勢の強化のためにも、中国の役割に期待するといった、いい加減な記事で締めくくることになる。
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北朝鮮の脅威の増大は米国にも都合がいいのだ。

北朝鮮・中国の脅威が続く限り、愚かな日本を米国の核の傘につなぎ止め、日本の朝貢外交が続く。

こういった国際政治のパワー・ポリティクス(power politics)も洞察せず、のんきな核実験批判など書けるものだ。

「記者クラブ」メディアの断末魔はさらに続く。

「13日正午には日本に放射性物質…避難は不要」と題して『読売新聞』(2013年2月12日付)が次のように配信した。

「文部科学省は12日、北朝鮮の地下核実験で放射性物質の一部が大気中に漏れた場合の拡散予測を発表した。

コンピューターで計算した予測によると、13日正午には日本に放射性物質が到達する。ただ、過去2回の地下核実験時には、国内では放射性物質は検出されていない。

同省は「放射性物質の監視を効果的に行うための参考情報として算出したものであり、避難などを心配する必要はない」と説明している。

計算では、国内外の原発事故時に、最大で半地球規模での拡散予測を行う「世界版SPEEDI(スピーディ)」を使った。放射性物質の放出量は把握できないため、代表的な放射性物質として、放射性ヨウ素が1時間に1ベクレルの割合で大気中に放出されたと仮定。気象条件を考慮した上で、13日午後6時までの拡散状況を計算した」
(引用終わり)

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